虎竹の里の花火大会

2017年8月17日

虎竹の里 夏祭り 地域


今年も虎竹の里の花火大会が行われました。花火大会と言っても、市販の打ち上げ花火を足場板に並べて置き、次々に火をつけて打ち上げていくような、本当に手作りの花火大会です。花火大会というより、夏祭りと呼んだ方がいいのかもしれません。


虎竹の里にある青壮年会という30人ほどのメンバーのいる団体の主催で、寄付も頂きながら、なんとか毎年続けている夏祭りです。人口700人あまりの小さな地区の小さな夏祭りですので、当然出店など来るわけもなく、いろいろな出店もほとんど青壮年会メンバーの手作りです。


虎竹の里 夏祭り 地域 青壮年会


焼き鳥、焼きそば、お好み焼き、豚串にかき氷やビールなどを販売します。それにくじ引きや、今年から手作りしたピンボールゲームなど、子どもたちに喜んでもらえるような夏祭りを目指しています。釘の打つ位置に四苦八苦したピンボールゲームも人だかりができ、楽しんでもらえたようで一安心でした。


小学生以下の子どもたちにはお楽しみ抽選会のカードを渡します。今年も一等は自転車ですが、そのほかにもおもちゃなど、たくさんの商品を用意したおかげで、この祭りの一番の盛り上がりはやっぱり、このお楽しみ抽選会でした。


子どもだけでなく、多くの大人も来てくれて、お盆期間中の開催とあって、今年も多くの帰省された人も来てくれました。あちこちで人の輪ができ、このお祭りが里帰りしてきた人の再会の場になれていることがとてもうれしく感じます。


この地域の人たちは、この地域と人が好きでここに住み、そして帰って来ます。小さな地域の小さな夏祭りですが、自分たちには一番の夏祭りとなっているのです。












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秋の準備

2017年8月 3日

山 整備 秋


梅雨が明けても、まだ梅雨のようなムシムシする虎竹の里ですが、そろそろ秋から冬にかけての虎竹の伐採時期に向けて、準備をしないといけない時期となりました。


竹は秋から冬にかけての伐採ですが、それまでに竹林の下草を刈ったり、またその山まで行く道の整備をしておかなければいけないのです。今年は2年に1度の焼坂の道を重機で整備をする年です。重機を借りたり、重機に乗ってくれるオペレーターの手配や日程の調整もそろそろ始めなければいけません。


最近のゲリラ豪雨などで焼坂の山に上がる道も、ところどころ山肌が緩くなり、石や土が落ちて来て、道幅も狭くなってきています。山道自体も山に降った雨が道の上を流れていくので、削れて傷んでいるところが多くあります。


梅雨前にはその道を流れる水を切るために、ところどこ溝を切って谷に水が落ちるようにはしてありますが、どうしても多く雨が降った時などには道を流れる水で山道が削れてしまうのです。


それを直すために重機を入れるのですが、その前に焼坂の山のてっぺんまで続く約5キロほどの山道の草刈りや道に倒れた竹や木の整理を行います。夏真っ盛りですが、気持ちはもう秋の伐採に向いているのです。












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梅雨が明けました

2017年7月20日

青竹踏み 手入れ


梅雨が明けました。梅雨の時期は、竹を扱う者として、いろんなことに気を使う時期です。一番気をつけていることはカビが生えないように管理することです。竹は自然素材ということもありますが、吸湿性が高いので、ジメジメと湿度の高い時期が続くときには、カビが生えないように梅雨の晴れ間に干したり、箱の中に蒸し込んだりしないように気をつけています。


塗装をかければそういう心配もいらないのですが、そこはやはり竹そのものの素材のよさを直に触れてもらいたいですし、竹が持つ柔らかさや暖かさなどのなんともいえない感触は、塗装をかけてしまうと失われることも多くあるものです。


このずらりと干してある青竹踏みも、プラスチック製もあるようなのですが、実際に踏んでみると足あたりが全く違うとの声をお客様からいただくことも多く、自然素材ならではの優しさや温もりが伝わることの嬉しさを感じています。


普段から竹に囲まれている自分たちの気づかない竹のよさ、魅力をお客様から教えられることは本当に多いです。また逆に、自分たちだからこそ気づいている竹の良さ、魅力をもっともっと伝えていき、竹のある暮らしをご提案できればと思うのです。












