門屋根製作

2019年12月 4日

門屋根


門屋根のご注文をいただきました。柱や取り付けはお客様自身でやられるということで、杉皮を使った屋根部分だけの制作となりました。柱の間口や屋根の高さなど、何度もご相談をさせていただいてからの製作です。


値段を抑えられるという理由から、焼き杉板を貼った屋根もお勧めしていたのですが、杉皮を貼った屋根がご希望ということで、予算もお聞きしながらの少し簡易な杉皮貼りの屋根です。


とはいえ、杉板を貼った屋根はどうしても厚みを出すことができませんが、4枚ほど重ねた杉皮は程よい厚みができ、屋根自体に重厚さが出ます。柱の大きさや間口、屋根の大きさなどもふまえ、バランス的に少し高さを低くするようにお勧めしました。


本格的な門屋根となると、2人でも屋根を柱に乗せることができないくらい大きく、重くなってしまうのですが、これくらいの大きさなら、1人でも立てた柱の上に乗せられますし、お値段も抑えられます。


ご自分で楽しみながら柱を立て、取り付けられるというお客様のお役に立てるというのはありがたいことです。どのような取り付けをされて、どのようにお客様のお家を飾れるのか、大変楽しみな屋根製作となりました。












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虎竹の運搬機

2019年11月20日

虎竹の運搬機


虎竹を伐ってくれる切り子さんの高齢化により、切り子さんが減っています。以前は農家の農閑期のいい収入源という側面もあった虎竹伐採も兼業農家が増え、仕事の休みに農業をやるという人も多くなったことも原因の1つとしてありますし、色付きの虎竹が減ったり、山が荒れて山の整理をやってまでキツイ虎竹伐採をしないという人も増えました。


切り子さんがたくさんいた時には、すべての虎竹を切り子さんに伐ってもらっていたので、自分たちで虎竹を伐採するということはしていませんでした。ずいぶん以前に竹虎の山を伐ってくれていた切り子さんが休んだ2年ほどの期間、竹虎の山に入って伐ったくらいです。


そんなこともあり、伐る人が少なくなれば自分たちで伐ればいいということで、近年から竹虎も自分たちでどんどん山に入って行っています。しばらく入っていない山の整備や道の整備、これからもずっと入る山や道としてしっかりと管理していきたいと思います。


ずっと以前に竹を出していた近所の人に古い運搬機を譲ってもらいました。もう10数年は使っていないらしくエンジンは当然かかりませんでしたが、幸い中古のエンジンが見つかり乗せ換えました。この運搬機は他の人が使っているものより、ほんの少しだけ大きいような気がします。


虎竹の山は道がすぐあるという場所は少ないですし、上から竹を滑らせて下ろしていると竹に傷をつけてしまうため、ほとんどの場所でこの運搬機は欠かせません。遠い山は車で行けるところから、さらに30~40分ほど細い山道を登って行くようなところもあります。


山の整理や急な斜面での伐採だけでも大変です。それに運搬機を使っての運び出しなどを自分たちで全部やることで、社員たちが今まで以上に虎竹のプロとしての知識を学び、自覚し、そして虎竹を身近に、大事に感じてくれることも期待しての伐採です。


虎竹の伐採シーズン真っ盛りです。これからはこの運搬機に大活躍してもらえるように、山の整備や道の整備、そして虎竹の伐採に頑張らねばと思うのです。












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孟宗竹の伐採

2019年11月 7日

孟宗竹の伐採


竹虎では日本唯一ここだけにしか生育しない虎斑竹と黒竹を主に扱っていますが、袖垣などの骨組み部分には孟宗竹を使用するため、少しではありますが孟宗竹も伐採しています。


孟宗竹の山にはイノシシの罠が仕掛けられていることが多く、ここにも入口に檻の捕獲機と少し入った所にワイヤーかなにかの罠が仕掛けられていました。罠を仕掛けた人の名前と電話番号の書いた札が吊り下げられているので、電話をして罠の場所を確認して山に入ります。


