虎竹を六ツ目に編んだコーヒードリッパーの朝

2020年4月29日

虎竹コーヒードリッパー


1日に4杯、5杯とコーヒーを楽しむ自分は根っからのコーヒー党で、とにかく朝はコーヒーを飲まないと落ち着きません。もしかしたら同じような方かおられませんでしょうか?たとえば特別な用事があって朝に入れたてのコーヒーが飲めなくて、そのまま昼過ぎくらいまでバタバタするような日は一杯のコーヒーの大切さが身に染みます。


虎竹コーヒードリッパー


そんな自分ですので、お陰様で多くの方にご愛顧いただいています虎竹ドリッパーに少し大きめのサイズも欲しいと思って新しく仲間入りさせましたのが六ツ目タイプの虎竹コーヒードリッパーなのです。


虎竹コーヒードリッパー


元々コーヒードリッパーは、昔からあった塩取りかごを元に考えていましたので編み目はギッシリ詰んでいないといけないと思い込んでいたものの、ペーパーフィルターを使うのであれば竹編みの目が粗くとも良いのではという発想でザックリ六ツ目で編み込んだのです。


虎竹コーヒードリッパー


試作したもので早速コーヒーを入れてみましたが、虎竹を滴り落ちる入れたてのコーヒーが良い感じです(笑)。


虎竹コーヒードリッパー


都会ではテレワークとかリモートワークとか言われています。通勤がないし以前に比べますと朝もゆっくりされている方もおられるのでしょうか。自分などは会社まで1時間半かかっても、5分であっても結局朝はバタバタしそうですので少しだけ気持ちが豊かになる、こんなアイテムは大切です。
















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竹の魅力は奥が深い

2020年4月28日

無双編み籠


無双盛籠を漆で仕上げて欲しいというご注文をいただきました。それ自体はそれほど珍しい事ではないのですが、その理由が湿度の高い海外で使用するからという事なのです。そもそも竹は温暖で湿潤な地域に広く成育していますので竹細工や竹製品も多用されているはずなのですけれど、今までの竹籠はどういう訳か長く使うことができなかったと言われます。


無双籠


漆で加工して耐久性がどこまで高まるのか個人的にも非常に楽しみにしていますので仕上がりを心待ちにしている所です。漆は湿気に強い耐性をもっていますので、高温多湿の土地でその真価を発揮してくれるのではないかと期待しています。


ところで、この籠は無双編みの名人が修行をはじめて頃に編んだ古い籠です。どうでしょうか?見た目は拭き漆でも施したような質感です、もしかして既に漆加工した籠は今までに作ったことがあったのでしょうか?いえいえ、もちろん違います、漆は使っていません。名人が数十年前に編んだ籠は、長い時間の経過で元々は白かった竹がこのような風合いに変色しているのです。竹の魅力は奥が深い、しみじみ感じます。














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竹炭歯磨きの作り方のお葉書を頂きました。

2020年4月27日

竹炭ハミガキ


あれは2016年秋の事なのですが咥内手術を受けて親知らずを抜かなけばならなくなりました。簡単に考えていましたものの結局8日間も入院することになり、神経がしびれて違和感はあるし食事は食べられないし本当に自分の歯を軽んじて来たことを思い知ります。そして無事に退院できてから竹炭の消臭効果、美白効果などを歯磨きに使えるのではないかと思って、早速開発することにしたのが現在の竹炭歯磨きなのです。

竹炭ハミガキ作り方


竹虎には嬉しい事に多くのお客様からメールやハガキで色々なお便りを毎日のように頂きます。先日はご購入いただいた竹炭パウダーを使って手作りの歯磨き粉を作られている方からレシピを教えてもらいました。こうして各ご家庭でそれぞれに楽しまれている事がよく分かります、また何と言いましても手書きのお便りはお客様の温かみが文字として伝わって来ますので大好きなのです(笑)さらに今回は、イラストまで描いてくださって見やすいし感激してしまいました。


竹炭ハミガキ


お客様のお教えくださった竹炭ハミガキにも是非チャレンジしてみたいと思いますが、葉書を拝見させていただいて思い出しました。竹虎の竹炭歯磨きは土佐黒潮天日塩を使った塩歯磨きにしています。製造いただくメーカーさんとの出会いは中学の時ですからもう数十年も前の事、あの頃には、まさかこのようなお付き合いになるとは考えもしていません。ご縁の有難さと繋がりの大切さをしみじみ思っています。













