竹屋のトートバック

白竹八ツ目角籠バック


トートバックと言うたら、厚くて丈夫な生地で作られちょって、大きな形と開口部分で容量が多くあれこれ何でも入れられる便利な手提げ鞄、いえいえ、鞄というより袋ですろうか?小物でも衣類でも放り込んで使えますきに、こじゃんと便利やけんど、自分の勝手な印象では主に女性の方が好んで使うものとばっかり思いよりました。あの長い手提げを肩にかけて歩いていくイメージやったがです。


ところが最近、よくよく注意して見よったら、男性の方でも使われるゆう人が結構おられますぞね。若いカジュアルな格好の方がカラフルなトートーを持たれちゅう。スーツ姿の、あの人も黒い革製の大きなトートバックぜよ。お洒落な方が使われゆうきに、こりゃあ、ちっくとファッション雑誌でみ見てみちゃろうか、そう思うて本屋に行ったがです。ワシのようなダンディーな男の読むファッション誌というたら、これしかないですろう?


「イオン」


いやいや、これはタビックス買いにいく量販店やった。そうぜよ


「レオン」


ペラペラっとめくってビックリたまげたちや。なんと、外国のイケメンの方々が素足に靴はいて、手にはトートバック提げちゃあるやいか!


白竹手提げ籠バック


まっこと、驚いたぜよ、あれはイタリアですろうか?外国のどこの街かは知りませんが、美しい町並みに溶け込んで歩くお洒落な男性の方々を写真に撮った誌面のコーナーを拝見すると、あんな格好のエイ、モデルみたいな男の皆さんが、しかも、そう若くはないであろう中高年の年代の方達でも、持ち慣れた様子でトートーバックで行きよりますにゃあ。


こりゃあ、まっこと、こんな本をみたら自分たちもトートでも提げて行きとうはなりますぜよ。けんど、ぜよちっくと(少し)待っとうせよ。遅い、遅い虎竹の里はお洒落の最先端ですきに(?)ワシらあは、ずっと前からトートバックなどは提げちゃある。日本古来の竹素材、このガッシリとした面構え、帆布や革のトートも強いかと思いますけんど、竹のトートも負けちょりませんぞね。堅牢さは見たら分かりますろう?これから、ちっくと行って、あのフッァション雑誌に対抗する写真撮ってきますちや。


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