竹炭の選別

2018年12月13日

竹炭の選別


竹炭は燃焼温度や焼き方によって性質が変わると言われています。炭窯の燃焼温度の目安は700度で、800~1000度の温度で焼かれた炭は酸化物質と結合しやすい性質となり、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質の吸着に優れています。


それ以下の比較的低温で焼かれた竹炭はアンモニアなど、アルカリ性物質と結合しやすい性質を持っており、消臭でお使いいただく場合は、それを参考にお選びいただければと思います。また低温で焼かれた炭は室内の湿度を調節する調湿機能にも優れており、お部屋や床下などの調質にも多く使われています。


主に調湿や匂い取りに使われる低温で焼かれた炭は、高温で焼かれた炭に比べ柔らかく、形が崩れやすくなっています。そのため炭職人さんから持ち込まれる竹炭も形が様々となっています。それを竹虎内の規格で竹炭バラお達者クラブの竹炭竹炭(粗粉)という3種類に、大きさ別に選別しなおしています。


お使いいただく目的や使用される場所、量やお値段も見ていただきながら決めていただいて、竹炭の効果をぜひ実感していただきたいと思うのです。












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焼坂の整備

2018年11月29日

山,道づくり


虎竹の伐採シーズンに合わせて、焼坂の山道整備を行いました。今年は集中豪雨が多く、また短時間に集中して雨が降ることが多かったために谷を流れる水が山道に溢れた箇所もあり、例年以上に山道が荒れたと感じます。


イノシシや鹿などがエサを求めて山の斜面や山道を掘り返しているのも、もう一つの原因としてあるように思います。山の斜面から土が落ち、道は掘り返されて所々盛り上がっています。そのため踏み固められた道が柔らかくなり、山道を流れる水で掘れていきます。


困ったことではありますが、この山にこうして車の通れる道があることだけでもありがたいことで、おかげで山の頂上付近までトラックを乗り入れられ、虎竹を伐採し、運び出せることができます。車の乗り入れのできない遠い山からはワイヤーを張って、そのワイヤーを伝って竹を下ろしていた時期もありました。


一般の道路は綺麗に舗装されており、どこにでも車で行くことができるのが当たり前のように思っています。しかしそれは誰かが整備し、管理してくれているおかげでもあります。道が悪くなったとはいえ、そこに道があることに感謝し、大事に整備をしながら、この山道を大切に使っていきたいと思うのです。












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イメージ共有の難しさ

2018年11月15日

別注,竹細工


竹虎の販売している商品の他に、こんな物ができませんか?といろんな形や大きさの竹製品のお問合せをいただきます。それは大変ありがたいことで、竹虎ならできるかもしれないとお客様に思っていただいているからこそ、お問合せをいただけると思っています。


インターネットが普及して、誰でもこんな高知の田舎の竹屋を知っていただける機会も増えたおかげでもありますが、反面近くにあった竹屋さんや職人さんが少なくなり、相談できるところがなくなってしまったこともあるのではないかと寂しい気がします。


日本の竹文化や長く育まれた伝統の技を守り、継承させていく事を使命としている竹虎として、できるだけその期待に応えていきたいと思います。ただ、写真や図面などでは伝わらないイメージや、柔らかさや硬さ、使用状況による使いやすさや耐久性など、細かい部分でのお客様とのイメージのズレがどうしても出てしまいがちです。


また初めて作る商品には試作や試行錯誤もあり、どうしても製作には手間がかかるため割高になり、お値段の部分でもお客様の思いとは離れた物になってしまうことも多いため、製作を簡単に受けることができず、時にはお断りをさせてもらったり、製作できてもどうしても慎重にならざるを得ないのです。


今回は照明に組み込む虎竹の六つ目編みを製作させてもらいました。六角形の形の照明で、六つある20cm四方の枠にこの六つ目編みと和紙をはめ込んだ照明を製作されるようです。


イメージ作りのために残っていた4mm幅のヒゴで編んでみました。お客様のイメージとは少し違うようでしたので、ヒゴ幅を1mm落として3mm幅のヒゴで編みました。ほんの1mmの違いですが、出来上がりイメージは全く違います。


出来ることと出来ないことがありますが、お客様の思いをよく聞き、理解し、お客様と製作側のイメージの溝を少しでも埋めながら、別注商品は作らせていただいているのです。












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別注竹輪

2018年11月 1日

別注,竹輪,竹細工,職人


別注の焼板木戸を製作しました。ヒジツボで固定すると風情のある取り付けになるのですが、少し大きめの焼板木戸は重量もあることから、取り付けは丁番金具をお勧めしています。丁番で固定するには固定する柱が角柱でなければ固定しづらいですが、ヒジツボでは重さで釘が抜けてきて、次第に木戸が垂れてくるためです。


