竹虎工場は暑いです。

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猛暑が続いており、熱中症対策が毎日のように報道されています。いつものことではありますが、竹虎工場内も暑い中での作業が続きます。竹を長いまま立てられるようにと天井は高い部分もありますが、屋根は鉄板で出来ており熱を持ちますし、工場内は竹を積み上げていますので、風の通りも良いほうではないので、熱がこもりがちです。


じっとしていても汗が流れる環境ですが、職人たちは扇風機の風だけを頼りに、毎日頑張っています。幸いなことに今の時期は竹の製造も一段落し、座り仕事が多いですが、油抜きというガスバーナーを使っての作業があるときなどは、暑さでくたくたになることも多いのです。


とはいえ、この炎天下に外で作業される方もたくさんおられます。職人たちはどう思っているかわかりませんし、ひどい工場長だと思われるかもしれませんが、自分としては暑いとはいえ扇風機の風に当たりながら仕事できるのは、それだけで幸せな環境だなと思うのです。


職人にはそういいながら、自分はよく冷房の効いた事務所に座っていることがあります(笑)。冷房の効いた場所から工場のムッとした熱気の中に行きたくないと思うこともありますが、暑い中で汗をかいて事務所に入ると寒くてたまらず、いつも事務所内ではパーカーを着て座っています。


暑いと言っても何もなりません。寒くて手がかじかんで動かなくなる冬の寒さに比べればずっと作業のしやすい季節です。この暑さを受け入れ、こまめな水分補給など体調管理に気を使いながら、この暑さを乗り切っていこうと思うのです。

えびら

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えびら作りが最盛期を迎えています。土用干しに使うことの多いえびらは毎年この時期になるとたくさんのご注文をいただくので、事前に準備をしてはいますが、どうしても足りなくなってくるのです。


この時期、梅雨の長い雨で一番気を遣うことはカビです。竹は吸湿性が高く、乾燥していても湿気を吸い、それでカビが生えることがよくあります。塗装をかければそういう心配も減りますが、やはり竹の素材ならではのそのままで使っていただきたいと思うのです。


そのためにもお客様に届いてからも、風通しのよいところに置いてもらったり、使わないときにもたまに見ていただいて、虫の害やカビがあれば早めに対処していただくとか、自然素材ならではの保管方法を知っていただきたいと思います。


そうやって大事に使っていただくと、長い間お使いいただけますし、愛着もわいてきて、使うことの楽しさも増えるのではないでしょうか。今年もたくさんのお客様のところにお届けしているえびらが、来年も再来年もずっとそのままで使っていただけるように、もっともっと竹という素材を知ってもらえたらと思うのです。