篠竹で編まれる、どじょうど

 
どじょうど


東北の寒い地方に成育する篠竹で編まれる竹細工のひとつ、地元では「どじょうど」と呼ばれるどじょう筌もこれだけあれば捕り放題である(笑)。高知では、どじょうより鰻だが鰻筌も長さが違うだけで似た仕掛けであり非常に近しいものを感じる。


篠竹


乾燥しすぎてしまうと使いづらいので、旬の良い時期に伐採した篠竹をビニールやムシロをかけて保管してある。拝見させてもらった素材の中には、こもった湿気でカビがきているものもある。ちなみに節の所に皮が付いているが、これは筍の時からの竹皮だ。竹が筍から成長する過程で竹皮を脱ぎ捨てるのと違い、一生このままなので篠竹は竹と名前の付いているものの典型的なササ類なのだ。


どじょうカゴの篠竹ヒゴ


この篠竹の表皮部分を内側にして編み込まれているのが一つの特徴。よくご覧いただくと、どじょうど外側には竹の内皮を確認できる。


どじょう籠、竹虎四代目(山岸義浩)


それにしても、このような素朴な竹籠に触れていると、次から次へと小さい頃の懐かしい思い出が目の前に浮かんでくる。豊かな流れのせせらぎと、川の香りの向こうに友達の笑顔が見えるようだ。


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