竹風車の作り方~竹細工入門!竹の玩具~

入門!初心者向けの竹細工
竹細工をしたい!と思っている方はいらっしゃいませんか?竹の風車は比較的簡単。さらに少ない材料で作る事が出来ます。くるくる回る可愛い竹のおもちゃなので、子供や親子向けの工作イベントなどにもおススメです。実際に竹細工初心者の竹虎スタッフも日本唯一の虎斑竹を使って竹風車作りに挑戦しました!

とさっ子タウンで子ども達と♪
とさっ子タウンは夏休みに「高知市文化プラザかるぽーと」に出現する子供達の町。小学4年生~中学3年生まで子供たちが集まります。竹虎はその町のアカデミーで竹の専門家として参加し、子供たちと一緒に竹の風車づくりをしました。小学生には少し難しいようでしたが、一人ひとり個別に教えて何とか完成し、個性あふれる竹の風車に喜んでいました!
とさっ子タウン2014行ってきたぜよ! >>>

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材料(1人分)
・竹ひご(幅約4mm、長さ約40cm、厚み約0.5mm)...4本
・羽用の紙...普通の折り紙3枚分くらい
・厚めの紙(ハガキ等)...5×5cm
・麻ひも...約10cm
・大豆...一粒
・竹枝(先端の直径が約3mm)...1本
持ち手づくり

1. 節の位置は先端から5cm
竹の風車を組み立てる時に、風車本体が後ろに抜けていかないように麻ひもを巻きつけて抜け止めをします。その時、竹の節があると麻ひもが引っ掛かる場所が出来て便利です。先端から約5cmのところに竹の節を残しておきます。
2. 竹枝の曲げ方
竹は熱を加えると繊維が柔らかくなります。その特性を活かして細い枝は熱湯で曲げることができます。沸騰したお湯に曲げる箇所を1分ほどつけてから取り出し、熱く柔らかいうちにゆっくり曲げてください。それを2~3回繰り返して徐々に角度をつけます。希望の角度になったらそのまま水で冷やしてください。冷やすと形が固定して動かなくなります。※熱湯での加工はヤケドにご注意ください。
本体づくり


竹ヒゴは水に浸けて柔らかく
竹はしなりが強く弾力のある素材です。乾いたまま編むと元に戻ろうとする力が働き、ピシピシと跳ねて編みにくいのです。そのため、竹は編む前に水に浸けて柔らかくします。時間は5~10分くらいが目安。滑りにくくて編みやすく、竹ひごが折れにくくなります。
1. 四ツ目に編む

四ツ目編み(よつめあみ)は、竹編みの中でも初歩的な編み方のひとつ。
四つの竹ヒゴを竹の身を上にして、一方が上の時隣り合うもう一方は下となるよう、互い違いに組みます。竹ひご同士の間隔は竹ひご1本分(約4mm)くらいです。写真では上の右側の竹ひごから反時計回りに4本が赤の1~4、下の左側の竹ひごから時計回りに4本ぶんが黒の1~4と番号が振ってあります。この番号がこれから編み進めていく中での目印になります。
四ツ目部分はセロハンテープで固定しておくと今後の工程で編みやすいです。表皮側と身側の両方からしっかり固定してください。
2. 赤の1~4を曲げる

四ツ目部分を小指と薬指ではさんで持ち、赤の1~4を順番に手前に折り曲げて親指と人差し指で固定します。 この時、折り曲げた竹ひごがV時に重なり合うようにするのがポイントです。
四ツ目の部分同様、V字に重なりあった箇所もセロハンテープで固定してください。
3. 黒の1~4を曲げる

先ほどの工程で上と左に赤の1~4の輪が出来ました。その輪に黒の番号の竹ヒゴを1から順番に、左上の写真のように左から右へ通します。赤の1の輪には黒の1を、赤の2の輪には黒の2とそれぞれ同じ番号の輪に通してください。黒の3と4は赤の番号の竹ひごをよけて下へグイッと回して差し込みます。
4. 赤の1~4を黒の1~4に

