日本最高峰の竹ざる

2019年4月 9日

 匠の横編竹ざる65㎝


竹ざるには沢山の種類がありますが最高峰を挙げるとするなら、この匠の横編竹ざるです。自分で竹林に入り、気に入った竹を選りだして伐採した淡竹と孟宗竹だけを使います。厳選された竹材に加えて丁寧に取られた竹ヒゴ、この道一筋の熟練職人の編み込み、65㎝という大きなサイズでこの出来映えは一目見て圧巻としか言いようがありません。


匠の横編竹ざる65㎝


見惚れるような竹ヒゴの美しさですが観賞用ではありません。野菜干しや梅干しの土用干しなどに毎日お使いいただくための竹ざるです。この大きさですのでご愛用いただける方は自ずと限定されますけれど、主婦の方の中でも料理が得意で食にこだわりのある方の中にはプロ用とも言えるこの竹笊を易々と使いこなされています。


匠の横編竹ざる65㎝


全体のバランスも素晴らしく、強さを印象づけるのが幅2㎝もある縁巻部分です。使い手の声に磨かれる竹細工には堅牢さに加えて美しさを兼ね備えた逸品が生まれますが、まさにそれがこれ。思いに熟練の技が応えた誇りに思えてくるような一枚です。













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タネガシマとサツマ

2019年3月 5日

二重竹ざる(ふたえばら)


これからの季節は梅干しを干したりするのにも大活躍する二重竹ざる(ふたえばら)は直径60センチというゆったりサイズ。昔からの農家では干し野菜づくりをはじめ色々な用途に使ってきた定番の道具のひとつです。特にこの、ふたえばらと呼ばれる竹ザルは網代編みの裏側を六ツ目編みで補強しており耐久性抜群なのが特徴です。竹表皮を剥いで竹ヒゴ取りされた最初は白っぽい色をした竹ヒゴも時間の経過と共に色合いが変わってきます。


竹編み


数十年使っていると、こんなに渋い感じに変化するのは竹のたまらない魅力のひとつです。


古老の職人


ところで、高知の古老の職人は網代編みされた竹ざるの事を「サツマ」と呼びます。しかし、どうして「サツマ」と言うのかは誰ひとり知っている人はないのです。


古い竹ざる


「父が、祖父がそう呼んでいたから。」


皆一応にそう話ますが、きっとこれは「サツマ」=「薩摩」に違いありません。この網代編みの技術は九州から黒潮の流れにのってやって来たのか?そこまでは分かりませんが鹿児島の竹編み職人が技を伝えたのだと確信しています。


たとえば時代はさかのぼって戦国時代。種子島に伝わった火縄銃がそれまでの武士の戦を一変させます。武将達が見た事もなかった最新式の武器の名前は「タネガシマ」でした。


この大きな美しい竹ざるに、伝わってきた遠い国の名前が付いて土佐国中に広がったのは自然な成り行きだったと思います。














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凄い片口ざる

2019年3月 1日

片口ざる


竹ざるは日常使いされる竹細工の代表選手のようなものですから竹の種類やら編み方やら大きさ、形など実に色々な種類があります。職人が少なくなっているとは言え新しい製品が出来たりもして、竹虎では先日も深竹ざる70センチと言う特大サイズの堅牢な新しい仲間が増えたばかりです。


しかし、そんな中にあっても格好の良い、他を圧倒するような風格の漂う片口ざるがありました。見た目も良いのですが持ってみるとハッとする質感があります。


片口ざるg


独特の作りをした片口部分も面白いですが、さらに変わったところがあります。竹表皮に注目してご覧いただきますと...


片口ざる


外側に竹表皮を向けて編まれていますが、実は内側にも竹表皮が見えるように編み込まれてるのです。竹は表皮部分が一番強いので表皮が表裏にあると最強です。つまり、この片口ざるは一見何でも無いように見えて実は二重編みという非常に手のこんだ竹ざるなのです。


片口ざる


凄い片口ざるです。














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日本最大級、最強の真竹で編んだ70センチの深ざる

2019年2月 4日

70センチ深ざる


直径は70センチあります、これだけ大きな竹深ざるは近年そうそう見ることはありません。吟味された真竹を使って数日がかりで編まれた深ざるは迫力満点、ズシリと手に感じる重量感が籠の強さを思わせてくれます。


竹ヒゴ


この大きさに負けないようにヒゴの厚みもしっかりとってあるから技だけではなくて力も必要、だから熟練職人が高齢化していく中、実は編むことのできる職人は一握りしかいないのです。


真竹籠


日本最大級、最強と胸を張る竹籠は耐久性で選ばれ、プロの現場で使われ鍛え続けられています。














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特大70センチ、プロも絶賛する最強の別注竹ざる

2018年12月19日

70センチ最強の別注竹ざる


近年、良質な真竹でも太い竹は本当に少なくなったと職人は言うのです。それでも大きな竹ざるや竹籠には自分の気に入った太さの竹が必要なので、あっちの山、こっちの山と、どこをどう探してくるのか?真竹で手入れされた竹林などありませんので竹藪をかき分け、よくこんな竹があるなあと感心してしまうような材料を積み出して来ます。