孟宗竹は太く、長さも長いため1本倒すだけでも一苦労です。近くの竹や木に引っかかってしまうことが多いため、重い竹の元を持って出口の方向に歩きます。またうまく切らないと思った方向に倒れてくれず、変な方向に倒してしまうと、あとで運び出しに苦労することになります。


たくさん生えているように見えても、実際切るとなると曲がりや竹の質を見ながらの伐採になるので、その場所でそんなに多くは切れません。また竹虎で欲しい大きさは元の直径が11~9cmほどですので、元のほうの大きい部分は切り捨てて、欲しいころ合いの部分からカットします。


選別しながらの伐採ですし、孟宗竹はあまりまとまって生えていないので、数ヵ所での伐採です。各地でよく見られる孟宗竹ですので、いくらでもあるように思われがちですが、実際使うとなるとなんでもいいのでもなく、良い物を探して切るとなるとそんなに簡単ではないのです。












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草刈りと竹切り

2019年10月24日

山道,虎竹の里,高知県須崎市安和


先日、虎竹の里の草刈りが行われました。安和青壮年会では年に2回、安和駅、安和交流会館、安和小学校、放棄畑や小学生がお米を作っているあわたんなどの草刈りをしています。自分たちの地域で出来ることは自分たちでやろうという取り組みで、当たり前のようにみんなが集まって自主的に草刈りをしています。


特に安和駅は海岸が真下に見える綺麗な駅で、地域の人にとって言葉には出しませんが、この地域の自慢できる、それぞれの想いのある大切な場所です。自分にとっても高校生のころにはこの景色を見ながら毎朝通学した思い出深い場所となっています。


春と秋にこの草刈りは行われますが、秋の草刈りのあとには竹の伐採があります。これは安和天満宮の秋の大祭での竹練りという踊りに使用する竹を伐採するためです。花取りを教える郷土芸能保存会や神役などもありますが、天満宮の大祭の行事の段取りは主に青壮年会に任されています。


1年に1回、神様が御旅所まで出ていきますが、その道を竹を割りながら清めていく竹練り踊りやそれを警護する天狗役など、神事に欠かせないものを受け持っています。前日の祭りのふれ太鼓や、提灯設営、当日の出店なども青壮年会の役目です。


安和で生まれ育った子どもはほとんどが花取りや竹練りを経験します。そのことで天満宮のことを知り、地域の大人を知り、自分たちがやらないといけないことを知ります。そして大人になったら今度はそれを子どもたちに伝えていくという役目があります。そのおかげでこんなに小さい地域でもなんとか人が集まり、続けられているように思います。


竹練りの竹も自分たちで切ることで、日本唯一ここでしかない虎竹があることを直に知り、山に入り、伐り方を学べます。そんな経験が若い人たちの心の中に少しでも残れば嬉しいなと思います。そしてこの大好きな地域のために一緒に動く仲間がいて、その中で自分も何かできるということは幸せなことだと思うのです。


山道,虎竹の里,高知県須崎市安和












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山道の整備

2019年10月10日

山道,虎竹の里,高知県須崎市安和


虎竹の伐採時期を控え、山道の草刈りを行っています。山といっても一般の土地のように細かく分けられていて、それぞれに土地の所有者がいます。宅地のようにはっきりとした境界はなく、谷川や目印となる木を植えてそれを境界としていることが多いです。


竹虎の土地も一方は谷、もう一方には木を真っすぐに植えて境界としています。この境界を知っているのも自分以外には、以前にこの山の虎竹を伐ってくれていた切り子さんくらいしか知りません。竹虎の山でさえ、それくらいの認知度ですので、他の山主さんの境界も山主さん以外ははっきりとわからないことが多いようです。


以前はこの山の山主さんも元気で、数人が切り子さんとして虎竹の伐採をしていましたので、焼坂地主会という会を作って毎年この山の所有者で草刈りや道の整備をしていました。山主さんの高齢化に伴い焼坂地主会も解散し、数年前から竹虎で山道の整備をさせてもっています。


舗装された道ではないため、台風や大雨などでどうしても道が崩れたり、削れたりするため、2年に一度は重機をいれた整備を行います。その重機をいれるための下準備がこの草刈りです。


