ガーガー笛

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ガーガーガー


女竹でできた笛は本当にユニークな音がします。テレビゲーム全盛ではありますが、まるでゴールデンウィークなみに混雑する先日の日曜市で見つけた素朴な竹のおもちゃ、昔ながらのこんな竹笛なんか...というのは大人の勝手な決めつけ。子供たちの目には新鮮でエキゾチックな未知の楽器。


ガーガーガー、ガーガーガー


アヒルの鳴き声そっくりな笛を楽しそうに吹いています。手のひらサイズの小さな笛で大きな自然にしたしむ事もできるのです。


小さい頃の台所

竹の飯かご


縁側のひさしには、ご飯をいれた竹の飯かごが吊られていました。風通しのよいところでご飯をおしいく置いておくための知恵だと思います。小さい頃は自宅といわず、近所の家といわず、台所だの裏庭だの縁側だの周りは全部遊び場です。


台所が遊び場?そうなんです、今考えると少し不思議かもしれませんが、ちょっと前の田舎の家は台所は土間つづきだったのでワンパクが出入りするのに簡単で、とくにご飯の準備などしているところに侵入すると(笑)


「はい、これ」


などと、どこの子供であろうと揚げ立てのオカズをつまませてくれたするものですからとても大好きな場所のひとつでした。(ああ、懐かしい)そんな昔の記憶のなかに台所まわりで使われていた生活道具のとして「竹」がクッキリと刻まれています。飯かごを膝において、あっちをなで、こっちをなで。いいなあ...。ちょっと小さい頃のこと思い出していました。

青竹でグイッ

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ちょうどお花見のシーズンですが、こんな清々しい青竹お猪口はいかがでしょうか?青竹は伐ってしまうとどんどん色がぬけてきますので、青竹酒器にせよ、お猪口にせよ鮮度が大事。ご用命をうけてから切り出し加工をしますので、お届けまで時間がかかるし使える日数は短いし、本当に贅沢な青竹酒器セットなのです。


世界的!?

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とある冊子に目がとまります。世界の竹の生育地域を指し示した地図が掲載されているのです。やはり竹は温帯、熱帯に多い植物ですので赤道直下を中心にマークが集中しています。さて、そんななか、特に有名な産地として世界で2カ所だけ紹介されているところがあります。そのひとつが中国杭州臨安、そして、もうひとつが、なんと、


日本の我らが虎竹の里


どれどれ何の冊子かといいますと、住宅メーカーでもトップクラスの住友林業さんのもの。すごい!世界的に注目されているような気がしてきました、これはフンドシをしめなおして頑張らねば!


76年前のドイツ人?

竹皮弁当箱


ええっ!?なにこれ、なに?一目でただ者ではない、そんなオーラが全開の竹皮弁当箱。デザインしたのはブルーノ・タウトというドイツ人と言われて、混乱してワケがわからなくなりました。来日した76年前という月日を越えて蘇る逸品、圧倒的な存在感は、さすが。日本中どこにでもある竹皮をつかって、まるで芸術品のような美しい弁当箱があるなんて!ニッポンのモノづくりは底知れないのです。


市場のお買い物なら

スズ竹市場かご


「こんなにいっぱい買っても平気なんです」


まるまる太い大根に白菜、ほうれんそう、にんじん、トマト、そして切り花まで。安いので、ついつい手がのびてしまった新鮮な野菜やくだものをどんどん入れて歩きます。さすが丈夫なスズ竹市場かご、びくともしません。地産地消ということもあってか最近ほんとうに人気の産直市場。高知では有機栽培の農産物だけの市場もあるくらい、市場の買い物(もちろんスーパーマーケットでも)ときたらプロの料理人御用達の、この買い出しかごに限るのです。


情報誌「ヴィトリーニ」

情報誌「ヴィトリーニ」


ポルトガル語情報誌「ヴィトリーニ」に炭のアイマスクが掲載されました。このような雑誌も発刊されていますし、先日みたテレビでもやってましたが日本に滞在されている外国からの方は以外に多いようです。見本誌をいただきましたが英語もだめなのにポルトガル語は更にちんぷんかんぷん(^^;)でも、写真で楽しみながら拝読しました~。


