虎竹縁台作りの最盛期です

縁台作りの作業風景


虎竹の縁台作りが、竹虎工場内では最盛期を迎えようとしています。竹は涼しいというイメージがあることから、この縁台も冬場よりも春から夏にかけてのこの時期にご注文いただけることが多いのです。


竹は時期のいい秋から冬にかけて伐採し、その竹を工場内にすべて取り込んで、その竹の大きさや長さ、色付きの良し悪しや性格などに応じて、いろいろな用途に振り分けられて切断しています。


この虎竹縁台用の竹も丸竹のまま使うことから、大きさは当然ながら、割れにくそうな竹を選別していきます。また長さも1m、4尺、5尺と3種類ありますが、竹の両端に節をつけるため、それぞれの長さの両端にちょうど節がくるような竹をさらに選別してます。そんなことをしていると虎竹縁台に使える竹はそう多くはありません。


足は強度と割れを考慮して四万十ひのき使って組み上げ、長さに切り揃えた黒竹の両端の面を取り、数日水に浸け込んで柔らかくした四万十カズラで編んでいきます。竹細工は材料の竹を選別するところから始まっているのです。





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背負いかごに取っ手をつけました。

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先日、お客様のご要望で背負いかごに手を付けました。背負いかごは名前の通り、かごに手編みベルトをつけて背負えるように作ってあり、背負うことで両手が空くことから仕事の能率が上がり、また傾斜地や足元の不安定な場所での作業でも、両手を使って安全に進めることができます。


背負うためのベルト以外にも手で持てる取っ手もついてあり、かごを持ちやすいようには作ってありますが、両手持つ必要があり、こうして取っ手をつけることによって、荷物を入れたまま片手で持てるようになりました。


このかごにこうして取っ手がつけられるのも、頑丈な力竹が底から口の部分までしっかりと補強して、縁の部分が抜けないようになっている頑丈な作りだからこそです。


用途によっては荷物を入れる時に取っ手が邪魔になることもあると思いますが、実際つけて持ってみると、ビニールの持ち手がすごく持ちやすく、使い道が増えるように思います。インターネットのおかげでたくさんのお客様と繋がり、いろいろの声をもらえるおかげで、こうして気づかされることはたくさんあるのです。





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竹炭の選別

竹炭の選別


竹炭と言っても炭窯の種類や燃焼温度などで、固さや性質が変わり、700度以上で焼かれた竹炭は酸化物質とより結合しやすくなり、住宅の建材、床下の薬剤処理木材をはじめ、生活用品や家具、カーテンなどからも発生する揮発性の化学物質が要因とされるシックハウスに効果的とされています。


また400度くらいの比較的低温で焼かれた竹炭は、アンモニアのようなアルカリ性物質をよく吸着してくれ、湿気の多いときには、これを吸収し、乾燥してくると吸収した水分を放出して室内の湿度を調整する、調湿機能にも優れてるとされています。


竹虎でも高温で焼いた竹炭は固くて、不純物も少ないため飲料用やシックハウス用の竹炭として、低温で焼かれた炭は主に消臭や調湿用として使い分けています。その低温で焼かれた炭は炭窯から来た時は大きさもバラバラなので、大きさ別に選別して、バラ炭お達者クラブの竹炭とを分けています。


入社したての新入社員にしっかり竹虎の規格を覚えてもらい、真っ黒になりながら、製品として選別してもらっています。ただ竹炭を選別して重さを計り、袋詰めする作業ではなく、正確さは当然ながら、スピードを意識しながらやることが仕事を上達させ、いろんなことに気づけると思っています。


職人の仕事は同じことをしているようで、実は全く同じ仕事はありません。この仕事も一日中やっても一つ一つが全部違う竹炭で、彼の選別した竹炭がそのまま一つ一つ違うお客様のところに、製品として届けられます。真っ黒に汚れる仕事ですが、そんな意識を持ちながら、感謝して、喜んで、やりがいを持って取り組んで欲しいと思うのです。





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奥四万十博オープニングイベント

若手の竹虎竹職人


奥四万十博とは高知県高幡地域(須崎市、中土佐町、四万十町、梼原町、津野町)に広がる奥四万十エリアで開催される旅の観光キャンペーンです。4月10日から12月25日まで開催され、この地域に来てもらった人々に自然や旬の味覚、人情などに触れてもらって心癒され、リフレッシュしてもらおうというものです。


そのオープニングイベントがマルナカ須崎店の駐車場で開催され、竹虎もこの奥四万十博のサポーターになっていますし、日本唯一の虎斑竹を1人でも多くの県外のお客様に知っていただこうと、久しぶりにイベントに出店してきました。


出店には店長の他に竹虎本社工場にこの春採用となった新入社員と数年前に入っている若い職人の2人にも行ってもらいました。普段はお客様と話すことや接客をほとんどしない工場の職人に、お客様の前に立って、挨拶をしたり、接客をしたり、お金のやり取りをしたり、いろんなやり取りの中で買っていただける喜びや、感謝の気持ち、また物作りをする上で何か気づきがあればと思ったからです。


