運搬機が仲間入りしました

2019年5月23日

竹虎,高知,小夏,須崎市,安和,虎竹


虎竹の山は車の通れる道から、人1人通れる細い道を上がって行ったところにあることが多く、伐採には竹の運搬車が欠かせません。この運搬車に竹の元部分を乗せ、先のほうはソリ状の板に乗せ、竹に傷がつかないように山道をそろそろと降りてきます。


高齢化により切り子さんが少なくなり、あちこちにある虎竹の山の管理や伐採も手が回らなくなってきました。今までは山の仕事と言っても主に切り子さんが伐採してくれた竹を山まで取りに行くだけの仕事が多かったですが、数年前からだんだんと山に入るようになり、今年の秋からは本格的に山に入るようになります。


これまでは道まで山を滑らして下ろして来たり、竹の束を担いで運んだりしていましたが、それでは切れる範囲に限界があります。また人の負担も多く、効率もよくありません。切り子さんに声をかけていると、以前使っていた運搬機を譲ってくれるという人が現れました。その方は以前はうちの社員でもあり、虎竹を切っていた時期もあったようですが、高齢によりやめていたようです。


何年もそのままにしていたので、当然エンジンはかかりません。秋の伐採時期までになんとか動くようにして、この運搬機に負けないような山の仕事をしなければと、怠け者の自分を今から追い込んでいるのです。
















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来期の楽しみ

2019年4月25日

竹虎,須崎市,安和,虎竹


虎竹の伐採シーズンも終わり、山に倒していた虎竹もすべて出てきました。その虎竹を土場で選別し、竹虎工場にすべて取り込み終わり、今期の虎竹の仕入れが終わりました。今年は比較的小さい竹の多い山に入ったため、大きな竹があまり出てこなかったのが来期への課題となりました。


虎竹を工場内に取り込み、それぞれの色や大きさ別の規格に切断も終わって、今は油抜きや矯正作業などの製竹が忙しくなってきました。その製竹作業の合間に今期入った山の整理に出かけました。


1月までが伐採時期と決められていますが、この山は早い時期に伐採を終わらせていましたので、久しぶりにこの山に入ったのですが、伐採時にそんなに色の付いてなかった竹に良い色がついてきているものがちらほらあり、すごく嬉しくなり、来期への楽しみが出来ました。


竹林を見て綺麗だと思うことはあまりないのですが、1本の竹を綺麗だと思うことはよくあります。ただ綺麗な竹がいい竹なのかは難しいところです。この竹も素直に伸びて綺麗な色付きはしているのですが、少し弱い気がします。ノコギリを入れるだけで、わかることもありますので、竹の伐採をしている者ならある程度わかることです。


次この山に入ったときに虎竹がまたどんな色付きをしているのか、伐採した竹が自分の思っているような竹なのか、いい竹に出会えるのかなど、そんなことを山に入る楽しみにしているのです。












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雨上がりの虎竹選別

2019年2月14日

竹虎,須崎市,安和,竹,職人


今年の冬は雨が降らないとよく会話に出るほど、高知県須崎市にある虎竹の里は雨が少ないと感じます。竹の伐採や運び出しなど、雨が降ると困る仕事をしている身とすれば、雨が降らないのはありがたいのですが、雨は作物を潤し、飲み水にもなる大切なものです。雨は嫌だなという気持ちを持たずに、そのままを受け入れていたいといつも思います。


2月に入ってからは降雨量は多くないですが、雨の降る日も多くなってきました。雨上がりの竹が濡れている状態での選別は竹がすごく綺麗に見え、嫌いではありません。しかし油抜きをした後の色のイメージとは微妙に違っており、注意が必要です。


また濡れていると、竹の質感が同じに見えて本来の竹の状態がわかりづらいという難点もありますし、しらくもと呼ばれる竹表面の傷みのようなものもわかりづらいため、竹が濡れているときには選別をするなとよく言われたものでした。


虎竹の山に入って伐採もしますし、切り子さんが出してくれる山もすべて見ています。それぞれの山から出た虎竹も1本1本見ています。そのあとのカットや油抜き、割ったり剥いだりなどの製造過程にもすべて携わっていますが、1本1本違う虎竹のことがまだまだわかっていないと感じます。


山での生え方や不思議な美しい色の付き方をはじめ、製造過程でのねばさや硬さなどの見極めなど、日本唯一の虎竹を扱う竹屋として、もっともっと深く虎竹を知りたいと思うのです。












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山での作業

2019年1月31日

竹虎,須崎市,安和,竹,職人


虎竹の伐採も今月いっぱいとなりました。竹は種類によって伐る時期は違いますが、だいたい秋から冬にかけての寒い時期に伐るとされています。この時期は水あげが少なく、竹が締まっており、養分も少ないということで腐りにくく、虫も入りにくいとされています。