竹を油抜きせずそのまま使っていく細工を青物細工と呼びます。米研ぎざる、飯籠、茶碗籠、干しザルなど日々の暮らしの中で使われてきた愛すべき竹細工。このような昔ながらの青物細工の職人のほとんどは、自分で山に入り竹を伐りだし籠にしてきましたので、それぞれに竹材へのこだわりも強いのです。特にこの超強力にガッチリ編み込んだ竹丸ざるを作る職人は人一倍難しく頑固、土佐でいう「いごっそう」、納得しないと竹に触ろうともしません。


70センチ業務用最強の別注竹ざる


いつだったか熊本県水俣で大きな大きな、高さはゆうに2メートルを越えるような角型のいわし籠を作られているのを拝見したことがあります。竹籠にハシゴをかけての製作なので圧巻でした。高知でも子供たちが、かくれんぼが出来るくらいの大きな丸いイワシ籠が須崎港の市場あたりには沢山置かれていました。残念ながら今ではどちらも編まれる事がなくなっていて、その理由はいつくかありますが熟練の職人が高齢化していくと、技術だけでなく力技を必要とする大きな籠は作られなくなるのです。


鰯籠から比べれば急にスケールダウンしますが、それでも70センチと言えば竹ざるで言えば特大サイズです。この大きさでプロが絶大な信頼を寄せる、堅牢な作りの竹ざるは他には見当たりません。職人の頑固な生き様がそのまま形になっている竹ざるなのです。














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豆竹ざるが編み上がりました。

2018年11月13日

竹虎四代目(山岸義浩)、豆竹ざる


自分が仕事用のデスクで愛用している自慢の竹ざるを紹介したいとずっと思っていました。米研ぎざるのような形をしていますが通常の米研ぎざるが25センチ程度(これでも昔から比べたら随分と小さいのですが)なのに比べ、直径がその半分の12センチしかありません。


米研ぎざるは竹細工の代表格でもあり、輸入の商品も含めて普通によく見かけると思いますので簡単に製造できるように勘違いされていますが、横編みと言って非常に高度な技術が必要とされます。熟練の職人でも綺麗な形に仕上げられるのは国産としては本当に少なくなっている竹ざるなのです。


竹ざる


国産豆ざる、ほとんど流通していませんので数年来ずっと見続けていて、いつかチャンスがあればと心に留めていましたが、竹の旬もよくなった晩秋にちょうどタイミングよく機会がありましたので少しだけ編んで頂く事にしました。ただ、竹細工を小さくするのは非常に難しい事なのです、それでなくとも製作できない竹ざるをスケールダウンするのは容易ではありません。そこで、自分の使う12センチサイズより少し大きくした14センチサイズで編んでいます。


デスク用豆ざる


自分はこんな感じで12センチサイズを使っています、中に入れたホッチキス針箱やUSBなどと見比べていただくとサイズ感がお分かりになるかと思います。恐らく日本一多種多様な竹細工をデスク周りに置いていますのでこれだけの逸品もそう目立つ事はありませんが一般の方の机このような豆ざるが一つのると景色は一変するだろうと思います。


豆竹ざる


形もひとつひとつ微妙に違っていて多少楕円になっているものもありますが、それぞれ竹の個性だと思って頂ける方だけに楽しんでもらいたいです。













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梅干しで「竹虎」筆文字!

2018年7月28日

竹虎


竹虎の筆文字はバジョカフォントでも有名なバジョカ(枚田貴人)さんに書いて頂いたものなのです。もう十数年前になりますが、ご自身が「良く書けた、自信作」と書かれていたので楽しみに見てみると何という力強さ!わずか3ヶ月で20数メートルの高さにまで真っ直ぐに成長する竹(bamboo)の不思議な生命力と、千里を駆けると言われる虎にも似たものを感じて一目見て惚れでした。


梅干し、土用干し、えびら、竹ざる


さて、そんな「竹虎」の筆文字に、今度は梅干しの巨匠が挑みます。何と土用干しの梅干しを並べて描く「竹虎」、凄いの一言です!この季節になると例年決まってえびら(竹編み平かご)に干された梅干しのお便りをいただきますので風物詩のようになっています、大阪のN様。しかし、ここまで似せて来られるとは、さすがに感動しました。


梅干し、土用干し、えびら、竹ざる


梅干しは梅雨明けの天日に干すと色合いもよくなり、味も一段と美味しくなるので梅干しづくりには欠かせません。沢山の梅は意外と重量もあるものです、安価な海外製品も沢山ある中で国産竹ざるの価値を知ってお使いいただける本物志向のお客様がおられる事は本当に嬉しい事です。


