NHK「こうち情報いちばん」生中継


馬は古来から神の乗り物として奉納され、とても縁起のいい動物。「千里の馬」や「跳ね馬」と呼ばれることもあり、そのパワフルさから生命力や名声を運んでくれるとも言われています。2014年の干支である馬にあやかり、大きく飛躍できる一年になるようにと、竹虎でも日本唯一の虎竹で製作された馬の竹細工を飾っています。さっそく虎竹の馬が幸運を呼んできてくれたのでしょうか...竹虎四代目のもとに一本の電話が鳴り響きました!

なんと高知県でもお馴染みのニュース番組で虎竹の里を生中継いただける事になったのです。そうですちや!今はちょうど虎竹伐採の時期やき、午の竹細工だけやのて虎竹の里での山出しや、虎竹が加工されゆう様子などを、工場で丸ごとレポートしてもらうぜよ♪

虎模様のつく不思議な虎斑竹(とらふだけ)の伐採は晩秋から翌年の1月下旬まで。急な斜面で伐り出される竹は近くの山でしたら、こうやって職人さんが束ねて肩に担いで、遠くの竹林の場合は専用の機械を使って山出しするのです。


最高標高228メートルの虎竹の山々。車の入る山道から更に枝分かれした、人が一人ようやく通れるような細く急な山道を時には1時間近くかけて登っていき伐採、山出しするのは、この道数十年のベテラン職人さん。生しく重たい虎竹を伐って運び出す作業は、真冬でも汗だくになる大変な仕事です。


伐採する虎竹は3~4年ものの色づきのよい竹だけ。美しい竹林を後世に残すためにも、山の職人で決めあった大切なルールです。遠目ではわかりにくい虎竹も側から覗くとこの通り、独特の模様がうっすらと浮かんでいます。この虎竹が油抜きされ、どんなに美しく生まれ変わるかを考えるたびワクワクするのです。


後継者不足が心配される竹の仕事。実際に虎竹の山々や職人の仕事ぶりを見ていただき、竹林の美しさや自然の恵みのありがたさなど虎竹の里をまるごと皆様にお伝えしていきたいと思うのです。

トラックの入っこられる土場まで竹を運び出して一息。小鳥の遊ぶ声を聞きながら、汗を拭き、ゆっくりと休んだ後は山出しした虎竹を積み込みます。トラックの入っこられる土場まで竹を運び出して一息。小鳥の遊ぶ声を聞きながら、汗を拭き、ゆっくりと休んだ後は山出しした虎竹を積み込みます。


自分の小さい頃にはキンマとよばれる木製のソリで竹を山から運びだしていました。現在では重たいキンマを山に運び上げる事は無くなり山の職人さんの仕事も随分と楽になったと言います。この季節、虎竹の里ではキャタピラーの付いた竹運搬機が大活躍しているのです。


山から伐り出したばかりの虎竹を、油抜きする作業の撮影をしていただきました。竹は油分の多い植物です、ガスバーナーの高温で熱された竹からは竹の油が噴き出して虎模様が鮮やかに浮き上がります。


虎竹の里で伐採された全ての虎竹が1級品として製造加工されるわけではありません。色つき、太さ、品質など選び抜かれた虎竹だけがお客様の元へお届けできるのです。


虎竹は必ず油抜きの加工をしていますので、どの虎竹をご覧になられても、どんな竹細工、竹製品でもこのガスバーナーの炎の釜の中を通り、綺麗になって旅立っていきます。


虎竹の油抜き作業は一人が竹をガスバーナーに入れる、ウエスで拭き上げる、矯め直す、というそれぞれの職人が役割を分担して仕事を進めていくチームワークを必要とする作業です。


とても大事な虎竹の油抜きと矯め直し作業の工程。一発勝負の生放送だけあって何度も何度も徹底した確認作業と打ち合わせが中継直前まで行われていました。

虎竹の事、先人の竹職人の事、虎竹の里の事、100年後も虎竹を守るためにせねばならない事。竹のようにまっすぐ生きることへの想い...お話させて頂きたいこと、お伝えしたいことは沢山あるのです。


ガスバーナーを通ると虎竹は大変身、思わずカメラが近寄ります。「松竹梅」と言いますろう?馬だけやのうて、竹も成長が早く、一年中青々とした生命力にあふれちゅう縁起のよい植物ながです。 節もありますきに季節の節々にこそ使われる物、 だから 竹垣や竹箸らあも新年のスタートを切るのにこじゃんと(とても)エイがです!


虎竹ピクニックバスケットや虎竹袖垣など、製造する様子を撮影していただきました。


ランチタイムを彩る通気性抜群の虎竹ピクニックバスケット。角物と呼ばれるこの竹籠は、持ち手や蓋角部分...太さも異なる丈夫な竹ヒゴを直角に組み上げる、熟練職人の技が光るのです。


竹垣は美しい庭園づくりや、家屋の仕切り、目隠しに欠かせません。竹虎では、日本唯一の虎竹ならではの玉袖垣や角袖垣など様々な竹垣を製造しています。


人の集まる事の多くなる季節、ワインを愛飲される方に好評の大きな孟宗竹で造られた竹ワインクーラー。


ここでしか出来ない竹のある虎竹の里は、独特の竹文化と共にこの地でずっと続いてきました。これからの竹を考える、竹のある暮らしを提案していく事が自分達にできる大きな使命であると思っているのです。


虎竹は正式には虎斑竹(とらふだけ)と言います。その昔、土佐藩である山内家への年貢の代わりに献上されていたという歴史と由緒のある竹なのです。またここ須崎市安和に生育する虎竹は、土佐虎斑竹(トサトラフタケ)とも呼ばれます。土佐虎斑竹の名付け親は何を隠そう、高知県出身の世界的植物学者、牧野富太郎博士その人です。


2014年に、竹虎は一つの節目である創業120周年を迎えます。節のある竹は、丈夫でしなやか。厳しい強風や重い雪にも倒れることなく耐えられます。今後の100年のために竹虎ができること...竹虎の新たな姿勢と挑戦がが問われる、大切な節目の年なのです。

新たな100年にむけて、竹のようにしっかりと根をはり、手と手を繋ぎあい...竹のように、真っ直ぐに伸びて行きたい...そう思うのです。


7~8分間と言うたち、まっことアッという間の事やったですぞね。この季節にしか出来ない伐採作業や職人さんの仕事ぶりを地元の高知県の皆様にお伝えする機会をいただけた事は本当に嬉しく、有り難い事やと感謝しちゅうがです。ありがとうございました!


30年ブログ[竹虎四代目がゆく!]テレビ番組生中継はこちら >>> |
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