もう一方の開け閉めする方には簡易の鍵にもなる取っ手がついているものもありますが、こちらも金具で固定する方がしっかり固定できることから、金具で止められる方が多いようです。


しかし今回のお客様は竹輪での固定を希望されており、また止めるほうの柱が大きいこともあり、別誂えで竹輪を製作しました。直径22cmほどの竹輪ですが5回巻きつけて作るため、製作には余分も入れて4mほどの長さの竹が必要になってきます。


5mmほどの幅のヒゴ1本あればいいのですが、そのヒゴを作るにも1本の竹を割らなければいけません。また竹輪の大きさによってヒゴ幅や厚みを変えなければ綺麗な竹輪にならず、編んでみて綺麗にいかない場合、また幅や厚みを変えて製作します。


また竹輪は竹の張りを利用してがっちりと固定された竹輪になります。薄いヒゴにすれば編みやすく失敗もありませんが、張りの無い柔らかく解けやすい竹輪となります。適度に張りを持たせながら編める幅と厚みがあり、またそれに耐えうる材料の竹の選別も必要です。


このように竹輪一つとっても別注の商品は作ってみないとわからないことが多く、そこには自然素材を使って手作りで作るがゆえの難しさがあります。たった1本のヒゴから作る竹輪一つですが、製作には1本の竹を必要とし、そこには職人の経験と技術が詰まっているのです。












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神祭が近づいてきました

2018年10月18日

竹虎、安和、神祭


虎竹の里にある安和天満宮の秋の大祭が近づいてきました。高校生の頃から、竹練り踊りをやってきて、こっちにいない数年を除いてずっと関わってきた神祭です。虎竹の里のような小さい地域では、それが当たり前で、そうじゃないと天満宮の存続さえ危ぶまれていってしまいます。秋の大祭が一番大きく行われるため目立ちますが、歳旦祭から始まり、1年を通じて様々な祭りがこの天満宮では行われています。それには地域持ち回りで神役がおり、代わり替わりでお手伝いをしながらこの天満宮をお守りしています。


この天満宮はこの地域を守ってくれています。天満宮の行事のほかにも、この地域のいろんな場所の神様を宮司が祀ってくれています。竹虎工場横にも安和の川がまとまって海に流れ込むいけごうという淵があり、その大事な淵の神様を祀る池川祭も毎年水害の起こりやすい夏前に行われています。


この地域の東西南北には悪いものが入らないようにと結界のお札が立てられています。いけごうを池川と書ける人もほとんどいないと思いますが、この結界を知らない人もほとんどです。しかし虎竹の山の上り口にもその札はあり、それを見るたびに誰にも知られず、この地域を守ってくれている宮司に感謝の念がわきます。


確かに人は少なくなり、しんどくなってきた部分はありますが、この神祭に若い人を巻き込み、自分たちの住んでいる地域を守り、ずっと続けてきた伝統文化を繋げていくことは日本人として大切な役目でもあると思います。


花取り踊りは6月頃から練習を始めています。竹を持って練り歩き、竹をぶつけ合いながら神様の通り道を作っていく竹練り踊りは9月頃から練習を始めました。


次の日曜にはその竹練り踊り用の竹の伐るために山に入ります。今年の伐採場所はここに決定です。8人が練り歩きながら数か所で竹をぶつけ合うたびに竹が割れるため、交換用も含めて、毎年100~120本ほどの竹を青壮年会のメンバーで伐採します。


虎竹の山の色の来ていない山を選んで、その中で色の来ていない竹を伐採します。いい竹もあるので山主さんと切り子さんの許可を得て、責任を持って伐らせてもらいます。たくさんの人のおかげで今年も秋の大祭が行われます。虎竹と共に少しでもそのお役に立てるのは、虎竹の里の住人としても竹屋としても嬉しいことなのです。












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台風一過の虎竹工場

2018年10月 4日

竹虎、工場、台風


非常に大きな勢力を持つ台風24号が過ぎ去った週明けの竹虎工場です。すぐ前には太平洋が広がり、海からの風をそのまま受けることから、これまで何度か屋根が飛ばされたり、工場に併設する配送現場の雨漏りでほとんどの梱包用段ボールが水浸しになったりと、何度か被害を受けています。


