竹ドームと竹鈴ワークショップ

竹ドーム


虎竹の里の浜で竹を使ったイベントが開催されました。竹で水鉄砲を作ったり、虎竹の鈴を作ったり、孟宗竹でご飯を炊いたりするワークショップを開催したり、竹を半分に割って節を取り、それを繋げてビー玉を転ばす遊びをしたりと、竹が満載のイベントとなりました。


他にもベーグルや焼きそば、箸巻きやかき氷など、いろいろなお店も出店しており、楽しいイベントとなりました。心配されていた天気も回復し、たくさんのお客さんが来場され、それぞれのワークショップでの体験や、おいしいものを食べたり、浜に座ったり、波打ち際で遊んだりと、めいめいが楽しまれていたようです。


竹を使うイベントということもあり、当初からいろいろとお話を伺っていました。竹虎というより、地元のイベントということもあり、個人的にお手伝いをさせていただいた形となりましたが、今回は竹のドーム作りと竹鈴作りのワークショップを担当させていただきました。


竹のドームは直径約6m、4m、2.5mと3つの大きさの違うものを製作しました。一番小さいものは試作として工場で組んでいましたが、大と中は砂浜でお手伝いに来てくれていた高知大学の学生さんに手伝ってもらいながら組み上げました。


ドームの屋根部分を平面で組んでおいて、それをみんなで持ち上げて立ち上げるとドーム状に立ち上がります。それを作っておいた輪の中に収め、横の部分に補強の竹を入れて出来上がりです。たくさんの学生さんにお手伝いしてもらったおかげで、楽に組みあげることができました。


竹鈴のワークショップは20人限定としていましたが、大人と子どもが10人ずつくらいに考えていました。しかし来てくれた人は全員が小学校の低学年くらいの子どもさんばかりで、竹鈴を編むのにすごく苦労してしまいました。楽しく竹細工を体験するということができなかった子どもさんもいたようで、申し訳なく思いました。


苦労した甲斐もあり、なんとか完成させ、最後には楽しかったと言ってくれる子もいて、救われた気持ちになりました。こちらのワークショップも高知大の学生さんにお手伝いをいただき、本当に助かりました。一人ではとてもみんなに時間内に完成をさせることはできなかったと思います。


1年前に土佐山アカデミーさん主催の「地域おこし未来会議」が虎竹の里で開催され、その時に出たイベントの案が形は変わりましたが、なんとか実現となりました。地元のイベントではありましたが、自分は何もお手伝いはできず、竹ドーム製作とワークショップだけのお手伝いとなりました。


県の地域支援員さんをはじめ、多くの外部の方の協力でなんとかできたイベントのように思います。地域イベントでありながら、地域の方の参加の少なさは残念でした。地域にお世話になっている竹虎も、もっといろんな協力を求められているのを感じます。ワークショップの失敗をはじめ、地域との関りについていろいろと考えさせられたイベントとなりました。

ハマルシェ

割竹


今月の17日に虎竹の里の浜でハマルシェというイベントが開催されます。竹トンボ作りや竹めし、竹水鉄砲作りなどの竹をふんだんに使ったイベントだそうです。自分は参加しませんが、竹を使うということで、竹の伐り方や使い方などのアドバイスを何度かさせていただきました。


しかし、竹を使うイベントなのでどうしても竹の大きなドームを作りたいと相談され、やるなら自分でやったほうが確かで早いと思い、自分で準備することになりました。


長さ4mの割竹で試作をしてみると、直径2.5m、高さが1.3mのドームが出来上がりました。どんな物でもそうですが、見て考えるだけなら簡単そうに見えます。このドームも簡単に考えていましたが、実際にやってみると思ったより難しく気になるところや、納得いかないところがたくさんあり、てこずってしまいました。


本番はこのドームの1.5倍と2.5倍のドームを作る予定です。6mの割竹はそのままで、10mの割竹は5mのものを接続して使います。材料だけを取っておいて、あとはぶっつけ本番です。この大きさでどうなるのか、少し心配ではありますが失敗するつもりは毛頭ありません。


失敗の許されない仕事であれば実際にこの大きさで1度組んでみますが、そこは地元のイベントです。実際に自分でやることが1つの経験となります。失敗したらしたでいろいろ学ぶこともあり、それはそれで笑い話にもなって面白いなと、主催者には申し訳ないですが、密かにそんなことも考えて引き受けたドーム作りなのです。