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虎竹の山出し
虎竹は、晩秋から1月下旬までが伐採のシーズン。竹は品質維持のため旬の良い時にしか伐採しないので、なんと、この時期に1年分の材料が山から運び出されるのです。竹の伐り出し作業を「山出し」といいます。熟練の山の職人さんが、ほそく険しい山道をのぼり足場のよくない竹林で一本、一本伐りだす虎竹。今回は他では見ることのできない虎竹の里の山出し作業の様子をご紹介します。

土佐虎斑竹
虎斑竹(虎竹・Tiger Bamboo)は淡竹(ハチク)の仲間ですが、表面に虎皮状の模様が入っているところからこう呼ばれています。この模様は幹に付着した寄生菌の作用によるとの学説もありますが、全国でも安和の虎竹の里でしか成育しない不思議な竹です。イギリスBBC放送が取材に来られた時には「ミラクル!」を連発されていました。

虎竹のふるさと

虎竹のふるさと
高知県須崎市安和。のどかな虎竹の里、工場から焼き坂の山々を眺めると山肌にうぐいす色をした模様があっちにもこっちにも広がっています。それは全部、虎竹の林。「ああ、あそこが竹林」「そこも竹林」。全国でも安和の虎竹の里でしか成育しない不思議な竹林が広がります。

焼き坂の山道
舗装もしていない焼坂の山道を登ります。道の両脇では虎竹がお出迎え。こんな道ですがシーズンには、2トントラックが行きかう竹の道でもあるんです。この虎竹を伐採し運びだすのが土佐藩政時代から延々と続く竹の道。急勾配で細く曲りくねった山道が虎竹の里の山頂まで続きます。この道を歩くと先人と竹の長い歴史、血と汗のにじむような努力の痕を感じずにはいられません。

明日に続く道
小雪のチラつく2月のある日、竹林に続く山道に長いビニールをかぶせる山の職人の姿がありました。冬場は道が濡れるとなかなか乾かず、竹を運ぶには危険なのです。少しでも道を濡らさないよう、工夫され守り続けています。

遍路道
四国は八十八箇所のお遍路さんでも有名です。山出し作業をしているとお遍路さんに出会うことも…。「この山は竹ばっかりだと思ったけど、この峠からは全然ないんだねえ~」そうなんです、安和の山裾から頂上までは虎竹があるのですが、峠を越えると嘘のように竹がなくなる不思議な山です。
虎竹を伐る

現代の竹取の翁たち
竹を伐るシーズンは、冬の寒さの厳しい11月~1月の間。虎竹の里の山道を歩くとあっちでコンコン、こっちでカンカン・・・竹をナタで伐り倒す音が響きます。

もくもくと竹と語る
良質な親竹を残し、間引きもしながら1本1本目で確認して色づきのよい虎竹を伐りだす山の仕事は、ずっと受け継がれてきた虎竹の里の伝統の技。枝打ちされた小枝は、後で集められ竹虎の工場で袖垣の材料等に使われます。竹皮から小枝まで捨てる所のない有効利用されている竹。成長が早くてっぺんから根元までぜんぶ加工できるのがエライところ。やっぱり竹はエコ素材。

竹林の逸品道具
急峻で足場の良くない竹林の中で伐り倒した竹を一カ所に集めて山出しせねばなりませんが、急斜面では一本づつバラバラの竹をまとめて結束するのが大変です。日本唯一の竹林での伐採作業そこで、活躍するのが「箱」と呼ばれるこの道具。L字型に組まれた木枠の内側に竹の切り株を突っかけるのです。この道具を使うと元が揃い、一束、一束に結束しやすくなるのです。日本唯一の竹林にて山の職人代々受け継がれてきた誰が考案したのかも知れない道具、「箱」。竹林で使われている、なくてはならない道具の一つです。
虎竹を山から運び出す

運搬機で運ぶ
改良に改良を重ねて今の形になった運搬機。元は農業用の運搬機でした。クラッチをきかせて方向転換しながら山を下ります。切ったばかりで重たい竹を運搬機に積み込むのは骨の折れる、大変な仕事です。

竹取の翁
昔は「キンマ」と呼ばれる木製のソリで竹を運んでいたのです。ボクの小さい頃はこの「キンマ」を作る職人さんも近くにいました。山の職人さんは、本当に元気。細い山道をスタスタっと歩いていきます、ついていくのが精一杯です。竹林のナイスカップル、ご夫婦で仲良く働く方も多いのです。


虎竹の里、独特の運搬機!
虎竹の運搬機はキャタピラーが付いていてどんな坂道でも物ともせず進んでいく心強い相棒です。農業用の運搬機に回転台やそりを付けたことにより、曲がりくねった道でも竹を積んで運ぶことができます。

竹の束
若い学生さんが3人がかりでも持てなかった竹の束。ゆうゆうと肩に担ぎ、運搬機から竹の束を降ろし、積み重ねていきます。
トラックで運ぶ


冬痩せすらあえ
束にして積み重ねた虎竹をトラックで下の選別場まで運び出します。竹は冬の寒い時期にしか伐採せず山だし作業は冬場に集中しますが、最後はTシャツ一枚になるくらいの汗だくになっての重労働です。伐り出されたばかりの竹は水分が多く重量もあり竹の積み下ろしは大変な重労働です。そこで虎竹の里には「夏痩せ」ならぬ「冬痩せ」という言葉があるくらいです、虎竹が今の何十倍と出ていた頃を忍ばせる名言です。

えらいて
竹を積み込んでロープでしっかり固定するのにもコツがあります。片方のロープは通称「えらいて」という滑車の原理を利用した縛り方をして、一方をターンバックという専用の機械で締め付けていきます。※えらいて=偉い人、有力者という意味の土佐弁
虎竹の選別

しめくくりの選別作業
山から出された虎竹は、太さ別、品質別、用途別に1本づつ選別されます。結わえなおされて、それぞれの保管場所に運ばれます。

虎竹の品質
虎竹は表面の模様の付き具合によって大きく価値が違います。色付きの良い虎竹は白い蝋質の下に虎模様がうっすらと見えますが、色付きのあまりよくない虎竹には虎模様は見えず、「白」と呼ばれ選別されます。

竹を結わえる
選別の済んだ虎竹は、結わえなおされ土場に山のように積みこまれます。腰をかがめて竹を束ねる作業はとても疲れる、重労働です。

虎竹の里から世界へ
竹は品質維持の為、旬の良い時にしか伐採しないのでこの時期に1年分の材料が山から運び出されるのです。土場に小山のように積まれた虎竹は、必要なときに必要な分だけトラックで運ばれて工場で加工され様々な竹製品となりお客様のお手元へと届けられるのです。

日本唯一、虎斑竹
沢山の人の手間と工程を経て、皆さまのお手元へ製品となって届けられています。地域の宝である虎竹はここにしか成育しないし、決められた時期でしか伐採もされない。100年以上続いてきたからこそ今があるこの生業を多くの方にに知っていただき、山の職人にも想いをはせて虎竹製品を大切に扱っていただきたいのです。

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