八重山の民具、籐ツルモドキの籠

2018年12月14日

トウツルモドキ手提げ籠バック


籐ツルモドキ(クージ)は八重山に自生するカズラで、このような手提げ籠バックにも使われるなど色々な民具に利用されています。木を蔦って10メートルもの長さに成長するそうですが、かっては茅葺屋根の台風の強風対策に多用されていたことから分かるように粘りがあり強靭な性質をもった素材です。


籐ツルモドキ


ちょうど収穫して工房に運ばれて来た籐ツルモドキを見せてもらいました。竹の代用品として籠の材料に使われていると言うだけあって、籐ツルという名前ではありますが女竹のような見た目です。


籐ツルモドキ職人pg


しなやかで扱いやすい籐ツルモドキを使い網代底のクージ籠が編まれていました。「ガイズベラ」と呼ぶ事もあるよと教えていただくうちに素早い手付きであれよ、あれよという間に編み上がります。口部分の芯に使うの高知では古い職人がシンニョウチクとも言う馴染のある蓬莱竹、そして今では伝承される事なく無くなってしまったものの伝統的な籠に多用されて来たエビ止めの技法、浅からぬ繋がりを感じました。


籐ツルモドキ籠


青々とした新しい素材と違って、少し前に伐採していた籐ツルモドキが薄く表皮を剥いで赤っぽく見えています。決して繊細な籠ではありません、野趣あふれるとは、このような籠の事を言うのでしょうか?八重山の自然をそのまま形にしたような飾らない籠に魅力を感じています。
















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八重山の民具、続・月桃円座

2018年12月13日

乾燥された月桃


乾燥させた葉を細く裂いて月桃円座に編み込めるようにヒゴにしています。触ってみると、適度なしなりと硬さがあり丈夫で円座や手提げ籠に適した素材だと分かります。


月桃円座


円座にはイグサをはじめ藁など色々な素材で編まれてきましたが月桃の優れているところは、殺菌作用と香りの良さです。


月桃円座、竹虎四代目


このような囲炉裏を囲むには無くてはならない必需品の円座ですが、このような場所でなくとも35センチの比較的小さいサイズは事務用イスでも使えそうです。


月桃枕と敷物


昼寝にはピッタリのカワイイサイズの月桃を使った枕があります。


月桃敷物で竹虎四代目


横になれるような月桃の大きな敷物を作るには気の遠くなるような時間がかかります。明るい太陽の光をいっぱいに受けて育った青々とした月桃の敷物に月桃の枕とは何とも贅沢な組み合わせ、ゴロンとなればすぐに夢の中です。

















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八重山の民具、月桃円座

2018年12月12日

月桃の収穫


月桃(ゲットウ)は高知でもたまにその名を聞くことがある植物です。しかし、殺菌作用があり、良い香りがある事などから円座や枕、手提げ籠、草履などこれほど様々な民具に使われていて捨てるところがない万能植物とまで言われている事を知りませんでした。


月桃収穫


月桃の収穫のために畑にいくというので亜熱帯の美しい緑の中をご一緒させてもらいます。朝のうちは降っていた雨も止んで森全体に生命力を感じます、日本唯一の虎竹の竹林とは又違うダイナミックな力です。このような場所で毎日過ごされているとは幸せだと思いました。


月桃畑


歩いてすぐに月桃の畑に到着します、真っ青な空の下、スクスクと伸びた元気いっぱいの月桃が向こうまで続いています。


月桃収穫作業


さっそく作業に取り掛かりますが、とにかく強い日差しと暑さ、なるほど帽子にマスク、タオル、手袋と重装備なのが分かります。そして、その格好の中で作業なので大変です。


月桃


少し月桃の収穫をお手伝いさせてもらいました、茎自体は柔らかく刃物でサッと伐り倒すことができます。ただ、竹と同じで伐ったばかりは水分が多く見た目よりも重く運ぶのに苦労します。


