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竹の虫害について

竹の虫害について、竹を食べる虫の種類や、対策・お手入れについてご紹介します。

竹の虫害について

竹の3つの弱点として、虫害、カビ、割れがありますが、その中でも虫害にはずっと苦労をしてきました。どんなに素晴らしい竹細工でも虫が食ってしまう可能性があるので大変です。しかし、虫が食うのはそれだけ薬剤も使用していない自然素材そのままだという事でもあります。現代人の竹離れ、竹忘れが進んでいる今だからこそ竹の虫害と竹との付き合い方についてお話させてください。

竹を食べる虫たち
  • チビタケナガシンクイムシ
  • チビタケナガシンクイムシ

    チビタケナガシンクイムシは体長約3ミリ程度の非常に小さな虫です。竹笊など細かい竹細工の竹ヒゴも食べてしまう程食欲旺盛で、さらにその竹を食べるパワーは意外と強力です。大きな竹でもボロボロになってしまう事もあります。久しぶりに竹製品を動かした時に目立った穴もないのに、竹の粉が落ちているような場合は大体このチビタケナガシンクイムシと思って間違いないのです。

タケトラカミキリ

タケトラカミキリ

竹に比較的大きな穴を開けて竹を食べてしまうのは、このタケトラカミキリ。黄色に黒の縞模様を虎に見立てたもので、竹を食べるトラカミキリという意味です。もちろん「虎斑竹専門店 竹虎」と名前は全く関係ありません!「タケトラ」いう名前が付くならば、もっと竹にとって良い事をしてほしいと竹虎四代目の頭を悩ませています。

  • ベニカミキリ
  • ベニカミキリ

    鮮やな赤い色合いに思わず綺麗な虫だなあと笑みを浮かべながら見入ってしまうかも知れませんが、ベニカミキリもタケトラカミキリ同様に竹にとってとても厄介な虫のひとつです。身の厚い孟宗竹などを好んで食べますが身体も数センチと大きいので、竹に開ける穴も大きく非常に 目立ってしまいます。

竹の虫、虫食い穴を見つけたら熱湯消毒を!

竹の粉,虫食い穴

竹の粉が落ちていませんか

お持ちの竹細工を少し調べてみてください。毎日ご愛用のものならば大丈夫ですが、しばらく使ってない竹細工に近くに竹の粉が落ちている場合があります。それこそ虫食いのサインです。

小さな虫食い穴

竹の粉が落ちている竹ざる、竹籠などをさらに細かく確認していくと小さな穴が開いているかもしれません。何を隠そう虫に食べられてしまった証拠です。だからと言ってすぐに竹細工を諦めてしまうのは、どうかもう少しお待ちください。虫に食われてもご使用には問題ありません。長くご愛用いただくためにもこれ以上虫食いが進まないように 、まずは熱湯消毒がオススメです。

熱湯消毒

お手入れ方法

熱湯消毒はとても簡単です。粉がでていている穴を中心に熱湯をかけていきます。小さな竹細工などは、熱湯をいれた容器に少し浸けておいて効果的です。ただ、熱を加えて曲げ加工をしている細工の場合には熱湯により曲げが戻ってしまう事がありますのでご注意くたざい。また、熱湯を使いますので火傷にはくれぐれもご注意してくださいませ。

風通しの良い場所で十分に乾燥

熱湯消毒の後は、直射日光を避け風通しの良い場所で十分に乾燥させて下さい。乾燥が不完全ですとカビなどの原因になります。 一度や二度の熱湯消毒では完全に退治できない事もあります。様子をみながら何度か熱湯消毒を繰り返し行ってください。

熱湯消毒へのご質問、不安がございましたら竹虎までいつでもお気軽にお問い合わせください!熟練スタッフが丁寧に説明させていただきます。

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虫害

一番の害虫対策

竹が必需品であった時代には台所で使われる竹笊、竹籠にしろ屋内や屋外で使われる竹製品は頻繁に手で触り見られていました。そのため虫が食うといってもそこまで多くはなかったのです。ところが現在では年に一度しか使わないとか、棚に入れっぱなしなどが普通にあります。久しぶりに竹ざるを出してみたら虫害にあっていた、などと言う事もよく起こります。熱湯消毒はもちろんですが、害虫への一番の対策は日常的に竹細工をご愛用いただくことです。

