楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024、三木谷会長兼社長

楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024サステナビリティ賞、竹虎


「そんなに嬉しいのか?」先週から楽天の話題ばかりなので、そう言われる。22年間も鳴かず飛ばずだった竹虎が、楽天内にあるNATIONSと言う勉強会で教えてもらった途端、出店者なら一度は夢見るであろう「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を授賞したから素直に喜んでいるのだ。


三木谷浩史、竹虎四代目(山岸義浩)


高知県は四国四県の中でも、特に楽天出店者が少ないと聞いている。そのせいか57000店舗の中から、わずか0.25%という超難関の大きな授賞なのに、ボクの周りにはピンと来ていないヒトばかりだ。自然が豊かで美味しいモノ、優れたモノが多い高知は、ずっと前から地産外商と言ってきたはず、なのに、これでは「外商」ができていない証だろう。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024、竹虎


もちろん、インターネットだけが販路とは言わないし、楽天市場だけがネット通販でもない。ただ、地方に暮らす、弱く小さいボク達が、他の方々と同じ土俵に立てるのは此処以外ない。日本唯一の虎竹を知っていただく手段として最高のツールなのだ。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024、竹虎


そして、「ネット通販=楽天」と思っているお客様もいるほど圧倒的な存在感を持ち、強固な経済圏が確立されている楽天は、やはり一番の近道だと感じている。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024会場


現状に満足してビジョンを描けているのなら良いけれど、ボクのように今も苦しくて、将来に不安がある商人なら挑戦すべき。


三木谷浩史、竹虎四代目(山岸義浩)


竹虎は、楽天に救われた思いだが、同じように、今までどれだけ多くの地方に光を届けてきたのか。23年目にして、はじめてツーショットを撮らせていただいた三木谷浩史会長兼社長の横で思った。





楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024総合グランプリ「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)伝食」

田辺


創業文化三年の老舗「志保重」の清水雅彦さんから連絡をいただき、敦賀に講演にお伺いした時のことを思い出した。ボクはインターネット通販こそ究極の対面販売であり、自分のお客様をしっかり見定めないとダメだと考えいる。そこで、人前でお話する際には、熱血野球漫画「侍ジャイアンツ」で主人公のライバルとして登場するウルフ・チーフのことを、いつも例に出して話している。崖の上に槍を一本持ったウルフが、無数に走ってくるバッファローの群れにやみくもに槍を投げて失敗を続ける姿が、3年間もネット販売に取り組みながら、300円しか売ることができなかったダメな自分の姿に重なっていたからだ。


虎竹伐採


そもそも、虎竹は日本唯一の素材で、ボクたちは誰にも負けないつもりだ。どこにも無いような、良い竹製品作りをしているから、きっと売れるに違いないと勘違いしていた。画面の向こうに何千万人いようとも、自分の持つ一本の槍を、一人のお客様に向けて投げる事を知らなかったのだ。


竹虎工場


そんな何でもないような話を清水さんが覚えてくださっていて嬉しかったのだが、その講演会場の最後列の席で、もう一人、話を聴いてくださっていた方がいた。


講演会場


その方は、ボクが話を終えるやいなや立ち上がり、まるで人目を避けるように足早に会場を去って行った。数年前から交流があったので、アルバイトをしながら創業を果たしたばかりだと知っていた。だから、忙しく時間もない中、それでも勉強を欠かさない熱心さは、さすがだなあと感心していた。


越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)伝食


あれから10年......。


彼の会社は急成長し、年商は130億円を超え、社員数も240名となった。先日の楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024で初の総合グランプリを獲得した「越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)」の田辺晃司さんが、その人。テレビや映画でしか見られないようなことが、実際に目の前で起こっている。田舎にあっても、自分たちの価値を日本全国に直接お届けできる。やはり、インターネットの世界は素晴らしいと思う。



苦節22年!楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024サステナビリティ賞

楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024


皆さま、いつも竹虎をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この度、ボクたち竹虎は、楽天市場における最高の栄誉である「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024サステナビリティ賞」を受賞することができた。日頃のご支援と温かい応援を頂く全国の皆様のおかげです。感謝申し上げます、本当にありがとうございます!