月桃作業場


こうして伐採された月桃は集められ、車で作業場まで運ばれて来て乾燥されています。


月桃円座


適度な硬さで座りやすい円座の他、同じ編み方で鍋敷きやコースターなどもあります。月桃は名前も優雅であり特有の良い香りには癒されます。














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八重山の民具、泥染めのアダン手提げ籠バック

2018年12月11日

アダン手提げ籠バック職人


終戦直後、竹富島のいたるところに自生しているンーマニという植物の茎を使った「やみかご」というものがあったらしいのです。現在では、この手提げ籠バックは受け継いだ職人さんによってアダン葉で編み上げられています。


アダン


アダンは「たこの木」とも呼ばれる沖縄など亜熱帯から熱帯地域の浜辺に生える見られる常緑小高木。葉にはトゲがあり採取・加工は大変ですが細く裂いて草履や手提げ籠、円座などの実に多くの素材に使われます。アダン葉細工の特徴は軽く、持ちやすいので手提げ籠バックも多く編まれているのです。


アダンひご


ただ、アダンは湿気を吸いやすくカビの生えやすい素材なのです。葉を裂いて乾燥させると白っぽいヒゴ素材となりますが、管理を怠りカビが生えるのとなると少し目立ってしまいます。


アダン手提げ籠バック


そこで考えられたのが昔から生地染めには使われてきた泥染めの技法です。自分も泥染め作務衣を一着持っていて長く愛用しています、藍染された生地をさらに何度も泥に浸けて染められた風合いは独特です。


アダン手提げ籠バック泥染め


さて、このアダン手提げ籠バックの泥染めの工程を見せてもらっていると小さい頃の鰻筌を思い出します。何故かと言いますと鰻筌は編み上がったばかりの真新しい筌では鰻が獲りづらいのです。竹の清々しい香りは人にとっては気持ちの良いものですが、その香りが強すぎるためエサのニオイが弱まってしまうのです。


鰻筌


そこで、昔からの教わった方法として田んぼの泥の中に新品の鰻筌を数日浸け込むのです、そうすると泥が竹の香りを消しさってくれて鰻が入りやすい筌が出来あがります。


アダン手提げ籠バック


ところが、子供の頃にはむしろ大歓迎でありましたが、この泥染めというのは若干のニオイを伴います。横ヒゴだけに泥染めのアダンヒゴを使った市松模様の籠は、見た目の美しさの他にそんな理由もあるのかも知れません。


アダン手提げ籠バック


しかし田んぼの泥抜きを思い出しましたし、全体を泥染めした手提げ籠の風合いがどうしても忘れられません。カビが入ったアダンヒゴも泥で染め上げるてみると一つの景色のようで味があります。問題はニオイ...。出来たばかりは結構きついので社員にも嫌われています、店内に置いてもらえず外に出されて風通しの毎日です。


アダン手提げ籠バック


そんな泥染めの渋い色合いと引き換えに付着してしまったニオイ、連日の天日干しでようやく取れてきたようです。

















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八重山の民具、クバ笠

2018年12月10日

クバ


クバは石垣などでは、あちらこちらに自生しています。これほどあれば材料に事欠きはしないかと思いますが先人の方々はよくぞこの素材を探し当てました。


乾燥させたクバ葉


クバ笠を作る職人さんの工房では集められた葉が乾燥されて沢山保管されていました。これらの材料を使って、その時々の民具を作っていくのですが、このクバをはじめアダン(タコの木)、月桃、籐つるもどき(クージ)、ンーマニ、フラガ、ブー(芋麻)、芭蕉(バシャ)、ソテツ(シーチ)など実に多様で豊かな自然素材が使われる職人の細工に圧倒されます。


クバ笠骨組み


この骨組みは畑用のクバ笠のもの、使われているのは蓬莱竹(ホウライチク)です。株立ちの竹のため西日本では川岸に植えて防災用の竹として利用されてきましたが細工用としての活用はほとんどありません。ところが沖縄のジンディールという籠は、この蓬莱竹で編まれます、あと鹿児島の桜皮の箕、そして高知の竹細工。黒潮の流れに沿って石垣島から高知まで竹のラインが繋がったようで骨組みを眺めながら感動です。


