孟宗竹の筍が若竹になる

孟宗竹皮


孟宗竹の竹林に入ると今年生えた筍がまさに今、若竹になろうとしています。竹の成長にも随分と差があって、早く生える筍もあれば遅くに生える筍もあります。しかし、やはり早く出た長男は養分タップリですから伸びが良い、竹皮もツヤツヤであれよあれよと言う間に大きくなっていきます。


おっと長男か長女かはまだ分かりません、そもそも竹に男女があるのか?そう思われそうですが実は稈の一番下にある枝が一本だったら男、二本なら女竹と言われます(笑)これから竹になろうという時です、見分けられるのはもう少し先になりそうです。


筍


日本最大級の孟宗竹の成長する様はいつ見ても気持ちが良いもの、迫力があります。こうしてご覧いただくと周りの親竹たちが優しく見守っているようです、植物もこうして見ると人間や動物と同じだとつくづく感じます。


竹皮


さて、こうしてドンドンと成長してわずか3カ月で20数メートルの大きさになる孟宗竹です。その過程で筍だった時の外装とも言うべき竹皮を脱ぎ落していきます。


孟宗竹


青々とした若竹の上の方に付いている竹皮も近いうちにはがれ落ちます。今でも高級和牛の包装には使われている竹皮には抗菌作用があり様々な食材に使われたりオニギリ弁当などでも馴染みの方も多いかと思います。


竹皮オニギリ弁当


竹皮は乾燥させると少し硬めの使い心地ですけれど耐水性が高いので大胆に水につけていただいて結構です。そうすると驚くような柔らかさになり使いやすくなります。それでいて、ちょっとやそっとの事では破れたりしませんので昔から非常に重宝されてきた素材なのです。


孟宗竹


そんな竹皮も多くの安価な輸入品が入ってきて現在では国産の竹皮などほとんど見当たりません。


竹皮


竹皮草履を日本のフローリング履きとして30数年かけて育ててきたという自負と共に人一倍思い入れが強いのは、これだけのスグレモノの素材で毎年毎年いくらでも出来る国産竹皮が全く使われずに竹林で出番を心待ちしているからです。


国産竹皮草履


早くも6月となり梅雨入りした地方もあります、自分は一年中、家でも会社でも場合によっては外履きにも竹皮なのでジメジメするこの時期は竹皮草履なしでは暮らせません。初めての方でも素足の10倍気持ちの良い履き心地を知ったなら絶対に手放せなくなるはずです。






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