賓道林さんが虎竹の里にやって来る

2014年8月30日

賓道林さん


6月に韓国の潭陽(タミャン)の竹祭りにお伺いさせて頂いた際に、来年に開催が予定されちょります世界竹博覧会、世界竹会議の開催地推進委員会の会長である賓道林さんにお会いさせてもらいました。ドイツ人の方ですけんど韓国潭陽の竹に惚れ込んで、今はこちらに移住され竹に関わられちゅうとの事やったがです。


是非、日本に来られる事がありまたなら、虎竹の里にも足を伸ばしていただきたいとお話させてもろうちょりました。ツアーのお客様が選ぶご当地グルメで上位に選出される高知県ですが、実は高知に来られた事のある方はビックリするばあ少ないがです。羽田から飛行機で1時間とちょっと位なのに、どうにも遠い印象があるようながです。けんど一度来られた方は皆様口を揃えて「高知が、こんなに近いなんて思っていなかった」こう言われるがぞね。そんな事をお伝えしちょりましたら、なんと思いがけず来月9月に来日のご予定があるとの連絡が来ましたぜよ!


まっこと(本当に)嬉しいちや、こんなに早く日本唯一の竹をご覧いただく機会がくるとは。またまた、これは竹の神様にお礼を言わんとイカンろうか?そう、思うてスケジュール表を確認してみたら...


ええっ!?なんちゅう...!ちょうど、その時には自分もどうして外せない仕事があって、高知におらんがやきに...!自分予定が何とか変更でんないろうか!?あれこれ日程をくって調整してみましたけんどどうにもならんがです、こんな時いつも思うのは「身体が二つ欲しい!」言うことやちや。


虎竹の里


けんど、どうしようもない...これはピンチ。ピンチにはピンチヒッターやにゃあ。一応代打要員も用意して、それならそれで準備の仕方もありますきに、気持ちを切り換えて返事を待ちよったら、おおっ!やっぱり竹の神様はおりますぜよ!賓道林さんの来日予定が何とか変更できそうながです。こりゃあ、ラッキー!こじゃんと嬉しいちや!まっこと、ドキドキわくわくして来ましたぜよ。


そして、この喜びと感謝の気持ちを言うに行くがは、やっぱり、ここだけ、100年前から続く山道を登った竹林ながです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


虎竹壁掛け

2014年8月29日

虎竹色紙掛け


虎竹とカズラで仕上げたシンプルな色紙掛けがあるがです。あまりに飾り気のない素っ気ない作りに、随分と前から店の片隅に置かれちゅうのに気にもとめていませんでした。けんど、それは色紙自体、飾りたいような大事なものを持っていなかったという事やと気づいたがです。


いざ、この色紙を壁に掛けてみたいにゃあと思うたら、立派な額縁のような色紙かけもエイですけんど、この簡素な虎竹編みのものが一番しっくりとくるがです。色紙掛けだけの時にはあまり感じませんでしたけんど、使うてみて初めて色紙を引き立てる、脇役としての竹編みの良さを知りましたぞね。


虎竹短冊掛け


短冊掛けも、まったく同じ事ですろう。さすがに短冊は今のところ何ひとつ手元になく、また、今後も短冊を飾るような予定もないがです。なので、この短冊掛けの本当の良さに気づく日は、もしかしたら、まだまだ遠い先の事ながやろうか?きっとそうに違いないがぜよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹虎段ボール

2014年8月28日

竹虎段ボール


ちっくと前に竹虎の段ボールをリニューアルしたがです。どうしても入れたいと思いよりました。竹虎ロゴマークを印字してもろうちょります。竹虎で使いゆう段ボールの種類は竹製品の大きさが様々ですので、実は思うちゅうよりも多く、サイズが色々です。その段ボール一つ、一つに竹虎ロゴマークが入っちょりますので、複数個の段ボールが重なると、なかなか壮観。祖父が作り、ずっと使ってきた愛着のあるマークなので、そのマークが沢山並んでいるのを見るだけで何やら心から嬉しゅうになってくるがです。


段ボールの内側には、これも祖父が石碑に刻んだ言葉。「竹の子のまた竹の子の竹の子の子の子の末も茂るめでたさ」という大田南畝(蜀山人)の歌を書かせて頂いちょります。これもリニューアルにあわせて筆で書き直しましたぞね。


そして、新しく追加したものが日本地図です。日本唯一虎竹の里が四国のココにあるというのを、目で見て分かっていただけるように印刷して頂いちょります。これは東京のデパートに売り出しに行きよった頃に、高知県というても、どこにあるのかご存じない方がおられて、少なからずショックを受けた思い出があるがですが、竹虎をご利用いただく機会に是非自分達の暮らす地域、虎竹のできる山々が日本のどこら辺にあるのかだけでも是非知っていただきたいという思いながです。


何てことのない段ボールですけんど、竹虎マークがひとつ入ると自分にとったら特別な箱となります。この箱で今日も皆様のお手元に竹がお届けできる事を、まっこと幸せに思い、感謝しちゅうがです。ありがとうございます!