老舗竹屋であるものの、経営環境の変化や輸入竹材の増大になどで赤字が続き、倒産・廃業の一歩手前だった竹虎が、楽天市場に出店させて頂いてから早いもので22年になる。デパート催事、観光施設への出店、イベント販売、ギャラリーでの個展、紙通販と何をやっても失敗ばかりで、最後の最後に海のものとも山のものとも分からないインターネットに、ワラをも掴む思いで挑戦した。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024


田舎の小さな竹屋だ、情報も何もない時代だった。流れの早いインターネットの中でも、とりわけ浮き沈みの激しい日本最大級の楽天市場では、日本各地から全ての業種においてトップレベルの強者が集う中で翻弄され続けた。


まったく先行きの見えない、五里霧中のような時代で試行錯誤の繰り返し。地域資源の虎竹の素晴らしさを一人でも多くの方に伝えたいと、その想いだけで続けてきた。それでも、虎竹の里を守り続けたい、地域の職人技を繋ぎたい、何度口にしても思うように成果が出せず、周りの心は離れていく。


竹虎社員


不甲斐なく思い、挫けそうになることもあったが、そのたびに支えとなったのは、お客様からいただく温かい言葉だった。
「竹虎の商品が届くのを楽しみにしています。」
「国産の丁寧なつくりに感動しました。」
「竹のおかげで生活が快適になりました。」
そんな声と共に、ひとり又ひとりと、負け戦のような毎日に共感してくれる仲間が増えていく。
すると、また、応援の声が大きくなり、その好循環が竹虎の原動力になってきたのかも知れない。


虎竹山出し


今回の受賞は、竹虎を信じて選んでくださったお客様、そして共に汗を流して頑張ってくれた社員全員の努力の結晶だ。そして、地域の方々や内職さん、協働会社様、一緒に竹林を守り育ててくれる職人さんたちなど、多くの方々の支えがあってこその成果だ。この場を借りて、改めて心からお礼を申し上げたいと思う。


楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024


受賞の喜びを胸に、これからも「虎竹のある暮らし」をお届けしたい。竹の持つ無限の可能性を追求し、新しい商品開発にも果敢に取り組んでいくので、どうぞ今後とも応援をお願いたします。


最後に、この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」を読んでくださっている皆様へ。インターネット通販に、モール店も自社ドメイン店もない。竹虎楽天店22年間の歴史は、皆様と共に歩んできた歴史そのものだ。楽天市場を、あまり知らない方々も、日頃利用されていないお客様方も、実は皆様がこの大きな受賞の背中を押してくださっている。


だから、夢のまた夢であった、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024サステナビリティ賞の感謝の気持ちは、皆様お一人ひとりにお届けしたい。今日から、初めて出店する気持ちで頑張ります、本当にありがとうございました。





巳年!日本唯一の虎竹蛇籠で、最後のニホンカワウソの清流へ

竹虎年賀2025


2025年の新春挨拶状は、松の内を過ぎてからお届けしたいと思っていたので少し遅れての発送となった。昨年の10月に切手代金が上がった事もあってか、届いた年賀状には今年で最後にするというお知らせが本当に多かったけれど、竹虎は1985年からずっと続けている恒例行事のようになっているので、出来れば出せるうちはお送りしつづける覚悟だ(笑)。


虎竹蛇籠2025


さて、巳年にちなんで編み込んだ虎竹蛇籠を「特大」と呼んでいる。しかし、実は蛇籠は元々大きな石を詰めて編み込んだものを護岸用等として用いていたものだから、本来はこの程度のサイズ感なのだ。


蛇籠箸置き


花籠蛇籠


あえて「特大」と呼んでいるのは、現代では蛇籠など知らない方ばかりだと思ったからだ。せいぜい、このような蛇籠をモチーフにした箸置きや、あるいは、花籠くらいしか知られていないだろうと思っていた。


