竹の車椅子をご存じですろうか?


竹の車椅子


竹と日本人は数千年の歴史があって竹で出来ないものは何もないとお話させていただいちょります。これは、こじゃんと有名なお話ですので、ご存じの方も多いかと思うのですがエジソンが電球を発明した時に、電気の灯るフィラメントとして使われたのも日本の竹やったがです。衣食住の全てに広く関わり密接な関係を持ち続けてきた竹は身近過ぎて見過ごされがちではありますが実はほんのちっくと(少し)気を付けていただくと、このような意外な所で活用されて来た事も分るがです。


ここに竹製車椅子がありますぞね。竹を素材そのままで使うのではなく、均等に割った竹材を接着させて、ひとつの大きな角材のような形に加工する集成材という技法でつくった素材を削りだしフレームなどに加工しているのです。車椅子というと病院などで見かける金属製のものしか知りませんでしたので、はじめてこの竹製の車椅子を見た時には驚きましたぜよ。今までの車椅子とは全く違う明るい雰囲気、竹素材の温もりや優しさを改めて感じさせもらって嬉しくなったのです。


けんど、更に感激したのは、その竹車椅子に座って見た時でした。車椅子に座って誰かに介護していただく場合ばかりではないと思います、自分でタイヤを回して移動してみました。すると、竹の軽やかさ、しなり、柔軟性、スムーズさ、「人に寄り添う」という事をたまに聞くことがありますが、まさに竹が人に寄り添ってくれているような感じがします。


通常の車椅子とは比較にならないほどの価格設定ではありますが、もし車椅子で過ごす時間が長い方がおられれば、そのような方にこそ必要とされ、愛される竹の車だと思ったのです。


日本唯一虎竹自動車(Tiger Bamboo car)


いよいよ完成する日本唯一の虎竹自動車は、車椅子に使われている竹集成材とは又違い、自然の丸竹そのものや竹を割った竹ヒゴを竹編みした昔ながらの竹細工の技法で創り上げちょります。シートには何度も何度も座ってシュミレーションしているのですが、まだ一度も走ったことのない虎竹自動車です、車椅子とは竹材の違いはじめ様々な違いはあるものの、同じ竹の乗り物ではあります。はじめて竹の車椅子を動かした時に感じたような、あの今まで感じた事もないような新しい感覚、感激は、きっと同じかも知れないにゃあと思うのです。













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