皆様、お花見を楽しく過ごされた方もおられるかと思います、お弁当を持って外にお出かけするには最高の季節になりました。暖かな日差しの中、公園もいいですし、山や海など自然の中でのんびり過ごすひとときは、心までほぐれていくようです。
そんな行楽のお供にご愛用いただいている、日本唯一の虎斑竹を使った虎竹ピクニックバスケットや、虎竹ランチボックスなど角物を集めてみました。
一本一本に異なる虎模様が浮かぶ虎斑竹は、自然の力で生まれる世界に一つだけの模様。熟練の職人によって丁寧に編み上げられた三段になったピクニックバスケットは、竹編みならではの通気性と軽さそして強さを兼ね備え、お使いの人数によって二段でもお使いいただく事もできます。
ピクニックバスケットとして使わない時は、手付きの小物入れや果物籠などとしてお部屋に置いても雰囲気を損なわず、和洋問わず自然に馴染んでくれるのも良いところです。
この虎竹のぬくもりを感じられる落ち着いた佇まいは、いかがでしょうか?自然の中で過ごす時間に、伝統の自然素材の道具を使えば、大切なお出かけの時間をもっと心地よく、豊かなものに変えてくれるような気がしています。
虎竹三段ピクニックバスケットは、YouTube動画でも詳しくご説明しています。よろしければ、ご覧ください。
ところで、現代の角籠は作りやすさを優先して、底から上蓋にかけて真っすぐな立ち上がりとなっています。ところが、昔の角籠を良く見てみると底になるに従い少し狭く作られている事に気づきます。沢山の部材を必要とするランチボックスに、このような手間をかけた秀逸な製品があったのには驚きます。
白竹のヒゴの中に、緑色に染めた竹ヒゴを入れて編まれているのも時代を感じさせます。当時は、このように手間暇かけて少しでも皆様の手に取っていただく工夫がされていました。蓋を留めるための金具が錆び付いて渋い雰囲気です(笑)。
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