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アトピーだったボクの護摩壇恐怖体験と竹炭石鹸

妙像寺


妙像寺の護摩壇(ごまだん)

さて、師走に入ってから寒い日が続いています。実は、虎竹の色づきには冬の気温の低さは欠かせないので、人にとっては厳しいと思いつつ、竹林にとりましては当たり前に季節がやってくることは有難いことなのです。しかし、この調子だと、さすがの南国土佐でもヒートテックのような温かい機能性インナーが手放せません。ただ、ボクのように敏感肌だと、乾燥と静電気の刺激で冬の間はずっと肌荒れ状態が続くので要注意です。顔や首すじなど見えるところは何ともないので意外かも知れませんが、アトピーとは小さい頃からの長いお付き合いなのです。


山岸家


そこで、今回は最初にご覧いただいておりますお寺の画像なんですが、山岸家の菩提寺であります佐川町は妙像寺の護摩壇(ごまだん)です。虎竹の里からは少し離れたところにありますのは、もともと竹虎の創業が大阪寺町にある本政寺という日蓮宗寺院が菩提寺でしたので、戦後本社を移した際に同じ宗派の妙像寺さんにお世話になる事になったのです。


竹虎四代目(山岸義浩)


真っ赤な炎の思い出

この護摩壇は、ボクにとっても忘れたくとも忘れらない思い出のある場所です(笑)。子供の頃から肌が弱くて痒みとかが、まあまあ大変だったようで、思いつめた母がこちらの住職さんにお願いして祈祷してもらう事になったのです。あれは、一体いくつの時だったでしょうか?まだまだ小さい頃なので、よく覚えてはいません。ただ、当時あった護摩壇には炉があり、護摩木を井桁に積み上げて大きな炎が上がってました。そこに、真っ裸にされて住職さんに抱きかかえられ、燃え盛る火にあぶられるのだから、たまりません(笑)。忘れようにも忘れられず、あの真っ赤な火は今でも鮮明に蘇ってきます(笑)。


アトピーの方に竹炭石鹸


虎竹の里 竹炭せっけん

自分が親になり、初めてその当時の母の気持ちが分かるようになりました。皮膚を掻きむしっている子供を見て、自分のせいだと居たたまれませんでした。自分の事はまあ我慢できる、でも、子供だけは...。母が菩提寺の住職さんにすがったように、ボクも何かないかとずっと探しつづていました。そして、そうしているうちに虎竹の里ならではの古老の知恵に辿りつくことになります。竹や竹炭、さらに竹酢液など自分たちの専門分野を活かして、スキントラブルに悩む方々のお役に立てるのではないか。現在では40万個以上を全国の皆様にご愛用いただく、肌にやさしい竹炭石鹸は、自分と家族のために生まれた石鹸でした。





竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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