竹ヒゴ市松アタッシュケース(虎竹ハンドル)
細く取った竹ヒゴを丁寧に布に貼り付けて、その布を今度は正確に四角く切り取り、さらに市松模様のように縦横に並べて仕上げられています。Aタイプ、Bタイプとありますが、それぞれ新しい作品ではありません。約15年前、25年前に製作されて、大切に倉庫で保管されていたもので、経年変色の具合が異なっています。今回、虎竹ハンドルに新調してもらいましたので、最後の作品をそれぞれ限定1個限りのご紹介です。
竹虎四代目愛用の40年前製造・竹虎ロゴマーク入り
40年前に別誂えで製作いただいた竹アタッシュケースには、虎竹で刻み込まれた竹虎のロゴマークが日本唯一の虎竹で入れてあります。あまり持ち歩くことはなかったアタッシュケースですが、持ち手ハンドル部分を虎竹に替えたのを機に使う頻度が急増しました。
作り手と使い手によって完成
やはり目につきますので何人かの方から「そのカバンも竹製ですか、よい色合いに染められていますね」と、お声をかけていただきますが、元々は真っ白い竹肌が「時間職人」により染め上げられ、自然とこのような深みのある色合いになったのです。つくづく竹は長く使うもの、作り手と使い手によって完成されるものだと感じます。
Aタイプ ※鍵付き
Bタイプ
※鍵なし(金具のロックはできませんが、自分のアタッシュもロックできませんが不便さは感じません)

日本で唯一 土佐の虎斑竹(とらふだけ)
「虎斑竹(虎竹)」は淡竹(ハチク)の仲間に分類され、高知県須崎市安和の虎竹の里でのみ、稈の表面に虎模様が浮かぶ不思議な竹です。この模様は、幹に付着した寄生菌や潮風の作用によるとの学説もありますが、科学的には未だ解明されていません。実際に各地方に移植を試みましたが、何故か模様が付く事はありませんでした。
明治44年、当時日本最高の植物学者達が絶滅寸前の虎斑竹の保護のために、建白書を時の政府に提出しました。これが今日の天然記念物条例発布の導火線となり、天然記念物保存法が発令され虎斑竹はその第一号の指定を受けたのです。

イギリスBBC放送も取材に来た「ミラクルバンブー」
左の写真が、自然に生えている状態の虎竹です。この虎竹をガスバーナーで炙り、竹自身から出る油分で拭き上げると右の写真のように虎模様がはっきりと浮かび上がります。この珍しい虎竹(Tiger Bamboo)を取材するためにイギリスBBC放送までもが虎竹の里を訪れ神秘的な虎竹に「ミラクル!」を連発されていました。

竹職人達の想いが繋ぐ虎斑竹
竹は秋から1月下旬までが伐採のシーズンです。虎竹もこの期間に一年分をまとめて伐ります。竹職人達は急勾配の山道を運搬機と共に分け入り、一日中重たく長い竹を切り運び出すのです。そして、大きさや品質で選別したのち、ガスバーナーによる油抜き、矯め直しという製竹作業を行います。一本一本の個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で竹を炙り、まっすぐに矯正されるのです。こうして製竹された虎竹が、様々な竹製品へと生まれ変わります。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
※ご注意ください
竹ヒゴ市松アタッシュケース(虎竹ハンドル)には、Aタイプ、Bタイプどちらもアタッシュケースの蓋の開きを固定するための金具を外した修復跡があります。以前は、金具を取り付けていましたが不要との事で取り外しています。未使用ですが、古い作品です(虎竹ハンドル新調)、それぞれ約15年前、25年前に製作されて、大切に倉庫で保管されていたものです。下記のYouTube動画を必ずご覧いただいてご確認ください。
Aタイプには鍵が付いています。Bタイプには鍵が付いていません。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。