竹虎四代目が蛇籠に入る


実は、箸置きや花籠なども、あまり存知上げない方がいて竹の事はいよいよ忘れられているなあと痛感したのだが、そんな籠の中にボクは入っていった。


竹虎四代目、山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI


中から見ると、こんな感じだ。本当にここから抜け出そうとしても竹の堅牢さに阻まれて容易ではない。


虎竹蛇籠を閉じる


入口をしっかり編み込んで、遂に出られない状態になった。


虎竹蛇籠運ぶ


この新荘川は、日本で最後にニホンカワウソが見られた清流で鮎釣りでも知られている。ちなみに、地域のゆるキャラしんじょう君がカワソウなのは、このためだ。


虎竹蛇籠撮影、ミナモトタダユキ


毎年、撮影は写真家のミナモトタダユキさんにお願いしている。小さな田舎の竹屋まで、東京からカメラマンさんにお越しいただくのは恐縮なのだが、出来あがるハガキが全く違うのだ。


ミナモトタダユキ


そんな一流のミナモトさんが、少し撮影した後に不敵な笑みを浮かべながらやって来る。


虎竹蛇籠を川の中へ


嫌な予感がしたが、案の定だ。深みに連れられていく、どうしようもない。


虎竹蛇籠水没


倒されたり(笑)


虎竹蛇籠、竹虎職人


立てられたり(笑)


ミナモトタダユキ撮影


また、倒されたりして、撮影は終わった。


虎竹蛇籠引き上げ


岸に運んでもらう、編み込みを解いて外に出た。


竹虎四代目


全身ビッショリで、こんな感じだ。


竹虎職人、虎竹蛇籠


気持ちのいい、最高の一日だった。できあがった新年挨拶ハガキは、昨日あたりには全国に届いたようで、沢山の反響をいただいている。それも、カメラマンの腕と、この社員と虎竹のお陰だ。





2025年、よろしくお願いいたします。

蛇籠、竹虎四代目


皆様、2025年が始まりました、今年も何卒よろしくお願いいたします。さて、そこで新年になったのに今年の新春挨拶が届かないなあ、と思われている方はいないだろうか?もしかして、近年流行りの年賀状じまいしたのだろうか?いやいや、実はそういう訳ではありません。竹虎の新春挨拶状は1985年から、写真付きでお送りさせて頂いている。


そもそも、中学高校と全国から生徒の集まる全寮制だったし、大学の友人達とも卒業すれば会う機会は少ないだろうから、一年の報告という意味で、節目の新年に年賀状として送り出したのが最初だった。増えたり、減ったりしながら今年も4000通近くを発送する。巳年にちなんで、あまり皆様には馴染がないと思われる蛇籠をモチーフにしている。蛇籠は竹編みの中に石を詰めて、河川の大雨対策に使われてきたものだ。


年明けから穏やかな日が続いているが、今年もどんな事が起こるか分からない。どんな洪水にも耐えて虎竹の里を守れる蛇籠になりたい。皆様のお手元に届くのは、松の内が明けてからになると思っています。





楽天ショップレビュー総数9500件の「ありがとう」

竹虎社員


30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」をご覧いただく皆様には、もしかしたら、あまり馴染がないかも知れないけれど、竹虎は楽天市場にも出店させてもらっている。実は、今年で22年になるので老舗の部類に入ると思う。けれど、あまり力を入れるという事もなく、「マラソン」や「スーパーセール」と呼ばれる販促も、存在は知っているものの「今日は、お客様が多いなあ」と、不思議に思ったり、感謝したりする事はあっても特別に何をするでもない、そんな感じだった。


それが、変わったのは今年の4月から、楽天市場が用意してくれている「アドバンス」と言う勉強会に参加させて頂いてからだ。指導いただくリーダー店舗がいるのだけれど、その方を先頭に一緒に学ぶ仲間も、取りまとめをしてくれる楽天の社員もそれぞれが凄い!ハッキリとした目標を持ち、共有しあい、やる気と活力に満ち溢れている。まだ、インターネットにこんな世界があったのか!?強い衝撃を受けた。


今年も大切な人達が逝った。人はどうせ死ぬ。ならば、自分のやりたい事、好きな事を力いっぱいやりたい。そう考えているボクは、今までおざなりにしていた楽天市場を見直す事にした。


楽天授賞


竹虎では、社員はじめ内職や近所のおばちゃん達も喜んでくれるので、事あるごとに高知新聞さんに掲載のお願いをしてきた。地元の新聞に載ると、見てくれた方から「載っちょったねえ」と、自分達の事みたいに喜んでくれる。中には、ありがたい事に竹虎掲載記事を新聞バッグにして店に届けてくださる方までいる。その延長で、同じく数多ある受賞応募なども、ずっと大切にしてきた。誰にも知られず、ともすれば下に見られてきた竹の仕事を少しでも認めてもらいたい気持ちもあった、けれど、楽天市場での受賞には、あまりにも無頓着だった。


