メガソーラーシステムの山

ゴルフ場


山肌を削って造成されたゴルフコースを見ていると、小さい頃からアトピー体質の自分が、身体を掻きむしった痕のようにも思えてくる。しかし、これだけ密集して沢山のコースが作られているのは、やはりゴルフが人気のスポーツなのだろう。まあ、健康的に運動もできるし、山を切り拓くと言っても芝生を植え、緑を適度に残しているからまだ良いのかも知れない。


太陽光発電


もっと気になるのは、最近目立っているメガソーラーシステムだ。山林を開発するという点ではゴルフコースと同じなのだが、見た目の景観が随分と違う。太陽光を利用する環境に優しい発電という事で、全国各地で見られるようなった。風力発電同様に自然の力を活かした発電なのでエコだと言う方もいるし、問題があると言われる方もいる。


ソーラーパネル


どちらにも言い分があるように思えて個人的には判断できないけれど、緑に囲まれた環境が気に入って引っ越して家を建てたら、ある日突然に森の木が倒されて一面ソーラーパネルになったと嘆かれている方がいた。だから、少なくとも景観に配慮した開発は必要だと思う。


竹林


どこだったか忘れたけれど、急こう配の山肌に設置されたソーラーパネルを見た事もある。パネルの下には防草シートが敷かれていたけれど大雨の影響など大丈夫だろうか。が天然の鉄筋コンクリートとして守ってきた里山の山々が、手入れされずに荒廃して昔のようには機能していないと感じるものの、眺めた竹林から複雑な声が聞こえてくる。



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