インターンシップ2019

2019年8月22日

インターンシップ2019


毎年恒例のインターンシップが始まっています。最初の1週間が竹虎本社での工場や梱包場などでの体験で、あとの1週間がEC事業部でのホームページ制作となっています。


今回は参加者が9人と多く、いろんな部署に分かれての体験となっています。梱包などは他の企業さんでも体験できるかもしれませんが、日本唯一の虎斑竹の油抜きなどは日本全国どこに行っても体験できないことですので、必ずやってもらうようにしています。


今回の担当はまだ入社間もない職人にお願いをしてみました、普段から大人しく、あまり喋らない職人ですが、今日は大学生を前にしっかりと伝えるべきことは伝えてくれています。自分に対してもこういう風にしっかり話をして欲しいといつも思っていたのですが、それは自分の聞く姿勢が悪いんだなと気づきました。


学生さんを教えることで、若い職人も何か学ぶ点や、気づくことがあればいいなと思って担当させましたが、今回一番の気づきをもらったのは自分かもしれないなと思うのです。












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虎竹御守り福音鈴

2019年8月 1日

虎竹御守り福音鈴


昨年のメキシコで開催された世界竹会議に竹トラッカーを持って行く費用を集めるクラウドファンディングではたくさんの方々にお世話になりました。無事に輸送費用も集まり、竹トラッカーと虎竹を世界中の方々に見ていただくことができました。


そのクラウドファンディングの特典の1つとして製作したのが、この虎竹御守り福音鈴です。この鈴はたった4本のヒゴから出来ています。少ないヒゴで編む方が簡単そうに思えますが、簡単に編めるものは簡単にほどけてしまいがちです。


4本しかないヒゴをしっかり押さえながら、ほどけないようになるまでヒゴを編み上げていきます。押さえている重なった部分をうっかり離してしまうと編み方が変わってしまったり、ほどけてしまいます。


そしてまず綺麗に編むためには、その作る物にあったヒゴを作ることが何よりも大事です。ヒゴの幅や厚みが少し違うだけで、出来上がりの雰囲気や硬さ、編みやすさなども大きく違ってきます。ほんの少しの厚さの違いで明らかに硬さが違ってくるので、編みながらヒゴの裏をナイフですっとさすって厚みを調整したりもするのです。


いろんな編み方の籠を見たり、どんな籠を作っても思うことなのですが、最初にその籠の編み方を考えた人は本当に凄いと感じます。覚えてしまうとなんてことない編み方も、最初に考えて形にするのにはどんな苦労があったのか、自分には想像すらできません。そんなことを改めて考える福音鈴作りです。












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梅雨の晴れ間の天日干し

2019年7月18日

土用干し,天日干し,えびら


梅雨の長い雨が続いています。この時期一番気を付けていることはカビ対策です。エアコンの効いている店舗や配送場でも出来上がったばかりのまだ乾燥しきっていない青竹踏みなどはうっかりするとカビがうっすら生えてしまうことがあるので、一日中扇風機の風を当てているくらい、管理には気をつけています。


エアコンなどない竹虎工場内は湿度も温度もそのままでカビの生えやすい環境になっています。とはいえ油抜きをした竹の表皮部分は固く、竹の油の膜があるために竹全体にカビが生えるということはありません。


生えるのは切り口や割り剥ぎした竹の身の部分です。この部分は柔らかく、吸湿性もあり、比較的カビの生えやすい部分なので、割ったままのヒゴや、柔らかくするために水につけておいたヒゴなどはしっかり広げて乾燥をさせています。


漬け込んだ梅干しを干す土用干しの時期をひかえ、えびらの製造も最盛期を迎えています。竹を編み込んだ生地はもちろんのこと、木枠に使う杉板も梅雨の晴れ間を見て、天日干しをしています。自然素材を扱うので当然のことなのですが、その素材の乾燥度合いなどでこの後の仕事の進め方も違ってきます。