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えびら用の杉板

2017年7月 6日

えびら用の杉板


梅雨真っ只中の高知県須崎市安和の虎竹の里ですが、梅雨明けの梅の土用干しに使うえびらの製造に追われています。土用干しとは夏の土用の時期に衣類などを干して虫やカビを防ぐ虫干しや、田んぼの水を抜いて稲に強い根を張らせるといったことも土用干しと呼ばれ、どれも昔からの先人の知恵と言えるでしょう。


梅の土用干しとは6月頃に採れた梅を塩漬けにしておき、それを三日ほど天日に干すことを言います。太陽の紫外線で微生物などを殺菌し、梅の水分量も減らし、それによって梅の保存性を高めることができるようです。


その梅の土用干しになくてはならないざるの一つがえびらです。竹ヒゴを網代に編み、それに杉の枠を取り付けた平かごで、使う場所や梅の量によって二種類の大きさがあります。またその杉の枠には穴があけてあり、それに紐を通してベランダなどに吊るすこともできる便利な平かごとなっています。


そのえびらに使う杉板を梅雨の晴れ間に製材所から取ってきて、干しました。この杉板もどんなものでもよいのではなく、できるだけ節が少なく、白いものを選別して取って来ています。節があると杉板を引くときにその部分で微妙に曲がったり、節が取れて穴があいてしまったりする場合があるためです。


えびら用の杉板


杉の木の色は木の芯の部分に近い赤身と、外側の色の薄い白身とに分かれています。色の薄い白身のほうが最初のうちは綺麗に見えて清潔感があるため、できるだけ白身に近いものを選んでいますが、そういう杉材は少なく、赤身の混じったものや、赤身の杉材も混ぜています。


こう言うと赤身の杉材が良くないように思われる方もいるかもしれませんが、実は赤身の方が水に強く、虫やカビに強いという特徴があり、神社やお寺などでは赤身の杉材を好んで使っていたという話もあります。


竹も種類によってや、個体によって、強さや固さが違いますが、木も種類やどの部分かによって、性質や特徴が違っているようです。それぞれの特長を知って、自然素材ならではの一つ一つ違う風合いや、経年変化を楽しんでいただけたらと思うのです。












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竹磨き

2017年6月22日

竹 加工 磨き


竹を磨くと聞くと、竹の表面汚れを米ぬかや濡れたスポンジやタオルなどでこすって汚れを取り、少しでも青々とした竹に見えるように綺麗にすることを連想される方が多いのではないでしょうか。虎竹や黒竹をガスバーナーで炙って、油抜きし、表面の汚れを綺麗に拭き取ることも、ある意味磨くと呼べるのかもしれません。


しかし竹細工では竹磨きというと、磨き包丁という特殊な曲線のある刃物で、竹の表面の皮を薄く剥ぐことをいいます。竹を染色する場合など、表皮が残っていると、色が染まりにくく、綺麗に染められないために、染色をする籠はあらかじめ表皮を剥いだ竹でヒゴを作って編んでいきます。


また染色しない籠でも油抜きをせず、真竹磨き手提げ籠のように青竹のまま使う場合にも、表皮を剥いで磨きをかけることによって、竹表面を綺麗にし、美しいヒゴにしていく場合もあります。この籠はヒゴの綺麗さもありますが、時間が経つにつれてあめ色に変わっていく変化を楽しめる籠ともなっています。


虎斑竹のように、表面にあらわれる美しい模様や独特の艶の美しさもありますが、この磨きの籠のように、竹本来の美しさや自然素材ならではの経年変化を楽しむことも、竹という素材の魅力だと思うのです。












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竹の凹み

2017年6月 8日

竹 黒竹 枝


竹虎工場横の川べりには黒竹が生えている一角があるのですが、今年も新しい竹が生えてきました。竹はたけのこから成長するのに1日で1m以上も伸びることもあるくらい成長が早いことで知られていますが、この黒竹もあっという間に伸びてきました。


細いたけのこから、皮をかぶったまま成長していますが、先の方になるとその中に枝を格納しており、幹を伸ばすと同時にその中の枝も伸ばしながら、皮が落ちるとそのまま枝を広げられるようになっています。