普段はあまり目にすることのない店舗の商品を前に、興味や疑問がたくさん湧いたようですし、何よりも、疲れたけど楽しかったと聞いて、来てもらってよかったと感じたことでした。また一つ違いの若い2人の職人が仲良く、協力し合いながらやってくれたことが、すごく安心もし、嬉しくもあり、自分の中でも大きな成果となりました。


まだまだ若い2人ですが、竹虎の社員として誇りを持って、やりがいを探しながら、素直に一所懸命に取り組んでくれています。この2人の後姿を見ながら、縁あって竹虎の社員となってくれた2人のこれからの大切な人生と生活を預かっているという責任の重さを改めて感じたイベントとなりました。





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リーマー

リーマー


竹皮男下駄竹皮右近下駄などの竹皮草履を貼った下駄は下駄屋さんに作ってもらった桐下駄の台に、その大きさに合わせて編んだ竹皮草履を貼り付け、鼻緒をすげた商品です。竹皮を編んだ草履を貼っている分、一般的な下駄に比べて、クッション性もよく、また足の形に馴染んでいくために大変履きやすいとのお声を頂くことの多い下駄です。


竹皮を貼った下駄に鼻緒をすげるのですが、竹皮を編んだ草履部分は大きなきりを差し込んで編み目を広げてから鼻緒を差し込みますが、桐下駄の台に鼻緒を通す際に穴が小さくて鼻緒が通りにくい時にリーマーという道具を使って桐下駄の台の穴を広げています。


リーマとは、あらかじめドリルなどによってあけられた下穴を、要求される精度で所定の寸法、形状、そして良好な仕上げ面に加工するために用いられる切削工具と言われ、主に工業製品の仕上げ加工に使用されることが多いようです。


円錐形の金属に複数の切刃を持つ形状で、桐下駄の穴を広げるために回転させながら、少しだけ穴の大きさを広げるのです。あまり緩くなっても鼻緒が動いたり、緩んだりする恐れがあるので、広げすぎに注意しながら加工します。そして一足一足丁寧にすげてから、お客様のもとにお届けしているのです。





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左右の高さの違うスリッパ

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竹虎の竹皮スリッパはたけのこの皮で編んだ草履にEVAスポンジを貼り付けたものですが、EVAスポンジの厚さを変えたものがあり、スポンジの厚い物を厚底、薄い物を薄底として販売しています。


厚底のものはスポンジが厚い分、クッション性も高く、主に屋外で履いていただく用としてお勧めしています。薄底はスポンジが薄い分、クッション性は劣りますが、何もついていいない草履に近い履き心地で、地面や床の感触を感じれたり、足に貼りついてくる感もあり、フローリングなどで履いていただくのに最適だと思います。


スポンジを貼っていますが、濡れた大理石などのつるつるした所では滑りやすい場合もあります。そういう場所では気をつけて履いていただきたいのですが、滑りにくいスポンジにすると、ゴムがすごく固く、また重くなってしまって、今の優しく軽い履き心地が出せないために、この2種類のスポンジがこの草履には最適だと思っています。


たまにスポンジの厚さや左右の高さを変えられないかとのお声を頂くことがあります。スポンジはこの2種類しかないので、変えようがないのですが、左右の高さを変えて欲しいというお客様には、こういった貼り方でスポンジを2枚貼りあわせ、片方のスリッパの高さを変えることがあります。


専用のスポンジではないので、見た目はよくありませんが、足が不自由であったり、いろいろな理由で歩きにくかった方に微妙に高さを変えることで、少しでも歩きやすくなり、このスリッパの最高の履き心地を楽しんでいただけるなら、こんなに嬉しいことはないのです。





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検品作業

検品作業


竹を割ったり、剥いだり、また籠を編んだりしているところを見学されたお客様にはよく、「手にバラが刺さりませんか?」と聞かれます。少し竹という素材のことをご存知の方は、竹を割ったりすると竹の繊維質が飛び出し、バラのようになることを知っているので、それが刺さるのではないかと心配をして下さります。


さすがに刃物で手を切ることはほとんどないのですが、割った竹の角で手を切ることや、バラがささることはよくあることです。バラが刺さるからと言って手袋をはめて作業をすると、微妙な竹の厚みや個体によっての竹の特性などが分かりににくいため、一般的には手袋などははめずに割り剥ぎをしています。


そうして竹を割り剥ぎしたヒゴで籠を編んでいると、ヒゴ同士がこすれあったり、無理がかかって、竹の身の部分の繊維が剥がれてしまうことがあります。作った職人ができあがった籠のバリなどを、できるだけ作業場で取り除くのですが、お客様にお送りする前の検品作業でもそうした飛び出した竹のバリのようなものを丁寧に一つづつ切り取ったりしています。


これは籠の縁の籐巻きの際に出た籐のバリを切り取っています。刺さるとか、手を切るとかという危険があるものではないのですが、触った時の違和感や、見た目の綺麗さのための仕上げです。


