本日、五月五日は子供の日です。あちらこちらに鯉のぼりが泳ぐ季節でもあります。この連休の高知は、天気に恵まれています。五月晴れの青いそらに元気に泳ぐ鯉のぼりを見つけると清々しい気持ちです。高知県では、鯉のぼりと一緒に英語のフラッグから、その名前が付いた「フラフ」と呼ばれる大きな旗を揚げます。日本各地、それぞれの地方により、鯉のぼりの習慣も微妙に異なっているのだろうと思います。
フラフと聞きましても、どんなものかご覧になられた事のない方も多いと思います。南国土佐らしい鮮やかな色合いのフラフは、このように製作されています、動画がありますのでよかったらご覧ください。
さて、このような鯉のぼりなのですが、近年の鯉のぼりを立てるポールの多くは、アルミ合金製だと聞きいて少し驚きました。軽くて、丈夫な上に、使わない時には短くして収納しておけて便利だからだそうですが、鯉のぼりを立てるのなら、竹の他には考えた事のなかったボクなどは、かなり寂しく感じています(笑)。子供たちの健やかな成長と立身出世を願う大切な鯉のぼりのポールだからこそ、竹ほど、ふさわしい物は他にないと思うのです。
なぜなら、今までも何度となくお話していますように、竹は驚異的な生命力と成長力を持っているからです。竹は、筍として顔を出したかと思うと、グングンと伸びて、わずか三カ月で20数メートルもの高さにまで大きくなります。天を目指して真っ直ぐに伸びるその姿は、子供たちの健やかな成長と立身出世を願う親心そのものではないでしょうか。
だからこそ、日本では「松竹梅」と縁起の良い植物にも数えられている竹、これほど鯉のぼりを立てるのにふさわしい素材はありません。
それにしても、この高台は心が洗われるような落ち着いた長閑な景色が広がっています。強い海風に鯉のぼりが元気に大空に泳いでます、お子さんの健やかな成長を心から願う大切な飾りには、やはり生命力あふれる本物の竹が似合います。
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