ランドリーバスケットの完成

2011年12月31日

白竹ランドリーバスケット


今年もいよいよ今日で最後となったちや。この一年も「竹」とは、まっこと(本当に)エイにゃあ素晴らしいにゃあ、と思う出会いがいっぱいありました。そして、自分はまだまだ竹の事も何ちゃあ知らんがやと教えられた年でもありました。自分の思いは、ずっと前からありましたけんどなかなか難しゅうて製作する事のできなかった洗濯籠。何回か試行錯誤して職人さんとも色々相談してようやっと満足できるものが編み上がったがです。


両面表の竹ひご


その名も白竹手付ランドリーバスケットまあ、そのまんまですが中の洗濯物を傷めないように二枚の竹ひごを背中あわせにして両面に竹の表皮部分を出して編み込む。こんな発想も、作り手と何度かやり取りして何とか辿りついた形です。竹の事は多少分かるつもりになっちょりましたが実は、竹ち奥がこじゃんと深い、深い。


明日から辰年ですけんど「辰」言うたらワシと親戚みたいなもんぜよ。


ええっ!?竹虎四代目は兎年ですろう?


何を言いいゆうぞね、おまん龍と虎いうたら掛け軸でも、いっつも一緒に描かれてますろう?辰年と竹虎「龍虎」で兄弟みたいなものぜよ。まあ、そんな2012年はもっともっと竹を知って、竹と一緒に皆さまのお役にたてる事をやっていきますぞね。何卒よろしくお願いいたします。













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別注の根曲竹ざる

2011年12月30日

竹ざる


そうやにゃあ、この年の瀬の押し迫った時に竹ざる言うたらそばざるを連想される方が多いかも知れませんが、先日お客様からお預かりしちょりました竹ざるは自分もあんまり見た事のないもんやったです。粘りのある根曲竹で見るからに頑丈に編まれちょりますので持ってみたら、まっこと(本当に)硬い!少々力をいれて押してみてもビクともせんようなこじゃんと(とても)堅牢に作られちゅう竹ざるちや。深さがあって両手で持って丁度仕事のしやすいサイズでけんど、強さだけでは無くて竹の表皮を内側にむけて編まれちょって中に入れるものをキズつけることが少ないように工夫されちゅう。


こんな竹ざるが同じように出来ないだろうか?そんなお話を頂いて、びっくと時間はかかりましたけんどひとつ試作してみたがです。竹の素材や細かいところの編み方は違いますけんどまあ、同じように作る事はできちょります。


さて、けんどこれで仕事をされゆう方たちがどう言いますろうか?使い勝手はどうやろうか?実際に毎日使う仕事用の竹ざるやきに使うてから分かることも一杯あると思います。来年に向けてどんな答えが返ってきますろうか?辰年の楽しみやちや。













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竹のゆりかご

2011年12月29日

竹ゆりかご


若い職人さんの作るものには、まっこと夢があってエイですちや。いやいや、間違うたらイカンちや。もちろん、ワシもまだまだヤング(死語?)やきに。明徳高校の同窓会らあに行ったら「ありゃあ、なんでワシはこんなオヤジの中におるがやうろ?」まっこと(本当に)そう言いとうなるばあですきに、まだまだ若いですぞね。


まあ、けんど、そんな事はさておき竹虎にも竹籠は色々ありますけんど、さすがにコレは無いですぞね。この竹のゆりかごを見とうせや赤ちゃんが安心して眠られるように確かな技術で竹を丁寧に編み込んだ竹籠。木製の足が付いちょりますきに、さぞゆらりゆらり出来るがやろうにゃあ。


この竹のゆりかごの周りにはどんな笑顔が集まるろうか?何やら見よったらどこかで見たようなお父さんとお母さんその後ろには懐かしい顔のおじいさんと、おばあさんみんなあがニコニコして籠の中に微笑みゆうそんな光景が見えてくるようぜよ。













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ペットボトル用の竹炭登場!