自分が見回りをするようになってから一番ショックだったのは、高い波と大雨による増水で、工場隣の海に流れ込む川の水が引かず、工場が浸かりそうになり、その上、大きな波がそのまま川に入ってきて、工場に波が打ち寄せている現場でした。


それを見たのは消防団の招集があり、要請現場に向かう途中であり、土嚢を積みながら、波が打ち付けている工場内がどうなっているのかと気になって仕方なかったのを覚えています。幸い雨戸のおかげでガラスが割れることもなく、海に面した工場内部分が水浸しになったくらいで済みましたが、あんな光景を見たのは後にも先にもこの一度だけでした。


台風の上陸回数は年平均2.7個だそうですが、今回の24号で5個となり、例年より多くなっていますし、勢力もびっくりするくらい大きなものが増えた印象です。秋はいろんなイベントや行事ごとがたくさんあり、先日の週末のイベントも中止となりました。


今週末もまた大きな台風が接近するようです。地域の運動会が行われる予定ですが、やれるかどうかは微妙なところです。自然のことは仕方のないことですが、大きな台風でこの虎竹の里はもちろんのこと、日本各地で被害がでないことを願うしかありません。












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竹ドームと竹鈴ワークショップ

2018年9月20日

竹ドーム


虎竹の里の浜で竹を使ったイベントが開催されました。竹で水鉄砲を作ったり、虎竹の鈴を作ったり、孟宗竹でご飯を炊いたりするワークショップを開催したり、竹を半分に割って節を取り、それを繋げてビー玉を転ばす遊びをしたりと、竹が満載のイベントとなりました。


他にもベーグルや焼きそば、箸巻きやかき氷など、いろいろなお店も出店しており、楽しいイベントとなりました。心配されていた天気も回復し、たくさんのお客さんが来場され、それぞれのワークショップでの体験や、おいしいものを食べたり、浜に座ったり、波打ち際で遊んだりと、めいめいが楽しまれていたようです。


竹を使うイベントということもあり、当初からいろいろとお話を伺っていました。竹虎というより、地元のイベントということもあり、個人的にお手伝いをさせていただいた形となりましたが、今回は竹のドーム作りと竹鈴作りのワークショップを担当させていただきました。


竹のドームは直径約6m、4m、2.5mと3つの大きさの違うものを製作しました。一番小さいものは試作として工場で組んでいましたが、大と中は砂浜でお手伝いに来てくれていた高知大学の学生さんに手伝ってもらいながら組み上げました。


ドームの屋根部分を平面で組んでおいて、それをみんなで持ち上げて立ち上げるとドーム状に立ち上がります。それを作っておいた輪の中に収め、横の部分に補強の竹を入れて出来上がりです。たくさんの学生さんにお手伝いしてもらったおかげで、楽に組みあげることができました。


竹鈴のワークショップは20人限定としていましたが、大人と子どもが10人ずつくらいに考えていました。しかし来てくれた人は全員が小学校の低学年くらいの子どもさんばかりで、竹鈴を編むのにすごく苦労してしまいました。楽しく竹細工を体験するということができなかった子どもさんもいたようで、申し訳なく思いました。


苦労した甲斐もあり、なんとか完成させ、最後には楽しかったと言ってくれる子もいて、救われた気持ちになりました。こちらのワークショップも高知大の学生さんにお手伝いをいただき、本当に助かりました。一人ではとてもみんなに時間内に完成をさせることはできなかったと思います。


1年前に土佐山アカデミーさん主催の「地域おこし未来会議」が虎竹の里で開催され、その時に出たイベントの案が形は変わりましたが、なんとか実現となりました。地元のイベントではありましたが、自分は何もお手伝いはできず、竹ドーム製作とワークショップだけのお手伝いとなりました。


県の地域支援員さんをはじめ、多くの外部の方の協力でなんとかできたイベントのように思います。地域イベントでありながら、地域の方の参加の少なさは残念でした。地域にお世話になっている竹虎も、もっといろんな協力を求められているのを感じます。ワークショップの失敗をはじめ、地域との関りについていろいろと考えさせられたイベントとなりました。












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ハマルシェ

2018年9月 6日

割竹


今月の17日に虎竹の里の浜でハマルシェというイベントが開催されます。竹トンボ作りや竹めし、竹水鉄砲作りなどの竹をふんだんに使ったイベントだそうです。自分は参加しませんが、竹を使うということで、竹の伐り方や使い方などのアドバイスを何度かさせていただきました。