自分たちが毎年虎竹を取りに通うこの道を自分たちで整備することは当たり前のことなのですが、以前までは誰が整備してくれているのかさえ考えずに当たり前に整備された道を通っていた社員や職人にこの作業をやってもらいます。


仕事は増えますが、実際に自分たちでやることでいろんなことに気づき、考えるいいきっかけになります。虎竹を知ることはこっから始まっているのです。












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四つ目垣施工

2019年9月26日

四つ目垣,四ツ目垣,竹垣


四ツ目垣の施工に行ってきました。今回は病院のバルコニーのような場所に付けていた四ツ目垣が古くなったということで、お声をかけていただきました。以前ついていた物は白竹で作っていたようですが、今回は同じ仕様のものを虎竹で作らせてもらいました。


お客様の病院に見せてもらいに伺い、要望を聞き、いま付いている垣の作り方や仕様の確認、採寸をまず正確に取ります。それから今ついている垣の取り壊し方法や、新しく作ってきた垣の取り付け方法の検討とそれに必要な道具や材料をその場で決めます。


そして持ち運びの導線の確認とトラックの停車位置の確認をして、最後に現場の写真を撮って、現場での見積りは終わりです。その後見積書を作って、お客様に納得していただいてから製作にとりかかります。


庭に施工するのであれば柱を土に埋め込んで立てる方法で施工していきますが、ここでは手すり部分に固定していく形です。本当は手すりの柱の土台の上に四ツ目垣の柱を全部乗せていきたいのですが、土台の位置が一定ではなく、こういう形での施工となりました。


立てる位置がはっきりと出せない場合や、ちょっとした四ツ目垣であれば現場で作ったほうが正確にできるので、現場で作ることが多いのですが、今回は採寸だけしっかりとしておけば竹虎工場内で作っておいて持って行った方が早くて、病院内でお騒がせをする時間も短くなりますので、施工と言ってもほぼ取り付けという形です。


とはいえ、4mの長さの四ツ目垣をそのまま階段で2階にあげることは難しく、2mにばらしたもの2枚をバルコニーで4mに繋げてからの取り付けとしました。


今回は施工方法が簡単で、はっきりしていたので、現場取り付けは職人2人に任せました。製作も仕様の確認や、バランスの確認だけで、あとは任せていました。製品作りもそうですが、現場での挨拶やお客様対応も非常に勉強になります。いつかは現場確認から見積りまで、任せられるようになればいいなと思っています。












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井戸蓋制作

2019年9月12日

井戸蓋,虎竹


150cm角の井戸蓋を製作しました。最初は白竹でのお問合せでしたが、白竹の取り扱いがないので虎竹に変更をしてもらいました。井戸のある家が少なくなっていることもあるでしょうし、このような井戸蓋を製作できるところもそんなに多くはないように思います。


HPで竹虎を見つけてくれて、このような注文をいただけることは本当にありがたいことだと感じています。いろいろなお問合せをいただくことは多いのですが、できるだけその要望には応えていける竹虎でありたいと思っています。


直径約5cm、長さ150cmの虎竹を150cmの長さに編んでみると想像した以上に大きく感じます。これくらいの大きさであれば、直径5cmくらいの大きさの竹でないと、少し薄く華奢な井戸蓋になっていたかもしれません。こういうバランスは非常に大事で、普段から竹を見ていないお客様にはわかりづらいことではないでしょうか。


もちろん好みやこだわりもあるので、お客様の意見も聞きながら、よく理解し、こちらのイメージや経験上でのお話もさせていただきながら、少しでもお客様のイメージに近づけることが必要です。


ただ竹を編んだだけの井戸蓋ですが、編み方や面取り、材料選定などには職人として当たり前の工夫や意味があります。ひとつひとつが自分を初め、職人の経験になり、次はさらにもっといい物ができるような物作りに繋げていきたいと思うのです。