2011年12月28日

竹炭ペットボトル用


ペットボトル用竹炭、飲料水用に使う竹炭やにき竹虎の竹炭はこじゃんとこだわっちょりますぞね。昔ながらの土窯で、熟練の竹炭職人が1000度近い高温で焼き上げるがです。じっくり2週間もの時間をかけて焼いていきますけんど土窯の竹炭というのは思うたより繊細なところがあるがです。その季節によって、その気候によって、あるいは、材料によっても一窯、一窯出来具合が違う事がありますぞね。


そんな難しい面がある土窯づくりの竹炭でさらに孟宗竹の元の部分の身の厚いところを厳選してから幅を細くそろえてペットボトル用に焼いたがです。竹は炭に焼くとねじれたり曲がったり高温の炎の中でこじゃんと(とても)変化しますきに、ぎっちり(いつも)焼きゆう熟練の竹炭職人もびっくと(少し)心配しよりましたが案ずるより産むがやすしとはこの事やろうか?窯出しされた竹炭をみて「よっしゃあ!」言うばあな上等な出来映えやったです。


空いたペットボトルに水道水とこの竹炭を1本いれて夜に冷蔵庫いれちょったら次の日の朝にはお楽しみぞね。資源の節約にも、倹約にもなる竹炭ペットボトル用ができたがです。そうそう、竹炭は使う前に5分程度煮沸消毒しとうせよ。それと今の季節はぽかぽか竹酢液風呂やにゃあ。竹酢液は、やっぱり同じ土窯づくりがオススメぞね。













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懐かしい鰻うけ(筌)

2011年12月27日

鰻うけ


こりゃあ、懐かしい鰻ウケがありましたちや。竹虎でも販売しよります鰻うけ(筌)は竹ひごを取って筒状に編み込んで作りよります。それがこの鰻ウケは、竹の表皮を薄く剥いでそのまま丸竹を利用しちゅうがです。


普通に考えたら丸竹をそのまま使うほうが手間をかけて編み込むよりもずっと簡単で早く出来るのでは?そう、思われる方もおるかも知れません。もちろん、丸竹そのままの鰻ウケも自分の小さい頃はありましたし、近所のおんちゃんが川で使いゆうがも見たこともありますけんど竹は丸のまま使いよったらどうしても割れが入るがです。この丸竹の鰻ウケの表皮を剥いでいるのはこの割れを少しでも無くするためながです。けんど、やっぱりヒビが入り、割れになっていきます。まあ、近くの川で実際に鰻でも捕りたいという実用向きやったら自分も小学校の頃にずっと使いよった竹編みの鰻うけを絶対におすすめします。


そうじゃあ、ついでに言うちょきますけんど、竹編みの鰻うけ(筌)ですけんど実は新品の時には、あんまり鰻が入らんがですよ。びっくと(少し)古うなったくらいがエイ。だから、ワシらあは、わざわざ田んぼの泥の中に新しい鰻うけ(筌)を2日ほどつけ込んじょったくらいちや。なんでも新品がエイとは限っちゃあせん言う事ぜよ。


おっと脱線しましたけんど、まあ、何十年ぶりかに見た丸竹のウケ。こんなウケを作る職人さんが、まだおられる言うことにも感激して。いやいや、昔の親友に会うたみたいな気もしてどうも、ここから離れがたいがです。













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青々とした虎竹買い物かご

2011年12月26日

虎竹買い物籠


今年の新竹で出来た虎竹買い物籠が出来ましたぞね!写真では、びっくと(少し)分かりづらいかも知れませんけんど油抜きをしたばっかりの竹やきに、虎模様は美しく表れちょりますが全体的に青々としちゅうがです。これは、これできれいやにゃあ!と思いますがこの若々しい買い物籠の色合いは時間の経過とともに、段々と落ち着いた虎竹特有の色合いに変わっていき、ご愛用される方の使い方にもよって渋い光沢がでるようになってくるがです。


おおの、けんど見れば見るほど良く出来ちょりますちや。まっこと、こうやって3個ばあ腕にさげてどこか、こじゃんと(とても)人通りの多い...。そうやにゃあ東京まで行って銀座でもブラブラしたいくらいの気持ちぜよ。













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虎竹の里のクリスマスイブ

2011年12月24日

竹虎四代目とアトマ


大人になったらクリスマスプレゼントは無くなるかと思いよりましたけんどどうやら、そんな事もないみたいぜよ。今日のクリスマスイブに全国の子供達の所にはサンタさんが夜中にやって来るけんど虎竹の里には、もう早から明るいうちに来ちゅうぞね。キョロキョロ見渡して、ええっ!?一体どこにサンタクロースがおるがで!?


