竹細工・竹炭のはじめてガイド
はじめての方に向けて
竹細工のような自然素材は、生活に取り入れたいけれど取り扱い方法やお手入れ方法がわからず、敬遠してきたという方もいるのではないでしょうか。プラスチック製品などに比べれば取り扱いが簡単なわけでも安価なわけでもありませんが、適切なお手入れ・保管方法で何十年と長く使え、世代を越えて愛用されることもあるのが竹細工です。お気に入りの道具を暮らしに取り入れたい方、またサステナブルな素材である竹に魅力を感じる方など、これから竹のある暮らしを始めたい方に向けて、竹細工や竹炭の魅力・お手入れ方法をご紹介します。
1. 竹細工の魅力と取り扱い
さまざまな竹製品
竹細工はざるやかご、お弁当箱など日常の生活に馴染みのあるものに始まり、家具や袖垣などのインテリアやアクセサリーまで多岐に渡ります。竹は加工性に優れ、また木に比べ竹細工として使えるまでに成長するのが非常に早い植物で、かつては多くの暮らしの道具が竹で作られていました。竹細工への馴染みが薄くなった現代でも、自然素材ならではのぬくもりがあり利便性にも優れる竹製品は、私達の暮らしの中で活躍しています。
竹虎で販売している竹細工は自然素材の手作り商品です。若干の色目の違いや形の歪みなどある場合がありますが、ひとつの風合いとしてお楽しみください。また竹ヒゴのバラが出ている場合がありますので、お取り扱いには十分ご注意ください。
時間を経て生まれる魅力
自然素材の道具の楽しみの一つが、経年変化(変色)です。はじめは青い竹の色をしていたものが、使ううちに深い飴色となり艶を増していきます。色とともに愛着も深まり、長く使うほどに手放せない逸品へと変化していきます。
お手入れ方法・保管方法
竹箸、竹のキッチン道具、竹ざる、竹かご等の竹製品はご使用後に水洗いする場合、しっかりと水分をふき取り完全に乾燥させることがお手入れ方法のポイントです。お弁当箱は汚れがひどい場合にはサッと手早く水洗いしていただけますが、基本的なお手入れは堅く絞った布などで軽く拭く程度にしてください。
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やってはいけないこと
※汚れのひどい場合でも洗剤を使わず水洗いをオススメしています。シンナー類、クレンザー、金属たわしで洗ったり拭いたりしないでください。浸け置き洗いなどは厳禁です。
※ガスコンロ、電子レンジ、オーブン等の加熱調理器で使用しないで下さい。変形や発火の原因となります。食器乾燥機、食器洗浄機のご使用はお避けください。木地や塗装を痛める原因となります。
※竹は湿気を嫌います。カビの原因となりますので、しばらくお使いにならない場合などは直射日光を避け、風通しの良い場所で保管して下さい。ビニール袋などに密閉しての保管はお避けください。
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虫食いの対処方法
お客様に安心してお使いいただくため、竹虎の竹細工では防虫剤などの薬剤処理をしていません。そのため、竹の中に竹を食べる小さな虫が入っていることがあります。
竹に空いた穴や白い粉は虫食いのサイン
竹の表面に穴(ピンホール)が空いていたり、竹細工を持ち上げたところに白い粉が落ちているのを見つけたら、その時は虫が竹を食べているサインです。虫に食われていても使用には問題ありませんが、これ以上虫食いが進まないよう熱湯消毒での対処をおすすめしています。
虫食いは熱湯消毒
粉が出ている穴を中心に熱湯をかけていきます。小さな竹細工などは、熱湯をいれた容器に少し浸けておくと更に効果的です。ただ、熱を加えて曲げ加工をしている細工の場合には熱湯により曲げが戻ってしまう事がありますのでご注意くたざい。熱湯消毒の後は、直射日光を避け風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。
防虫・防カビの炭化加工
