
丁寧なつくりの御用籠
御用籠は、今ではほとんど作られることが少なくなった角籠です。今回は、たまたま長角と四角の(大)(小)が1組づつ出来あがってきましたが、その昔に大量生産されていた頃の御用籠と違って、ひとつひとつ丁寧に作られている逸品です。

便利な万能籠
そもそも御用籠は、全国各地の色々なところで編まれていた角籠です。現在のように段ボールだとかプラスチックコンテナがない当時は、荷物を入れて運ぶといえば竹籠が使われていました。古老の職人さんからよく耳にするのは、野菜や果物を運ぶのに使われていた竹編み籠です。

堅牢な作りの角籠
使い捨てのような形で使用されていたと言いますから、まるで現在の段ボール箱と同じような感覚だったかも知れません。ほんの数回、あるいは一回こっきりの物入れとしたなら簡素な作りでも大丈夫です。けれど、御用籠の場合は、もっと長く使うことを考えてのものなので、重たい荷物を入れてもよいように丈夫な力竹が何本も入れられた堅牢な作りでした。

口巻部分の竹、力竹もそれぞれ身が厚く、幅広の竹が使われていて見るからに強さが伝わってきますが、横編みにする竹ヒゴも頑丈な作りにするために、しっかりしたものが使われています。

特徴的な籐のあしらい
御用籠には、持ち運びのしやすさを考えて持ち手がついており、籐で巻かれているものが多いです。

ところが、この御用籠には籐で巻くだけでなく、両サイドの力竹にも縁巻の竹としっかりジョイントさせるための籐巻きが見られます。

御用籠持ち手
持ち手を握っているのは女性の手ではありますものの、これだけの余裕がありますから男性が握るには十二分なサイズ感です。

長角と四角
昔から定番の長角の形と四角い形。それぞれ(大)と(小)のサイズで展開する予定です。

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