竹は2~3ヶ月で上への成長は止まり、それから少しづつ、固くなっていくために、この状態の竹はまだまだ柔らかいままです。その状態で枝がたけのこの皮の中に格納されているので、竹の先の方の枝の出ている部分の上側には凹みがついてしまうようなのです。


長いヒゴなどを取る場合はその部分には枝があり、凹みがあるので、それを避けて使うことになり、その部分は使えず、無駄となってしまう場合が多くあります。しかしお茶の道具の茶杓ではその凹んだ部分を桶(ひ)と呼び、その凹みを価値のあるものとして捉えているようです。


茶道は解釈の違いや、流儀などにより呼び方ややり方の違うことが多くあるようですが、その部分は凹んでいるために、お茶をすくいやすいということがまずあるようです。


その部分を竹の先の方から使うか、元のほうから使うかで、本樋とか逆樋などと呼び、樋の形の違いなどからくる、茶杓の違いなどを楽しまれているのではないでしょうか。


ヒゴなどを取るのには邪魔な節の部分や凹みも、竹によって多少の違いもあり、茶杓のように、その凹みを面白い物として見て、使うことができる竹という素材は本当に面白い物だと思うのです。












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垣の施工

2017年5月25日

竹垣 袖垣 施工


お客様のお宅の垣が古くなったので、新しい物に作り替えたいとの連絡があり、採寸も兼ねてお話を伺いに行ってきました。そこにはL字の垣があり、コンクリートにパイプを埋めて、そのパイプの中に柱を埋めこんでいました。


新しく作らせてもらう垣も、そのパイプの穴に柱を入れて立てるしかないので、採寸はかっちりやる必要がありました。L字といっても直角のL字ではなく、少し開いていたので、角度は入念に確認し、お客様の希望もしっかり聞いて職人に伝え、製作しました。


施工と言っても、古い垣を撤去し、サイズ通りに作った垣を高さを合わせながら、そのパイプに差し込んで、コーキングを打つだけなので、現場で組んだりする垣よりはある意味簡単です。


でもそれは作っていった垣がそのパイプにぴったりと合ってこそであり、現場に持っていくまでは自分の採寸が正確だったか心配もあり、合わない想定もしながら、それに対応できる道具などは持って行きました。そう言う意味で、現場で組む垣は、その場で合わせて作れるので間違いがなく、柔軟な対応ができるという利点があります。


現場は勾配もあり、L字の角度も直角ではなく、高さを合わせるのにもミリ単位で埋め込む足の長さを調整しながら、高さのレベルを合わせていきました。無事にぴったりと合わせることが出来て、スムーズに取り付けはできました。


施工には若い職人を連れて行きましたが、お客様へのあいさつから始まり、言葉使いや動き方、考え方、最後の掃除など、いろいろな気づきがあったように思います。上手くは行きましたが、その中でも若い職人には反省点や自分に指摘されたこともたくさんありながらの施工でした。


いつもそうですが、お客さまのところに行ってやる施工は、仕事をさせていただいてありがたい上に、若い職人にはいろんな気づきをいただけ、自分としてもいろんな気づきをたくさんもらえる場でもあるのです。












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灰吹

2017年5月11日

灰吹 灰筒 茶道 お茶 抹茶


灰吹は灰筒ともいい、煙管の灰を落とし入れるための竹の筒で、一服後に煙管の先を下に向けて、灰吹の縁にコツンと当てて吸い殻を落とす、いわば灰皿のような道具です。紙巻きタバコの普及で、今は煙管でタバコを吸う人をほとんど見なくなりましたが、時代劇などで、そのような場面を見た方も多いのではないでしょうか。


今の時代では考えられませんが、江戸時代には「客あればお茶より先に煙草盆」と言われるくらいに、お客さんをもてなす道具であった煙草盆の中に煙草に火をつける火入れや、煙草入れ、そして灰皿代わりの灰吹がセットされていたようです。


茶道では三か所にこの煙草盆が置かれるそうで、灰吹は茶席では通常竹が用いられ、直径一寸五六分(約45mm)の青竹を高さ四寸(約120mm)から四寸五分(約150mm)に切ったものが使われるようです。


青竹の灰吹をお探しのお客さまからのご依頼でしたが、正式ではないのでしょうが、虎竹の里ならではの虎斑竹で灰吹を製作させていただきました。直径と高さは規格通りにしっかり選別し、真っ直ぐ立つように底面をきっちり揃え、面取りをしてケバ立ちをおさえました。


