国産竹ざるの魅力に迫る!竹虎が守り抜く伝統の技と心
「梅干しを干したいけれど、安心して使えるザルが見つからない」「昔ながらの国産竹ざるを探しているけれど、どこにもない」そうお悩みの方はおられませんでしょうか?実は、皆様が当たり前にあると思われている竹ざるですが、いざ国産の製品を使おうと思われても、すでにどこのお店にも置かれていません。日本製の竹ざるは、想像以上に驚くほど少なくなっているのです。そんな現状を見て、ボクたち竹虎は、130年以上竹と向き合ってきた老舗として、せっかく地域に根差していた竹文化、素晴らしい伝統の手仕事を守り、次世代に繋ぐべく、日々竹ざる作りに励んでいます。
なぜ国産竹ざるは消えたのか?その背景と竹虎の挑戦
現在、市場に出回る竹ざるのほとんどは海外からの輸入品ではないでしょうか。日本には豊富で良質な竹材があるのに、その日本の竹を使った国産の竹ざるを見つけることは、本当に難しくなっています。その背景には、安価な輸入品であったり、職人の高齢化の他に採算性の問題が大きく関わっています。国内での竹ざる作りは、材料となる竹の伐採から加工、そして職人による手編みまで、機械化できる工程はなく、多くの時間そして労力と技術を要します。残念ながら、現在の市場では、これらの手間暇に見合う価格で製品を提供することが難しく、今まで多くの作り手が国産竹ざるの製造から遠のいてきたのです。
地域から消えゆく竹の技術を次世代へ
かつては日本の各地で当たり前のように作られていた竹ざる。しかし、高齢化や後継者不足により、地域に根ざした竹細工の技術は失われつつあります。竹虎は、そのような「風前の灯」となっていた竹の技術に危機感を持ち、ギリギリのタイミングで若い世代に技と心を引き継ぐ事ができました。これは、国内の竹細工に情熱を注ぐ若い力と、長年培ってきた技術を惜しみなく伝える古老職人の存在があってこそ成し得た奇跡だと思っています。
竹虎がこだわる「四ツ目編み」の復刻
「昔はどこの家庭にもあったのに、今では全く見かけない」と言われる竹ざるの一つに、通気性の良い四ツ目編みのざるがありました。梅干しや野菜を干す際にも非常に重宝するこの四ツ目編みざるを、数年前から復刻したいと、ずっと考えてきました。今年は梅雨明けも早く、思いがけず多くの皆様からのお問い合わせを頂戴し、特に小さいサイズは残念ながら完売となってしまいました。実は竹ざる製作の準備は前の年から始めていますので、来年は竹の旬を見極め、もう少し多く製造できるように考えていますので、楽しみにしていてください。
梅干し、野菜干しに最適!竹ざるが叶える豊かな食卓
「自然素材のものを使いたい」「健康的な食生活を送りたい」と考える方にとって、国産竹ざるはまさに理想的な道具です。
その優れた通気性から、梅干しの土用干しや野菜干しに最適な道具です。食材の余分な水分をほどよく飛ばし、旨味を凝縮させることができます。プラスチック製のざるとは異なり、竹が持つ自然な抗菌作用も期待できるため、安心してお使いいただけますので、旬の食材を干しご家庭で手作りの保存食を是非お楽しみいただけたらと思います。
竹はエコ素材!持続可能な社会への貢献
竹は、驚くほどの成長力を持つ植物です。一度伐採してもすぐに成長し、再生するため、継続利用可能な唯一の天然資源とも言われ注目されています。竹ざるを選ぶことは、竹林を保全し、環境に配慮した暮らしを送ることにも繋がります。ボクたちは、竹を通じて日本の豊かな自然や里山を守り、次の世代に繋げていければと考えています。
国産竹ざるが選ばれる理由
国産竹ざるは、高知県のサンサンと降り注ぐ明るい太陽の光、豊かな自然の中で育った良質な竹材を使用して、職人が一つひとつ丁寧に手編みしています。見た目の美しさのみならず、耐久性にも優れているため、長くご愛用いただけます。日本の竹文化が育んだ、竹ざるの温かさと機能性をぜひご家庭の台所に一枚あると、きっと日々の暮らしがより豊かで、心安らぐものになるはずです。
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