この場所は山の頂上なのですが、長い竹が多く、下りていく道も狭いので、ここである程度の規格にカットしてから持ち帰ることにしました。この先は車は行き止まりですので、上がってくる車もほぼいないため、道をいっぱいに使っての作業です。


発電機と丸のこも持っていましたが、いろいろな大きさの竹を集めてきた順に色や竹の良し悪しを選別しながら切るとなると、手引きのほうが早いくらいだったので、結局全部手で引くことにしました。


普段は竹虎工場内に持ち帰り、切断場でカットする作業も、山の中でやるとまた新鮮な気持ちになります。一緒に行った若い職人二人と弁当を食べ、天気が良かったおかげで山の中でも照明を付けずにやれることに改めて太陽のありがたさを感じ、自然の中で、この虎竹の里の中で生かされていると感じた貴重な一日となりました。












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灰吹

2017年5月11日

灰吹 灰筒 茶道 お茶 抹茶


灰吹は灰筒ともいい、煙管の灰を落とし入れるための竹の筒で、一服後に煙管の先を下に向けて、灰吹の縁にコツンと当てて吸い殻を落とす、いわば灰皿のような道具です。紙巻きタバコの普及で、今は煙管でタバコを吸う人をほとんど見なくなりましたが、時代劇などで、そのような場面を見た方も多いのではないでしょうか。


今の時代では考えられませんが、江戸時代には「客あればお茶より先に煙草盆」と言われるくらいに、お客さんをもてなす道具であった煙草盆の中に煙草に火をつける火入れや、煙草入れ、そして灰皿代わりの灰吹がセットされていたようです。


茶道では三か所にこの煙草盆が置かれるそうで、灰吹は茶席では通常竹が用いられ、直径一寸五六分(約45mm)の青竹を高さ四寸(約120mm)から四寸五分(約150mm)に切ったものが使われるようです。


青竹の灰吹をお探しのお客さまからのご依頼でしたが、正式ではないのでしょうが、虎竹の里ならではの虎斑竹で灰吹を製作させていただきました。直径と高さは規格通りにしっかり選別し、真っ直ぐ立つように底面をきっちり揃え、面取りをしてケバ立ちをおさえました。


この灰吹もそうですが、竹トラッカーや虎竹バックニューヨーカーなど、虎竹の里からは日本唯一の虎斑竹で作られた製品とともに、自慢の虎斑竹が世界中に旅立っているのです。












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虎竹の身の厚み

2017年1月26日

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竹は丸く、中が空洞になっているため、しゃもじなどの平たい物や、お箸などのある程度厚みあるものを作る場合は大きいもので直径が15cm以上もあり、厚みのある孟宗竹が材料として使われることが多いです。


虎竹はハチクの一種ですので、孟宗竹のように大きくはならず、大きいものでも直径8cmほどの竹です。また竹の身の厚みも他の竹に比べると薄く、大きくて、身の厚みがあり、綺麗な色がついた虎竹は伐り出される虎竹の中でもほんの一部しかありません。


それでも虎竹は日本唯一の竹であり、その自然の美しい模様で作られたお箸などは、竹虎でも人気の商品の一つとなっており、材料となる、大きくて厚みのある竹の確保は、虎竹の入荷最盛期の今が一番大切な時期でもあるのです。


名人作 虎竹耳かきもそんな材料が必要なものの一つです。持ち手の厚さによって持ちやすさは大きく違ってきます。耳を掻くという大変デリケートな道具だけに、持ちやすさにこだわり、出来るだけ厚みのある材料だけを使って製作しています。


今年も少しでも多くのお箸や虎竹耳かきなどを製造できるようにと、一本一本選別された虎竹の中から、またさらに用途に合わせて細かく選別しています。そしてその虎竹を無駄にしないように、大事に製作に取り掛かるのです。












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今年も新竹が出てきました。

2016年11月10日

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今年も虎竹の山から新竹が出始めました。虎竹の伐採時期は11月~1月くらいまでで、11月から伐採するそのシーズンの竹のことを竹虎では新竹と呼んでいます。ですから虎竹の新竹とは新しい年明けからの竹ではなく、シーズンの始まりの11月頃からの竹となります。


毎年切り子さんが10月頃から山に入り始め、下草を刈り、運搬機の通る細い山道を整備して、やっと伐採が始まります。この時期に伐採すると虫が入りやすかったり、腐りやすいとされているつちの時期が10月15日から10月29日の間だったため、その後に山に入り始めた人が多いようです。


虎竹は1年目は青々とした色をしており、2年目くらいから少しずつ色がついてきます。虎竹の模様がつくのは土の中の細菌が作用していると言われていますが、はっきりとしたことはわかっていません。でも日当たりや気温によって色付きが違ってくるということは長年山にいる人にはなんとなくわかっています。