被害の多い蕎麦せいろや鬼おろし、竹のコップ類やカトラリーなど一部の製品では、防虫・防カビ効果を高める炭化加工を施しています。薬剤をまったく使用しない方法なので、調理道具などにも広く使用されているものです。
▼ 虫食いについて詳しくはこちら
修理のご相談も承ります
修理しながら使えるのも魅力
大切にお手入れし保管していてもご愛用のうちに壊れることはありますが、木や竹は加工性が高いため修理が可能であれば一つのものを手直しして長くお使いいただけます。お困りの際にはご相談ください。
- 竹製品のお手入れ方法について
- 竹の虫害について
- よくあるご質問
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- 鬼おろし大根おろし使い方(レシピ)
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- 竹かごバッグの魅力
2. 竹炭・竹酢液の使い方
豊富な種類の竹炭と竹酢液
竹炭は、燃焼温度によって性質が変わります。消臭・調湿用としてご用意している竹炭は比較的低温の400℃程度で焼かれたもの、飲料水や炊飯にも用いる食用竹炭は800℃以上の高温で焼かれたものです。竹酢液は竹炭を焼くときに出てくる煙を冷やして採取したもので、わかっているだけで約300種類以上の有効成分が含まれています。
多様な竹炭製品をご用意しています
●お家の暮らしに…消臭・調湿用やシックハウス用、床下用など種類や要領も豊富に取り揃えています。
●飲料水・炊飯用 最高級竹炭…平炭タイプやボトルに入るスティックタイプなど、用途に合わせてお選びいただけます。
●食用竹炭…竹炭パウダーはお試しにぴったりの小容量のものから業務用の10kgまで。また竹炭パウダーを用いたサプリメントやコーヒー、お菓子も展開しています。
●石鹸・洗濯洗剤…竹炭を利用した商品として、リピート率No.1の竹炭石鹸や竹炭シャンプー・リンス、洗濯洗剤の洗い水、歯磨きなどをご用意しています。
●その他…竹炭の消臭・調湿効果を活かした枕や敷きパッドなどの寝具も充実しています。
竹炭商品一覧はこちら >>>
竹炭の使用前に
飲料・炊飯用竹炭の場合
飲料水や炊飯用に使う竹炭は、お使いの前に必ずよく水洗いをして竹炭の粉や汚れを落としてください。このとき、洗剤を使わずに水のみで洗ってください。また、竹炭の鋭利な部分でケガをしたり、手に竹炭が黒くついて取れにくくなったりする場合もありますので、手袋をしての水洗いをおすすめしています。
消臭・調湿用竹炭の場合
消臭・調湿用の竹炭は水洗いせずにそのままお使い頂くこともできますが、窯から出した状態を袋詰めしているため細かな竹炭の粉が付着しています。水洗いで竹炭の粉を落とすと竹炭の粉が落ちにくくなるので、水洗いをおすすめしています。水洗いの後は通しの良いところで十二分に乾燥させてからお使いください。
▼ 竹炭について詳しくはこちら
竹酢液とは
竹酢液は竹炭を焼く過程で出てくる煙(熱分解するときに発生するガス成分と水蒸気)を冷やして採取します。この採取したままの竹酢液にはタール分が多くそのままでは人体に使用できないため、静置してタール分と竹酢液を分離させます。竹虎の竹酢液はタンクを3回も替えながらじっくり1年間貯蔵し、不要なタール分を十分に分離させ、その中間層のみを取り出して竹酢液として使用しているので、タール分は除去されており安心してお使いいただけます。
いろいろな用途
竹酢液は入浴剤や虫除け、生ごみなどの消臭、ペットのケアや園芸におけるダニや害虫・病害菌の抑制など多用途にわたりお使いいただけます。また保湿成分を活かした竹酢泡ハンドソープ、竹酢液を使用した竹炭線香もご用意しています。
▼ 竹酢液について詳しくはこちら
竹虎のおすすめ商品
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- 虎竹の里 竹炭シャンプー・竹炭リンスセット
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