ところが、楽天の勉強会参加を機会に、今まで気にもしていなかった授賞履歴を調べてみると、月間優良ショップを累計14回、ショップ・オブ・ザ・マンスを累計4回も授賞していた。さらに、お客様から評価いただくショップレビューが、9500件ものレビュー総数のうち5点満点中4.91もある。


6万店舗がひしめく日本最大級の楽天市場でも、1万件近いレビューがあって4.9以上を維持している店舗はあまりないようだ。これは、接客や配送まで含めてお客様に認めて頂いている証ではないだろうか。今まで、このような総合評価をハッキリ数字で意識した事はなかったけれど、竹虎社員の仕事が多くのお客様に認めていただけているという事だと思う。




時間の流れは早いものだ。十二支がひとまわりして明日から巳年になる。12年前に製作した動画を改めて観てみると、自分が何も成長していない、相変わらずの姿にため息がでる。しかし、動画最後に登場する社員たちを見てもらいたい。竹虎のような小さな田舎の会社で、本当によく頑張ってくれている。楽天での評価は、おそらく会社全体の評価に繋がっていると思うけれど、それは社員一人一人に対する労いの声だ。ああ、こうして、人に支えられてばかりの新年を、又迎えることになる。



30数年前を思い出す風合い、泥染め作務衣

竹虎四代目、作務衣


365日作務衣のボクが、好きが高じて30数年のお付き合いのある玄照堂さんでオリジナル作務衣を作ってもらっている。初めは皆様に販売する事など思っていなかったけれど、お客様のお問い合わせが多いのでお分けしているうちに、すっかり定番となってしまった。


作務衣の竹虎ロゴマーク


しかし、竹虎は作務衣店ではないし、作務衣なら玄照堂さんで他の種類などもあるので購入いただければ良いと思うのだが、案外と皆様に好評のようだから面白い。背紋の竹虎ロゴマークのせいだろうか?




YouTube動画の中でも話しているが、週末だけに着用される一般の方であれば、一着あれば一生色落ちを楽しみながら着られるのではないかと思う。ただ、身体を動かす仕事などに着るとなると別で、ボクのようにまるでパッチワークのように当て当て布をする事になるかも知れない。それでも、一着あれば大丈夫だろう。
(ちなみに動画の中で鳴いているウグイスは本物です)


洗濯籠


さて、ところで、30着ある作務衣の中で最近一番気に入ってるものがある。それが、奄美大島の伝統技術である泥染めを施した作務衣だ。鉄分を豊富に含む泥と植物染料を用いることで、奥行きのある独特の色味が生まれている。実は、十数年前から泥染めも着ていて既に4着目なのだが、最初の泥染めは製法が違っていて色落ちが早く、本当にこれが泥染めだったのか?と言われるくらい白っぽい色になってしまった。




白っぽくなった作務衣も、また味があるのでOKだけれど、洗濯しすぎで生地が弱くなっている(笑)。その後、今では廃版になっている縞模様や、ピンチェックも着てきたが、最新の藍染作務衣を泥染めしたものが最高にイイ感じだ。ボクが30数年前に初めて買った、まさに江戸時代の藍を再現すべく作られた作務衣があるのだけど、少しそれに似ている。いや、まだ着こなしが足りないので、今後どう育つかは分からない。けれど、泥染めして蒸し加工を施した生地の色合い、色落ち、なかなか渋い。


まだ動画にできるほどでもないので、もう少し時間が経ってから撮るつもりなので、お好きな方だけにご覧いただきたいと思っています。



竹トラッカー、キテレツ文化祭へ行く

坂本龍馬、中岡慎太郎、武知半平太


坂本龍馬、中岡慎太郎、武知半平太という土佐の偉人の像がたつのは高知駅前の、こうち旅広場。週末には楽しいイベントが開催されて旅行客の方にも好評の高知観光の玄関口だ。さて、ここで初めて開催されたテレビ高知の番組「キテレツが咲く」と高知青年会議所がコラボレーションしたキテレツ文化祭に竹虎も参加させてもらっていた。


