インターンシップ 高知 2001夏

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2月2日(金)~19日(月)までの日程で初のインターンシップ学生受け入れを実施しました。学生は高知大3回生の3名、受け入れの決め手は面接の際の目の輝きでした。モノ作りに興味があり、山に生えている全くの素材から様々な手を経て一つの製品になるプロセスを是非見てみたいと抱負を語っていた彼女たちですが、期待通りの前向きさで取り組んでくれて充実したインターンシップだったと思います。 会社としても受け入れ準備等の中で日常業務を振り返って見直す良い契機になりましたし、指導にあたった社員にも良い勉強になりました。 |

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ちょうど安和の里では虎竹の山からの搬出作業が追い込みに入っている最中です。一年で一番にぎやかな虎竹の山々では、あちらこちらから竹を切る音、運び出す音が聞こえてました。古谷恒高さんは、いつもご夫婦で仲良く仕事をされています、この日は竹の選び方、切り方を優しく教えてくれました。こういった縁の下の力持ちに支えられて今年もお陰様で沢山の虎竹が出そろいました。 |
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竹林に分け入る事、伐採、枝打ち、土場や田畑に広がる虎竹を触る事。熟練の職人の技を教えてもらう事、様々な仕事をしている何軒もの内職さんの話を聞く事、そして実際に自分で虎竹細工を作ってみる事。学生さんにとっては一生の内一度きりしか出来ないかも知れない、竹の里ならではの貴重な体験です。 |
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このインターンを始めるまで、恥ずかしながら私はこの竹虎の製品を全く知らず、そのような状態でひろめ店での販売実習が始まった。しかし店舗で、また職人さんの現場で竹虎の商品に触れるにつれ、その良さにはまっていった。私の10日間のインターンシップで感じたことを率直に述べさせていただきたい。 |

ぞうりを作っているところ、あぶりだしをしているところ、袖垣を作っているところ、竹を切るところなどを見学させていただいたが、職人さんの早く高度な技術にただただ圧倒された。何十年もやっておられるその仕事に懸ける情熱を感じた。
私はあぶり出しを実際に体験させていただいた。竹からあぶらが出て、それをふき取ると明らかに竹が輝き出すのを見て、純粋に面白いなと思った。単調な作業だと思っていたが、気を抜くとすぐこげてしまうし、竹一本一本に心をこめないと、うまくいかないことに気づいた。きっと職人さんもひとつひとつの作業に心をこめてやっているから、商品として大変味のあるものができるのだとわかった。 一般的に、機械で大量生産できる物より、手作り品の方が値段も高くなってしまい、私たち学生ではなかなか手を出すことは難しいと思っていたが、手作りの労力、時間、そしてその思い入れなどを考えると、持つ価値は十分あると思った。 ただ職人さんの職場は、夏は暑く、冬は寒いという厳しい環境の所が多く、その苦労はただならぬものだと思う。私が見学していた時間は本当に短い時間だったが、それでも寒い中での作業のつらさを感じざるを得なかった。 また、ひろめ店で販売研修していたときは、製品だけを見ていても、職人さんたちの苦労がなかなかわかりづらかった。そこで写真を加えるなど職人さんの仕事をもっと知ってもらうと、商品のすばらしさがよりいっそう伝わるのではないかと思った。 |

本店には、ひろめ店以上に多くの商品が並んでおり、見ているだけでも大変楽しかった。
竹虎の商品は、若者にも十分「ウケル」要素を持っていると思う。それはインターンシップ生3人とも同じ感想を持っていたし、実際ひろめ店で販売していたときも、よく若いお客様が興味を持って店内を見ておられ、買っていかれた。
ひろめ店は街中にあり、宣伝をしていったら若い人ももっと来るようになると思う。また、全国各地に店をだしたり、百貨店のイベントにも参加しておられるということで、多くの人にまず竹虎商品の良さを知ってもらえる機会を増やすことはこれからもどんどんやっていただきたい。 またHPも、興味がもてるような楽しい構成、内容になっている。ネット販売できるというのも大きな強みであると思う。ぞうりが1000円の特別価格になっていたが、このくらいだと、手が出やすいし、『特別価格』というのに、惹かれる人も多いと思う。 本店は、やはりなかなか訪れにくいという立地条件がもったいない。だからこそ、あんなすばらしい自然が残っているのだが。バスでたくさんお客様が来られる時もあるのだろうが、私が見学させていただいたときは、そのような機会がなかったので、少し店内が寂しい印象を受けた。近くに黒潮本陣ができたので、そこを訪れる方に、竹虎にも寄っていかれるようにもっと宣伝していくのがよいのではないかと思った。 |

従業員の結束力が強く、しかも皆協調性がありとても和やかな社風で仕事のしやすい人間関係に恵まれた環境だと思いました。 企業と従業員の強い信頼関係!!!何といってもこのことがインターンシップの経験の中で、一番印象が強烈でした。内職の業務を行う方の家を訪問した際、従業員の専務への信頼のまなざし、また専務の従業員に対するなみなみならぬ配慮に、私は消費者の立場として不況の今、生き残りを課題としている企業がひしめいていますが、竹虎山岸竹材店の成功の秘訣をかいま見れたような気がします。 |

商品ひとつ一つ、どれをとっても大変すばらしい物ばかりなのに、多くのが消費者がそれを認識していないこと。宣伝、広告はたくさんの人たちの目につきやすいCMなどにすると高額な費用がかかると聞きましたが、それならば費用がかからないなんらかの方法で世間に広める宣伝活動をすべきだと思いました。 するかしないかで、全く違った結果を導くことになると思います。私自身、御社の商品さらに存在までも知らない身でしたが、インターンシップを通して少しではありますが、竹の万能性、効能、環境保全的役割に魅了され、ひとしおならぬ感銘を受けました。この感動を、日本各地 いや全世界の人々と共有したいと思いました。 まだ竹虎山岸竹材店の存在を御存じではない方や、御社自身や従業員そして世界で安和地区のみに唯一無二、生息するミラクルバンブー虎斑竹の奇跡的な存在のためにも、宣伝活動の必要性を強く感じました。 |

