香害というなの公害
「香害」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?近年、柔軟剤や合成洗剤に配合された香りの成分が原因で体調を崩す方が増えているそうです。他の人の衣類や髪から漂う人工的な香りが、頭痛や吐き気、めまいといった症状を引き起こしていることから「香害」と呼ばれ大きな問題となっています。
田舎に生まれ育ち、自然に囲まれて暮らす自分たちにとって、香りと言えば心地よくリラックスできるものだとばかり思ってきました。虎竹を油抜きするときの甘い香り、真竹の湯抜き、青竹を加工するときの清々しい香りなど、どれも竹屋なら幼い時から馴染の香りです。
大自然の香りと、人工的な香り
あるいは、竹林が多いので山深い印象のある虎竹の里ですが、実は目の前には須崎湾があり、その先には太平洋が広がります。波の荒い日には、潮の香りがほのかにして季節や天候を感じたりする事もあります。このような香りが、本来あるべき香りかも知れませんが、化学物質によって作られた強い香りが、大切な人々の健康を脅かしているとすれば大変なことです。
市販の柔軟剤の中には、香りを長く持続させるためにマイクロカプセルが使用されていると聞きます。マイクロカプセルの素材自体がプラスチックですので、洗濯時の排水として川から海に流れだして環境汚染の原因となるマイクロプラスチック問題ともなっています。
小さい頃からアトピー皮膚炎でした
小さい頃からアトピー体質でかゆみに悩まされてきたボクは、敏感肌ではありますものの、香りについてはそこまで過敏ではありません。けれど、合成洗剤の残り成分が肌を刺激し、かゆみを増幅させる一因という事で肌に優しく、安心して使える洗濯洗剤は頭の片隅にいつもありました。
無添加・無香料の洗濯洗剤「竹炭の洗い水」
そして辿り着いた、無添加・無香料の洗濯洗剤「竹炭の洗い水」が、香害に悩む皆様にも少なからず貢献できるのではないかと考えています。なぜなら、原材料は孟宗竹を土窯で焼き上げた竹炭、そして竹炭灰、水のみです!もちろん人工的な香りなど全くありません。
すすぎが一回だから経済的
はじめての方がご覧になると、まるっきり水ですので、泡立ちのある洗濯洗剤に慣れた方からは無臭は良いけれど、「天然成分だけで、本当に汚れは落ちるの?」というご心配の声をいただくこともありました。財団法人日本紡績検査協会さんでの汚れ落ちの試験データをみると、市販の洗剤に比べて汚れ落ちは若干見劣りする程度です。
環境負荷、限りなくゼロ
竹炭の洗い水は、生分解性が高く、排水が自然に与える負荷が極めて少ないのも特徴です。ボクたち竹屋が何よりも大切にしている、自然環境への配慮をカタチにしました。余計な香りでごまかさない、本来の無香料を体験していただけると自信を持っています。