あ、そういえば、先日、南米の美味しい珈琲を紹介したいと熱く語ってくれたブラジルの若い人にお会いしたばかりです。


「母国のホントのコーヒー飲ませたい!」


熱い語り口調を聞いているとだんだんと珈琲がのみたくなってきます。ついにはガマンできずパソコンで検索してその街の美味しい店を探して飲みにいったほどでした。


足が喜ぶルームシューズ

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竹皮草履はルームシューズとしてご家庭でご愛用いただくのはもちろんなんですが、実は会社で履き替えるなんて方も最近多いのです。床が絨毯になっているフロアでしたら最初は草履底面が毛羽立っているので、ひっかかることもあり歩きづらい場合があります。


さて、そんな時にはどうするか?実は、その毛羽立ち部分にだけタテにガムテープなどはります。2~3日も履いていると足になじんで、底もピタッとおさえられます。竹皮草履はワラを使っているのでそのゴミが落ちるのですが、こうしておくとゴミも落ちず一石二鳥。滑りやすい床ではオススメできませんが絨毯の上で履く場合の必殺技(?)です。


いやいや、ほんと、蒸れ蒸れの革靴をぬいで履き替えるときの快感!仕事の効率も120%アップ!クールビズの時代でもあります、会社履きの定番としてオススメしたいくらいです。


竹の割箸



「こんな竹の割箸を作っていたんだよ。」


昔を思い出しながら懐かしそうに話してくれます。

今でも孟宗竹を伐りだしてはいるものの
使い切れないほど生えている竹を割箸に製造できれば
竹が生えすぎて困っている里山も助かり
国産の竹割箸ということで皆さんにも喜んでもらえるのでは?

これは、一石二鳥!と思ったのですが
そうは簡単にいかないようです。


「機械がサビついてしまってダメだね。」


製造しなくなって
すでに、かなりの年月が経過しているので
機械のメンテなどに、かなり大がかりのコストえが必要です

そして、製造をする職人さん

機械の調整をする技術者など

やはり人の問題が大きいのです。


モノ作りは一度止まってしまうと
再開するのは難しいと言われますが
つくづく、その大変さを実感したものでした。



竹皮鼻緒の竹皮草履



あたたかくなってきました。
みなさま、お住まいのところはいかがなものでしょうか?

冬は五本指やタビックスに竹皮草履でしたが
先日は久しぶりに素足に履いて
あらためて竹皮の履き心地のよさを満喫していました
ルームシューズの決定版です!


さて、そんな竹皮草履に
鼻緒を竹皮で仕上げた竹皮草履がかえってきました。

実は竹皮の鼻緒がすこし耐久性におとるのです
そこで製造をしていませんでしたが
熱烈なお客様からのご注文がポツリポツリ、、、

そして、何より自分も黒足袋に合わせて履くと
竹皮の独特の風合いがめだってとても好きな一足なのです

だから、この弱点を知っていただいたうえで
おかまいない方に履いていただこうと思っています。


職人さんからしたら作りづらいのですが
風合いや、履き心地を考えて
竹皮をわざわざ逆さにして巻き上げています。

いったい、いつからか
職人さんにも分からない昔からの伝統です。



アイデア玉入れかご


「これ、これ、これ見てよ」
職人さんが奥からだしてきたのは玉入れかご。

通常の玉入れかごは棒がついていないので
竹竿などにくくりつけて競技につかいますが

この玉入れは

一本の竹を割ってカゴをワシづかみして固定しています。


おお~さすが、職人のアイデア

顔がすこし神々しく見えてくるのです。




近江牛


竹皮につつまれた牛肉が届きました。
抗菌性のある竹皮は昔からこうやって役だってきたのです、
竹虎ではルームシューズとしての竹皮草履に使っています。

まあ、りっぱな竹皮に感心しながらも今日の主役は中身の肉。


祖父は何か特別なことがあった日には


「テキ、食べるか?」


大阪弁特有の人なつっこくも、あたたかい
耳をすませば、今でも聞こえてきそうな声で言ってくれました。

虎竹の里は田舎ですので

ステーキ=自宅

が当たり前の時代。

食通だった祖父は、
全国をまわって食べ歩いたステーキハウスの中から
自分好みのソースの味を覚えて帰って
祖母に何度も何度もやり直してもらいながら再現してました。

ケチャップがベースの
濃厚な独特のソースの味...