近所の木材屋さんに無理を言って挽いてもらった杉板です。雨ばかりでなかなか乾いてなかった杉板もこれで少しは乾燥が進むと思います。乾燥できた杉板から優先的にカンナをかけ、えびら製造の準備にかかります。そうやって作ったえびらを土用干しに使ってもらえるようになる梅雨明けが待ち遠しい竹虎工場です。












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まつりの準備

2019年7月 4日

網代,竹編み,虎竹


毎年恒例のお祭りの準備が始まりました。新潟県内のあるお祭りの灯篭の骨組みの材料として、数年前から割竹をご注文いただいています。4mの竹を1~2cmほどに割り、節を取って発送しています。今年からは力をつけてきた若い職人に材料作りを任せています。


竹で骨組みを作り、それに紙などを貼るのですから、竹の種類や色は関係ないとのことでした。竹虎が主に扱っている竹は虎竹で、その虎竹で材料を取ると、費用的にも高くなってしまいますので、色付きの悪い虎竹では出荷できない物を使って製作しています。


地元の商工会や町内会などが主体で作られているようなのですが、最初に写真を見たときにはその灯篭の大きさや出来栄えや精巧な作りにすごく驚いたほど立派なものでした。


自分たちも小さいながらも毎年夏まつりや天満宮の秋の大祭などの準備に追われます。その上に年竹を使って骨組みをし、紙などを貼って灯篭を作るなんてとても考えられません。関係者さんたちの苦労はどれほどだろうといつも頭の下がる思いです。


でもきっと地域の伝統を守ることの大切さと、それを守っていく誇りで毎年のこの灯篭作りをされているんだろうなと思います。そしてそんな想いの素晴らしい仲間がたくさんおられて、きっと素晴らしい地域なんだろうなと思います。


それは毎年の担当者さんとのやりとりの中でも感じます。竹の材料を準備するだけですが、竹虎からずっと離れた地域の伝統を守ることに少しでもお役に立てることが嬉しいと感じる材料作りです。












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波網代の取り付け

2019年6月20日

網代,竹編み,虎竹


前回のブログで編んだ虎竹波網代に車体の曲線に合わせた縁を取り付けました。虎竹で波模様の網代を編んでもなかなか模様が出ず、サビ付けをして模様を浮き出さそうと考えました。試しに砥粉を主にしたサビ粉を編み目の凹部分に入れてみると、編み目模様は綺麗に出ますが、車体の他の部分との質感のバランスがよくありません。


サビ付けをあきらめて、縁に巻いた籐と網代編みの編組固めと強度を上げるために、カシュー漆を薄めて拭き付けると、虎竹表面に艶が出たので、見る角度によっては波模様が少し見えやすくなりました。


完全に後付けになりましたが、実は違う角度から見れば編み目が波模様に見える編み方ということにしておこうと思います(笑)取り付けは籐で巻いて固定しようと考えていましたが、動きのあるものですし、籐が切れて外れるということにならないよう、前部分はボルト止めにしました。


後ろ部分はサドルを差し込む穴に竹の輪切りを取り付け、サドルでその竹の輪を抑えて固定する方法にしました。こうしておくと前のボルトとサドルを外すだけで簡単に取り外しできます。いろんな点検や整備もあるので、こうしておいて正解です。そう思うと、他の車体部分も簡単に取り外しができるように作っておけばよかったと反省しています。












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虎竹波網代

2019年6月 6日

網代,竹編み,虎竹


竹虎創業125周年記念で製作したREIWA125号のハンドルから椅子にかけての部分に取り付けるため、虎竹で波網代を編んでいます。この製作には自分はほとんど関わっておらず、やったことといえばハンドル部分を竹に取り換えたくらいですが、竹そのままを使ったパーツが多く、勝手ですがちょっと遊んでみたくなりました。


