キンカンの甘露煮

2019年2月 1日

竹職人の休息


職人の工房では美味しいお茶とお菓子を頂くことが多いのです。内職のおばさんの縁側ですする自家製の番茶も不思議なくらい美味しい。目の前に広がる長閑な景色を眺めながらゴクリ、心からホッと落ち着く味は身体に染み渡るように温かい。今日はお茶うけに沢庵、そしてお手製のキンカンの甘露煮。


キンカンの木


そういえば実家の裏庭にもキンカンの木が植えられていて、いつの間にやら随分と大きく育っていた。


竹と雪


しかし思う...、高知はつくづく恵まれている。冬というのに、この空の青さはどうだろう!?長く暮らしていると、つい当たり前のように思ってしまいますけれど、実はこれは本当に有難い自然の恵みです。冬になれば、雪の寒さと重さにジッと耐えている竹もある。


キンカン


甘露煮は風邪予防にと小さい頃には母が出してくれた覚えがあるが、この天気に輝くキンカンの色艶を見るだけで元気が沸いてくる。この素晴らしき古里南国土佐で、ここならではの成すべき事が、一人一人に何かあるはずだと思うのです。













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太い虎竹の林

2019年1月31日

日本唯一の虎竹


それにしても虎竹は気難しい。同じ山なのに少し土地が違ったり、日当たりが悪かったり、手入れを怠ったりすると途端に色付きが違うのです。この竹林の竹は太さは申し分ないのですが、昔から虎模様が少ないのが玉にきず。


竹編みチリ箱


虎竹は名前の由来でもある虎模様が全て、同じ竹細工を編んでも虎竹と白竹ではこのような風合いの違いがあります。どちらが優れているとか高価とかではなく好みの問題です。


虎竹籠


虎竹模様があることによって竹に表情がつけられて何倍も良く見える事もあります。


虎竹籠


たとえ竹を染めたとしても模様のない真竹と、模様の入る虎竹では圧倒的な差が際立ちます。


網代編み虎竹


細かい竹ヒゴに取って網代編みされた時にも網代編みの模様をさらに美しく、たまらなく面白くしてくれるのが虎竹です。土佐藩に献上されていた歴史もある虎竹、お殿様が門外不出としてきた虎竹の伐採も今月で終了です。














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NO BAMBOO NO LIFE、「チャレンジラン横浜」から「チャレンジラン・メキシコ」

2019年1月30日

日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」はクラウドファンディングで全国から沢山の方の応援をいただいて完成させました。そして更に、すがる思いで再びクラウドファンディングに挑戦させていただきます。「チャレンジラン横浜」に続き「チャレンジラン、メキシコ」の始まりでした。 1ヵ月という短い期間でしたが、全国の皆様の応援のお陰でギリギリで無事達成することが出来てハラパまでの輸送が可能になったのです。


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


それからは、沢山の応援を頂き、せっかく竹トラッカーをメキシコまで運んで行くのだから、どうしても現地の皆様と一緒にメキシコの町を走りたいとメッセージを送り続けていました。実は、世界竹会議が始まってからも竹トラッカーは会場に展示されているものの公道を走れる見通しは立っていない様子だったのです。


しかし、今回こうして無事展示できているのはクラウドファンディングを応援いただいた皆様のお陰です、メキシコの空の下を疾走する姿を夢見て援助を下さった皆様のためにも、このまま帰国はできないと思っていました。


世界竹会議メキシコ


そこで初日から大会関係者の皆様への嘆願活動を開始します。自分の基調講演の出番は最終日の一番最後でした、講演はもちろん大事ですが目的の半分でしかありません。竹トラッカーでメキシコを走りたい、その思いを毎日伝えますが、そこではハラパの会場で自分を助けてくれる通訳の方や現地スタッフが大いに動いてくれました。


世界竹会議メキシコラン、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


かくして、沢山の協力者のお陰で竹トラッカーは初めて海外の道路を走りだす事になります。大会関係者の自動車4台に前後を守られながら、世界竹会議の会場であるGAMMA FIESTA AMERICANA XALAPA NUBARAから公道に滑るように走り出した時には感無量でした。


地元ハラパ市民の方にも「Tiger Bamboo car」と親しまれ、道路脇に停車させると写真撮影を求める人だかりが出来て大いにメキシコの方々を熱狂させたのです。この時の様子は動画にまとめてフェイスブックで公開していますが、わすがこの5ヶ月で再生回数45万回を突破する大人気コンテンツとなっています。


NO BAMBOO NO LIFE(竹のない人生など無い)


まさに「NO BAMBOO NO LIFE」です。
















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第33回高知県地場産業大賞「奨励賞」受賞しました!

