
近年、質のよい真竹を見る機会は少なくなっていますが、この地域に生えている真竹は違うようです。数か所の竹林を歩いてみてもテングス病にかかっている竹もほとんどなく、伐り出されてきた竹材は見惚れるような美しい竹ばかりでした。そんな良質な真竹を使い、国内最強の角籠・御用籠の遺伝子を受け継いだ、スーパースターな籠が出来上がりました。その名も真竹コンテナ手提籠バッグ(特上)です。

太く伸びのよい、驚くほど綺麗な真竹が倉庫に立てかけられています。材料の扱いを見るだけでも職人の妥協を許さない仕事に向き合う姿勢は伝わってきます。

そもそも御用籠(ごようかご)って?
御用籠と聞いてピンとくる方は、なかなかの竹通かもしれません。昔の竹虎の工場では、職人が数人がかりで持ち上げてリヤカーに載せるような超巨大なものもありました。さらに、昔の国鉄(今のJRですね)や野球場など、人が多く集まる場所で大量の荷物を運ぶために多用されてきた、まさに昭和の物流を支えた万能・最強の竹籠です。時代の流れとともに、今ではほとんど作られることが無くなってしまった幻の籠ですが、今回はその最強万能籠を現代のライフスタイルに合わせて少し小ぶりにし、さらに持ち手を付けて機動性をグンと高めました。
YouTube動画でも、コンテナ手提籠(特上)の特徴などを分かりやすくご説明させて頂いています。

「特上」たる、2つの超絶クオリティ
小さくなったからといって、その頑丈さは全く変わりません。それどころか、今回の「特上」はまさにコンテナ手提籠バッグの最上モデルにふさわしい、一味も二味も違う仕上がりなのです。大きな特徴がふたつあります。ひとつめは、幅広で厚みのある「力竹(ちからだけ)」です。サイド部分だけでなく、なんと縦方向にも2本の力竹が入れられています。そのため、底から見ると両サイドの力竹と合わせて計4本の極太竹がガッチリと並んで籠を支えています。

ふたつめは、縁部分の力竹折り曲げ仕上げのところに施された籐補強です。ただでさえ堅牢な作りに加え、表皮が弾いてしまう事のある部分に、職人が念には念を入れて補強を施しています。

10キロのタマネギで、いざ強度実験!
本当にそんなに丈夫なのか、気になる方もおられると思います。そこで今日は、ボクの明徳時代の同級生でもある、元プロ野球選手の河野博文さんが愛情込めて作った「げんちゃんタマネギ」10キロを実際に入れて籠の強さを検証してみました。結果は、これだけの重量を入れてもびくともしません。ずっしり重い10キロのタマネギを物ともせず、涼しい顔で受け止める頑丈さです。普段のお買い物では、こんなに重たい荷物を入れることは恐らくありません。これだけの強度があれば、どのようなシーンでも、頼りがいのある心強い相棒になってくれること間違いなしです。