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竹の記憶

2020年4月25日

根付孟宗竹


この根付の孟宗竹の何と立派なことか、京都の清水銘竹店さんにお伺いすると威風堂々たる風格で出迎えてくれる竹達です。竹林にある美しい姿をそのままに掘り出し、運び出し製竹するには大変な労力と技術が必要なのですが一般的にはあまり目にする機会の少ない根付の竹を見る度に思い出す光景があります。


竹虎本店パンフレット昭和45年


それが今から50年前の昭和45年に開店したばかりの竹虎本店なのです。高知県西部の清流四万十川が全国的に知られるようになる少し前だったように思いますが、当時四国一長いと言われた焼坂トンネル開通で交通量の増加しだす国道56号線沿いに竹虎としては初の展示場としてオープンした店舗の正面屋根には、この根付の孟宗竹が一文字に飾られていました。


真新しいアスファルトの道路の向こうから、沢山の社員さんや地元の方々と共に見上げた空の色まで今でもハッキリと覚えています。


ゴマ竹


さて、ゴマ竹という竹があます。名前の通り、まるでゴマのようなブツブツが出来る面白い竹で、アピオスポラ・シライアナ(Apiospora shiraiana)あるいはアピオスポレラ・バンブサエ(Apiosporella bambusae)と呼ばれる糸状菌によってゴマが出るのだそうです。このような難しい菌の名前は知りませんでしたが、小学校の頃など竹林で遊んでいると立枯れした竹にゴマが出ていたり、長く放置されている竹材にも同じようなゴマで出ているのを見て育ちましたので身近な存在の竹でした。


煤けたゴマ竹


自分の見ていたゴマは自然に発生したもの、ところがゴマは人工的に作って銘竹として仕立てられている事を後になって知ります。今ではあまり使われていない竹虎のバックヤードの柱には図面角竹のゴマ竹が使われていました。角竹というのは筍の時に四角い木型をはめて成長させて四角い形にします。そしてゴマ竹にするには成長した竹の枝をすべて打ち払い立ち枯れ状態にします、そうすると竹に菌がついてゴマ状の竹になっていくのです。自然界の力に人が手を添える形ですので、どのようなゴマになるかは職人にも分かりません。


バックヤードの柱に使われている竹を良くご覧いただきますと煤けているのがお分かりいただけます。実はこれは自分が大学4回生の時に起こった大火災の名残なのです。一晩中燃え続けて竹虎は工場も事務所も本店も商品を満載した大型トラックも全てが無くなりました。遠くまで見渡せる、一面焼け野原となって何とも言えない無力感でした。


しかし、自分は火事の第一発見者となったからこそ竹虎に入社して今があります。現在、あの時とは比べようもない程の変化に今後どうなっていくのかも分かりませんが、いつかは「あの事があったから今がある」と思える日が必ず来ると強く信じています。














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京都から届いた筍

2020年4月24日

筍


は衣食住とすべてに関わって日本人の暮らしに深く根差した植物だ。古から人に寄り添い文化、思想にも大きく影響してきたので竹を全く知らない方でも竹林に入ると知らぬ間に笑顔になる。それもそのはず、笑うという文字には「竹」が入っているのだ。


筍


さて、この季節の楽しみと言えば、やはり筍だろう、今日は遠く京都から美味しそうなものが届いていて一日中ワクワクしていた。筍は薄く切って豚肉と一緒に甘辛く煮るのが山岸家の定番、大きな鍋で作って、来る日も来る日も筍を食べる。最後に煮詰まったところにとき卵を入れてタケノコ丼にすると格別に旨い。自宅で食事をする事が多くなっているが、あちこちで我が家の名物料理が生まれているのではないだろうか。


四方竹の筍寿司


そうそう筍と言えば、何も今の季節とは限らない。高知の南国市白木谷には有名な四方竹があって、この筍の季節は秋。直径で言うと黒竹くらいの細い竹でありシャキシャキとした歯ごたえが何とも言えず美味。特徴は丸いはずの竹が四角い事であり名前の由来ともなっている。中国原産で高知に持ち帰り育てられるようになったのが明治10年頃らしいけれど今や土佐の郷土料理のひとつとして定着しているから、やはり竹は凄い。