竹トラッカー、虎竹兜


土曜日の早朝、寒空の下、誰もいない虎竹の里の工場からスタート。先の世界竹会議台湾での走行のために、バッテリーを積み替えたばかりとは言え、この気温の低さ(温度が低いとバッテリーの減りが早い)と久しぶりの長距離単独走に緊張していた。




この日の走行動画がないので、何かないかとYouTube動画を探していたら、あった!チャレンジラン横浜で、1000キロの道のりを11日間かけて走った末にたどり着いた世田谷ベースでの所ジョージさんの激励動画。東京まで走った事を思えば、高知駅までなんて、どうという事はない(笑)。


竹トラッカー目盛り


ところが、やはり予想どおり満タンにしていた電気が高知市内に入ると心もとなくなってきた。そう言えば、いつだったか同じルートで走ってきて途中のジーパン屋さんで充電させてもらった事を思い出した。こうなれば、どこか途中で停まれば民家でも何でもお願いして少し電気をお借りしよう...。






電源など全く見当たらない箱根峠や高知から松山の間の三坂峠ではないのだ。自分に言い聞かせながら、ギリギリ最後の一目盛りになって、会場のこうち旅広場に到着!


キテレツ文化祭、こうち旅広場


初めての開催なので、どんな催しなのかと思っていたキテレツ文化祭は、FUJIWARAのお二人や、僕が見たかった青空の西森杏弥さんはじめ、デハラユキノリ、安藤桃子さん、柴田恵介さんら番組のレギュラーの方も参加されて大盛況。


キテレツ文化祭、テレビ高知


キテレツ文化祭


竹トラッカーも、お子様に気に入ってもらえたり、海外からの観光の方に写真に収めていただいたりと、ハラハラしながら乗って来たかいがある人気ぶりで安心した。


ブリッジ


さて、ところで今回の走行の途中で、ひとりの女性にお声をかけてもらった。


レストランブリッジ


仁淀川大橋のたもとにある老舗レストラン「ブリッジ」の方だった。実は、このレストランには、思い出がある。全寮制だった明徳中学生の時、事情があり母と二人で自宅まで帰った事があった。明徳には車がなければ、バスと小さな渡船を乗り継がねばならない、寒い日に母は一人で迎えに来てくれた。そして、同じように小舟とバスを乗り継いで帰るのだけれど、船着き場からのバスでは直接自宅には帰れない。いちど、土佐市で乗り換えるのだが、そのバス停前にブリッジはあった。


仁淀川にて竹トラッカー


待ち時間にエビフライ定食を食べた、打ちひしがれていたボクは、味も全く覚えていない。あれから一度も入った事のないブリッジは、残念ながら今年閉店されてしたまったそうだが、ご主人と二人三脚で接客されていた奥様と言葉を交す事ができて、あの夜の遅い夕食を昨日の事のように思い出した。50年近く前の事だから、人生の道中も面白い。


この日の様子は、テレビ高知「キテレツが咲く」本日12月18日(水)よる7時から放送予定です。





キテレツ文化祭

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さて、本日は高知の皆さんにお知らせしたい、とっておきのイベント情報だ。来る12月7日(土)、テレビ高知さんの人気番組「キテレツが咲く」のメンバーも参加する「キテレツ文化が、高知駅前のこうち旅広場で開催されるのだ。安藤桃子さん、デハラユキノリさん、柴田恵介さんなど、番組でおなじみのメンバーが勢揃いし、笑いあり、驚きありの楽しいパフォーマンスを繰り広げてもらえるそうだ。


デハラさんの、来場者みんなで創るペイントアートや、とらっくよさこいと、旭食品のよさこい演舞、もち投げは12時と15時50分の二回予定されている。そして、お笑いコンビ「FUJIWARA」のお二人、大注目のアイドルグループ「僕が見たかった青空」のメンバー、西森杏弥さんも特別ゲストとして参加されるとの事なので、会場はさらに盛り上がること間違いない。


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また当日は、メンバーによるスペシャルステージやトークショーを楽しめるだけでなく、高知の特産品や美味しい地元グルメが並ぶ物産ブースなども用意されているので、番組ファンにも初めての方にも楽しめる内容が盛りだくさんだ。


「キテレツが咲く」スピンオフ番組なのだろうか?「キテレツが咲く」の公開収録も行われる予定。小さなお子様からお年寄りまで、ご家族やお友達と一緒に楽しむのにぴったりなイベントになっている。開催時間は朝10時から午後4時までで、アクセスも便利な高知駅前のこうち旅広場。年末に向けての楽しいひと時を「キテレツ祭」で過ごしてみませんか!?


