最高級竹炭粒のご感想

私はプラド美術館の紙作品の修復士をしている者なのですが、数年前から、紙の洗浄に時々竹灰の水を使っております。
沸騰した水にテーブルスプーン1杯、2杯のわずかな量の竹灰を煮てろ過した水をゲル状にしたり色々な使い方で使用します。
ただ、この竹灰は日本の知り合いの方から頂いたもので、質管理やそういったことがなされる灰ではなく、「残り物だけど」という感じでおすそ分けしてもらったものです。

そのせいか煮ると水が黄色っぽくなることがあり、修復作業には使えないことも度々あります。
今回、煮てもなるべく黄色くならない竹灰、高質な竹灰を探していたのですが、食用のミクロンの粉末の竹炭粉末はあっても売り物としの竹灰は見つかりませんでした。（当然と言えば当然かもしれません。）

そこで、思いついたのが竹炭を砕いたものでは、煮たらどうなるだろうか、と今回購入してみました。
（ケイ素がたくさん含有されているといいなあ、などなど勝手な期待をして。）
いい結果が出るといいなと思ってます。

一時帰国で日本へ帰るのでその時に受け取って、来月また美術館で試してみようと思っています。

とても品質がよく素晴らしい商品です。