20年ご愛用スズ竹市場籠の修理依頼
スズ竹市場籠の修理ご依頼をいただきました。丈夫な竹材ですが、やはり長くご愛用いただきますと、底の四隅などが傷んでくるのは仕方ないことなのです。今回のお客様がご購入されたのが、なんと20年前の事です。こうして長く皆様と繋がっていられるのが、本当に嬉しいのですが、更にお客様からのお手紙に驚きました!
お客様からの感動するお手紙
「あ~もう20年前なのかぁ。」驚くとともに、この竹籠の堅牢さ、そしてこの籠と一緒に過ごしてきた20年を思い出します。
買わせていただいて最初の何ヶ月かは、文字通りの「市場籠」として、この地の卸商団地内に一般消費者も購入できる「食遊市場」という市場で八百屋、肉屋、魚屋、乾物屋等の買い物に使っておりました。ある時から、我が家に迎えた黒猫(先代・宇之助)の動物病院への通院のため、彼が安心してなおかつ安全に運んでくれるいわゆるストレッチャーとして用いることとしました。まずペットシーツを敷いて、その上に折り畳んだバスタオルを置き、そこに宇之助を降ろします。中に入った途端、香箱してごろごろと喉を鳴らして納まって、その上にタオルケットを掛けます。
車の助手席に籠を置き、取っ手にシートベルトを通して、動物病院へ。まぁ近所ですので五分足らずで到着するのですが、待合室で待っている時も香箱して寝ている。(診察室のベッドの上でも寛いで寝ている強者ではありましたが)通院に来られる方たちが「おや?市場籠?」と必ず覗き込んで「大丈夫ですか?飛び出してきませんか?」と声をかけてくださいました。体重6kgの黒猫が10年間この市場籠に乗って動物病院に通院しました。持病があったため2週間に一度の健康診断とお薬を受け取りに一緒に通いました。
四代目がこの地(静岡県三島市・箱根西麓)に竹トラッカーでいらっしゃった時、あれは何年前になるでしょう?実は、箱根を登られたのはその前日だと思っていたのですね。その日「あ~ところてん買いに行こう。」と市場籠を持って、三島市の隣の清水町にある「伊豆河童」さんにお邪魔したんです。お店の前に竹トラッカーがいるじゃありませんか。お店に入ると、まん丸メガネをかけた四代目と時々ご挨拶させていただく栗原さんが、多分この時箱根西麓をどうやって登っていくか打ち合わせの真っ最中だったのでしょうね。いやぁ?あの時は驚きました。市場籠持ってお出かけして良かったなぁと心から思いました。
「これ、以前買わさせていただいた『スズ竹市場籠です。』」とみていただきました。手に取られて「こぉれは、たしかにウチの品じゃ。経年経過でいい色になっちゅう。」との声をいただいたのを覚えています。
10年経過後から、ウチの妻がヨガ教室の道具を入れて、教室に通い続けています。本当は私が使いたかったのですがねぇ。笑。一昨日でしたでしょうか。「修理をお願いするから」といってこの市場籠を受け取って梱包しようと置いておいたところ、今傍にいる愛猫の一匹が市場籠の中に入ってちょこんと座っていました。その時の写真を撮って先代の写真と見比べてみたところ、私のような素人にも一目瞭然で竹が飴色になっているのがわかりました。
語が長くなってしまって申し訳ありません。修理ができるものかどうか診ていただけるとありがたいです。「修理は難しい」というお返事であっても、それは致し方ないこと。20年働いてくれたわけですので大切に保管します。修理可能であっても年経変化した竹と修理・補修の竹と色合いが異なるということになると思いますが、それは「補修・修理できた」証です。費用、送料等掛るのは当然のことですので、承知しております。まず「スズ竹市場籠(特大)」を20年ぶりのお里帰りさせますので、よろしくお願いいたします。
【ここまで、お客様からのお手紙】
チャレンジラン横浜
チャレンジラン横浜は、ご存じの方もおられるかと思いますが、知らない方も多いかも知れません。日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」は、クラウドファンディングを利用して製作しましたので、そのお礼として高知から横浜まで1000キロを走る事になったのです。
ただ、竹トラッカーはEVなので、40~50キロに1度充電をせねばなりません。さらに、その充電時間がちょっと長く6時間もかかってしまいます(涙)。なので、最高に急いで1日3回の充電を繰り返したとしても、横浜まで11日間の日程となりました。
伊豆河童さんで奇跡の遭遇
そんな長旅の中で、昔からの知人である、ところてんの老舗・伊豆河童の栗原さんのお店に立ち寄らせていただいてました。そこに、何と、20年前にお求めいただいたスズ竹市場籠を持ったお客様が、たまたま来店されるからオモシロイものです。物語のいっぱい詰まった、大事な市場籠は、丁寧に修理してお客様の元にお送りしたいと思っています。ありがとうございます!
虎竹の里×日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」とは?YouTube動画を作っていますので、よろしければご覧ください。
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