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹灯りの下で

2014年8月27日

竹照明


この竹照明の吊り下げられたテーブルには毎日のように座りますので、ついつい忘れがちになっちゅう事があるがです。竹は半円球の形に編まれて普通の電灯の傘カバーと変わりはないがです。けんど、灯りが入ったら、とたんに竹ならではの優しく柔らかな光でありながら、普通に思うよりも強い光を放つがです。


これには職人の工夫があって、本来は一番目につく外側部分に、竹の一番綺麗で丈夫な表皮側を持ってきますが、この竹照明の傘の場合には電灯の光の反射など考慮して、竹表皮は内側に向けて編み込まれちょります。下から見上げると、竹表皮部分の光沢が年を追うごとに濃く渋くなり、照らしだす明るさにも円熟味を感じてしまうがですぞね。


この竹照明に対して、竹の身の部分のヒゴばかりで編まれた、丸みのある竹照明も近くに吊られちょりますが、やはり点灯した時の光の反射にはかなり違いがあるがぜよ。竹表皮を使っていないからダメかと言うたら実はそうではなく、竹の身部分の照明は竹ヒゴ全体を通して、じんわりと光りが部屋全体に伝わる感じがするがぞね。同じ竹灯りでも、それぞれの良さがあり、温もりがあり、どちらも大好きな竹照明ながです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


面白い竹材料

2014年8月26日

竹枕


高知県のあちらこちらの里山にも沢山の孟宗竹が生えて生い茂っちょります。日本に元々あった真竹や淡竹に比べて太く、長さもある竹ですので、大陸から渡ってきてから、ずっと重宝されてきた竹ながです。ところが、昔のように筍を栽培するような事も少なくなっていますので、人の手が段々と入らなくなって、ついには放置竹林となり、生命力の強い竹は生え放題、人口密度ならぬ竹密度も限界まで高くなり、竹林が藪の外に拡大して問題にもなったりしちゅうがです。


だから、孟宗竹を使うた製品なら材料などいくらでもあるので、沢山製造できるように思われがちながです。けんど、実は自然素材の難しさというか、竹の大変さというか、いくら広い竹林があって無数に生えているかのように見えても、その製品に使える竹材料というのは極わずかしかないがです。


たとえば、ワインクーラーに使う孟宗竹は極太の竹を使いますけんど、そもそも素材の極太竹と言うのが少ないと言う事があります。そして、その上に竹は元が太くてウラ(先端)に向かうほど細くなります。つまり、元に近い部分しか使う事ができないがです。けれど、当然ながら一本丸々伐採して運んでこなければならず、使わないウラの細い部分が何か他の製品に使えればエイのですが、そうも都合良くいかず材料の無駄が出ることになります。


材料の無駄はそのまま出来上がる製品の価格に跳ね返ってきますきに、太い孟宗竹ばかり選別しながら伐採する等、あまりにも効率の悪い仕事はできません。この夏には新しい竹製品を考えちょって、何とか皆様にご紹介したいと思いよりましたのですが、自分の力不足で秋以降にズレ込みそうな予想です。このように思うように出来ないのが、山の自然素材相手の仕事の宿命ぜよ。けんど大変やと感じる事はほとんどないがです。「だから、面白い」そう思える毎日ぞね。













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~職人さん編

2014年8月25日

竹職人


インターンシップを初めて開催させてもらう事になったのは、もう随分前の事で2001年の春の事でした。今でも学生さんを受け入れると言うのは大変な事ですが、一番最初の時が手探りで、やはり一番大変やったと思います。


取り組みの機会をいただいたのも有り難かったですが、その時に言うて頂いたのは意識の高い学生さんは、どんな仕事を見ても、どんな職場であっても自分の学びとする、普段と違う事をしようと思えば2週間はとても長いけれど、いつもと同じ、自分達の会社を見てもらうだけの事だ、そう聞いて、竹虎らしくやるだけなら大丈夫やにゃあ。と第一歩を踏み出すことができたがです。


