孝行竹


蓬莱竹ミニ磯籠


蓬莱竹(ホウライチク)を使った卓上使いしてもらいたい手の平サイズの可愛らしい小物籠ができましたぞね。節間が長く、しなやかな性質を活かして普通サイズと比べるとビックリするくらい小さい竹籠に編み上げられています。


自分はずっと目がよくて視力検査の時など一番下までハッキリ見えていたものが、最近では手元が見づらくなってきましたので眼鏡置きなどにしたいと思いよります。しかし、何に使うという事ではなく皆様のアイデア次第で色々な小物入れとして楽しんでもらえたらと思います。


松下村塾


ところで、蓬莱竹の事を高知の古老の職人たちは「シンニョウチク」と呼びますが、さらに別の呼び方があるのを、あの松下村塾で知ったがぜよ。ご存じのとおり幕末の志士に大きな影響を与えた吉田松陰の私塾の横には、松陰が竹を愛したという記録が「移竹記」に書かれているという事で蓬莱竹が植えられているのです。


孝行竹(蓬莱竹、シンニョウチク、沈竹)


しかし、どうして蓬莱竹なのだろうか?松下村塾のある萩の辺りですと昔から良質の真竹の産地で知られた所です。中国山地から日本海側の一帯は石灰岩が多く、アルカリ性の土壌で粘りのある竹に育つため、北海道の雪かき用のササラ電車に取り付けられるササラには丈夫な竹が必要ですが山口県産の竹が多用されているほどなのです。


孝行竹


「孝行竹」と書かれた看板の文字を読んで納得しましたぜよ。株立ちの蓬莱竹は親竹の周りに竹の子が生えて、まるで親竹を守っているようです。「親思う心に勝る親心今日のおとずれなんと聞くらん」と辞世の句をよんだ親思いの吉田松陰にちなんで植えられたのでした。


親不孝ばかりの自分は見習わねばなりませんが、熱帯産の竹が日本に渡って来てこうして名前まで付けられて親しまれ日本の生活に深く根ざしていく面白さを感じるのです。













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