職人の野菜

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竹虎工場の職人が家で作っている野菜を持ってきてくれました。キャベツに大根、水菜にチンゲンサイ、サニーレタスです。どれもこれもみずみずしくておいしそうな野菜ばかりで、女性社員は大喜びでした。


田舎に住んでいるとはいえ、市場やスーパーで売られている野菜を買うことが多いので、こういう取れたての、作った人の顔の見える野菜を頂いて、食べれるということは、それだけで贅沢な、嬉しい気持ちになれるものです。


この職人の人の良さそうな、控えめな笑顔で分かるように、そっと事務所前に置かれていたので、誰が置いてくれているんやろう?と言い合っていましたが、後で恥ずかしそうにみんなで分けてと言って来てくれました。


机に上にお土産のお菓子のおすそ分けが置かれていることも、度々で、その度に社員さんがどこかに出かけていたことを知ります。たべてくださいと、家で採れたものをみんなにおすそ分けしてくれる人もいます。みんなが喜んで分けていただきます。


そんな仲のいい社員さんに支えられ、助けられて竹虎はやっていけています。ただの業務ではなく、竹虎のために力を貸してくれている人ばかりです。そんな社員さんに感謝を忘れず、認め合いながら、毎日楽しく、いきいきと仕事できるような職場でありたいと、この野菜を見ながら改めて思うのです。

タルキ

タルキ


竹虎の中でタルキと呼ばれる虎竹の部材があります。虎竹は大きさにもよりますが、6~8mほどの長さで竹虎工場に運ばれてきます。その竹の根元のほうから4mほどの規格にカットし、それを虎竹の4m物として製品にしていきます。


大きい竹はある程度先の方まで大きさがあり、4m物を取った先でもある程度の大きさのある物があります。ある程度の大きさのあるものはタルキとして7尺(約2.1m)ほどにカットしていきます。


竹は元のほうは節間も短いですが、先に行くにしたがって節間が長くなっています。タルキとして取る竹は節間が30cm以上ある物も多く、今ではほとんどの竹が虎竹丸切り竹の材料として、それぞれの取れる長さでカットされてストックされています。


いろんな竹細工の材料として、ある程度の長さの中で節の入らない材料が必要な場合はよくあることです。1本の竹からその節間の竹だけを取って使うとなると、使えない部分が多くできて、コストアップや無駄に繋がります。


必要な長さの節間の竹だけを使えると無駄も出来ずに、効率も良くなります。そういった意味でこのタルキをカットした虎竹丸切り竹は1本の長い竹をお買い上げいただくよりも、ちょっとした竹細工などにお気軽に、お試しにお使いいただくのには使いやすい材料だと思うのです。