網代編みはヒゴ幅や編み方によって表情が変わるのが面白く、竹細工を始めたころは網代編みの籠を多く製作していました。またヒゴの裏をナイフですっと撫でたくらいの厚みの違いで編みにくかったり、出来上がりが柔らかく見えたりと竹細工の面白さや難しさがよくわかります。


今回は編み模様が波状に見える波網代編みで編みましたが、裏面の竹の模様の無いほうを見ると波模様が見えますが、表面は虎竹特有の竹の模様があるため、編み目模様が綺麗に出ません。やはり虎竹は少し太めの竹の素材感のわかる使い方が一番いいのかなと思いながらも、また逆に虎竹ならではの網代編みの表情があり、これはこれでいいのだと思います。


とはいえ、せっかくの波網代の模様をもう少し出すために編組の凹凸を立体的に見せる効果のあるさび付をしようかと考えています。これは編組の凹部分に砥の粉などで作ったさび粉を付着させる方法です。このREIWA125号に合うのかどうなのか不安ではありますが、いろいろ試してみたいと思います。












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運搬機が仲間入りしました

2019年5月23日

竹虎,高知,小夏,須崎市,安和,虎竹


虎竹の山は車の通れる道から、人1人通れる細い道を上がって行ったところにあることが多く、伐採には竹の運搬車が欠かせません。この運搬車に竹の元部分を乗せ、先のほうはソリ状の板に乗せ、竹に傷がつかないように山道をそろそろと降りてきます。


高齢化により切り子さんが少なくなり、あちこちにある虎竹の山の管理や伐採も手が回らなくなってきました。今までは山の仕事と言っても主に切り子さんが伐採してくれた竹を山まで取りに行くだけの仕事が多かったですが、数年前からだんだんと山に入るようになり、今年の秋からは本格的に山に入るようになります。


これまでは道まで山を滑らして下ろして来たり、竹の束を担いで運んだりしていましたが、それでは切れる範囲に限界があります。また人の負担も多く、効率もよくありません。切り子さんに声をかけていると、以前使っていた運搬機を譲ってくれるという人が現れました。その方は以前はうちの社員でもあり、虎竹を切っていた時期もあったようですが、高齢によりやめていたようです。


何年もそのままにしていたので、当然エンジンはかかりません。秋の伐採時期までになんとか動くようにして、この運搬機に負けないような山の仕事をしなければと、怠け者の自分を今から追い込んでいるのです。
















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職人の小夏

2019年5月 9日

竹虎,高知,小夏,須崎市,安和,虎竹


長いGWが終わり、休み明け初日に竹虎工場の職人が自分の山で作っている小夏を持って来てくれました。小夏は5月頃に収穫時期を迎える柑橘系の食べ物で、大きさは温州みかんほどの大きさです。小夏が出回ると夏が近づいていると感じさせてくれる果物です。


身は酸味がきついのですがナイフで白皮を少し残してむくと、ほんのりと甘く、冷やして食べると非常においしい夏の果物という印象です。こうして書いているだけで小夏の味を思い出し、口の中が少し酸っぱくなるほど、自分たちにはとても身近にあり、よく食べる果実のひとつではないかと思います。


仕事が休みの週末だけの世話で、無農薬ですので決して見てくれはよくありませんが、普段は無口な職人がみんなに食べてもらおうと持ってきてくれる気持ちが嬉しい。ゴールデンウィーク明けには休みの間にあちこちに行っていたとの報告と共にお土産のお菓子を机の上に置いてくれている社員さんもいます。


毎日、当たり前のように出社して仕事をしてくれる社員さんがいます。野菜を黙って自分のトラックに乗せてくれる人、魚が釣れたと持ってきてれる人、貝を取ってきたからと飲みに誘ってくれる人、使わなくなった運搬機をくれる人など、ありがたいことにわまりにはたくさんの与え、支えてれる方々がいます。