まっこと、おまん見えんかえ。ここ、ここ。


ワシの事やないちや、今ぜよ、今...今という時ちや


竹虎工場


そう、こうやって好きな竹の仕事が出来ちゅうやいか!!!今日は土曜日で現場の職人はおらんけんど、静かで、いつもと変わらん工場があるやいか。焼坂の山は、いつもと変わらず緑がきれいやいか。裸一貫で焼け野原になった大阪の竹工場から祖父と祖母が小学生の父を連れて、曾ばあさんの故郷でもあり竹の仕入れ先でもあった。この日本唯一の虎竹の里に移り住み、この地で山岸竹材店の再建を誓うた日から今日で63回目のクリスマスイブぜよ。


まっことワシはイカンちや。今まで気がつかんかった。大きい大きいクリスマスプレゼントをもろうちょりました。こんな幸せ者は他におらんがやき。













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エビラで切り干し大根

2011年12月23日

切り干し大根


干し野菜と言うて、キッチンで余った野菜などを天日干ししてから料理に利用される方が増えちゅうと雑誌か何かで見たことがありますちや。野菜炒めや、鍋ものなどで残った野菜が天日干しして更に美味しい野菜に変身するがやき。経済的でオトクでもあり、楽しい料理にもなる、言うたら、一石二鳥な事やき人気になるハズぜよ。


まあ「干し野菜」と聞くと、何やろうか?とも思いましたけんど、要は切り干し大根など昔から母や近所の農家のおばちゃんたちが竹の平籠にならべて日に干していたアレと知ったらまあ、昔の知恵が見直されちゅう言う事かも知れんちや。ウチの母などは、結構厚めの輪切りにした大根やニンジンをエビラ(竹編み平かご)に干しちょります。


この竹籠は昔から天日干しに使われてきた定番の平かごですきにその使い勝手の良さは折り紙付きぜよ。今時の寒風にさらして太陽の日をうけて旨みがギュッとつまるきに煮物にしても、こじゃんと美味しいと笑うちょります。もともと野菜が結構好きな方ですけんど、特に最近は余計に野菜好きになってきてからようやっと野菜の美味さが分かるようになってきたにゃあ...。などと思うちょりますきに野菜がおいしく頂ける冬に、まっこと大歓迎な光景ではありますぞね。













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スーパーリアルな竹の虫

2011年12月22日

竹のカマキリ


こりゃあ、どう見たち昆虫の標本のようにしか見えんぜよ。まず、この立ち姿。その辺の草むらにおるカマキリと同じぞね。そして、色合い。緑色のカマキリもおるけんど、こんな色目のカマキリもおる!おる!


趣味で竹細工をやりゆうお年寄りの作品にのぞき込む人からため息が聞こえてきますちや。まっこと本物のような昆虫たち。これが竹で出来ちゅうと知ってビックリ仰天の人もおって、


「ええっ?こっちが竹細工で...こっちは本物やろう......?」


実は全部、竹細工やったりするがです。


竹の蝉


人の手というのは素晴らしいちや。こんな精巧なものが創りだせるがやきにゃあ。竹虎にも虎竹の昆虫がいくつかありますけんどここまでスーパーリアルな細工には出来ちょりません。むむむ......。またまた、別な今にも動きそうな竹の虫を凝視しながらしばし口をきく事も忘れるがです。













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虎竹の里の帰り道

2011年12月21日

日本唯一の虎竹


この季節の夕暮れは早いちや。山からの帰り道には、虎竹の古里焼坂の山に陽が沈みかけちょります。山のふもとの土場には太さ別、色つき別に選別された虎竹がズラリ。小さい頃から、ずっと見慣れた光景やけんど、毎年、毎年、この寒い時期に虎竹がいっぱい伐り出されちゅうのを見るたびに嬉しさが沸き上がってくるがぜよ。


竹の虎模様


虎竹は淡竹(ハチク)の仲間やきに竹の表皮にうっすらと白くモヤがかかったように見えますけんどその下に斑点の模様があるのが分かりますろう?今はハッキリ分かりにくい模様も工場に運んでガスバーナーで一炙りしたら竹の油分が吹き出して、これで、どうぞねっ!!!!!言うような、日本でもここでしか成育しない不思議な虎竹の独特の虎模様が、クッキリと浮かび上がってくるがやき。













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鬼おろしを雑誌「しあわせな台所」に掲載しもろうたちや。

2011年12月20日

しあわせな台所


「しあわせな台所」とはステキな本の題名やと思いませんろうか?しかも特集が、絆が深まる"魔法の場所"ぜよ。確かに、けんどワシの小さい頃いうたら台所は土間にあって近所の家の入り口が、すっと台所という事も多かったちや。そこのオンチャンがご飯食べゆう横で友達と遊んだりお姉さんがオヤツこしらえてくれたり、キッチンは人の集まる場所やったにゃあ。地域のコミュニケーションの中心でもあった。まっこと(本当に)魔法の場所やったかも知れませんちや。