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竹ブローチの後ろに驚愕の竹工芸の技あり

2020年4月23日

竹ブローチ


この八重桜のような竹ブローチは、45年間仕舞われていた倉庫から奇跡的に見つかった当時は大人気だった竹細工のアクセサリーのひとつです。竹を細く薄いヒゴににして弾力としなりを活かした造形は見事であり、美しい花のイメージを見事に再現されています。


竹ブローチ


自分の小さい頃には、それこそ大人たちは洋服につけていたと思うくらい流行っていました。もしかしたら虎竹の里だけかもと思いましたが、いやいや...製作されていた種類や数を考えたら全国津々浦々で販売され愛用されていたことを伺い知ることが出来ます。


ちょうど今回の母の日の企画に使っている竹ブローチも色違いだけで8種類、しかし実際にはこの数倍の色のバリエーションがありました。同じ技法で様々な形に応用できるのもこの製品が沢山作られた理由の一つであったと思います。竹ヒゴをまとめて製造し、素材を複数の内職さんの手で編み上げることによって、現在では見られなくなった大量生産を可能にするしくみが作られていたのです。


小菅小竹堂作束ね編み


当時、新潟県竹工芸指導所に勤務され竹製品の開発に携わっておられた小菅小竹堂さんが、これらの竹アクセサリーを考案されたと聞きますがその背景には驚愕するような竹の技がありました。ご覧になられている結び編みと言う技法も難度は全く異なるものの同じように竹ヒゴを細く薄くして編まれた竹の芸術です。


小菅小竹堂作束ね編み


裏側から拝見しても魅入ってしまうような迫力ですが、このような大作になると小菅さんでしか創作できません。昭和の時代を一世風靡した竹ブローチは、多くの方の手に取って使っていただいたり、手軽なプレゼントになるように価格を抑え、大量に製造するために編みを簡素化して考え出された逸品だったのです。


もう6年ほど前になります、昔を知る職人さんに製作されていた竹アクセサリーを作っていただいた事がありました。自分にとっても見覚えのある懐かしい竹細工でしたのでこの目で実際に見られた嬉しさでいっぱいだった事を思い出します。

















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竹炭を盛皿として使う

2020年4月22日

竹炭皿


竹炭盛皿を使うと聞いても、もしかしたらあまりイメージできないかも知れません。多くの方に炭といえばバーベキューなどに使う燃料用の炭が一般的かも知れませんが、高温で硬く焼き上げた竹炭は実際ご覧になられたり、触れられたりすると違いがすぐに体感いただけます。


竹炭皿


窯から出したままの状態ですので一度軽く水洗いしてから煮沸消毒した後にお使いいただきます。熱湯から取り出して熱を取った竹炭は指で触っても黒く付く事はありません、また硬度が高いため磁器のお皿のようにお使いいただけるのです。ただし、もちろん通常の焼物以上に割れやすいものですので繊細に扱う必要があります。


竹炭素材、孟宗竹


竹炭は炊飯や飲料水用など食に関わる領域で少しづつ浸透してきました。盛り付けに使うお皿としても野趣あふれる趣が人気です、しかしあまり目にする機会が少ないのには理由があって実は製造が非常に難しい品なのです。現在商品化している竹炭皿は長さが15センチ、30センチの2種類ありますけれど竹炭は焼き上げる過程で2割以上収縮してしまいますので、これだけの幅と長さのサイズにしようとすると大量の孟宗竹の中から太さ、厚み、曲がり、乾燥具合など適材を厳選せねばなりません。


竹炭皿


その上、大きいサイズで焼き上げるので捻じれや割れが生じやすく美しく仕上がるのは極一部です。土窯にこだわる竹炭焼は季節の気候変化で熱の入り方が違います、竹材も乾燥度合いや竹の性質により同じように焼きあがる事はありません。そんな中で製品化できる見込みの少ない竹炭皿はよほどの好条件がそろわないと焼けないのです。


竹炭盛皿の選別は2度されていて、お客様のお手元に届く直前でB級品にしてしまった竹炭を今回の動画でご紹介しています。よろしければご覧ください。

















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昨年秋の帰り道

2020年4月21日

秋の山里


昨年の秋、帰り路を急ぐ山道で思わず立ち止まった事がりました。大きな樹木に沢山立てかけられている木材は、足場か何かかと思っていたのですが改めて見てみると足場にしては随分と太く長さも様々でし。建材にするために仮に置いているのではないかと思いましたが、どうも既視感があるのです。どこかで見たような...?


