海の男の竹籠


竹かご


この竹籠は、かなり大きなものやったです。竹虎にも竹籠は色々ありますけんど、大きな竹籠というのは技量だけでなく腕力も必要となりますので、高齢化のすすむ竹職人の中ではなかなか作り手の少なくなりつつある竹細工の一つながです。


さて、この竹籠は一体何に使っていたのかと言いますと、漁師さんが実際に海で使いよった竹籠でした。さすが漁に使われるだけあって作りは堅牢そのもの。見るからに丈夫な籠を手で触ってみても、押してみても少し持ち上げてみちゃうと両手で持ってみても、なかなか重量もある。なるほど......。これなら雨ざらし、風ざらしの厳しい環境で荒っぽい使い方をしても大丈夫やったのではないろうか?少々の事で壊れるようでは、せっかくの苦労して捕った獲物を逃してしまいかねません。なので、考えられる限り強さと耐久性を極められてきた竹籠、長い月日の中で、現場で鍛えられた竹籠。まさに、現場の仕事師の風格が漂いよりますぞね。


そんな海の男の竹籠をよくよく見てみると、横に編み込んだ竹ヒゴがただの1枚の竹ヒゴでないことに気がつくがです。このような大きな籠は、幅の広い厚みもある竹ヒゴを使いますが、厚みのある竹ヒゴは堅く編みづらいのです。だから、まず1枚の竹ひごを皮をはぐように割っておいてそれを重ねるようにして編んでいくがです。


おそらく、この竹籠を使う漁師さんも魚をとるプロ。ある意味では職人として自分たちでは知るよしもない、こじゃんと凄いテクニックがあるのだと思いますが、このような竹籠には、竹籠でちょっと見ただけでは分からない細かなところに実は竹職人の技が隠されちょります。













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