竹虎四代目も歩けば人に当たる

竹虎四代目、小松嘉展さん


来年の干支は戌です。「犬も歩けば棒に当たる」という諺もありますが、竹虎四代目も歩けば人に当たります。たまたま京都に用があって出かけていましたら創業明治5年たけのこ料理の老舗「うお嘉」の小松嘉展さんにバッタリ出会いました。


不思議な事に自分の話を店員さんと話していたところだと言って案内された店舗のショーウィンドウには虎竹バックニューヨーカーの原型となった竹バックと同じ構造の製品が飾られています。


竹バックニューヨーカーの原型


竹材の特性からして国産のものではないようですが、このような竹製品が見直されファッションアイテムとしても取り入れられて来たことは嬉しいことです。


かって自分がニューヨークから里帰りした竹バックのデザインの素晴らしさに心を奪われたと同じように感じてくれた方が他にも多くいるはずです。60年も前に創作された小菅小竹堂さんも喜んでくれているのではないかと思うのです。


竹虎四代目、田中陽子さん


さて、店を出た後に何気なく目に飛び込んで来た文字に足が止まりました。


「ゆずりは」


もしや?と思ってガラス戸を開けて奥を覗いたら、そこにおられたのは田中陽子さんです。青森の十和田湖のほとりの店舗があり東北の工芸を紹介され続けている方ですが全国のギャラリーなどを周って展示会を開催されています。確か4年ほど前の高知展示会でお会いさせてもらって以来でした。


十和田湖


十和田湖のお店にはお伺いした事がありませんが、ほんの少し前に北海道出張した際、機内でふと目を覚ますと眼下に湖が見えました。特徴ある形ですのですぐに十和田湖と分かりましたが、その湖畔に店舗のある、暮らしのクラフトゆずりはさんの事を思い出しながらシャッターを切ったのでした。まさか、それからすぐに京都でお会いできるとは思いもしていませんでしたが不思議なご縁を感じます。


実は、この日と翌日には更に奇遇な再会が何度かありました。人にはご縁の波があって、こうして続く時には次々と嬉しい出会いがあると聞いたことがあります。来年もこの波が高止まりしてくれて、どんどん「人」に当たる一年になれば良いと思っています。


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