2019年1月29日

第33回高知県地場産業大賞「奨励賞」受賞


33年もの歴史のある高知県地場産業大賞が今年も決定しました。高知県下から様々な会社、地域、教育機関などの製品や取り組みが表彰されているのですが、光栄にも竹虎(株)山岸竹材店が数ある候補の中から「高知県地場産業奨励賞」を受賞させて頂ける事になりました。


竹虎の近年の日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」の製造、1000キロ走破の「チャレンジラン・横浜」や世界各地で開催されている竹の祭典「世界竹会議 (World Bamboo Congress)」でのKeynote Speaker(基調講演)として登壇、
そして「チャレンジラン・メキシコ」での初の海外疾走。世界で45名、日本では2人目となる世界竹大使(World Bamboo Ambassador)の任命などを評価いただけたのだと思っています。





本日から受賞感謝万歳セールとして竹虎ウェブサイトにて税別で8310(バンザイ)円以上お買い求めいただいた先着200名様に、虎竹御守り福音鈴を差し上げる企画がスタートしています。そもそも竹は「松竹梅」と言われ古来縁起が良いものであるのですが、それに加えてわずか3ヵ月で20数メートルの大きさになる驚異的な成長力と一年を通して青々とした生命力みなぎる植物です。さらに虎は千里を駆けるという覇気に満ち溢れた動物ですので、その二つが合わさった「虎竹」は最強だと常々思っています。


そして、この虎竹で作った福音鈴のお陰で奇跡的に実現した世界竹会議でのメキシコまでの長距離の輸送、ハラパの街での快走も何の事故もなく無事に走って帰って来られたのだと信じています。


竹虎四代目(山岸義浩)、第33回高知県地場産業大賞「奨励賞」受賞


田舎者の自分には、もったいないような受賞で実感もわきません。表彰式は来月2月13日に高知市内のホテルだそうです、ちょうど先日贈ってもらったロゴマーク入りのお酒で一足早い祝杯をあげねばなりません。













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再生回数45万回突破!日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」メキシコの街を大疾走!

2019年1月28日

日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」メキシコラン


昨年の8月に基調講演を行わせていただいた第11回世界竹会議メキシコ(World Bamboo Congress )での竹トラッカー疾走の様子がFace bookで何と再生回数45万回を突破しました!虎竹の里の住民が全員で700人ですから自分達のような田舎では想像できないような数字です。


世界竹会議とはご存じない方も多いかと思います。それもそのはずで日本では竹に携わる方でもご存じない方がおられます。そこで、当社の社員なども含めて馴染のない方々に説明するにはどうすれば良いか?思案した末に「世界各地で3年に1度開催される竹のオリンピックのような竹の祭典」と話す事にしています。


世界竹会議(WBC)には竹生産国はもちろん、アメリカ、ヨーロッパなど世界中の竹産業界、竹研究者が集結し、竹の活用や開発において世界中で何が起きているかを確認し合い、最新の情報交換を行っています。


第11回世界竹会議メキシコの基調講演の打診を頂いたのは2017年7月だったと思います、すぐに快諾させてもらいました。しかし、せっかくメキシコまで行くのであれば日本唯一の虎竹自動車「竹トラッカー」も連れていきたいとすぐに思いました。ただ、下調べの段階で安易に考えていた輸送が電気自動車という事で結構難しい事を知ります。リチウム電池が問題で輸出いただける運輸会社がなかったのです、慌ててあちこちの会社を当たるうちに、どうにか一社だけ運んでもらえそうな所がありました。