竹製EV竹トラッカー


そうそう、竹虎からは今年も世界竹会議台湾の会場で大いに走らせてもらった、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」を展示させてもらう。





第4回日本和文化グランプリ授賞式・トークセッション

第4回日本和文化グランプリ授賞式


第4回日本和文化グランプリ授賞式・トークセッションは、東京港区にある国際文化会館・岩崎小彌太記念ホールで開催された。和文化とは何か?を突き詰め、審査員の方が「過酷な審査」と話されるように3段階の鑑査と審査を受けてようやく辿り着いた会場だった。それなら、竹虎の空気清浄機「竹風」がギリギリではなかったかと思うが、良くこれだけの審査をいただき通過する事ができたものだと改めて思った。


第4回日本和文化グランプリ授賞式


衰退が否めない和文化の持続可能な仕組みを構築・確立したいとの思いから日本和文化振興プロジェクトは発足したそうだ。日本の伝統文化を守りたいという、皆様からの熱く本気な姿勢は、お越しいただいていた紀州徳川家の第19代当主徳川宜子氏の挨拶にもにじんでいた。


秋元梢、竹虎四代目(山岸義浩)


奨励賞の賞状を授与いただくのがモデルの秋元梢さん。日本和文化グランプリには、驚く程沢山の高名な方がお集り頂いていた。


第4回日本和文化グランプリ授賞式


第4回日本和文化グランプリ授賞式


東京オリンピック・パラリンピックや、来年開催される大阪万博で日本文化を世界に向けて紹介する機会は多いようだが、実は日本伝統の工芸は暮らしから遠く、モノ作りの空洞化は皆様が思っている以上に深刻だ。そんな現状を憂いている方々が多い証ではないかと少し嬉しかった。


第4回日本和文化グランプリ授賞式、懇親会


授賞式・トークセッションの後、ユナイテッドアローズ名誉会長の重松理氏の乾杯の挨拶で懇親会がスタートした。


第4回日本和文化グランプリ授賞式懇親会


グランプリの木工作家・平井健太氏はじめ、授賞された皆様の作品も日頃ふれる事のない素晴らしいものだった。改めて日本の自然素材や暮らす人々の感性の豊かさも感じる。当日は来場の方が多くて、作品をゆっくり拝見できなかったので後日工房を訪れてみたいと思った。


第4回日本和文化グランプリ授賞式、三田村有純氏


審査委員長の江戸蒔絵10代継承・三田村有純氏には、シュリンクする日本の竹文化への強い応援の気持ちを感じて勇気づけられた。


第4回日本和文化グランプリ授賞式懇親会


日本人と竹は、数千年に渡って親密な関係だったのに、プラスチックが普及したわずか数十年で急速に変化した。竹に触れたことのない世代が大人になり、竹の事は一からお伝えしないと誰も知らないのが今の日本だ。


第4回日本和文化グランプリ授賞式懇親会


世界竹機構(World Bamboo Organization)から、日本で二人しかいない世界竹大使に任命されているけれど、竹のエバンジェリストとした時に救いがひとつある。


第4回日本和文化グランプリ授賞式懇親会


それは、日本の皆様が竹を知らないのではなく、本当に忘れているだけだと言う事だ。


第4回日本和文化グランプリ授賞式懇親会


皆様一人一人のDNAには、しっかりと美しい竹の光景が刻み込まれていて、きっかけさえれば竹に開眼される方も多い。


空気清浄機竹風


ちょっとだけスポットライトを浴びて、はにかんでいる竹風。


第4回日本和文化グランプリ授賞式、竹虎四代目


結局、竹虎四代目が一日後退すれば、虎竹の里が一日後退する。一日進めば、一日進む。それだけだ。