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インターンシップ2019

2019年8月22日

インターンシップ2019


毎年恒例のインターンシップが始まっています。最初の1週間が竹虎本社での工場や梱包場などでの体験で、あとの1週間がEC事業部でのホームページ制作となっています。


今回は参加者が9人と多く、いろんな部署に分かれての体験となっています。梱包などは他の企業さんでも体験できるかもしれませんが、日本唯一の虎斑竹の油抜きなどは日本全国どこに行っても体験できないことですので、必ずやってもらうようにしています。


今回の担当はまだ入社間もない職人にお願いをしてみました、普段から大人しく、あまり喋らない職人ですが、今日は大学生を前にしっかりと伝えるべきことは伝えてくれています。自分に対してもこういう風にしっかり話をして欲しいといつも思っていたのですが、それは自分の聞く姿勢が悪いんだなと気づきました。


学生さんを教えることで、若い職人も何か学ぶ点や、気づくことがあればいいなと思って担当させましたが、今回一番の気づきをもらったのは自分かもしれないなと思うのです。












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虎竹御守り福音鈴

2019年8月 1日

虎竹御守り福音鈴


昨年のメキシコで開催された世界竹会議に竹トラッカーを持って行く費用を集めるクラウドファンディングではたくさんの方々にお世話になりました。無事に輸送費用も集まり、竹トラッカーと虎竹を世界中の方々に見ていただくことができました。


そのクラウドファンディングの特典の1つとして製作したのが、この虎竹御守り福音鈴です。この鈴はたった4本のヒゴから出来ています。少ないヒゴで編む方が簡単そうに思えますが、簡単に編めるものは簡単にほどけてしまいがちです。


4本しかないヒゴをしっかり押さえながら、ほどけないようになるまでヒゴを編み上げていきます。押さえている重なった部分をうっかり離してしまうと編み方が変わってしまったり、ほどけてしまいます。


そしてまず綺麗に編むためには、その作る物にあったヒゴを作ることが何よりも大事です。ヒゴの幅や厚みが少し違うだけで、出来上がりの雰囲気や硬さ、編みやすさなども大きく違ってきます。ほんの少しの厚さの違いで明らかに硬さが違ってくるので、編みながらヒゴの裏をナイフですっとさすって厚みを調整したりもするのです。


いろんな編み方の籠を見たり、どんな籠を作っても思うことなのですが、最初にその籠の編み方を考えた人は本当に凄いと感じます。覚えてしまうとなんてことない編み方も、最初に考えて形にするのにはどんな苦労があったのか、自分には想像すらできません。そんなことを改めて考える福音鈴作りです。












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梅雨の晴れ間の天日干し

2019年7月18日

土用干し,天日干し,えびら


梅雨の長い雨が続いています。この時期一番気を付けていることはカビ対策です。エアコンの効いている店舗や配送場でも出来上がったばかりのまだ乾燥しきっていない青竹踏みなどはうっかりするとカビがうっすら生えてしまうことがあるので、一日中扇風機の風を当てているくらい、管理には気をつけています。


エアコンなどない竹虎工場内は湿度も温度もそのままでカビの生えやすい環境になっています。とはいえ油抜きをした竹の表皮部分は固く、竹の油の膜があるために竹全体にカビが生えるということはありません。


生えるのは切り口や割り剥ぎした竹の身の部分です。この部分は柔らかく、吸湿性もあり、比較的カビの生えやすい部分なので、割ったままのヒゴや、柔らかくするために水につけておいたヒゴなどはしっかり広げて乾燥をさせています。


漬け込んだ梅干しを干す土用干しの時期をひかえ、えびらの製造も最盛期を迎えています。竹を編み込んだ生地はもちろんのこと、木枠に使う杉板も梅雨の晴れ間を見て、天日干しをしています。自然素材を扱うので当然のことなのですが、その素材の乾燥度合いなどでこの後の仕事の進め方も違ってきます。


近所の木材屋さんに無理を言って挽いてもらった杉板です。雨ばかりでなかなか乾いてなかった杉板もこれで少しは乾燥が進むと思います。乾燥できた杉板から優先的にカンナをかけ、えびら製造の準備にかかります。そうやって作ったえびらを土用干しに使ってもらえるようになる梅雨明けが待ち遠しい竹虎工場です。












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