虫害

竹の伐採は旬の時期だけ

竹は旬が悪いと虫が入りやすくなります。竹虎では冬場の寒い時期にしか伐採をせず、その材料だけを使って一年間の仕事をしていくのです。しかし、しっかりと管理しているつもりでも竹は糖質を多く含むため、どうしても竹の虫が入る事があります。不思議な事に同じ時期、同じ場所で伐って、同じように管理しても虫の食うもの、食わないものがあります。残念ながら自然のままの状態では虫害を100%防ぐ事はできないのが現状です。

虫害

狙われやすい竹の身の部分

竹の虫というのは竹表皮の硬い部分は食べず、竹の内側の身の部分だけを食べます。そのため竹表皮を薄く剥いで編まれた竹籠や竹ざるは、ほぼ大丈夫です。また、日頃から使い込んでいる竹細工や竹製品は比較的、食害にあったという事は少ないようです。

また、高温と圧力で人工的に炭化加工させたものは食べても美味しくないのか、防虫効果が高くなっています。一番気をつけて頂きたいのは年に数回だけ使用されて、後は押入などで保管してあるような竹の身を多用した製品です。たとえば、えびらや平かご等は、梅干しの時期に使って後は仕舞うことが多いと思います。たまに注意して細かい竹の粉などが出ていないか見て頂くことが必要です。

炭化加工について

炭化加工

防虫、防カビ効果を高める炭化加工

炭化加工とは、専用釜で高温と圧力をかけて竹の内部まで蒸し焼き状にして防虫、防カビ効果を高める加工方法です。 薬剤をまったく使用しませんので、竹箸や竹製グラスなどキッチン道具やヘラ、トングなど調理道具などにも広く使用されています。

炭化加工

炭化加工でリニューアル

被害の多い蕎麦せいろや鬼おろしなどに、炭化加工を施しました。竹は深みのある茶色へと変化しますので、落ち着いた風合いもお楽しみいただけます。
※炭化で素材がもろくなる場合があるため、強度が命となる鬼おろしの歯の部分は炭化加工を施していません。

虫害

自然そのままの竹と向き合う

薬剤処理をすれば、かなり効果的に虫やカビなども抑えられるようです。しかし竹細工、竹製品はいつも人の身近にあるもの、いくら無害という薬剤であっても自然そのままに勝るものはありません。 むしろ、虫の食う健康な状態の竹を上手に使う工夫が必要かと思います。

ずっと日本の暮らしに寄り添って来た竹。ライフスタイルの変容によって今まで忘れらていましたが、最近また少しずつ見直されつつあるように感じています。しかし、竹は風合いが良く、豊かな気持ちになれる分、プラスチック製品等とは違い、その扱いには注意が必要ですし手間もかかる事を知っていただきたいのです。

虫害

使用には問題ありません

虫害があっても、ボロボロになるほど食われているのでは無ければ竹細工のご使用に関しては問題ありませんのでどうぞご安心ください。竹虎からお届けする竹細工、竹製品はそれぞれ素晴らしい物ばかりです。自然ならではの味わいとして、どうか末永くご愛用いただきたいのです。

虫害

手間暇かかる、でも愛しい竹細工

竹など自然素材は日頃のお手入れが大事になります。水洗い、水切り、乾拭き、そして風通しのよい所で十分に乾燥させる。少し手間もかかりますが、そんな少しの手間を楽しめる余裕やココロが必要とされているのかも知れません。

長く付きあえる竹は、本当に良いものです。丁寧に扱うことによって竹ならではの愛着が沸いてきて、その結果虫害にも早く気づく事ができ、更に長くご使用いただけます。艶や色合いがグッと深まり、手放せなくなってくる...台所用品でこんなに愛おしくなるもの、何かお持ちでしょうか?虫害にも負けない日本の竹の底力は、素晴らしいのです。

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