書いていたら涙といっしょに
食欲もわいてくる


食べ物って、本当に人を幸せにするもの

特別美味しい牛肉なら、なおさらです。

それにしても、この近江牛ドットコムの味噌づけは美味い。


ボクがそうだったように
自分の子供たちにも
記念日にいい思い出残せそうです。

感謝。




食品会社見学?



ややっ!?その格好は一体...!

食品会社さんへでもやって来たのでしょうか?

いえいえ、実は

虎竹の里炭石鹸の製造をお願いしている

有名な自然派石鹸メーカー地の塩社さんの工場なのです。


これだけ厳重な格好をして
入室のときには殺菌光線(?)かなにか浴びるし
それでいて製造工程を見学できるのは
バチっと分厚い壁にさえぎられたガラス越し。

なるほど、これだけの衛生管理をしているから
お肌にやさしい安心の炭石鹸ができているのか

納得の工場見学です。



熱くなる1枚


1枚の写真を見せてもらいました。

山岸竹材店 各種竹材問屋と屋根に大きく書かれています。
ちょうど上を走る国鉄安和駅から撮った写真のようです。

60年ちかく前の山岸竹材店。

写っている場所から考えると
もともと大阪で操業していた祖父の工場が空襲でなくなり
疎開して虎竹の里にやってきてから数年後
虎竹の生産を再開したばかりの頃かと思います。


祖父が父があの職人さんたちが
働いた工場
おかげで今のボクたちがいる

この白黒の写真1枚が
どれだけ勇気をあたえてくれるか分かりません


今日も朝から燃えています。




グニャリ


竹は熱を加えるとグニャリ(少し大げさですが)
ひやすとシャキッと、かたまります。

だから、
竹へらも部分的に熱をもたせ曲げていくのです。

職人さんが手をうごかすたび
フワッ~と湯気がたちのぼります、

効率よく、手際よく、
それでいて同じ角度で曲げられる竹へら。

小気味よい流れるような作業に
試行錯誤の歴史と、職人さんの努力をかいまみた気がして
自然と頭がさがる思いなのです。



1000年前?


「こんな、竹ざるできませんか?」

お問い合わせいただいた竹ざるは
別段どうという事のないもののように思いましたが
はるか昔、そう奈良時代か平安時代くらいには
作られていたようだとの事

日本史はあまり詳しくはありませんが
それって1000年以上前という事でしょうか?

つくづく先人の偉大さ
日本の伝統の技のすごさと歴史を感じます。




昼休みのスーパースター


ランチ難民という言葉を聞きました。

お昼時、あっちの蕎麦屋も、こっちのトンカツ屋さんも
ズラリの行列...
で、会社のまわりを、さまよってしまう事らしいです。

そんな事もあってか
最近ではお弁当が見直されてかなり人気なんです。

そうか、でも毎日の通勤にだったら
使い勝手のいい機能的な弁当箱がいいなあ

そうお考えの方にも

ちょっとお昼が待ち遠しくなる
正午のスーパースターのご紹介です。

日本唯一の虎竹の里から虎竹ランチボックス

ああ、あの風呂敷屋さんのぞいてみよう!


この弁当箱を包む
ちょっとオシャレな風呂敷が欲しくなります。




竹帽子


麦わら…

いえいえ、竹で編み上げた竹帽子です
とても美しく仕上げられています。

これはツバのひろい日よけ用の帽子ですが
昭和の初期に流行した
いわゆるカンカン帽子といわれるような
おしゃれにかぶる竹帽子は
昔は一般的だったとお年寄りの職人が教えてくれます。



竹ざるのある暮らし


70センチ近い大きな竹ざるです。

都会に暮らす方にしてみたら
これだけのサイズだと場所ばかりとって
いったい、いつ、何に使うのか分からないのかも知れません。

でも、この竹ざるは
田舎や農家では、大根干したり、梅干し干したり
収穫したものを選別したり
なくてはならない生活の道具なのです。

大きいと思われる丸ざるですが
いざ使おうと思うと
これくらいの大きさが使いやす事が多いのです。

そして、愛用しているうちに
だんだんと竹が枯れた、いい色合いになってきて
さらに愛着がでてくる
手放せない必需品のように生活にとけ込んでいきます。



映画「はりまや橋」


日米韓合作の「はりまや橋」は高知を舞台にした映画だそうです。
経済産業省のあとおしで
この映画にあわせて南国土佐の伝統や文化を紹介する
PRビデオの撮影が今月行われました。