ところが虎竹の里から神戸港までトレーラーで陸送し、船でメキシコはマンザニーロの港へ、上陸したあとは世界竹会議(WBC)会場のあるハラパの町まで1000キロのトラック移動です。全部の費用を見積もりして頂くと驚くことに302万円もかかってしまいます!この見積書が届いた時には、自分達に到底無理だと諦めの気持ちもありました。


けれどどうしても諦める事ができません。世界竹会議は世界中から竹専門家が集まります、まさに虎竹を世界デビューさせるには千載一遇のチャンスだったのです。

















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竹虎四代目講演「倒れても這い上がれ!地域資源の再発見が未来を拓く!」

2019年1月26日

竹虎四代目講演「倒れても這い上がれ!地域資源の再発見が未来を拓く!」


冬の北陸は寒さが厳しいです。今日は黒部商工会議所青年部さんのお招きで富山県黒部市にお伺いさせて頂きました。


思えば富山にはご縁があって20代、30代の頃には毎年のように夏の大きな催事に来させてもらっていました。10トントラックと4トントラックに虎竹袖垣や縁台といった大型製品まで、これ以上積めないというくらいまで満載して乗り込んでいましたのでとても室内の会場だけでは入りきりません。会場外には大型の特設テントを2つも張ってもらい高知よりも暑いのではないか?と思うような炎天下の中で売り出しをしていました。


なぜ高知から遥々と遠い富山のイベントに参加するようになったのかは祖父の時代の事ですので分かりません。しかし、とにかく大人気で朝から大変なお客様、昼ごはんなど食べずに夕方を迎えるのが当たり前のような状態だったのを懐かしく思い出します。


黒部市は催事をしていた富山市内からは40キロ程度離れていますが、さすが新幹線は凄いです、移動などアッという間です。四国新幹線構想というのを今週の高知新聞で読んだばかりですが、新幹線があれば四国は大きく変わるなと感じさせてくれます。


日本唯一の虎竹


さて、夕方からの講演は黒部市民会館にて「倒れても這い上がれ!地域資源の再発見が未来を拓く!」というような大袈裟なタイトルをつけていただいてます。地域資源といえば自分達には日本唯一の虎竹しかありません、昨年の世界竹会議メキシコでも50カ国からお集まりいただいた皆様にさせて頂いた、いつものお話しをいつものようにお話しするだけです。


フェイスブックで動画再生回数が45万回を越えた、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」メキシコの街を大疾走!は是非ご覧いただくつもりです。

















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晒した孟宗竹、真竹を見て

2019年1月25日

晒した孟宗竹、真竹


太さの違う竹が並んでいる、右の太い方が孟宗竹、左側が真竹である。節の輪が一本、二本とハッキリ分かるので初めての方にも分かりやすい。しかし、同じように晒して白くされた竹のここまでの道のりは知らない人には分からない。何気に見ている竹だが表面にはキズがない、これは伐り倒す際にも細心の注意を払い、険しい山道を一本づつ肩に担いで山出しされた証である。


晒した孟宗竹、真竹


孟宗竹は直径が18センチはあるだろうか?これだけの太さ、伐採した時の竹は想像以上に重いので大変な重労働だ。トラックに積み込むにも毛布に包んでロープで縛り大切に工場まで運んできた、そして熱湯で丁寧に油抜きし、何日も天日に干して仕上げられた竹が、ここに並んでいる。


孟宗竹


日本の竹は、山の仕事がおざなりにされてきた。しかし、自分達が昔から敬意を払って「山の職人」と呼ぶ竹のプロにやりがいがないと竹林は荒れ、竹の仕事はますます衰退してしまう。


太さの違う竹が並んでいる、右の太い方が孟宗竹、左側が真竹である。時間の経過と共に段々と深みが増してくるのは真竹の方。もっと言うならば、この竹は湯抜きされた竹だがガスバーナーの火で油抜きされた竹は手間も熟練度も必要なだけ更に美しい光沢を放つようになる。













