いよいよ来月8年8月14日(火)~18日(土)までメキシコ・ハラパ(Xalapa)にて第11回世界竹会議(11th World Bamboo Congress Mexico)が開催されるのです。基調講演で登壇する自分は、今まで日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」の輸送のためのクラウドファンディングや輸出の手配などで肝心の講演の方は手つかずでしたので只今大慌てで準備をしているところなのです。
お話しさせていただく内容は特別な事ではありません。「100 Years of Tiger Bamboo The Utilisation of Sustainable Local Resources」つまり、日本唯一の虎竹(Tiger Bamboo)と共に100年、持続可能な地域資源活用についてです。

準備といってもお話しできることは一つしかないので、今までに作ったパワーポイントの資料を英語記載にすれば概ね完了です。「Why does tiger bamboo have such patterns in the first place?」どうして、このような虎竹模様ができるのか?は未だに解明されていない虎竹の里の不思議です。

日本唯一の虎竹が1.5キロの間口の谷間でしか成育しないと喋ることが多いのですが、こうして虎竹の里の地形に距離をあわせると分かりやすいと気づいて今回はじめて作ってみました。

「the 21st century is the age of bamboo」21世紀は竹の時代、ついこの間の事かと思っていましたら言い始めたのが1985年なので32年も前の事になります。

「When the frost comes, tiger bamboo patterns become clearer」土地の古老は、霜が降りると虎竹の色柄が付くとずっと話していました。温暖化というのは何処か遠くの国で起こっている特別な事ではありません、今、ここで何ら変わらない自分達の毎日の中で起こっている変化です。
虎竹の里には霜が降りなくなりました。小さい頃には冬になれば雪合戦でさえも出来ていた事を思い出し、この言葉をかみしめています。

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