ゴム張り手袋

2016年12月22日

ゴム張りの手袋


竹を割ったり、剥いだり、編んだりする時には一般的には手袋などしませんが、山に入って竹を切ったり、トラックに積み込んだり、束にしたりする場合には手袋をはめて作業をします。手袋にもいろいろあって、軍手やゴム手袋、皮手袋など様々で、用途に応じて使い分けています。


自分がいつも使っているのはゴム張り手袋と言って手のひらの部分にゴムの貼っているものです。これは通気性もあり、柔らかく、すべらないという点で一番使いやすいと思うのです。冬の朝、山に行くと夜露で竹が濡れていても、滑らず、ゴムを貼っているので濡れにくいという点でも、この仕事には最適な手袋だと思っています。


私が入社したころにはトラックも何台もあり、山にも毎日ひっきりなしに竹を取りにいくほど竹も出ており、それに従事する社員さんも何人もおりました。その時の先輩社員さんたちがみんなはめていたのが、このゴム張り手袋でした。


その先輩たちにならってこの手袋を使いだしたのですが、竹を運んだり、扱う分にはこの手袋はクッション性もあり、荒い作業をしても手が痛くなく、みんなが使っている意味がよくわかりました。


しかし竹を出荷する時に荷造りとしてきっちりヒモでしばっていく時に、この手袋は厚みがあるために細かい縛り方が非常にしづらくて、慣れるのに随分と時間がかかったことを覚えています。しかし何十束も束にしていると締め上げたヒモが手に食い込んで、痛くなってきます。それを和らげてくれるのもこの手袋でした。


もう30年近くもこの手袋を使っていて、他の手袋を使う気にはなません。すべる軍手でトラックのロープを締め上げても締りません。一日中山で鉈を振る時もすべる軍手とすべらない手袋では能率や疲れ方も違ってきます。この手袋も大事な仕事道具の一つなのです。












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黒竹の山

2016年12月 8日

手入れ後の黒竹竹林


虎竹の里では山の職人さんの高齢化や後継者不足もあり、年々山に入って竹を切る人が少なくなっていることが課題の一つとなっています。黒竹も例外ではなく、年々山に入る人が減り、また伐採しないことで竹が増えすぎて、立ち枯れや雑草などで山に入れない状態のところも多くなっています。


以前は山の職人さんも何十人もいて、虎竹や黒竹は黙っていてもどんどん入荷していた時期もありました。そのため竹虎としての山の仕事は、伐り出された竹を山まで取りにいくまででした。


自分が山の担当になった頃に、竹の伐採の仕方、竹山の場所や山によっての色付きの違い、山の職人さんによっての切り方の違いなどを勉強するために頻繁に山に入って行きました。これまで山まで入っていなかったので、山の職人さんに大変驚かれたのを覚えています。


でもそのおかげでいろんな山が見え、いろんな虎竹が見え、いろんな山の職人さんを知ることができたので、それは本当に良かったと思っています。


しかし黒竹に関しては今までのように伐採された竹を山に取りにいくまでというやり方でずっとやってきたので、その山から出てきた黒竹しか知りませんでした。この冬は入らなくなった黒竹の山に入らせてもらえることになりました。


手入れ前の黒竹竹林


ほんの2年ほど入っていないだけなのに、竹がたくさん生えて、立ち枯れしているものがたくさんあります。下草や木も生え放題になっていて入って行くだけでも苦労するところもあります。その立ち枯れの竹と下草や小さな木を刈って整理して、伐れそうな黒竹だけを倒していきます。


大変でしたが、これで新しい黒竹が生え、陽も入って、いい黒竹が育ちそうな気がします。来年からこの黒竹の山を育てていくのが楽しみになってきたのです。












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