フローリングに竹の節目あり

2012年7月19日

竹製ちり取り


若い方にも棕櫚箒が見直されています。電気を使わないとか、静かで夜遅くでも周りに気づかう事なく掃除できるとか、とにかく、ササッと思った時にすぐに掃除できる手軽さが良いようながです。手箒と言うたら、ちり取りが付き物ですけんど、実は前に竹の集成材を使って、ちり取りを試作しちょりました。


お客様にご紹介するには、まだもう少しだけ改良せねばならない所があり今だに販売しているモノではないのですが。ご注目いただきたいのは、竹を縦方向に貼り合わせた集成材の所々に見える竹の節ながです。どこか分かりますろうか?ちり取りの中央部分などに横に色の濃い線が入っちょります。ここが竹の節だった部分。最近は竹の集成材も色々なところに使われていますが、この独特の節模様が入っているのでスグに分かるのです。


竹フローリング


このフローリングは東京は六本木にある大きな商業施設の通路ですぞね。何回かお話させてもろうた事がありますが、この建物では、成長スピードが早くて環境にやさしい素材という事で、竹を選ばれたのではないかと思うのですが、通路、壁などすべて竹材が使われちょって、まっこと(本当に)壮観なのです!


さて、そして床のフローリングをよくご覧くださいませ。さっきの、ちり取りと同じように節の模様がアチコチに見ています。部屋の内装や床材としてだけではなくテーブル、椅子などの家具や小物などにもこの竹集成材が多用されだしていますが、木の木目のように竹の節が目印になりますので、気になったら探してみとうせよ~。













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竹の百面相

2012年4月14日

竹


竹は丸竹のまま使ったり、細く竹ヒゴにしたものを竹編みにして形にしたり、まっこと(本当に)考えたら色々な形に姿を自由に変える変幻自在の百面相ぜよ。丸い事、中が空洞な事、節がある事、竹根や竹枝がある事...面白い特徴もいっぱいありますきに、縦にわって並べてみたら竹の繊維の模様、節のでっぱりなど独特の雰囲気をもった一枚の壁ができあがりますちや。


竹は1本として真っ直ぐな竹など無いがです。全て曲がりがあり、おまけに楕円形などあって、綺麗な丸型でも無い。竹の種類により色はとりどりですし、おなじ種の竹でも、別の種類やろうか?と思うほど違う事もある。けんど、どの竹が一番という事でもないですろう。それぞれの個性があって、それぞれが輝くというのは竹も人も同じかも知れんと思うがです。













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白竹のこだわり

2012年3月26日

白竹


白竹は、真竹を湯抜きと言うて竹の油分を取り去り、表皮を拭きあげて天日で晒すことにより、竹の美しさと強さを引き出した竹細工には広く使われる素材です。天気の良い日に太陽に晒すので「晒し竹」(さらしだけ)とも呼ばれよります。


小さい頃、祖父に連れられていった自動車旅行で、広い田んぼ一面に、この白竹が並べられ、天日干しされていた風景を覚えていたがですが、それが京都の取引先の竹屋さんだったと後で知ってビックリぜよ。どうしてち?今、訪ねてみたらそんな田畑は全くなくなって、マンションやら駐車場やらになってしもうちゅうがです。昔はあちらこちらで見られていた冬の風物詩のような光景も、時代の流れとともに変わってしもうたと言う事かにゃあ。


白竹選別


さて、そんな白竹ですがこだわって作ろうとしたらその製造は考えるより、まっこと(本当に)大変な事ばっかり。急な山からの切り出し、運搬、晒しの加工まで竹の美しい表皮を損なわないように注意して作業するため、こじゃんと手間と時間がかかるがです。この山の職人さんの技術こそ、これから継続していく事が一番難しゅうて竹細工の世界では非常に大切な部分ではないかと思うがです。


そして、けんどまだ凄いのは、こうやって製竹された白竹をキズや色別に何種類にも選り分けゆう職人魂ですちや。自然の竹なので色が多少違うとか、小さなキズなど当たり前に付いちょります。けんど、それを妥協せず一つの竹籠を編んでゆく。モノ作りの、こだわりと言うかプライドというか...こんな職人さんが、まだまだ健在やきにやっぱり竹の世界は面白いがぜよ。