白竹


そっくりな光景は、すぐに思い出しました。湯抜きした真竹を同じように樹木に立てかけて天日に晒している時の様子です。熱湯で油抜きしたばかりの竹は最初は黄色い色目をしてますけれど、こうして太陽の光を浴びることによって白竹になります。白竹の事を「晒竹(さらしだけ)」と呼ぶのは、こうして天日に晒すからなのです。


建材用の木材にしても白竹にしても、どちらも樹木に多すぎるくらい沢山立てかけて、まるで添え木をして支えているようにも見えます。コロナウィルスで揺れる社会を皆が心を一つにして支えなければならない今の世界みたいです。添え木は一本でも多いほうがいい、多すぎることは決してありません。













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竹ビーズネックレスでほっこりコーデ

2020年4月20日

竹ビーズネックレス


色とりどりのビーズでつながれたネックレスですが、言わなければ一体何で出来ているのか?分からない方がほとんどかと思います。実は孟宗竹で作られた竹ネックレス、しかも現代に作られたものではなく原点は60年も前にさかのぼる古い歴史のあるものなのです。かっては一世を風靡して多くの女性の胸元を飾っていた竹細工も時代と共に忘れられ今では知る人もありません。


竹ブローチ


ところが、数奇な運命とでも言いますか、たまたま訪れた工場の倉庫の片隅にホコリをかぶっているのを見つけたのでした。約45年ぶりに光を浴びた竹アクセサリーたち、竹のハンドバッグやポシェット、そして母の日にご提案しています竹ブローチなども人と竹が今よりずっと近しい関係だった頃に思いを寄せていただくには最適の品々です。

















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竹虎ライブ配信、生電話チャレンジとは?

2020年4月18日

【ライブ配信】生電話チャレンジ


一昨日の4月16日に少し思い立ってYouTubeのライブ配信をすることにしました。実は、今回のコロナウィルスの影響で竹虎でも本社工場やウェブサイトの運営は通常通り行っていますものの、工場に隣接した本店はどうしても接客業務となりますので閉めた方が良いだろうと思って今週から臨時休業とさせてもらっていたのです。今年で創業126年になる竹虎は実店舗を立ち上げてからでも50年になりますけれど、この長い歴史の中でも災害の他で長期のお休みするのは初めての事だと思います。


竹虎本店


昼間なのに電気を消した薄暗い店舗を歩いていると沢山の竹籠や竹ざる、花籠、手提げ籠バッグたち、それから弁当箱、竹箸、カトラリー、竹炭製品や作家の工芸作品など様々な竹製品たちが寂しそうに語りかたけくるようです。せっかく、これだけの日本の竹が一堂に会していながら店を開けられないというのは、いかにも残念で。そこで、ふと思いついたのが最近動画配信に使っているYouTubeでした。


確か動画をライブ配信できる機能があったはず...!?


竹虎本店


すぐに見つかりました!こうなると、すぐにやってしまいたいのが自分の性格です。でも、これが正確かも知れません(笑)悪い頭で色々考えるて仕方ないのです、とにかくまずやってみようと思い開始したのがYouTubeライブ配信「竹虎四代目 生電話チャンレジ」なのです。


電話番号を大きく入れたプラカードを首から提げていますけれど、ライブ中にお客様からの電話をリアルに受けて何でもお問い合わせにもお応えしますし、商品を販売しようと考えたのです。結果、先日の第一回目の配信では違う電話がかかってきて、その通話中にお客様から電話いただいてしまって出ることができず、30分間の配信は失敗に終わりましたが、やってみないと分からない事が数点あって次に繋げられます。


竹虎本店


来週は第二回目のライブ配信を予定しています。今度はフェイスブックはじめSNSで日時を予告してから始めようと考えています。30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」をご覧いただいております皆様も是非よろしくお願いします!


第一回配信の様子はコチラからご覧いただけます。












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