懐かしゅうて思わず手にとってしまいそうなこの雑誌に、竹の鬼おろしを掲載してもろうちょりますぞね。「魔法の場所」で大根が魔法をかけられたくらい美味しくなる、竹の鬼おろしを使うてもらいたいと思うちゅうがです。


ニュートップ


「ニュートップ」いう本にも竹虎の事を掲載してもらいました。創業明治27年という竹虎の歴史からはじまり、日本でここにしか成育しない虎斑竹のこと。本の編集部の方に色々話しゆううちにあれこれ整理されることもありきすきに不思議ちや。やっぱり思うたら自分らあは、まだ何ちゃあ出来ちょりません。先代、先々代、初代の続けてきてくれた事に頼って、寄りかかっちゃあるだけや。自分らあの竹虎は、なかなか見つからんがぜよ。













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カシロダケの竹皮細工

2011年12月19日

竹皮弁当箱


カシロダケという竹皮の白い特別な竹があるがです。漢字で書いたら「皮白竹」この竹皮の比較的硬い部分を細く裂いて芯にしちょってから柔らかな竹皮で巻いていく...。まっこと(本当に)時間のかかる製作工程を丁寧に、丁寧に仕上げて竹皮弁当箱が出来るがです。


竹皮皿


竹皮いうたら竹皮草履しか知らんかった自分が竹皮細工に出会うてからどうやろう?もう15年ばあになりますろうか。こんな大きな竹皮大皿!凄いですろう?とにかく手触りがソフトで温もりがあってこんな不思議な感触のお皿は他にはないと思うがです。


竹皮編み物籠


もともとは編み物籠として作られちゅう物毛糸をだす小さな穴がフタの中央に開いている面白い籠ぜよ。この富士山みたいな形、どうにも気にいって今も机の後ろに飾っちょります。


竹皮座布団


あと、あったらエイにゃあ...と思うたらありましたぞね。竹皮座布団ちや!けんど、これはもったい無くて座ることはできない座布団かも知れん。


竹皮小物入れ


色染めした竹皮を使うたカラフルな小箱もある。実験的に製作したみたいですけんど、こうやって見たら又全く違う風合いの別の表情ちや。今はもう、お一人だけでほとんど作られる事のない竹皮細工。ブルーノ・タウトというドイツ人のデザインで斬新な趣がありますが、身近な素材を活かして自然と調和して生活してきた日本人の英知が、その基礎となっちょります。手先が器用なこの国の職人が生み出したものは凄いがですよ。














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別注で作ったウツボ籠

2011年12月17日

うつぼ籠


海のギャング、ウツボを食べる言うのは知っちょりますろうか?いやいや、別に肝試しとか、闇鍋のたぐいではないですぞね。高知では普通にお客に呼ばれていったらドドーーーンと皿鉢料理が出るがですけんど、その中のひとつに刺身などの大皿と並んでウツボのタタキなるものが普通にあるがです。確かに見た目は恐いし、どう猛な生き物には違いありませんが、タタキにしたらこれが淡泊な上品な味でタマネギやネギ、生姜、ニンニクなど薬味をたっぷりのせてポン酢で口にほうりこんだら、こりゃあ、たまらんちや!まあ、故郷の味言うものやろうか?


それで、このウツボを捕る竹筒もボツボツ作って売れるがですが、このウツボ籠は、お客様の注文でウツボの入り口にフタをした作りになっちょります。そうちや、そうちや。フタをしちょりますきにウツボを捕まえる為の物ではありませんちや。太さも長さも別誂えのサイズにしたウツボかご。酒屋さんで使われゆうそうやけんど、お客様には喜んで使うてもらいゆうろうか?













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笑顔の真ん中に竹の盛り籠

2011年12月16日

鉄鉢掲載の小冊子


みかんの美味しい季節ぞね。高知にも山北みかん言うて、こじゃんと有名な産地がありますけんど、何ちゃあ、そんなみかんでは無くとも安和は日本唯一の虎竹と共に、実は果物の里でもあって、すぐ近くに温州みかん、文旦、ビワなど色々作りよります。海沿いの急斜面がエイがやろにゃあ。水はけのよい土地と、サンサンと輝く太陽で甘い、甘い果物ができるがですちや。


そんな、ワシも大好きな美味しいみかんですが、先日アサヒフードアンドヘルスケアさんというアサヒビール系列の会社の小冊子に面白いみかんのムキ方が特集されちょりました。風ぐるま、太陽、シャンデリア、キラキラ星、イモムシ(?)蝶ネクタイ...。まっこと(本当に)色々な事を考える方もおるもんぜよ。おっと最後にはみかんの皮を全部むいて中の房だけ残して、なんと腕に巻いて、みかんの腕時計やと!