インターンシップで何を学んだか、どんなことが勉強になったのかは今までのレポートに報告した通りです。この場では、インターンシップ終了後私がこの経験をどのようにいかしているのか専務に御報告します。
大学に入学し、今春4回生になりました。入学当時は夢いっぱいで、将来に向かってただただ突っ走る毎日でした。しかし、いつのまにかTV、新聞で報道されているように「勉強しない大学生、大学生の学力低下」といった代表格に私は昇格していました。毎日夢も目的も持たず、過ぎゆく日々をただ傍観していました。そんな生活に終止符をうつチャンスを与えてくれたのがインターンシップの経験です。長い長い甘い学生生活という夢から冷水を浴びせられたような気分になり、覚醒させられました。自分の将来、私の存在意義、自分はこれから今から何をすべきなんだろうか、と考えさせされました。今の自分のあまりにも怠惰すぎる生活に疑問を抱き始め、沸き上がった疑問に真摯に悩みに悩み抜きました。 そして最近やっと結論の到着点に達することが出来ました。私のゼミの専門分野開発途上国の貧困問題です。それをもっと掘り下げて追求していこうと決心し、大学院への進学の道を選択しました。 今は、勉強にいそしんでいる毎日です。もしも、インターンシップの経験がなかったならば怠惰な生活を続け、周りが就職活動しているからっ私も、と世間一般の波に乗っていたと思います。 インターンシップという貴重な体験のおかげで考えされられることやを自分を見つめ直すチャンスを与えられた結果この結論に達することが出来ました。この経験は私の人生の分岐点になりました。心より感謝を込めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 |

私も含め多くの人がトラフ竹という素晴らしい竹の存在を知らないことは、やはりもったいないと思いました。知っている人はもちろん多く存在しますが、私の友達に聞いてみてもやはり知名度は低いと感じてました。宣伝にはお金がかかると思いますが何かいい方法は無いものなのでしょうか? それとひろめ市場の販売をしていて思ったのですが、商品のデザインや色・形などが少し若い人には受け入れにくいもののように感じます。商品においても、もう少し若い人の間で流行っているものなどを取り入れる事は無理でしょうか。せっかく「帯屋町のひろめ市場」という若い人たちや学生が多く集まる場所に店舗を構えているので、もう少し若い年齢層もターゲットに入れてみたらいいと感じます。 忙しいとは思いますが、学校帰りの高校などにアンケートを取ってみるなどしたらおもしろい商品のアイディアが出てきたりするのではないでしょうか。 |

竹虎さんでのインターンシップ内容は私には新鮮で刺激的で、同時に大変困難なことでもあり、本当に日々勉強・勉強という感じに過ぎていきました。講義やセミナー・フォーラムでは、専門的な分野のものから、労使問題研究会といったこれから先参加できないような経営者の方々のみ集まる会合まであり、正直私は勉強不足のため内容の半分も理解できていなかったように思います。しかし私が今講義・セミナー・フォーラムを終えて感じていることは、私にとって本当に必要で学ぶべきことは内容どうこうだけでは無かった、ということです。
もちろん内容を理解することも大切です。けれど、そこに参加されている人たちからも学ぶべきことが十分に存在していました。一生懸命であるということ、一生懸命何かに取り組めばそれだけのもの、あるいはそれ以上のものがきっと返ってくるということ......これは当たり前のように思えることですが、日常の生活で様々な困難にぶつかることによって知らず知らずに自分の限界を決め、それだけのことしか行わないようになってきていた私には自分自身を見直すとても重要なきっかけとなりました。
そして特に本社須崎工場における研修では沢山の感銘を受けました。 内職の方々は、この冬の寒い中外の倉庫などで仕事を行っていて、竹を紐できつく縛る作業をしている為あかぎれだらけの手に血がにじんで真っ赤になることがあるということも初めて知りました。それでもみなさん山岸竹材店に信頼を寄せ懸命に仕事をこなしていて、専務が尋ねると感謝の言葉を口々に述べていたのには驚きを隠せませんでした。 工場で働いている職人さんも朝早くから水で"かずら"と呼ばれる枝を洗ったり、暖房器具の無いところでホッカイロを張って寒い竹を扱う仕事をしていて、このどれをとっても楽な作業などありません。そのようなみなさんの姿は仕事に対する強い志の必要性を教えてくださいました。 みなさんがきつい仕事に不満を言うわけでもなく前向きで、自分の技や仕事に誇りを持って、生きていく為に辛く大変な作業を毎日こなしている姿を見ると、今まで自分が持っていた仕事に対する甘い考え方を本当に恥ずかしいと感じてやみません。 私が今まで持っていた漠然とした仕事への考え方ではなく、仕事に対して目的と意義をはっきり持つことが大切なのだと、みなさん自分たちの仕事をとおして伝えてくれたように思います。自分が生きていく為に、家族を養う為に、自分を頼ってくれる人たちを守る為に、自分を雇ってくれている会社の為に、理由はそれぞれ違っても目的を持つことが私たちの強い原動力の源なのだと学びました。 これから私はどのような仕事に就きこの貴重な経験を生かしていけるかは分かりませんが、竹虎さんで学んだことは今現在の就職活動においても十分に私の原動力となっています。未熟な学生である私に沢山のことを根気良く学ばせてくれた山岸竹材店の皆様にもう一度お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 |

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