クバ笠


こちらは海用の骨組み、頭の先端が平らになっていて海上の強い風の中でも飛ばされないように幅が狭いのが特徴です。


クバ笠


クバの葉を、ぐるぐると巻きながらしっかりと留めているのが細く取った蓬莱竹の竹ヒゴ。


古いクバ笠


石垣の方々は畑や海に出る時にだけではなく、外出時には必ずこの笠をかぶるという方がおられます。そう言えばこの笠を普通に使っている方を何人も見かけます、日差しが強いのでこのような笠は必需品なのかも知れません。それにしても長く愛用されたクバ笠は良い色合いに変わっています。


クバ葉と猫


ゆったりと流れる石垣時間...ああ、クバ葉と戯れる猫になりたい。


クバ笠、竹虎四代目


日差しを遮る広いツバ、それでいて軽く通気性に優れるクバ笠です。これは亜熱帯のこの地域では手放せない必需品だと実感します。













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八重山の民具

2018年12月 8日

アダン帽子


八重山の民具に関心を持ったのはアダンと呼ばれる植物で作った帽子でした。被ってみると軽く柔らかで初めてなのにしっくりくる何と素敵な品物だろうと感じ入ったのです。


石垣島では、アダンの根っこ部分が何本も足があるような姿から、タコの木とも言っていますが、その葉を使ってゴザや草履、根を細く裂いて縄にしてバックに編むなど様々な細工に活用されているのです。


竹帽子


自分は真竹で作った竹帽子を何個かもっていて愛用していますが、硬くしっかり編まれている反面、サイズが合わなかったり被り方によって痛いこともあります。その点、アダン葉は肌触りが優しく伸縮性もあり帽子には適した素材と言えます。


アダン葉


アダンは葉にトゲがあり扱いが難しいため職人さんが少なくなりつつあるとも聞いています。しかし、ご覧ください!こんな素晴らしい円座も拝見する事ができました。


アダン円座


この円座の色ツヤはどうでしょう?地元ではお産の時の敷物に使われていたほど重用されていたそうですが、それが納得できるような人に優しく何とも温かみのある質感に驚きます。


アダン手提げ籠バック


アダン手提げ籠を作っている職人さんがいると知って後でお伺いするのですが、その前に元々興味をもった帽子...帽子...


クバ笠


ところが、畑で働く女性の被っていた帽子、クバ笠と笑顔に一発で魅了されます。


「何と!この格好エイ笠はっ!!!」


自分も欲しくなって色々と訊ねてみたら、この方の被っているのは海用との事。海で仕事をする漁師さんが風の強い海上で笠を飛ばされないように幅を狭くしているのです。クバという植物で作られる笠には、ツバ部分がもっと広く強い太陽の日差しを遮る畑用があり、更に聞いているとクバの葉の上に巻かれているのは細い竹ヒゴにとった蓬莱竹と言うではありませんか!


まんじゅう笠


沖縄、鹿児島、そして高知と続いていた蓬莱竹の線が更に伸びて石垣島まで繋がった気がしましたけれど、高知にも竹皮を細く細く取った竹ヒゴで何重にも巻いて仕上げる、まんじゅう笠がありますが、基本的な構造は同じです。


クバ笠


そこでクバ笠を少し譲って頂く事になるのですが、このクバ笠が凄いのです。おっと、手にしているのは同じクバで作られたフダイという名前の柄杓、昔かは井戸から汲み上げた水をすくうのに使われていた道具ですが、ハートの形になっているのが気に入りました。














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Alan Chan(陳幼堅)さん、kyoto27

2018年12月 3日

Hideo Kanegae、Alan Chan(陳幼堅)、竹虎四代目(山岸義浩)


鐘ヶ江さんにAlan Chan(陳幼堅)さんをご紹介いただいたのは本当に偶然でした。京都で時間ができたので前々から拝見したいと思っていた大徳寺前の古美術鐘ヶ江さんにお伺いしたのです。しかし危ないところでした、鐘ヶ江さんは翌朝から海外出張に出られる所だったと言うではありませんか!やはり突然お伺いするのではなく前もっての連絡が必要だと反省したのでした。


古美術鐘ヶ江、田辺竹雲斎作虎竹インスタレーション


さて、古美術鐘ヶ江さんは店舗をリニューアルしたばかりのオープニングに竹芸家の田辺竹雲斎さんが虎竹を使った大迫力のインスタレーションをされています。よりモダンな装いになり、綺麗な庭も見渡せる落ち着いた空間に座っていると日常のあわただしい時間を忘れそうです。