こんな楽しい小冊子に竹虎から盛りかご(鉄鉢)が掲載されたがです。なんと言うたちみかんを入れるには昔からピッタリの籠ですきに、時代が変わっても、コタツに竹籠のみかん。そして、周りには楽しそうな家族の笑顔。これは、どんな時代になったち定番であって欲しいちや。













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株式設立60年

2011年12月15日

虎竹の里の海


須崎駅から海岸沿いの短いトンネルをいくつが抜けて虎竹の里、安和の小さな無人駅に1両編成の汽車で降りたつと、故郷の美しい海と空のあいだに小さい頃から毎日のように眺めゆう島が見えるがです。一番右側に見える手前の島は双子島というて安和小学校の校歌にも唄われちょりますので良く知っちょりますが、須崎湾の小長岬に連なる戸島、中ノ島、神島。この3つの島については湾をはさんだ向こう側で遠くて正直どれが、どの島か分からんものの、この浜から見える島の形は頭に焼きついちょります。


60年前山岸竹材店


この古ぼけた白黒写真は近所のお年寄りが持っちょったもんですが、浜辺の向こうには今と同じ見慣れた形の戸島、中ノ島、神島、そして、手前の建物の屋根には「株式会社 山岸竹材店」の文字。そう、この写真は竹虎が大阪からこの虎竹の里に会社を移して株式会社として創業始めた1951年当時の写真ながです。この小さい工場で、あの優しかった祖父が竹を切りよったろうか?まっこと(本当に)こうやって見よったら長い虎竹を肩にかたいで若かった頃の父親もそこの戸から出てきそうなちや。


60年前と何ちゃあ変わらん波の音、60年前と何ちゃあ変わらん水平線の島々、60年前と何ちゃあ変わらん株式会社 山岸竹材店。変わらん大切なもののために、変わる勇気を奮い起こす時が来ちゅうぜよ。













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美しい竹ハンガー

2011年12月14日

竹ハンガー


いやいや、こじゃんと(とても)エイものを見つけましたぞね。このハンガーを見とうせや。一見、何ちゃあないハンガーのようなけんどよくよく見て頂いたら、竹の節が見えますろう?そうやきに、このハンガーは1本の竹を割って丁寧に曲げて作られちゅう竹ハンガーながです。


ハンガー


集成材を使うた竹ハンガーは今までもありましたけんど1本の竹から作るハンガーは、なかなかありませんぞね。竹の節の位置といい、竹表皮を薄く剥いだ手触りといい、竹特有のしなやかさと弾力といい。まっこと一目で気にいりましたちや。


竹ハンガー


12月に入って高知も流石に寒うなってきましたきに。いつやったかシアトルから、ここにしかない虎竹の見学に来られたClinton Inc Bamboo Growersさんから頂戴したベストを着ちょります。これがアメリカンサイズで大きくて作務衣の上から羽織るのに丁度ながです。


ほんで、この上着掛けとして作り手の温もりが伝わるような、この竹ハンガーを使わせてもらいよりますが、毎日、毎日、上着を脱ぐごとに、着るごとにびっくと心が豊かになるというか、気持ちが上向く気がするがやき。日常に竹がある「竹のある暮らし」自分自身も、こじゃんと満喫しちょりますぞね。













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竹の日本

2011年12月13日

竹ベンチ


先日、見かけた竹の腰掛けやちや。太い竹をそのまま使うてベンチにしちょります。竹虎にも縁台がありますけんど、こんな迫力のある大きな竹を使うちゅうのもエイもんちや。白い竹肌が美しいきに、歩き疲れてやって来て座って休むのにもこじゃんと(とても)気持ちがエイ。普通の椅子よりも、くつろげる気がしますぞね。何と言うたち手で触れる竹の感触がたまらんちや。びっくと(少し)ヒンヤリとして、なめらかで、まっこと心地がエイ。ここで一息入れよったら竹に元気をもらえるようぜよ。


