数寄屋草履スリッパ

2017年9月28日

数寄屋草履,スリッパ


数寄屋草履とは露地を歩くときに履く、竹皮などを二重に編んで作った草履で露地草履ともいいます。露地とは茶室や草庵の庭、門内や庭の通路を指し、お茶の席で使われることが多いようです。


今回、その数奇屋草履の裏に竹皮健康スリッパのようにスポンジを貼ってもらえないかと問い合わせがありました。雨などで底が濡れたり、足が少しでも濡れないようにということでした。


本来お茶の席なのでは雨や雪の場合は足元が濡れないように数寄屋下駄を履くとしたものらしいのですが、今回のお客様は普段履き用に竹皮の鼻緒のものが欲しいということで、スポンジを貼ることになりました。


初めてのことでうまく貼れるか少し心配もしましたが、綺麗に貼れて一安心です。お客さまにも喜んでいただけるのではないかと思います。小さい事ですが、ちょっとした要望にも柔軟に、そしてその要望に応えていけるような、物作りのできる竹虎でありたいと思うのです。












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左右の高さの違うスリッパ

2016年3月17日

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竹虎の竹皮スリッパはたけのこの皮で編んだ草履にEVAスポンジを貼り付けたものですが、EVAスポンジの厚さを変えたものがあり、スポンジの厚い物を厚底、薄い物を薄底として販売しています。


厚底のものはスポンジが厚い分、クッション性も高く、主に屋外で履いていただく用としてお勧めしています。薄底はスポンジが薄い分、クッション性は劣りますが、何もついていいない草履に近い履き心地で、地面や床の感触を感じれたり、足に貼りついてくる感もあり、フローリングなどで履いていただくのに最適だと思います。


スポンジを貼っていますが、濡れた大理石などのつるつるした所では滑りやすい場合もあります。そういう場所では気をつけて履いていただきたいのですが、滑りにくいスポンジにすると、ゴムがすごく固く、また重くなってしまって、今の優しく軽い履き心地が出せないために、この2種類のスポンジがこの草履には最適だと思っています。


たまにスポンジの厚さや左右の高さを変えられないかとのお声を頂くことがあります。スポンジはこの2種類しかないので、変えようがないのですが、左右の高さを変えて欲しいというお客様には、こういった貼り方でスポンジを2枚貼りあわせ、片方のスリッパの高さを変えることがあります。


専用のスポンジではないので、見た目はよくありませんが、足が不自由であったり、いろいろな理由で歩きにくかった方に微妙に高さを変えることで、少しでも歩きやすくなり、このスリッパの最高の履き心地を楽しんでいただけるなら、こんなに嬉しいことはないのです。












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竹皮スリッパの季節になりました。

2014年5月15日

竹皮スリッパ


竹皮健康草履は自然素材の筍の皮を使用して編んでいるので、寒い冬に履いてもあたたかく履いていただけますが、やっぱり履いていて足がさらっとするこれからの季節が本領発揮の季節だと思います。それともう一つ、竹皮健康草履の裏にEVAスポンジを貼り付ける竹皮スリッパの製造現場にとっても、竹皮スリッパの季節になりました。


それは春先から夏にかけての時期が、たくさんの方に履いていただけている時期でもあるのですが、工場内の気温が竹皮草履とEVAスポンジを貼りあわせる作業に大きな影響があるからです。


竹皮ぞうりとEVAスポンジを貼りあわせるのには専用の接着剤を使用しているのですが、この接着剤は塗ってから2時間ほど乾かしてから接着する接着剤です。これが気温が低いと表面だけ早く乾いて固くなり、大変貼りあわせしづらくなるのです。


気温が低い時には2~3度の気温の差で大きく違うために、冬場は天気や気温を見ながら、貼りあわせをする日を調整しています。また接着剤を塗った部分に風があたると、表面だけが乾いて中が乾かないので、風が当たるのもよくないために、夏場の暑い時でもほとんど窓を開けずに作業をしています。


寒ければ接着剤がうまく乾かず、夏場は非常に暑い中での作業になります。しかしこの季節は、気温も適度に上がり、接着剤がいい感じで乾いてくれますし、工場内も快適な作業環境となって、スリッパを貼る作業には一番いい時期です。そういう意味でも、竹虎工場内ではこの季節は竹皮スリッパの季節なのです。












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竹皮スリッパ貼り

2013年7月 1日

竹皮スリッパ


この時期、竹虎工場内で毎週のように必ずやっている作業がこの竹皮スリッパ貼りです。竹皮スリッパ(下駄鼻緒)や竹皮健康スリッパ(鼻緒)など、草履職人さんに編んでもらった草履をEVAスポンジや桐下駄の台に貼り付ける作業です。裏がデコボコしている竹皮草履を軽くプレスして、裏を整えてからの作業となります。


竹皮スリッパ貼りに使う専用ボンドは凝固剤を入れて草履とスポンジに塗り、約2時間ほど置いた後に貼り付けるボンドです。またこのボンドは気温によって乾き方が全然違い、気温が低いとすぐ固くなってすごく貼りづらいので、できるだけ冬の間はやらないようにしています。場合によってはドライヤーで温めながら貼ることもあるくらいです。


この季節は気温が高いので少々時間を置いてもしっかり貼れるのでいいのですが、風が当たると表面だけが乾いてしまうために、あまり窓も開けられない状態なので、暑さと戦いながらの作業となります。


刷毛で塗って並べておいたものを乾いた順番に一つ一つ貼っていくのですが、手作りの草履なので左右の大きさが多少違っていたり、微妙に形が違っていたりするので修正しながら貼っていきます。


竹皮は、裏のデコボコした形状もそうですが、決して接着しやすい素材ではありません。なので後で浮いてきたり、剥げたりする事のないように職人は一つ一つ体重をかけてしっかり貼っていくのです。


こうして丁寧に貼り付けた後にEVAスポンジを鋸で粗切りし、それから熟練職人によりベルトサンダ―で一つ一つ形に沿って削っていきます。高速回転するベルトに竹皮が触れたり、スポンジ部分が余計に削れたりすると折角今まで製造してきた苦労が台無しなので非常に神経を使う作業です。こんな工程を経てやっと皆様にお届けできる商品として完成するのです。












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