竹虎の仕事と言うのは虎竹の里山の竹の伐り出しの所から、本店にやって来られるエンドユーザーであるお客様まで、つまり、原材料から最終製品まで、こじゃんとラインが長いがぞね。全てをインターンシップで体験して欲しいと思いよりましたので、その準備だけを済ませて学生さんにお越し頂くことにしたがです。


そしたら、この学生さんたちが素晴らしかったぜよ。単調な長時間の作業にも意味を見いだして、自分達のものにしていく姿勢には驚きましたちや。こんな学生さん達がインターンシップではやって来るのか?それなら続けてやってみたいにゃあ。一番最初の取り組みで、たまたま良い学生さん達に当たったものやき、それ以降も少しブランクがありつつも毎年継続させてもらえゆうのかも知れませんぞね。


けんど実は一番の大きな理由があるがです。それが日頃、あまり人の接する機会がない職人さん達の事ぜよ。自分も、はじめは竹細工の仕事など大学生に見せても、将来、学生さん自身する仕事でもなければ、派手な見栄えがあるわけでもない。関心がなかったり、飽きられたり、面白みがないと言われたり、何のお役にも立つことが出来ないのではないか、そう勝手に思い込んじょったがです。


それが全くの間違いやったと気づいたのは工場に入った瞬間ぜよ。当たり前に沢山の竹があるだけの竹虎の工場に、学生さんの歓声が響いたがです。十数年経った今でも、よう忘れません。頭では自分達にしかない価値を思っているようでも、こうやって実際に自分達以外の方に目の前で、その様子を見せてもらい、実体験として知るのは随分と違うものですちや。


職人さん達にしても、竹の油抜きなど製竹作業ひとつでも、虎竹縁台一つ作る、袖垣の柱を細く割った竹で巻く、エビラ籠を作る。竹皮草履をスリッパに加工していく...。何でもない竹の仕事ひとつひとつを見る学生さんの目がキラキラしちゅう。職人と楽しそうに話しをして質問しゆう。職人は嬉しそうにそれに答えゆう。


竹作業場


それは、内職さんの所に行けば尚更ながです。若い方々などは、あまりやって来ることはない作業場に、まるで華やかな花が咲いたように明るい笑い声が響きます。沢山の孫に囲まれたように満面の笑みで、この道50年の技を披露する職人さんを見て、インターンシップで自分達が学生さんから頂くものの大きさを思います。


インターンシップでやって来られる学生さん達は鏡ぜよ。自分達を映す鏡、自分達の仕事がどんな仕事なのか教えてくれる鏡ながです。


学生の皆さんにも、きっと長い一生の中でもかけがえのない、虎竹の里だけの竹の風景、竹の暮らし、竹の技、竹の思いそんな出来るだけの事をお伝えする2週間となっちょります。けんど、ここで働く職人達こそ毎年楽しみに心待ちにしているのが竹虎のインターンシップながぜよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~竹林編

2014年8月23日

日本唯一の虎竹林


けんど、まっこと不思議な事が起こりましたぜよ。その日は朝からとにかく雨が降って部屋から外を見ても視界が悪いくらい、昼から竹林見学に行く予定でおったがですが、滝のような雨を見て、これは今日はどうしても無理やにゃあと思いよりました。実は今日のためだけに、わざわざ県外から来られた学生さんもおりましたので、こじゃんと残念に思いよったがです。


そしたら、そんな参加者の皆様の思いが通じたがですろう。いざ竹林に行くとなったらピタリと雨が止むのです。いやいや、これには驚きました。すっかり諦めちょったので嬉々として山に向こうたがです。


竹酢液


車ですぐの道のりですが、どうも後続の学生さんの車が遅いと思いよりましたら、そうか、最近の学生さん、いやいや学生さんでなくともですが、未舗装の道というのは乗り慣れていなかったがです。これは考えたら当然の事ですけんど、ここの竹林は近いところを選んでいますので、未舗装部分は、ほんの数百メートルしかありません。しかし、それでもアスファルトの道しかご存じない今の方々には、すでに、ここから虎竹の竹林は始まっているのやと教えられるがです。


まっこと若い皆様には、こちらが勉強させてもらう事ばっかりぜよ。そう思いながら山道に登る前にいつもの竹酢液タイムながです。夏場の山は藪蚊などが沢山おりますので、これは、絶対の必需品、竹酢液なしでは山に入れんがですぞね。


嫌避効果の竹酢液(ちくさくえき)


ニオイが独特の竹酢液です、初めての方ばかりですきに、かなり遠慮しながら掛けちょりますが、さすが同行する竹虎の社員は、もっと掛けて下さいと言うてきます。藪蚊の多さと竹酢液の効能が良く分かっちゅうがです。


<動画>よい子の皆様は真似してはいけない竹酢液大実験!


