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竹の大根おろしで鍋料理を10倍美味しく食べる方法

鬼おろし、竹虎四代目(山岸義浩)


鍋料理に

これからの季節は何と言っても断然鍋料理ではないでしょうか。竹虎には観光バスが立ち寄ってくれるような実店舗があり、母も連日忙しく働いていたので鍋料理が重宝されていました。前の晩に食べた鍋に具材を足せばすぐに出来あがりますので簡単です。鍋とはちょっと違うのですが、筍の季節にはあちこちの職人さんから美味しい筍を沢山いただくので、大きな深鍋に豚肉と一緒に甘辛く焚いて数日かけて食べることもありました。最後に煮詰まった鍋を卵とじにすれば、美味しい筍丼ができあがりますので大好きでした。


大根鬼歯あと


鍋料理に鬼おろしと言っても色々ありますが、ボクの場合はみぞれ鍋のように直接鍋に入れるというよりは、取り皿に盛ってから竹製鬼おろしで摺り下ろしたシャキシャキの大根おろしをたっぷりかけて食べています。鬼おろしが初めての方だとしても、この大根についた鬼歯の痕をご覧いただくと何となく食感が伝わるのではないでしょうか。


竹製鬼おろしの鬼歯


竹の強靭な硬さ

大根をいとも簡単にシャキシャキと削っていける秘密は鬼歯の鋭さにあります。竹は細く、薄い竹ヒゴにすると、しなやかで柔らかい素材なのですけれど、一定の厚みをもった竹材として使うと、一番硬いと言われる樫木に次ぐくらい非常に硬度が高いのです。


シャキシャキ大根おろし


いつもの水気の多い大根おろしとは、見た目も全く違っているかと思ます。今まで味わったことのない美味しさで、今年の冬は鍋料理を更に楽しんでいただきたいと思います。


竹製鬼おろし


ご家庭でお使いの際には、専用の竹製皿があると使いやすいです。ボクも摺りおろした後は、そのまま食卓に出して使っています。





竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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