箸用の虎竹

2013年11月 7日

虎竹


竹でお箸を作るための材料として必要なことは、材料の良し悪しはもちろんですが、竹の厚みと節間の長さが必要です。竹は中が空洞で竹によって厚みが違いますし、先に行くにしたがって厚みも薄くなってきます。元のほうは厚みがありますが、節間が短く、お箸の長さが取れないものも多くあります。


そういう条件の中で多く使われているのは孟宗竹と呼ばれる日本で一番大きくて長い竹です。この竹は大きくて厚みもあり、節間も長いために多くの竹製品の材料として使われています。


竹の表皮を削ってしまうと身の部分は白いために、炭化という方法で着色することが多い材料でもあります。これは高温高圧蒸気による着色で染料や薬品を使わずに、蒸気で竹材内部まで着色する方法で、熱による竹材自身の成分変化によって着色するために安全で煤竹に近い色に仕上がるので、多くの食品関係の製品に使われ、箸の材料としても最も多く使われています。またこの方法は竹の成分を抜くことで虫を入りにくくするという効果もあります。


虎竹削り箸や虎竹男箸のような、日本唯一の虎竹の箸も着色したわけでもなく、自然の模様の入った箸として人気のある商品ですが、材料の確保には一苦労があります。


虎竹は節間がそんなに長い竹ではなく、また厚みもそんなに厚いい竹ではないからです。厚みを求めれば元のほうで探すことになりますが、そうなると節間が短くて節の間でお箸が作れません。ある程度の節間の長さがあり、また厚みのある竹を多くの中から選別しておき、箸の材料とするのです。


また模様も様々で濃い色があったり、薄かったり、模様がはっきりしていなかったりと様々で、細いお箸にした時にせっかくの模様が綺麗に見えないものもあり、多くある竹からも気に入った竹はそんなに多くはないのです。


そんな日本唯一の貴重な虎竹の、またその中で限られた、選ばれた虎竹だけで、虎竹削り箸や虎竹男箸など、虎竹のお箸は作られているのです。












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