黒竹簀の子


違う場所では手洗い場に黒竹を使うちょりました。蛇口から水を流して手をゴシゴシ。下に落ちる水しぶきを防ぐ工夫やろうか?そんな効果もあるかも知れませんけんど、それより、何より黒竹簀の子を、こんな所に使っているのが洒落ちょります。水を止めたけんど、もう一回手を洗うちゃろうかにゃあ......。そんな風に思えるばあ雰囲気のある手洗い場ぜよ。


これも、竹の力。意外に思われるかも知れまんが竹はイネ科ながです。だから、世界に誇れる美味しいお米のとれる日本の風土はすばらしい竹を生み出すと思うがです。竹の日本。竹が、この国で出来る事はまだまだ、これから沢山あると思うちゅうがです。













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ハンサムな洗濯籠

2011年12月12日

洗濯篭


横顔も、こじゃんと(とても)ハンサムな竹籠ぜよ。楕円形の形と大きさが丁度やきに。これは洗濯籠として使えらあせんろうか?お風呂場での脱衣かごして、なかなか使い勝手がよさそうちや。


洗濯かご


もともとは小脇に抱えて畑に肥料をまいたりする農業用として、ずっと愛用されてきた竹籠ながです。なるほど、腰にあてごうて片手で持ちやすいように楕円形になっちゅうがやき、自然にできあがった機能的なデザインは格好がエイ。


竹編み目


編み目ですろうか?この通りきれいに編み込まれちょりますけんど、びっくと(少し)注目してもらいたいがは中央部分と、両端部分の編みこみの竹ひごの幅の違い。中央部分は竹ひごの幅が広うて両端は細くなっちょりまます。これは、両端が狭まりゆったりしたカープを描いて上に立ち上がっちょりますき、そんな形に編み込みやすいようにとの職人の工夫ながです。軽さと堅牢さと兼ね備えたイチオシの竹籠ぞね。













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小学校の竹虎見学

2011年12月10日

工場見学


須崎市内の小学校の生徒さんたちが日本唯一の虎竹の里へ見学に来てくれちょりました。同じ市内と言うたち安和は須崎市端っこやし初めて来た方も多いろうし、もちろん、虎模様の竹の事らあは誰も知りません。虎竹がここでしか成育しないと言う話を聞いてまっこと(本当に)興味津々で、工場に並んだ竹材にビックリして、虎竹のガスバーナーでの油抜きの作業の様子をみて、それからそれらの竹が竹製品となって陳列されちょります店内を見てまわってもろうたがです。


けんど、ちびっ子パワーはなかなか凄いちや。自分らあが不思議に思うた質問やら竹を見た感想やら、目をキラキラさせて、どんどん言うてくれて。いっつも元気な店長も少しタジタジするばあぜよ。元気な子供達に職人やら皆も笑顔になって元気をもろうた一日やったがです。こんな小学生が大人になってふと今日の事を想いだしたりして、ずっと続いてきた伝統の竹文化に又ふれる機会があればこじゃんと(とても)嬉しいことやと思いよります。













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塗り脱衣かごの生地

2011年12月 9日

塗り脱衣かご


さて、そろそろ年末年始の事が気になったりしちゃあしませんろうか?自分は年末年始言うたちそんなに特別な事も何ちゃあ無いですけんど。たとえば、お正月に旅行にいって洒落た旅館などでお世話になられる方もおりますろう。そんな方は是非、室内を見回してみとうせや。お部屋の片隅にこんな脱衣籠らあがあるかも知れませんぞね。そうながです、この脱衣籠は一般のご家庭でご愛用いただく事も多いですが旅館さんや、ホテルさん等でお使いいただく事も多いがです。


脱衣籠


渋い色合いの脱衣かごですけんど、塗りをする前の竹編みは、実はこんながです。どうですろうか?塗りの加工をされたがもエイですけんど、塗りをする前でも、手触りも気持ちエイし素朴で自然な、この竹の風合い、編みこみの端正な美しさ、見れば、見るほどこのまま使うてみたいと思うくらい実は、結構自分では気に入っちゅうがです。













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今夜6時のNHKニュースを観とうせよ

2011年12月 8日

虎竹林


さて、ところで皆さんはテレビは観ますろうか?ワシは、あんまり観るほうではないけんど、それでもNHKの午後9時のニュースとNHK大河ドラマだけは、ほぼ観るようにしちょります。ええっ!?NHK......と思われますろうか?都会の皆さんは民放かも知れませんが、そもそも高知県はワシが小学校の高学年までは民放が1局しか無かったせいか他の県の方に比べたらもしかしたらNHK指数が高いような気がしますぞね。そうそう、お昼時などに職人さんの所へ行ったら、だいたいNHKニュースがついちゃある。


NHKさん取材


まあ、だからという訳ではありませんけんど今夜6時のNHK高知放送局のニュースは、必見ぞね!!!言うても高知県の皆さんしか観れませんが。今夜、日本唯一の虎竹の伐採から山だし、選別、竹の加工、細工まで、虎竹の里の事をニュース番組の中で放送される予定やき。


竹虎見学


ちょうど工場見学に来られてました中小企業家同友会の経営者の皆さんも写っちゅうはずですきに。ご家族そろって(?)今日の夕方6時、NHKニュースでお会いしましょうやいかっ!!!(高知県の皆様だけですが...)