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迫力満点!煤竹の天井

2012年2月15日

煤竹天井


そのお店に一歩足を踏み入れたら「ええっ!?」と思うたがです。正直、そんなにこだわったお店とも思いよりませんでしたが、こりゃあ、この天井からくるオーラは凄いちや。こじゃんと広い店内には、長い長いカウンターがあって、沢山のお客さんがワイワイやりよります。


たちこめる煙の向こう側までずっと続く煤竹の天井。最近は、煤竹が少なくなってきた事もあってか、人工的に短時間で煤竹を製造する技術もありますけんど、ここな煤竹は本物を使うちゃある。囲炉裏の煙で毎日、毎日燻されて、100年、150年という歳月で生み出された竹はやっぱり違うがです。おおの、けんど、さすがにこれだれ並ぶと風格がある、びっくと(少し)威圧感さえ感じるがやき。上の方ばっかりキョロキョロ落ち着かん。そんな一夜やったちや。













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特産黒竹

2012年2月13日

黒竹


黒潮の流れにも感謝せないかんぜよ。黒竹というのは文字通り色が黒々とした竹。温かい土地に多く育つ銘竹ですが、黒潮が流れて温暖な気候のよく似た高知や和歌山などの特産。虎竹の里の近くにも、ずっと昔から有名な産地があるがです。


伐り出された黒竹を、2トントラックで積みに行きます。どうも良質の黒竹は海に近い山々に育つことが多いのです。山出しの季節は、虎竹などと同じ冬場なので本当やったら寒いはずながですが、海沿いの小高い山の斜面などは太陽がサンサンと照って、海面からの照り返しも少し眩しいくらい。これが、冬やろうか?ちょっと首をかしげたくなるような春みたいな陽気の中で、竹の積み込みをする事もあるがです。


虎竹や真竹のように太くなる竹ではなく、直径2センチ程度の大きさが中心なのですが、見た目の美しいので昔から色々な竹細工に使われてきた黒竹。竹虎でも40年来のロングセラーの虎竹縁台に使われますし、最近こじゃんと(とても)人気になっちょります黒竹すのこ。小さい竹製品やと黒竹箸箱等にも使います。店舗の内装材として使われる事も多いので、束のまま、現地のお店様までお送りさせて頂いたり、細工のしやすさもあって一般のお客様もわざわざ県外からお越しになられて、黒竹の竹材だけをお買い求めいただくのです。まっこと、この黒竹も昔から愛される地元の竹ぞね。













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黒穂の鉄枠

2012年1月11日

黒穂


竹の幹の部分だけではなくて、こんな竹の枝の所も色々と活用できますきに、まっこと(本当に)竹は捨てるところがないがです。この竹穂は黒々としちょりますが、それもそのはず。黒竹の穂先ちや。けんど、この黒穂というのは、逆ハの字型にひろがった形になっちょりますので、なかなか束にまとめて縛るのが難しい。


鉄枠


そこで、竹虎では、このような鉄の枠をこしらえちょります。ここに重さを測った黒穂を入れて、上から押しつけて太いロープでギュッ!と締め上げて、3カ所縛ってこのような出荷できる束にしちゅうがです。この黒穂は竹垣とか室内装飾、竹細工の小物など、まあ、気をつけてないと見逃しそうな所に使われちょりますが、これも山の職人さんや、近くの内職さんが、1本、1本竹林を歩き集めてくれたワシらあにとったら大切な竹。3人一組になって束を作るがも息をあわせて、エイサッ、エイサッ、エイサッ、エイサッ。自然と力が入るがぜよ。













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竹の日本

2011年12月13日

竹ベンチ


先日、見かけた竹の腰掛けやちや。太い竹をそのまま使うてベンチにしちょります。竹虎にも縁台がありますけんど、こんな迫力のある大きな竹を使うちゅうのもエイもんちや。白い竹肌が美しいきに、歩き疲れてやって来て座って休むのにもこじゃんと(とても)気持ちがエイ。普通の椅子よりも、くつろげる気がしますぞね。何と言うたち手で触れる竹の感触がたまらんちや。びっくと(少し)ヒンヤリとして、なめらかで、まっこと心地がエイ。ここで一息入れよったら竹に元気をもらえるようぜよ。