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篠竹野菜籠の経年変色

2019年1月24日

篠竹野菜籠


昨日は大きな篠竹籠についてお話しさせてもらいましたが、ご家庭でお使いいただける適当なサイズの籠はこの篠竹野菜籠ではないかと思います。ところで、左右の竹籠は違う種類の竹ではありません。同じ篠竹ですが長くご愛用いただくうちに青々とした色目が、このような渋い色合いに変わってくるのです。


篠竹野菜籠


虎竹の里では土のついたままの大根や、収穫したばかりのカボチャなど野菜も沢山いただく事があって、そのような野菜の保管に通気性の良い竹籠は最適なのです。しかし、そんな事がなくとも野菜には冷蔵庫に入れるよりも常温での保管がよいものがありますので竹籠は一つあれば重宝します。


篠竹野菜籠


竹細工の楽しみ方はそれぞれですが、時間が経つごとに変色していく竹の表情は大きな魅力のひとつです。数十年たった竹籠が、ハッと目が覚めるような美しさで驚くことがあります、大切に使ってこられた方の持ち味が加味されている幸せな竹たちです。














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日本最大級、篠竹楕円籠

2019年1月23日

篠竹楕円籠


篠竹で編まれた楕円籠は農家さんで使われてきたものですが今では需要も少なくなり、あまり沢山製作されている籠ではありません。篠竹で思いだすのは篠崎ざるという江戸川沿いの護岸用の篠竹で編まれた竹細工です。職人さんはご自身の竹笊の上に飛び乗ってその強さを語られていたのを懐かしく思い出します。


篠竹籠


篠竹もその土地により多少色目や特性が少し違います、さらに扱う職人の仕事も違うので同じ竹でも編まれた製品の特性により用途も考えねばなりません。この楕円籠は大きめの脱衣籠などに形は適しているようですが、もう少し工夫が必要だと感じています。


篠竹籠、ぼた籠


この籠でも大きいと感じていましたが、実は同じ篠竹で編まれている更に大きな籠があります。横幅60センチ、奥行き48センチ、高さ35センチ、篠竹で編まれている籠としては日本最大級の竹籠でしょう。


先日お客様のご注文で真竹を使い直径70センチの深竹ざるを作りました、これは日本一と胸を張れるほどの強度を持っていますので業務用として使うプロの方にも満足いただけて何度もリピートいただいてますが、この篠竹特大編み籠の方は大きい割に篠竹のヒゴの厚みが取れないため堅牢性では劣っています。


篠竹籠、ぼた籠


しかし、柔らかいから耐久性が無いのかと言うとそうでもありません。あまり重たすぎるものを入れると使えませんが、例えば公園の掃除で落ち葉を沢山集める場合など、どうでしょうか?かさばる落ち葉も、この大きな竹籠ならかなりの量が入れられます。そして、もち運びが大事ですが引きづる事を考えての力竹を入れた底の設えをしています。段差のある所を運んでも衝撃を竹のしなりがうまく籠全体に拡散してくれるのです。














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四種類のスズ竹弁当箱

2019年1月22日

スズ竹網代弁当箱


網代編みの弁当箱は竹の弁当箱と言えば、まっさきに思い出す定番中の定番の弁当箱ではないかと思います。しかし、網代編みされた竹なら何でも一緒かと言えば実はそうではなく一番適している素材は柔軟性と富んでいながら強靭さを併せ持つスズ竹が最高です。


スズ竹網代弁当箱


スズ竹は竹と名前の付くもののボールペンほどの太さしかなく、筍の皮が付いたままなので笹の仲間なのです。しなりや粘りは特筆すべきものがあって買い出しで重たい荷物を入れてガンガン使われる市場籠として愛用されているので耐久性は折り紙つき。そんなスズ竹弁当箱で大きなサイズが編み上がりました。これくらいのサイズなら大食漢の男性の方でも大満足いただける容量ではないかと思います。


四種類揃った弁当箱を見比べてみると、その大きさの違いがお分かりいただけます。竹を使った網代弁当の良さは通気性です、冷めても美味しくいただけるランチボックスとしてご愛用いただきますが、それぞれの使い道にあったサイズをお選びください。













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