蛇嫌いの自分はいつも足元にも竹酢液を振りかけます。動物は火を怖がりますけんど、竹酢液は燻煙した香りが強く、火を連想させて嫌避効果があるがです。そんな話しをしますと、「私も掛けてください」と次々にリクエストがあるがです。


昔からの炭職人さんは地下足袋の上から、この竹酢液の原液をタップリかけて仕事をされよりました。だから炭職人さんには水虫の方はいない等とも言われますけんど、おそらく、もともとは害虫などの嫌避効果も期待しちょったと自分は思うちょります。


虎竹の里の山道


雨で滑りやすくなっちゅう細い山道を登りますぞね。人が一人づつしか歩けない急な坂道、歩きづらく、息をハーハー切らしながら竹林まで来てもらいます。100年前に初代宇三郎が歩いた道でもあり、祖父が、父が通った道でもある竹虎にとったら命の道。ただの山道とは違うがですぞね。そうして、こうやって山の職人さんたちが、ここから日本唯一の虎竹を運び出す苦労をちっくとでも知ってほしいと思いゆうがです。


虎竹の説明


さて竹林に入っての虎竹の説明ですが、雨の日は竹が濡れちょって、虎模様がハッキリ表れて、これは、これで分かりやすくなっちょってエイがです。まあ、若い皆様に色々お話したいと思うて、つい、しゃべり過ぎるがですけんど、竹林では話したり、考えたりするより、感じる事が大きいですろうか。本当に晴れても、曇っても、雨でもここは別天地ぜよ。


虎竹林


虎竹の林というのは平坦な場所にはないがです。急な斜面に竹林が広がっちょりますので、山道に戻るだけでも、結構恐る恐るになっちょります。これだけ足元の悪いところで、伐ったばかりで生しく重たい竹の束を担ぐ山の職人さんは。凄いにゃあ、やはりスペシャリストやにゃあ。こんな事に気づいてくれる学生さんはおりますろうか?


竹林からの帰り道


行きはヨイヨイ、帰りはコワイと唄がありますけんど、虎竹の竹林の山道も、まったくこの通りですぞね。濡れて滑りやすい道は特に帰りほど、ゆっくり、ゆっくり、一歩、また一歩と日本唯一の竹林の余韻を楽しみながら近くを流れる渓流の音を聞きながら(はじめてやと、そんな余裕はないかも知れませんが)、降りていって欲しいがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~工場編

2014年8月22日

竹虎本店前


竹虎本店を背にして山側をみたら、すぐそこには虎竹の古里である焼坂の山が迫っちょります。右手の山々から左手の山々は少しだけ深い。虎竹の里の谷間の奧に尾根が伸び、そこで繋がっちゅうがですが、不思議な事に、この谷にだけ虎竹は成育するがです。


この谷間の間口は1.5キロ程度。頂上までは虎竹が成育するのに、峠を越した向こうには、竹が全くと言うてエイくらい無くなっているのです。いつも、ここで皆様にご説明させていただく度。自分の頭に思い浮かぶのは高知県の産んだ世界的植物学者、牧野富太郎博士の事ながですぜよ。土佐虎斑竹という命名の父でもあられる牧野博士の研究資料を、高知市五台山にある牧野植物園で見る事ができますけんど、ここ虎竹の里の谷間だけ他の地域と土質が全く異なるのを見て、鳥肌が立ってそのまま動けなくなったがです。この土質の違いが原因やろうか?自分の事を「植物の精」と呼ばれよった博士が、この地に来られて虎竹をご覧いただいた、研究してくれた。そう思うだけで嬉しい事やと、いつも思うがです。


そうそう、ついでですけんど、その後、牧野博士も虎竹をご自分の庭園に移して観察されたようですが、やはり虎の模様は付かなかったと記録に残っちょります。世界の牧野富太郎博士でも虎竹の謎は解けんかった言う事ですろうか。


竹虎工場インターンシップ生見学


竹には孟宗竹、真竹、淡竹(はちく)と、この3種類くらいが、一般的に竹と言われて皆様が真っ先に思い浮かべるものですろう。その中で、虎竹は淡竹の仲間で表皮に白く粉をふいたように見えます。つまり、この不思議な虎模様は自然のままやと隠れちゅうがぞね。それをガスバーナーの高熱を加えると竹の油分と共に、美しい虎模様が浮き上がるかのようにクッキリと見えてくるがぜよ。