黒の番号の竹ひごを曲げたことで、今度は下と右に黒の1~4の輪ができました。先ほどと同じ要領で、赤の番号の竹ヒゴを1から順番に、左の写真のように右から左へ通します。
竹風車はここまでの工程が難しい部分です。右図のように出来たら、竹ひごがお互いの力で抑えあっていますので、手を離しても竹ひごがほどける事はありません。工程2で貼ったセロハンテープを外して下さい。四ツ目部分のテープはまだ貼ったままです。
5. ひっくり返して竹ひごを引っ張る

竹風車をひっくり返して最初に作った四ツ目が見えるようにします。竹ひごを、どれからでも1本ずつ引張って、球の直径が約3cmくらいになるまで、徐々に小さくしていきます。ある程度小さくなったところで四ツ目部分のテープは外します。

1本1本、少しずつ引っ張る!
竹風車の球部分を上手に小さくするには、引張った時にどの竹ひごが動いているか確かめながら、1本1本、少しずつ引っ張るのがポイントです。
6. 二つ飛ばしで折り曲げる

竹ひごをどれでも1本選び、右隣の竹ひごを2本飛ばして折り曲げます。次は、飛ばした1本目(上図で赤い色)の竹ヒゴを同様に2本飛ばして折り曲げ、同じ作業をくり返します。

竹ひごを2本とばしで曲げると、最後の2本の竹ひごは曲げる先がすでに折り込まれている状態になっています。折り込まれた竹ヒゴを少し浮かせてはめ込んでください。


羽つけ・仕上げ

竹ヒゴを切りそろえる
竹は薄ければハサミで簡単に切れます。風車を正面から見て約7cmくらい竹ひごが出るように全て切りそろえてください。竹ひごは切られた拍子に飛んでいきやすいので周りにご注意ください。

個性が出る羽部分
風車の羽は個性でる箇所なので折り紙や千代紙などお好きな紙を使ってつくってください。竹ひごの身部分にはボンドつけ、紙同士はのりで貼り付けます。
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素朴な表情の虎竹和紙
日本唯一の虎斑竹の風車には虎竹和紙レターセットを使いました。素朴な紙質が風車に良く似合い、程よい重さなので風を受けるとよく回ります。

本体前後の抜け止め
竹風車を取り付ける時、本体が前後に抜けてしまわないように抜け止めをします。今回は虎竹和紙ハガキを使いました。厚めの紙を本体の前後の穴より大きく切っておきます。後ろの抜け止めは角があると羽の竹ひごに引っかかるので、丸く切ってください。麻ひもを、本体を止めたい位置に巻きつけて抜け止めの丸いハガキを入れます。ハガキがあると風車のが回る時の回転もスムーズになります。

大豆を先端に取り付け
先端の大豆はキリなどで小さく穴をあけて、徐々にプラスドライバーなどで幅を広くします。前用の抜け止めを入れてボンドで先端に接着します。

羽の角度を調整
竹風車の回転が上手くいかないときは、竹ヒゴを軽く内側にねじると角度がついてより回転しやすくなります。



竹細工で柔と剛を感じる
竹細工を実際に作ると竹の特性がよくわかります。薄く割いた竹ひごは柔らかく自在に曲げられますが、編み込むと強く、握っても潰れないほど堅牢になります。子どもたちと工作をした時も「柔らかい!」「堅い!」と一つ一つに驚いていました。竹は「柔」「剛」あわせ持った変幻自在の素材。その性質を活かして繊細な竹アクセサリーから、人が乗っても平気なくらい頑丈な高層ビルの足場まで、様々な場面で使われます。初心者にも簡単にできる昔懐かしい竹の玩具を通して、竹という素材の面白さを楽しみながら知っていただきたいのです。

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虎竹細工編み方・作り方キット
虎竹細工編み方・作り方キットなら、高知県須崎市安和の虎竹の里でしか成育しない不思議な竹、虎斑竹(とらふだけ)を使った花かご作りを、ご自宅でも気軽にチャレンジしていただきけます。ものづくりが大好きな方、余暇を楽しみたい方、自然や竹とふれあいたい方、指先を使う運動を始めたい高齢の方にもおすすめです。
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