与えられるばかりではなく、与えられるように、そしてすべてのものにいつも感謝の念を忘れず、謙虚に、おかげさまの気持ちで日々を過ごしたいと改めて考えさせてくれた小夏となりました。












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来期の楽しみ

2019年4月25日

竹虎,須崎市,安和,虎竹


虎竹の伐採シーズンも終わり、山に倒していた虎竹もすべて出てきました。その虎竹を土場で選別し、竹虎工場にすべて取り込み終わり、今期の虎竹の仕入れが終わりました。今年は比較的小さい竹の多い山に入ったため、大きな竹があまり出てこなかったのが来期への課題となりました。


虎竹を工場内に取り込み、それぞれの色や大きさ別の規格に切断も終わって、今は油抜きや矯正作業などの製竹が忙しくなってきました。その製竹作業の合間に今期入った山の整理に出かけました。


1月までが伐採時期と決められていますが、この山は早い時期に伐採を終わらせていましたので、久しぶりにこの山に入ったのですが、伐採時にそんなに色の付いてなかった竹に良い色がついてきているものがちらほらあり、すごく嬉しくなり、来期への楽しみが出来ました。


竹林を見て綺麗だと思うことはあまりないのですが、1本の竹を綺麗だと思うことはよくあります。ただ綺麗な竹がいい竹なのかは難しいところです。この竹も素直に伸びて綺麗な色付きはしているのですが、少し弱い気がします。ノコギリを入れるだけで、わかることもありますので、竹の伐採をしている者ならある程度わかることです。


次この山に入ったときに虎竹がまたどんな色付きをしているのか、伐採した竹が自分の思っているような竹なのか、いい竹に出会えるのかなど、そんなことを山に入る楽しみにしているのです。












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製竹作業が本格的に始まりました。

2019年4月11日

竹虎,須崎市,安和,虎竹,職人


竹材の仕入れが終わり、工場内に取り込んだ竹材の製竹作業が本格的に始まりました。竹は真っすぐに伸びているイメージがありますが、思った以上に曲がっており、それをバーナーで油抜きした熱を利用して真っすぐに矯正しています。


矯正する際には熱を入れて柔らかくなった竹の節部分の曲がりを中心に繊維を伸ばしながら矯正していきます。矯め木と呼ばれる台にはいろんな大きさや角度に開けた穴が開いており、竹の大きさや矯め具合に合わせて、その穴に竹を入れて一節ごとに押していきます。


曲がりと言っても一節ごとに違う方向に曲がっていることが多く、その1節1節を真っすぐにしていくことで、できるだけ真っすぐになるように矯正をしていくのです。


温かいうちは伸ばした繊維も戻りがあるので、大きく曲がっている部分には水を付けて冷まし、少しでも戻りがないようにします。しっかりと繊維を伸ばしておけば、冷めてもまたある程度は伸びてくれるので、竹が熱いうちにしっかりと伸ばしておき、戻りがなくなるくらいに竹が冷めた状態で仕上げの矯正をしていきます。


熱の入りようによって繊維が伸びなかったり、柔らかかったり、硬かったりと様々です。それには熱の入れようが大事です。竹の乾燥度合や竹の身の厚さ、同じ竹でもそれぞれ違う性質をしっかり見抜いから、その竹に応じてしっかりと熱を入れていく必要があります。


熱が入っていなければ曲がりませんし、入れすぎると竹が焦げてしまったり、節の中の空気が膨張して破裂する場合もあります。矯正する人もいろいろな条件の中での技術が必要ですが、油抜きをし、しっかり熱を入れる人も同じです。結局は竹を知らないと何も満足に出来ないということです。


教えてもらったり、見ているだけでは決してわかるはずがありません。そのためにも工場の職人さんには毎日の作業の中で、竹に触れ、試したり失敗したりしながらいつも考え、気づきを繰り返しながら、自分たちの虎竹のことだけは誰にも負けないようになって欲しいのです。












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