古美術鐘ヶ江、田辺竹雲斎作虎竹インスタレーション


田辺さんはパリのギメ美術館やニューヨークのメトロポリタン美術館でも虎竹インスタレーションを創作されていて大好評を得ているのですが、こちらのインスタレーションも虎竹の花が咲いたようで美しく、今回は作品に花が飾られていて更に店内に魅力的な雰囲気を醸し出していました。


Alan Chan(陳幼堅)、竹虎四代目(山岸義浩)


その後、ちょちど京都に来られて展示会の準備をされているAlan Chan(陳幼堅)さんをご紹介頂いたのですが、お目にかかるなり自分の前掛けを見て「27」と言われました。そうなのです竹虎は創業明治27年、今年で124年という長きにわたって竹屋をさせていただいております、なので自分も「27」と言う数字には愛着をずっと感じていました。それにしても不思議な事を言われます...。


kyoto27


しかし、その謎はすぐに解けました。何とAlan Chanさんの誕生日が27日だと言うのです。それだけではありません、奥様も27日生まれとの事。それでギャラリーの名前も「Kyoto27」なのです!


Alan Chan(陳幼堅)、竹虎四代目(山岸義浩)


そう聞いて何やら縁の深さを感じてしまいます、竹虎創業は明治27年...。しかし実はそれだけではなく何を隠そう自分も「27日」生まれなのでした!


待てよ...ギャラリーに入る時には模様のように見えていたロゴマークも「27」ではありませんか!?これは格好イイ!香港にもGallery 27があるそうです、画像で拝見しても素晴らしいですし一度お伺いしてみたいと思いました。














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続・バンブーフロンティアの竹活用

2018年11月27日

バンブーフロンティア


こちらで製造される竹の建材は孟宗竹をローラープレスで圧延圧搾して高密度に圧縮成形したものだそうです。そこでまず、ローラーをかけて竹を平たくした素材があります。竹虎にもヒシギという袖垣等に使う部材がありますが、一枚一枚手で打ち広げていますので、もちろん粗さは違うもののこれは生産量が段違いだと思います。


孟宗竹をローラープレスする機械


圧延圧搾する機械もまだ新しいようですが少しつづ使われている様子です。


孟宗竹ローラープレス機械


硬い竹素材はこの機械の内部を通ることによって平たい状態になるのです。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


とにかく広大な工場です、ズラリと並んでいるのは乾燥機でしょうか?普通の竹材工場では、まず見る事のできない大型機械に圧倒的な竹材処理能力を感じます。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


これは加熱処理のようです、ローラープレスをかけられた竹が機械の中を移動していきます。竹の繊維強度特性を活かして2600tプレスで圧縮成形されますので高強度コンクリート並みの強度があり寸法変化の少ない新建材が完成するそうです。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


隣の工場からは、細かく砕かれた竹粉末がベルトコンベアーで次々と運ばれて来ていました。


竹粉砕


割と粗目に粉砕されています。


大量の竹粉


それにしても、この量の多さは鹿児島県で孟宗竹を使った紙製造をされている中越パルプさんを思い出す迫力です。日本一の竹林面積を誇る鹿児島では筍農家さんが間伐した竹材が豊富にあり、その竹の有効活用して様々な竹紙製品を提案され続けています。実は先日の環境省グッドライフアワードでも実行委員会特別賞(環境アート & デザイン賞)を受賞され同席させていただいておりました。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


新し竹の可能性を創造すると言われている通り、日本の竹材を使い、エネルギーも同じ竹から再利用するというバンブーフロンティアさんの事業がうまく稼働するようになれば竹活用の大きな一歩となります。課題もありそうですが、これから全国に同じようなプラントが建てられる事になれば竹林の有効利用が進み日本中の里山の竹林が美しく生まれ変わるかも知れません。














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バンブーフロンティアの竹活用

2018年11月26日

バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


第59回全国竹の大会は熊本県で開催されました、去年の高知大会の記憶がまだ新しいと言うのに本当に一年は早いものです。竹の多い熊本での大会という事で全国から予想以上の沢山の方が集まり大盛況のうちに初日の大会式典、シンポジウムを終えたのですが今回の参加された皆様の中には2日目の現地視察研修会を楽しみにされていた方も多かったようです。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