この灰吹もそうですが、竹トラッカーや虎竹バックニューヨーカーなど、虎竹の里からは日本唯一の虎斑竹で作られた製品とともに、自慢の虎斑竹が世界中に旅立っているのです。












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虎竹格子化粧版

2017年4月20日

施工 蘭 ショールーム 虎竹格子


ランを展示販売されているショールームに、虎竹で格子を組んだ化粧板を取り付けさせてもらいました。以前は立て簾を日よけ代わりに立てかけていましたが、竹の大好きな施主様になんとか虎竹を使って造作ができないかと声をかけていただきました。


最初は丸い竹を立て簾代わりに編んで、立てかける案で進んでいましたが、光の調整ができないことや、重量の問題などの理由で計画を変更し、この虎竹の格子の製作となりました。


何度か足を運び、虎竹格子化粧板の高さや格子の幅、間隔、そして虎竹の色目、格子を縛る四万十カズラ、シュロ縄飾りなど、詳細に話を詰め、実際にサンプルを2枚作って見てもらってから、この虎竹格子化粧板の仕様に決定しました。


化粧板の上に取り付けるブラインドも同時進行で進んでおり、ブラインド設置は前日にやっと終わったところでした。ブラインドを化粧板の後ろに垂らすために、虎竹化粧板の取り付け位置がはっきりしてなく、また取りつける場所が直線ではないために、正確な大きさが出せず、ある程度作っておいて、現場で合わせながらの製作、施工となりました。


施工 蘭 ショールーム 虎竹格子


全長18mの場所になんとか取り付けた後、施主様からは「震えがくるくらい良い」とお褒めの言葉をいただき、ショールームの担当者さんからも、「今日お休みの別の担当者さんが明日出社したらびっくりして喜びます」と嬉しいお言葉をいただきました。


ブラインドとの関係や虎竹化粧板のサイズや施工、何よりお客様に出来上がりを満足してもらえるどろうかと、いろいろ心配もあった施工でしたが、喜んでいただけて、ほっと一安心した虎竹格子化粧板の取り付けとなりました。












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新入社員が入ってくれました。

2017年4月 6日

朝礼 挨拶 職人 竹虎


新しい年度に入り、竹虎本社に新入社員が入ってくれました。この春に高校を卒業したばかりのフレッシュな新入社員です。新入社員はもちろんのこと、新しい人が入ると職場の空気が変わるので、それをいかにプラスの方向に変え、いい雰囲気でみんなが気持ちよく仕事できるようにと、当たり前ですがいつも考えています。


初めて覚えてもらう仕事は一番大事な朝礼です。朝礼の中に竹虎のすべてが入っていると言っても過言ではありません。すべてがお客様に喜んでもらうにはどうすればいいか、そのためになにができるか、竹虎はどこに向かっているのか、そして自分たちはそのために何をするのか、ということを毎日の朝礼の中で確認し合い、学び合い、そしてその練習の場にもなるのが自分の考える朝礼です。


今回、新入社員が来てくれたことを機に、どうしてもマンネリになりがちな朝礼をもっともっと意味のある朝礼にしていこうと、あいさつに磨きをかけることにしました。


磨きをかけるとは意識的に心を込めるということです。毎朝のあいさつの練習もただの朝礼の中の習慣のようになってきています。それをどこまで心を込めてやっていけるかによって、感謝の念も強くなり、あいさつも本物になり、意識も上がり、そのあとの連絡事項やいろんなお客様対応についても本気で考え、取り組んでいけると思うからです。


いろいろな課題やいたらない部分もたくさんありますが、今できることをきっちりやっていくことで少しずつ何かが変わり、それがお客様にも必ず伝わると信じています。


それは工場の職人も同じことです。大きな声を出したり、きっちり動きを合わせることなど、本気でやろうと思えば今すぐできることをしっかりやっていく意識を持ち、確実にやっていかないと次の進歩はありません。


新入社員がどう成長できるか、そして自分も含め、今までいた社員がどれだけ当たり前のことに磨きをかけていけるか。工場の職人たちがどのように変われるのか。新しい年度を迎え、新しく仲間に入ってくれた社員に負けないように、一緒に成長したいと思うのです。












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