自然素材であるために一つ一つの商品には多少の違いは出てきます。サイズはもちろん、割れが無いかや、ゆがみが無いかなどを見ると同時にこのような作業をして、少しでも綺麗な商品をお届けできるように心がけているのです。





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虎竹の葉茶摘み

虎竹の葉茶摘み


虎竹茶の在庫が無くなり、今期の虎竹の伐採に合わせて、虎竹の葉を集めることになりました。以前は虎竹を伐採し、枝を払ってしばらく置き、少し枯れて葉っぱが落ちやすくなったころに虎竹の葉を集めていましたが、今回は青々とした葉のほうが、香りがよいということで伐採後すぐの青々とした葉っぱを集めることになりました。


青々とした葉を集め、その青々とした葉のまま製茶工場に持ち込んで製茶するスケジュールのために、持ち込む日に合わせて虎竹の葉を集める段取りとなりました。山に入る少し前に合わせて虎竹を伐採し、1週間ほどの短い期間に社員総出で山に入っての虎竹の葉摘みとなりました。


以前は葉っぱを少しだけ枯らせてから取りに行っていたので、革の手袋をはめて、竹の枝から葉っぱをしごき取る方法でそこそこ綺麗に葉が落ちていたのですが、生々しい葉っぱは簡単には取れません。剪定鋏で一つずつ葉っぱを取る方法が手間はかかりますが、それでも一番良い方法ということになり、丁寧に葉を摘んでいきました。


手間がかかる分、虎竹の葉は思うように集まりませんでしたが、それでもこの寒い時期に1週間毎日みんなが虎竹の山に一日中入って黙々と竹の葉を集めてくれたおかげで、必要十分な虎竹の葉が集まったように思います。冬の山に一日中いるということは実際にいたことのない人には分からないしんどさがあります。


今回自分は竹の伐採にほんの少し関わっただけで、竹の葉集めにはほとんど行けていません。毎日山から集めてきた虎竹の葉が少しずつ工場に集められ、増えていくのを見ながら、改めて助けてもらっている有り難さや、心強さを感じ、山に入った社員が作ってくれた虎竹茶を早く飲みたいと感じた竹の葉集めとなりました。





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大雪が降りました。

巻き竹


日本列島に数十年に一度の大寒波がやってくると数日前から言われ、特に普段雪のあまり降らない西日本は要注意と言われていましたが、予想通りの大雪となりました。前日の昼間から雪がちらほら舞い、気温が明らかに下がっているのが分かりました。


夕方から本格的に降り始め、7時過ぎには道も真っ白になっていました。その日は須崎市内で送別会があり、その会に出席していましたが、小さい山をひと山越える虎竹の里行きにはタクシーも行ってくれないという話になり、8時過ぎに嫌がるタクシーの運転手さんにお願いをして、やっとのことで帰ってくるほどでした。


それほどすごい雪だったので、朝はすごいことになっているかもしれないと心配していたのですが、夜のうちに雪もやんだようで、何とか会社までは来れました。とはいえ数年ぶりの大雪で道にもこんなに雪が積もっていて、出勤して来てくれる社員さんがどれくらいいるだろうと心配をしていました。


しかし、休みますという連絡は一件だけで、雪でスリップしたり、通れない道を引き返したり、雪での渋滞で遅れてきた社員はいましたが、ほとんどが無理をしながらも出社してきてくれました。かなり怖かったようですが、事故などもなく、ホッと安心した、また改めて社員さんの有り難さのわかった大雪の朝となりました。





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巻き竹

巻き竹


庭に間仕切りや目隠しととして置く虎竹玉袖垣ような袖垣の骨組みは直径が大きく、強度のある孟宗竹で組んでいます。曲がりの部分は熱を入れて曲げているのではなく、内側に細かく数か所に三角の切込みをいれて切り取り、曲げています。そして柱に穴を開け、切り込みを入れた横竹を差し込んで、竹釘で固定して骨組みを作ります。


そうして組んだ骨組みに格子用の竹で格子を組み、交差した部分を2日ほど水に浸けて柔らかくした四万十カズラで結んでいきます。四万十カズラも太さがいろいろあるため、太くて結びにくいカズラは手で半分に裂いて細くして結んでいます。


格子を組んだら、骨組みとして組んだ孟宗竹に巻竹と呼ばれる細く割った虎竹を巻きつけていきます。青い孟宗竹の骨組みに油抜きをした綺麗な虎竹を巻きつけることで、装飾の意味合いと同時に強度も強くなり、長持ちに繋がっています。


巻竹は丸い竹を幅2cmほどに荒割りしますが、竹は縦の繊維に沿って割れるため、真っ直ぐには割れず、波打ってしまうことがよくあります。その際に隣同士が綺麗にくっつように、順番に番号をふって割っておき、順番通りに並べて貼っていくのです。


山から取ってきた竹をカットし、油抜きをして、荒割りした後はこのような鉤で裏の節を竹の裏のアールに沿って削りだします。そして最後には貼り付ける物によって枚数を変えながら手割りをしていきます。袖垣の柱を巻く巻竹一つをとっても、たくさんの工程や工夫があり、その作業があってこそ、綺麗に出来上がっているのです。





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