昨年の高知大会もトヨタレクサスの竹ステアリング製造現場を見学できるという事で多数のご参加をいただきましたが、今年はさらに多くの参加者でした。竹の大会というのは以前は数千人単位の参加者のある全国大会でしたので、その頃と比べると又事情が違うものの自分の知る中ではこれ程の注目度が高く熱気のある現地視察はなかったと思います。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


視察を受け入れて頂きましたバンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー株式会社様の投資金額、圧倒的な設備は聞き及んではいましたが実際ににその規模を体感すると本当に唖然としてしまいます。


竹集積材


「放置竹林」という言葉はお聞きになられた事があるでしょうか?日本の竹材利用は年々少なくなり驚異的な成長力の竹が増えて困っている地域が多いのです。そんな日本の竹材利用を進めたいと取り組まれているこちらの会社様ではバンブーフロンティアが竹やバークの収集、一次加工などの原料供給の部分を受け持ち、バンブーエナジーがバイオマス利用のエネルギー供給を担当、バンブーマテリアルが建材等の製品製造をするという「竹を使い、竹製品を作る」まさに竹の有効活用という意味では夢のようなプラントなのです。


竹集積材の製造は既にはじまっておりサンプルもありました。竹は比重が重く硬いのが特徴です。このサイズの塊でもズシリときます。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


さっそく工場内を見学させていただく事になりました。広大な敷地の様々な設備、竹加工をする機械類はすべて中国製との事です。


竹割機械


そんな中で気になる非常に機械がありました。今年の5月に中国広寧の竹加工用機械製造会社で竹の太さをセンサーが感知して自動で菊割を選ぶ竹割機械を拝見しました。ここには、その加工機械を更にバージョンアップされたような機械があります。


菊割


この菊割が竹の太さによって回転し同じ割幅の竹を作ることができるのです。


オペレーションボード


オペレーションのボードも本格的、国内の竹工場では見た事もありません。このようなプラント自体も中国では既に前々から稼働しているそうです、竹の世界では日本は遅れをとっていると言わざるを得ません。














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蛇行する四国三郎(吉野川)

2018年11月24日

吉野川(四国三郎)


四国を流れる吉野川が四国三郎と呼ばれて日本三大暴れ川に数えられているのは以前の30年ブログでもお話しさせていただきました。川幅が一番広いところで2380メートルもあり、総延長も一番長い四国最大級の川です。


吉野川(四国三郎)


水害など、普段は静かな山間を遠く高知県から徳島県にかけて流れる美しい姿からは想像もつきません。しかし、そこが自然の恐ろしいところなのです。ずっと向こうにある川岸ですが、その岸辺にそって生茂るのは真竹の林。一旦暴れ出すと人間の手には、とても負えない暴れ川を抑える防災林として昔から整備されています。


吉野川(四国三郎)


上空から眺めると狭い谷間を真っ直ぐ徳島県を横断して紀伊水道に向かっています。一文字に進んでいくとしかイメージのながった四国三郎ですが今回、自分の中に新しい発見がありました。


吉野川(四国三郎)


徳島市は吉野川河口の三角州になった所に位置していますが、川は真っ直ぐに海に流れ出す本流の他に大きく蛇行した二つの流れがあります。調べてみると旧吉野川と今切川と言うそうです。この辺りは洪水のためコメ作りが難しく、藍の栽培が盛んになり徳島特産の藍染が生まれたと藍農家の方に聞いた事があります。


川の向こうに見える山裾に一本の線のように見えるのは高松から鳴門大橋への向かう高速道路です。人の力というのも素晴らしく、便利な道、大きな橋を次々に建設していく時代ではあるものの、やはりそれでも自然の力にはとうてい敵いません。先の豪雨では高知の山間を貫く高速道路は土砂に流されて跡形もなくなり現在復旧工事の真っ最中です。


自然の驚異に自然の竹を使って立ち向かった先人達、その期待に応え続けている竹を忘れてはなりません。













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