霜が降りるくらいのグッと気温が下がった時に色が乗ってくるといわれていますが、最近では温暖化によって、虎竹の色つきが思うように来ていません。ついこないだまで暖かい日が続きましたので、まだまだ色のつき方が少ないようです。


とはいえ、今シーズンの虎竹が山から下りてきます。この竹を竹虎の職人が2トントラックに乗って、取りに来ます。山から下した虎竹を広い土場に下して広げ、1本1本大きさや色つきによって選別していきます。虎竹の里でしか見られない竹のシーズンが始まりました。












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虎竹の里の水鉄砲

2016年7月 7日

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竹の水鉄砲といえば2013年に「ザ!鉄腕!DASH!!」で放送された長さ15mの巨大水鉄砲作りを思い出します。あのときは番組のADさん二人が1ヶ月もこの虎竹の里に滞在し、朝から夜遅くまで、一緒にどうやって巨大水鉄砲を作ろうかと考え、いろんな方法を何本も試作しながら作ったという楽しい思い出があります。


水鉄砲といっても今はプラスチック製のいろいろな種類の水鉄砲があるようですが、昔ながらの竹の水鉄砲も親子やイベントで手作りしたり、水の出かたもさまざまで、それはそれで味のあるおもちゃです。


節を一節つけて、その節に水の出る穴を開け、穴の大きさで水の勢いや出る量が変わり、押す棒に巻きつけたスポンジや布の感じで綺麗に水を押し出せるか、あるいは緩いと水が手元のほうにかえってきてしまったりと、簡単に見えてなかなか難しいおもちゃではあります。


水鉄砲を保育園の親子イベントで手作りをしたいので、材料がありませんか?とのお問い合せをいただきました。しかしお客様が思われているような白竹ではなく、ここは虎竹の里です。筒はもちろん虎竹で作り、押す棒は細い黒竹で作りました、


保育園児ですので、水鉄砲自体も初めて手作りする子どもたちがほとんどだと思うのですが、その素材自体も日本唯一の虎斑竹で、初めて見る園児がほとんどではないかと思うのです。水鉄砲作りの思い出と共に、虎斑竹という竹のことも少しだけでも知ってほしいと思うのです。












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2016年の初荷がでました。

2016年1月 7日

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毎年毎年暖冬と言われていますが、今年の冬も虎竹の里は正月らしくないほどの暖かさでした。虎竹は寒さが来ないとなぜか色つきが悪く、寒さを待っているほどですが、それでも新年早々に山からトラック一杯分の虎竹が下りてきました。


年末の12月20日につち入りし、1月3日までは竹の伐採ができません。竹が伐採できない間に切り倒した竹の枝を打ち、ある程度の大きさの束にして、山に盛り上げておいたものを、新年の仕事始めの朝にトラックに積み込んで、山から下してきたのです。


下してきた虎竹は一旦土場と呼ばれる広場に下されます。そしてこの虎竹を切り子さんが大きさや色付きによって選別し、振り分けながら広げていきます。その選別して振り分けた虎竹を、今度は自分が再度選別し直し、本数を数え、買い取ります。


虎竹が土場に広がるようなところは日本でここだけです。またその山から出た竹1本1本を選別しながら買い取るような竹屋もここにしかないと思います。すごくめんどうな、無駄なことをしているようですが、それが日本唯一の虎竹を扱う、竹虎だけの仕事なのです。












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寒さが来ん、色が来ん

2015年11月26日

寒さが来ん、色が来ん


今年も虎竹の伐採の時期がやってきました。温暖化の影響なのか、年々暖かくなってきたと言われますが、今年はまた余計に暖かいように思います。


例年ですと虎斑竹は10月ころからだんだんと山に入り始め、山道の草を刈ることから始め、竹を切り、枝を落としてから束にして、ある程度の量になったらまとめて山から下してきます。11月も終わりに近づいているこの頃にはもう何台か虎竹が出始めていないといけない時期です。


虎竹になぜ虎模様の色がつくのか、はっきりとはわかっていません。また虎竹の山は全部が虎模様のできた竹ばかりと思われている方も多いようですが、その割合は2~3割程度です。あとは色がほんの少しある竹や、まったく色の無い普通のハチクです。


虎竹は生えてきた時は青々とした竹なのですが、だんだんと虎模様がついてきます。その色がついてくる要素の一つとしてて寒さがあります。霜がおりて、ぐっと寒くなったころからだんだんと色がついてくるようなのです。


ですから以前からこの虎竹の里では寒さを待っているところがあります。切り子さんが山に入るタイミングもこの寒さに影響されることが大いにあります。「まだ山に入らん?」との問いかけに、「こんなに温いも」と返ってきます。寒いのは嫌いですが、毎年冬の寒さを心待ちにしているのです。












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