アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット会場で見た台湾の伝統工芸

鎧、竹虎四代目(山岸義浩)


アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミットでお招きいただいた台湾宜蘭県の会場は、國立傳統藝術中心と言う所にあった。広々とした緑豊かな美しい公園の中に、台湾の古い町並みが再現されたり、飲食店や物販の店舗があったり、今回のような会議場やホテルが併設されている。施設が広すぎて把握しきれていなかったが、建物の中のひとつに竹籠が展示されていたと聞いたので、せっかくの機会だから探してみる事にした。


アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット


サミットは、ちょうど日本で言えばゴールデンウィークの最後の土日に開催されていた。ちもろん台湾では普通の週末だけれど、天気も良くてイベント会場には様々な出店があったり、大道芸や音楽を演奏されている方もいる、何艘ものボートが浮かぶ向こうの池からは、はしゃいで笑う声がかすかに聞こえていた。


アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット、竹虎四代目(山岸義浩)


こうして真面目に会議に出席しているつもりでも、この格好である(笑)。家族連れや若い方々が楽しまれている中に一歩外に出ると、仮装か何かで来ている人のように見えたかも知れない。


アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット


彭仁鴻、竹虎四代目(山岸義浩)


何より兎に角、日差しが強くて暑い。どこまで歩くか分からないので倒れてはいけないと思い、主催のponponさんと記念撮影させて頂いた後は虎竹アーマーを脱いで行く事にした。そうして、身軽になって端から端まで歩いて探索している内に、それらしき建物を見つける事ができた。


実は台湾の竹工芸は、昔から日本との技術交流もありながら発展してきた歴史がある。竹が豊富な地域なので、伝統的に竹細工が盛んで素晴らしい工芸品も多く、前回の台湾竹の旅でも驚くような意欲的な作品に出合う事もあって面白かった。そんな手仕事を、後世に繋げるための育成もこちらでされているようだ。竹を創作される若い皆さんの未来へのジャンプを期待しています。





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