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竹の腰張り

2011年12月 7日

腰張り


「腰張り」と言うても何の事かご存じない方でも腰張りは必ず見たことはあるがではないですろうか?壁に腰の高さあたりまで紙など貼ってあるアレです。「ああ、アレの事かえ~」そんな、声が聞こえてきそうですけんど、紙だけではなくて布の場合もあるし、竹や木などを貼ることじゃあちあるがです。日本唯一の虎竹が高知にしか成育しないもんやきに高知のホテルさんなどでは腰張りに虎竹を使うてくれちゅう所もあるがですぞね。


いろいろな腰張りがありますけんど、ここは六ツ目編みの腰張りち、こじゃんと凝っちょりますちや。良く見たら壁は、どこにでもありそうな化粧板みたいですが、なんと、こうやって竹のあしらいをしたらまるで、料亭ぜよ。いやいや、まさに料亭じゃあ。ずっと見とれちょったら女将が出てきそうなばあ、まるで料亭みたいやにゃあ。













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竹虎四代目年賀状企画2012年

2011年12月 6日

竹虎年賀状


ご存じの方もおられるかと思いますけんど竹虎では毎年、写真付き年賀状を作らせてもらいゆうがです。実は結構前から作りよりまして一番最初の写真付き年賀状を作ったのは1985年の事。かれこれ、あれはもう26年も前のことぜよ。こじゃんと(とても)早起きして神戸の港で撮影したがやけんど、なんちゃあ、ついこの間の事みたいなき不思議なもんですちや。


何回か同じような話をしたような気もしますけんど、そもそもこんな年賀状を始めた理由は自分が全寮制の明徳中学、高校で県外の友人も多かったし、大阪の大学で知り合うた皆とも卒業したら、高知の虎竹の里に帰るワシはそうそう合う機会も無うのなる。ほいたら、せめて年に一度の年賀状でゆく一年の事、来る新しい一年の事、そう、行く年、来る年を一枚の写真にして届けろう。そんな単純な考えからやったがです。卒業するときに何となく「45歳までは続ける」。そんな事を言うた覚えがあるがやけんど、45歳を過ぎてもなかなか止められんなって、こうなったら続けられるばあ、続けるつもりながです。


さて、そんな竹虎四代目年賀状ですが、実は昨日から「年賀状お届け企画」なるものがスタートしちょります。よかったらご覧になってみとうせや!数年前からは年賀状に連動して動画も作りゆうぞね。もちろん、2012年もやりますきに!ええっ?どんな動画やろうかち?2011年の年始動画はこんながやったちや。



2012年の年始動画は、一体どんなになろうか?本当の事を言うたら、まだ出来ちゃあしませんきに自分でも分からんがですちや。まあ、楽しみにしちょってもらいたいにゃあ。そんな風に思うちょります。













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竹虎四代目ブログのお客様

2011年12月 5日

お客様


こうやって毎朝ブログを書かせてもらうようになったがは2006年の1月のことやきに、今月末でまる6年になりますちや。「竹の事ばかり書いてよく続きますね」たまに言うていただく事もありますけんど、このブログは30年続けるとお客様と社員に宣言しちゅうがやき、あと24年はゆっくり書き続けることになるますろう。


まあ、それでも書きたい事、書かんとイカン事はおそらく尽きることはないがぜよ。そりゃあ、そうよ、毎日、毎朝、竹は新しいがやき。そして、なにより自分が毎朝書き続けられる原動力、それが、こんな全く面白くも何ともないブログやけんどそれでも楽しみに読んでくれゆう有り難いお客様ながです。


先日、わざわざ埼玉県からご夫婦でお越しいただいちょったお客様。毎日ブログをご購読いただいて、それでわざわざ虎竹の里まで自分のような竹の事しか知らん田舎者に会いに来てくれちょったそうながです。留守でお会いできず、まっこと申し訳ございませんでした。今度からは是非一言お知らせしちょってください。