東京から来られた方をふくめた撮影隊は
なんと1週間も高知に滞在されて
あちら、こちらを撮して回られたのですが
少し残念だったのが、その1週間があまり天気に恵まれなかったこと。

ただ、日頃の行いがよいせいか?
虎竹の里の撮影の日は最高の天気
南国土佐らしい真っ青な空と、まっしろい雲
虎竹の古里、焼坂の頂上から眺めると
さんさんの輝く太陽と海!

そして、
いつものように心地よい風がふきぬける竹林では
自然そのままの虎竹や伐採作業のようす等
あまりご覧いただくことのない
山の仕事をたっぷりとご紹介させていただきました

本当に素晴らしい竹の里の景色とともに
お楽しみいただけるかと思っています
できあがりは5月中頃という事、待ち遠しいです!



竹ばっかりだね~


「この山は、竹ばっかりだね~」

虎竹の古里、焼坂で虎竹を積み込んでいると
四国八十八カ所を歩いてまわる
お遍路さんに会うことがあります。

そう、この山道は古くからの遍路道でもあり
遠くから来られるお遍路さんには
突然、竹が多くなる虎竹の里が不思議にうつるようなんです。

最近、雨が続いていますが
ちょうど天気のよくなった晴れ間に
焼坂の峠までのぼってみました。

山頂付近まで上がってくると
日差しはポカポカとあたたかく
小鳥はさえずり
遠く須崎湾の向こうに雄大な太平洋
虎竹はサラサラと音をたてて歓迎してくれます。

ふるさとの道

そんな言葉がピッタリな
いつも優しく、心地よく、おかあさんのようなぬくもり
なんとも心やすらいでくる焼坂の道

ボクたちがこの道で毎年やっている仕事を
すこしこのページにまとめてみました

虎竹の山出しはコチラ




新日本様式への挑戦


「新日本様式への挑戦」という本を贈っていただきました。

「日本らしさ」「日本ならでは」
掲載されているジャパンブランドを見ていると
改めてモノづくりの熱さのようなものをヒシヒシと感じてきます。

知っているようで
あまり知らない日本のブランド
底力を感じることができて
嬉しくなる一冊なのです。




米とぎざる


竹虎にも米ざるといって
すこし大きめの竹ざるはあります
一昔前ならどこの家庭にもあったザルなのです。

この米とぎざるも、そんな中のひとつ
お米を洗う時に使っていたもので
小さなお米が竹の編み目に入り込まないよう
細やかな編み目に仕上げられています。

米とぎざる?
竹製品は水に弱いのでは?

そういうイメージを持たれる方も多いと思います。

実際、お手入れが悪いとそうなんですが
使ったらすぐ水切りして乾かす
毎日大切に使うなどしていると
自分の母親など
20年、30年と愛用している竹ざる、竹製品が台所にいっぱいです。

きっと以前は、日本の家庭がどこもそうだったように。




インターンシップ2009


日本唯一の虎斑竹をつかった
花かごづくりの研修がはじまりました。

簡単なように見えて、これがなかなか大変
ひとつでも間違えると前にすすめないとあって
用意した竹ヒゴを手順をおって編み上げていく
インターンシップ生の表情は真剣そのもの。

はたして、どんな作品ができあがるのか
近日ご紹介したいと思いますが
自分たちが初めて作った花かごです
記念として大切にしてくれているようです。



マラセチアに竹酢液?


昨日の日曜日のように
すっかり暖かくなった休日には
ゴンの身体をシャンプーしていたものです。

毛がつやつや、サラサラになるし
ニオイもなくなりのでリンスには竹酢液を使います。
さすがに竹屋にワンちゃんだけあって
ゴンは竹酢液のニオイもまったく気にならないようで
終始気持ちよさそうにしていたのを思い出します。

そんな事をお客様にお話していたら
マラセチアという犬の皮膚病に使用されているという
お客様からお便りいただいた事があります。

竹酢液がこんな風にお役にたてていると嬉しくなりましたが
同じようなお悩の方に少しでも参考になればと思います。
竹酢液をマラセチアに使ったお客様の声