創業125周年記念スペイン・ボックスカートレースに参加!

スペイン・ボックスカートレースに参戦!
竹虎は、皆様のお陰で2019年に創業125年周年を迎えました。この節目の年を記念して、日本唯一の虎斑竹(とらふだけ)で竹製ソープボックスカー「REIWA-125号」を制作!同年8月6日にスペインのビトリア=ガステイスで開催されたボックスカートレース(IV Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)に出場しました。
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第4回 スペイン・ボックスカートレース
第4回 スペイン・ボックスカートレース(IV Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)は、スペイン・バスク州ビトリアで開催されました。会場は、ビトリアの観光スポットであるビルヘン・ブランカ広場の近く。サン・ビセンテ・マルティル教会横の道をスタートし、アルキージョス通りの下り坂約200メートルをノンストップで走ります。
ボックスカートカーとは、エンジンを搭載せず、重力のみを動力に走る手作りの車の事。坂道レースで速さを競う「ソープボックスダービー」はアメリカが発祥だそうですが、日本でもますます人気の高まっているイベントです。世界各地で開催されるレッドブル・ボックスカート・レース(Red Bull Box Cart Race)は有名で、2019年に日本で開催された大会にも出場しました。

なぜスペインなのか?
成長スピードが早く、繊維や集成材など様々に加工できる竹は、継続利用可能な唯一の天然資源と言われます。「地球に優しい竹にもっと注目してほしい」との思いから、竹虎ではこれまで、竹製ボディの電気自動車「竹トラッカー」を製造し走行するなど独自のプロジェクトを実施して、竹の可能性や耐久性を訴えてきました。

Ivan Platas(イバァン・プラタス)氏
プロジェクトを通じて出会った、元F1のカーデザイナー、Ivan Platas(イバァン・プラタス)氏。竹の持続可能性に着目した氏は、エンジンを搭載せず重力で走る「ボックスカートカー」をいち早く竹で製作。ビトリアのボックスカートレースに参加していたのです。地球にやさしい竹で作った排気ガスを出さないボックスカートカーを、緑の美しい都市で走らせることで環境保全を呼びかける。イバァン氏のコンセプトに深く共感しました。

竹を好きになってほしい
竹虎では、自社ホームページ「虎斑竹専門店 竹虎」をはじめ、FacebookやYouTubeなどSNSを使った情報発発信に力を入れています。「スペイン・ボックスカートレース参加」は、今まで竹にあまり興味のなかたった、日本の若者、海外の若者、車やレースが好きな子ども達にも竹の魅力をPRするチャンス。何より、竹虎をご愛顧くださるお客様にますます竹の可能性を伝え、竹を好きになってほしいと考えました。
環境都市であるスペイン ビトリアのボックスカーレースには、持続可能な発展を呼びかける大会趣旨があります。環境問題への意識が高い観客が集まるなか、竹資源の有用性は多くの共感を得られるはず。竹虎は竹を通して、環境問題に取り組む大きなネットワークの一端を担いたいのです。


環境都市ビトリア=ガステイス
スペイン・バスク州の州都ビトリア=ガステイスは、2012年に欧州グリーン首都賞を受賞した環境都市です。「欧州グリーン首都賞(European Green Capital Award)」の受賞者は欧州委員会によって選定され、「気候変動への対応」や「持続可能な土地利用を取り入れたグリーンな都市領域の構成」など12の指標分野の中で優秀な実績を収めた自治体(毎年1都市)に与えられます。


会場は大盛り上がり
ビトリアの聖人Virgen Blancaをお祝いする祭り「La fiesta de la viegen blanca」では広場に3万人の人々が集まり、夜通しお祭りが続きます。その中で開催されているのがボックスカートレースとあって、会場にはたくさんの人が集まっています。レースに使われる坂道も、由緒あるものです。
3台の竹の車が参戦!

今回の大会で出場した竹の車は竹虎のREIWA-125号だけではありませんでした。世界竹会議(World Bamboo Congress)会長のMichel Abadieさん、今回のレースに誘ってくださったIvanさんも竹の車で参戦です。


Michelさんはお隣フランスから5時間かけて車体を運んでの参戦です。網代編みで編まれた車体だけでなく、コスチュームでは竹皮を使っています。Ivanさんは元F1カーデザイナーだけあり、なんとも速そうな車をデザインされています。


いよいよ出走!
ボックスカーにはエンジンなどがないため、力持ちの方に押してもらって走り始めます。急勾配な坂にはいくつかカーブもあり危険も伴うため、コースサイドには干し草が固められています。

大きな声援
沿道からたくさんの声援を受けながら、REIWA-125号が坂を下っていきます。物珍しい竹の車と鎧に会場が盛り上がる中、無事転倒などなくゴールにたどり着きました。レースタイムはデジタルで正確にタイムを測っていてコンマ000まで数字が出るようで、順位がわかるまでドキドキです。


特別感謝賞「Mencion especial」を受賞!
レース結果は31チーム中15位でしたが、竹車チームは三台揃ってスペイン・ボックスカートレース特別感謝賞「Mencion especial」を頂くことができました。Michelさんは、これを「竹の勝利」だと言って喜んでいました。



会場のお客さんたちと
ビトリアで開催されているこのお祭りは何処からかお客様が見にくるものではなく、土地の人々がみずから楽しむためのものだと感じました。小さな子供たちからお年寄りまでが笑顔いっぱいなのが素晴らしいのです。そんな皆様と一緒に写真を沢山撮っていただきました。
ユニークなボックスカーたち



会場にはお祭りムードを高める遊び心いっぱいの車が集まっていました。一枚の板にタイヤを付けただけの簡素なタイプも見られます。元々遊びから発祥した当時はこんな形の車だったのでしょうか。

竹の未来へ繋がるレース
スペインの聞いた事もなかった街で開催されているボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)を一年前に知って参加を決めてから、数々の壁がありましたがなんとかクリアすることができ、特別賞受賞という結果を残すこともできました。また地元スペインの新聞だけでなくイギリスの有名新聞にもREIWA-125号を掲載いただき、それを見た色々な方にお声もかけていただきました。
創業125周年記念でのボックスカートレースの参加でしたが、この一歩が次なる130周年、そして未来の竹の道を切り開くことに繋がっているのだと信じて、竹虎はまだまだ挑戦し続けていきます。
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