しかし、竹を使うイベントなのでどうしても竹の大きなドームを作りたいと相談され、やるなら自分でやったほうが確かで早いと思い、自分で準備することになりました。


長さ4mの割竹で試作をしてみると、直径2.5m、高さが1.3mのドームが出来上がりました。どんな物でもそうですが、見て考えるだけなら簡単そうに見えます。このドームも簡単に考えていましたが、実際にやってみると思ったより難しく気になるところや、納得いかないところがたくさんあり、てこずってしまいました。


本番はこのドームの1.5倍と2.5倍のドームを作る予定です。6mの割竹はそのままで、10mの割竹は5mのものを接続して使います。材料だけを取っておいて、あとはぶっつけ本番です。この大きさでどうなるのか、少し心配ではありますが失敗するつもりは毛頭ありません。


失敗の許されない仕事であれば実際にこの大きさで1度組んでみますが、そこは地元のイベントです。実際に自分でやることが1つの経験となります。失敗したらしたでいろいろ学ぶこともあり、それはそれで笑い話にもなって面白いなと、主催者には申し訳ないですが、密かにそんなことも考えて引き受けたドーム作りなのです。












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虎竹の里の夏祭り

2018年8月23日

Tシャツ、お祭り


今年も虎竹の里で夏祭りが行われました。自分たちが子どもの頃は盆踊り的なお祭りが開催されており、そこに遊びに行った思い出がありましたが、いつの間にかなくなっていました。あとはこの地域のお祭りと言えば安和天満宮の秋の大祭ですが、花取り踊りや竹練り踊りなど、子どもの頃から踊っており、子どもたちの多くは遊びに行くというより参加型のお祭りになっています。


竹虎のある高知県須崎市には2尺玉が上がる大きな花火大会や、竜踊りのあるお大師様など、大きな楽しいお祭りがたくさんあるのですが、なんとか地元で子どもたちが連れだって歩いて行けるお祭りをしてあげたいという想いから、地元青壮年会が立ち上げたお祭りです。


小学校の生徒数30人ほどの小さの地域です。保育園児を入れてもそんなに子どもは多くありません。でもお盆の時期に開催するので、帰省されていたり、遊びに帰って来ている家族が来てくれ、子どもたちも多く参加してくれて、小さいながらもそれなりに賑やかなお祭りになっています。


また子どもたちの楽しみだけでなく、帰省してきたり、遊びに来てくれた大人たちもこの場に来てくれたことで、懐かしい再会がたくさんあり、そんな光景を見られるのも、このお祭りの楽しみの一つでもあるのです。


こんな小さな地域でも青壮年会のメンバーが25人ほどが集まり、いろんな出店や催し物、花火などを手分けしてやっています。毎年人数不足が懸念され、ギリギリのメンバーでの運営ですが、この地域と人が大好きなメンバーで、よそに住んでいるにもかかわらず、イベントの時には来てくれるメンバーもいます。


毎年、準備から片付けまでクタクタになるお祭りですが、この素敵なメンバーたちと一緒にやれるのは本当に嬉しく、この地域に生まれ、住んできてよかったと思えます。そのメンバーの着る青壮年のTシャツの肩には竹虎のマークが入っています。嬉しくもありますが、この地域にまだまだ何も返せていないことに申し訳ない気持ちになるのです。












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埋め込み玉袖垣

2018年8月 9日

竹虎,工場,竹垣


いろいろなやり方や考え方があると思うのですが、竹虎では袖垣の足をそのまま土に埋めて立てるということはしていません。竹で出来た足をそのまま土に埋めてしまうと、その部分が腐りやすく、上はまだまだ綺麗なのに倒れてしまうということもよくあるからです。


通常は腐りにくい焼柱を土に埋めて立て、それに袖垣を銅線などで固定してもらうようにお願いをしています。袖垣の足元は土が絡むと湿気を持つことが多いので、できれば石などを敷いて少し浮かせて置くと、少しでも綺麗に長持ちができるように思います。


どうしても埋め込まないといけない場合は、柱を焼柱にしたり、芯になる孟宗竹の骨組み部分を焼柱やピニールパイプに変えて、それがわからないようにその上を虎竹の割竹で巻いて作ることもあります。


今回はさらに焼柱に腐食防止用の液を注入してもらいました。これでさらに長持ちがすると思います。このお客様のこの別注玉袖垣も3代目となります。次の4代目を作らせてもらえるまで、少しでも長持ちし、お客様の玄関先を飾ってもらいたいと思うのです。












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