けんど、まっこと(本当に)こんなお客様がおられるち、嬉しゅうて、有り難うて、こうやってブログを書きながら涙がとまらんちや。早朝、誰もおらん静まりかえったパソコンの前、ワシの情けない顔を見ゆうがは、ハンチング帽かぶった祖父の写真だけやき。なんちゃあ、恥ずかしい事もないがぜよ。













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「笑」という字

2011年12月 3日

白竹


太さと長さを揃えた白竹がズラリと並んじょりますぞね。これから、一体どんな竹細工になるがやろうか?こうやって見たら一本、一本のたちも期待にドキドキしちゅうみたいに見えてくる。何か新しい事に向かうて、ときめいちゅう様に見えてくる。おお、張り切っちゅう、張り切っちゅう!皆、ピンと背筋を真っ直ぐにして(竹やき当たり前やけんど)真正面を向いて、突き進んで行っとうせよ。


ややっ!?そんな事、思いよったら白竹たちの笑い声?


それも、そのハズぜよ、「笑」という字には「竹」が入っちゅう。まっこと、ここの工房に来て、こんなに沢山の美しい白竹たちに出会うたら、こちらまで妙にやる気になってくるがぜよ、元気になってくるがぜよ。竹は皆を元気にできるがやき。













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NHK高知放送局さんの撮影

2011年12月 2日

NHK取材


先日から打ち合わせをさせてもろうちょりました、NHKさんの取材が2日間にわたってあったがです。虎竹の山出し風景から土場での選別作業、工場での油抜き加工など虎竹の里ならではの放送になるがやないろうか?今から、こじゃんと(とても)楽しみにしちゅうがです。ガスバーナーが音をたてだしたら甘い、甘い香りが工場に漂いだしてきましたぞね。虎竹の油抜き加工、綺麗に撮れちゅうと思います。


NHK取材


自分のインタビューも撮ってもろうたがです。虎竹の椅子に腰かけて改まってこうやってカメラに向こうたら田舎者のワシなど、まっこと(本当に)困るぜよ。なかなか話がまとまって出来ません。アレも、コレも話たい日本唯一の虎竹のことを、もっと言いたいと思うて、自分でも何を話しているか分からんなるがやき。編集してまとめるNHKテレビの方、ご面倒をおかけしますぜよ。


放送は12月8日やそうやき来週の木曜日やにゃあ。午後6時からのNHKニュースの中で5分間ばあやそうです。高知にお住まいの皆さんはお時間あいましたら是非観とうせよ!!!













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棕櫚箒で歳末大掃除

2011年12月 1日

棕櫚箒


早いものちや、今日から師走ぜよ。12月は大掃除の季節ですきに棕櫚箒が活躍しますけんど、最近は青竹踏みを知らん学生さんがおるばあですきに、棕櫚(しゅろ)の事については若い皆様やったら恐らく何ちゃあご存じないかも知れません。


棕櫚は、水にも強い素材という事で、もともとタワシやらロープやら色々と利用されてきた植物ながです。竹虎でも袖垣枝折り戸など庭関連の商品の製造に棕櫚縄は欠かせませんでしたので昔から倉庫に大量に置いちょった、とても馴染みのある素材ぞね。学生の頃に運転手さんの助手としてトラックに乗せてもろうて主な生産地やった和歌山の職人さんのところに行った事がありますけんど、独特な機械を使うておばあさんが細い棕櫚の繊維を一本のロープにしよった事を思いだしましたちや。


高知新聞


先日、高知新聞さんのK+(ケープラス)にも掲載いただいた棕櫚箒にしても、丈夫で長持ちする棕櫚の特徴を活かして昔から愛用されゆう一つやけんど、特に今は節電が言われよりますしマンション暮らしの方なども音が静かな事、フローリングのお掃除に使い勝手がエイ事などから若い女性のお客様のを中心に人気があるようながです。


まず、座敷箒として何年も何年使う。そして土間箒として、それから庭掃き用として、使い込んで棕櫚の毛足が短くなったらなったでこんな風に長く愛用されてきた箒ぞね。前には、竹虎の工場にも職人さんが自宅で使いよった棕櫚箒を持ち込んで来てくれちょりました。「その棕櫚ほうきは、何年使いよったが?」職人さんに聞いたみた事がありますけんど、一体何年使いゆうか忘れるばあ長持ちしますきに、案の定ハッキリした年数は分からんかったです。













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