梅干し、土用干し、えびら、竹ざる


太陽がサンサンと降りそそぐ芝生のお庭に並んだ大量の梅干しにN様の並々ならぬ梅干しへの思いれが感じています。













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大小並んだ年期の入った古い竹ざる

2018年7月25日

竹ざる


大小大きさの違う竹ざるか並んでいますが、これは本来の使用方法である梅干しざるとしてや、野菜干しなどに使われるのではありません。編まれたから何年も経過して色目が濃く変色した方を良く見ると中央に穴を開けていますが、実はここに棒を差し込んで傘のような格好にして地域のお祭りに使われるものなのです。


着目いただきたいのは、この色合いの違い。古い竹ざるを見本に全く同じように作られていますので分かりやすいのですが、新旧比べるとその違いは一目瞭然です。


スズ竹市場かご


この色合いが違ってくるのが竹の特徴のひとつであり大きな魅力でもあります。買い出しに多用されるスズ竹市場籠はどうでしょうか、スズ竹細工では細い竹を磨きなどせずそのままの素材感を大事にして編み込みます。竹表皮を薄く削って竹ヒゴを作る「磨き」とは又違う経年変色となりますが、お客様の元から修理のために久しぶりに帰ってきた籠と新品を比べると、この通り。


出来あがったばかりの青っぽさは消えて美しい飴色に変わりつつあります。やはり竹は長く付き合うほどにジワジワと良いところが見えてくるものなのです。














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37センチの特大別注のスズ竹蕎麦ざるを無料プレゼントです。

2018年3月 2日

別注スズ竹蕎麦ザル


網代編みのスズ竹蕎麦ざるに別誂えのご注文を頂いたのです。ところが通常は20センチと23.5センチ程度の小ぶりな笊ばかり作っているものだから急に直径が37センチもの大きな竹笊は最初から少し難しいようでした。


スズ竹


スズ竹は竹と言う名前はついているものの細く背丈も低く、筍の時の皮がずっと付いたままの笹類に属していますがその性質は竹編みにはもってこいの粘りと、柔軟性、堅牢性を兼ね備えた素晴らしい竹材です。


スズ竹職人


しかし、編み上がった別注竹ざるは手こずったと見えて少し歪な形になっています。自分などこれは、これで味わいのある一枚として喜んで使うのですが、全ての方に手放しで受け入れていただけるという事ではありません。


そこで、お好きな方に差し上げようとプレゼント企画を立ち上げています。フェイスブックはされていますでしょうか?竹虎では「虎斑竹専門店 竹虎」の他に「日本唯一虎竹部」という


会員様限定のグループを運営させてもらいよります。そこで、何でも好きなコメントを入れていただきますとエントリー完了!


フラットな形ながらお蕎麦はもちろん、鍋の生野菜などでも数名分を盛ることができます。3月15日締切、翌週にはお届け予定です。コメント頂いた方の中から1名様をお選びさせてもらいます。今のところコメントも少ないので確率がこじゃんと高い!です、何卒よろしくお願いいたします。
















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干し野菜で賢く、美味しく

2018年1月20日

干し野菜、竹籠


野菜の値段が高くなっています。園芸王国高知ですので比較的野菜は豊富な地域だと思いますがそれでもスーパーに行って白菜が買えないとか言われていますので全国的に見ればかなり深刻かも知れません。冬場は鍋で野菜をいっぱい食べられる季節だけに少し残念に感じています。


しかし、昨年の長雨は確かに普通ではないと思ってはいましたが、それがこのような形で自分達にリターンされる事を改めて認識しないといけないと思います。


国産竹ざる、干し野菜


さて、そこで高価な野菜を無駄なく美味しく頂くために干し野菜を作っているという主婦の方のお話しを伺いました。干し野菜は別段特別なことではなくて虎竹の里などでは庭先で干し大根や干しイモなど竹ざるで天日に干しているのは当たり前の光景です。


国産丸竹ざる、干し野菜


田舎では直径が50センチも60センチもあるような大きなサイズが好まれますものの、都会ではさすがに仕舞っておく場所にも困りそうですので40センチ程度の竹ざるが人気です。台所で余った野菜などは竹ざるにのせて日当たりのよいお部屋ででも干しておくだけで保存が効くようになりますし野菜に含まれるビタミンD・ビタミンB群・カルシウム・鉄分・ナイアシンなどの栄養価が高まります。


エビラ、国産竹ざる、干し野菜


不思議なのは野菜の食物繊維が大幅アップになることで、小さい頃から定番の切干大根は食物繊維が20数倍と言いますので驚きです。そして、更に干し野菜の素晴らしいところは何といっても美味しさ、旨みが増し食感がよくなりますのでいいことだらけです。野菜を無駄にできない季節は国産竹ざるで干し野菜作りです。


土用干しに多用していただきますエビラ(竹編み平かご)も通常サイズの半分の大きさのものを作りました。狭い場所を有効に使えるのでイチオシです。













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