黒竹簀の子


違う場所では手洗い場に黒竹を使うちょりました。蛇口から水を流して手をゴシゴシ。下に落ちる水しぶきを防ぐ工夫やろうか?そんな効果もあるかも知れませんけんど、それより、何より黒竹簀の子を、こんな所に使っているのが洒落ちょります。水を止めたけんど、もう一回手を洗うちゃろうかにゃあ......。そんな風に思えるばあ雰囲気のある手洗い場ぜよ。


これも、竹の力。意外に思われるかも知れまんが竹はイネ科ながです。だから、世界に誇れる美味しいお米のとれる日本の風土はすばらしい竹を生み出すと思うがです。竹の日本。竹が、この国で出来る事はまだまだ、これから沢山あると思うちゅうがです。













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「笑」という字

2011年12月 3日

白竹


太さと長さを揃えた白竹がズラリと並んじょりますぞね。これから、一体どんな竹細工になるがやろうか?こうやって見たら一本、一本のたちも期待にドキドキしちゅうみたいに見えてくる。何か新しい事に向かうて、ときめいちゅう様に見えてくる。おお、張り切っちゅう、張り切っちゅう!皆、ピンと背筋を真っ直ぐにして(竹やき当たり前やけんど)真正面を向いて、突き進んで行っとうせよ。


ややっ!?そんな事、思いよったら白竹たちの笑い声?


それも、そのハズぜよ、「笑」という字には「竹」が入っちゅう。まっこと、ここの工房に来て、こんなに沢山の美しい白竹たちに出会うたら、こちらまで妙にやる気になってくるがぜよ、元気になってくるがぜよ。竹は皆を元気にできるがやき。













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竹の矯め直し

2011年9月10日

虎竹


何と皆さんビックリされますけんど、竹はたったの3ヶ月で二十数メートルもの高さに成長するがです。先日もお店にお越しいただいたお客様に竹の事をびっくと説明させてもらいよりました。まっこと竹の天を真っ直ぐに目指して伸びていく成長力は他では見られない竹だけのものやと思うがです。


けんど、「真っ直ぐ」天を指すと言いますけんど実は竹は真っ直ぐという訳ではないがです。いえいえ、もちろん竹林でご覧になられた事もあるかと思いますけんど、だいたいは真っ直ぐではあるのですがいざ伐り倒して元の方から目をこらして見てみると微妙な曲がりが右へ左へ...。


そうやにゃあ、たとえば虎竹縁台とか、黒竹玄関すのこのように丸竹を綺麗に並べて使う場合にはこの本当に少しの曲がりでも隙間が開いて美しい製品にはなりません。そこで、竹には「矯め直し」という作業があってガスバーナーなどで油抜きをする時にこの熱を利用して竹の曲がりを矯正していくがちや。


さて、真っ直ぐに矯め直しできるという事はその反対に曲がりをつけるという事もできるという事ぜよ。この虎竹は、縁台の足元のつっかえに使うがですけんど底にピッタリ添うように上の方に曲がりを入れちょります。熱した竹は職人の手にかかったら面白いように曲がるがです。













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竹の天井

2011年9月 2日

煤竹天井


この天井に使われちゅう竹は煤竹ぞね。茅葺き屋根などに使われていて囲炉裏の煙に燻されて長い年月の間に自然とこんな渋い色合いになった竹ながです。囲炉裏の住宅が日本では無くなっちょりますので貴重な竹素材としてなっていますがこの煤竹を、かなり贅沢にならべた天井やにゃあ。所々、竹の色目が濃い所と薄い所があるかと思いますけんど、これは縄目やったり柱がちょうど当たっちょったり偶然と自然が作り出した意匠ながです。


竹天井


さて、こちらの天井も良く見たら、どうですろうか?竹の内側を下に向けて使うちょります。割竹をそのまま使うた素朴な感じがなかなかエイちや。ここを作った職人さんは「竹も木も材料が足りんかったきに交互に張ったがよ」と謙遜気味に言いますけんど、互い違いに張った天井が又何とも雰囲気があるがちや。こうやって改めて見たら、竹の節ち面白いにゃあ。













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