ここでお話させていただく時にも思い出す事がありますぞね。それは初めて入った東京のホテルにある喫茶店での事。ウェイトレスさんが持って来られたレシート入れが、何と、まぎれもなく虎竹の筒やったがですぜよ!こじゃんとビックリ仰天して一緒におった人に話ましたけんど、こんな大都会のど真ん中にある虎竹も、必ずこの場所で化粧...おっと化粧言うのは、たとえで油抜きの加工の事ですちや。まさに、必ずここを通り加工され運ばれて行ったもの日本中の虎竹が虎竹として、生まれ変わる重要な作業場であり、虎竹の「聖地」と呼んでもエイ場所ながぜよ。


竹虎職人


インターンシップの学生さん達には、エビラを製造している工程も見学いただきましたぞね。毎年女性の方も多いので土用干しの事なども聞いてみますが、やっぱり最近の若い方は梅干しを漬けるような事はないようで、知っている方は、ほとんどいないのです。


けんど、そんな若い方も素晴らしい心を持っちょります。ただ、今の日本の生活の中で、竹のある暮らしを忘れているだけ、そんな風に思うのは、たとえば竹虎に来るようになって、国産の竹ざるを知り、梅干しの土用干しの事を知ると、その年から梅干しを漬けたくなって、はじめる方もおられるがです。


自分の家では小さい頃から、このような干しざるは、普通に何枚もあって、梅干しでなくとも干し大根やニンジン、そして椎茸など色々な野菜干しに常的に使いよりました。最近では雑誌などでも、野菜の活用方法として紹介されちょったりして、少しは古き良き時代の伝統が見直されゆうに思い嬉しゅうなるがです。


竹虎職人


職人が、ちょうど大きな袖垣を作りよりました。淡々と進む作業を見学した後、せっかくの機会です。学生の皆さんに色々と質問をしてもらいます。会社では朝礼や全社会議など人前で報告しなければならない事もあります。実は、手を動かす事は得意でも、口の方はそれほどでもない職人が多いのです。しかし、若い学生さんを前にすると、日頃された事のないような新鮮な質問があるせいか、結構色々深い話しまでしてくれてまっこと有り難いがです。


袖垣製造


袖垣という日頃目にすることのない竹製品作りですが、単純に見えて思いの他手のかかる仕事なのです。竹素材も、もちろんそうですが、それぞれに使われるパーツも内職の方や山の職人さんの力をお借りして、竹虎の工場で最後の完成品にしていくのです。一つの竹細工を例にとってお話させていただき、出来上がるまでをイメージしてもらえるたら今まで何気に見ていた多くの物達が、ちっくと違う顔に見えてきたりするのではないろうか。そんな事を期待して工場見学を終えたがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~しんじょう君編

2014年8月21日

竹虎本店


今週から2014年のインターンシップが始まりましたぜよ。初日はインターンシップ参加の地元学生さんだけでなく、日本唯一の虎竹の林を見学したいと言う事で県外からも学生さんにお越し頂いて、まっこと賑やかなスタートとなったがです。けんど、それだけではないがぜよ更にゲストとして、須崎市のゆるキャラとして全国コンテストでも14位と大健闘して、最近、こじゃんと注目を集めて人気上昇中の「しんじょう君」も、竹林を是非一度見てみたいと参加していただく事になったかです。


朝早くから皆様にお集まりいただいて、まずは、自己紹介からですけんど、さすが、しんじょう君がおったら、やっぱり場は和みますちや・そうそう、しんじょう君の名前の由来は何かご存じですろうか?


実は何を隠そう須崎市を流れる新荘川には、絶滅したと言われるニホンカワウソが最後まで生息しちょったがです。そこで、しんじょう君はカワソウがモチーフになっちゅうがぞね。頭の毛が黄色いですが、あれはラーメンの麺。そうです、B級グルメで有名になった須崎の鍋焼きラーメンぜよ。


しんじょう君と竹虎四代目君


けんど、よく考えたら須崎のゆるキャラは、しんじょう君やろうけんど、虎竹の里のゆるキャラは知っちょりますろうか?そうぜよ、竹虎四代目君ですちや(?)しんじょう君に比べたら予算の関係で薄っぺらやけんど、そこは、まあご愛嬌ながです。


竹虎本社工場


しかし、この夏の高知県は雨ばっかりぜよ。それも普通の雨とは違いますぞね、滝のように降る豪雨続きながです。ちょうどインターンシップ初日も雨。とても外に出れるような天気ではなかったですので、まず、店舗見学と工場見学から始めさせてもらいました。


竹虎の工場には入り口に油抜き