虎竹の葉茶摘み

虎竹の葉茶摘み


虎竹茶の在庫が無くなり、今期の虎竹の伐採に合わせて、虎竹の葉を集めることになりました。以前は虎竹を伐採し、枝を払ってしばらく置き、少し枯れて葉っぱが落ちやすくなったころに虎竹の葉を集めていましたが、今回は青々とした葉のほうが、香りがよいということで伐採後すぐの青々とした葉っぱを集めることになりました。


青々とした葉を集め、その青々とした葉のまま製茶工場に持ち込んで製茶するスケジュールのために、持ち込む日に合わせて虎竹の葉を集める段取りとなりました。山に入る少し前に合わせて虎竹を伐採し、1週間ほどの短い期間に社員総出で山に入っての虎竹の葉摘みとなりました。


以前は葉っぱを少しだけ枯らせてから取りに行っていたので、革の手袋をはめて、竹の枝から葉っぱをしごき取る方法でそこそこ綺麗に葉が落ちていたのですが、生々しい葉っぱは簡単には取れません。剪定鋏で一つずつ葉っぱを取る方法が手間はかかりますが、それでも一番良い方法ということになり、丁寧に葉を摘んでいきました。


手間がかかる分、虎竹の葉は思うように集まりませんでしたが、それでもこの寒い時期に1週間毎日みんなが虎竹の山に一日中入って黙々と竹の葉を集めてくれたおかげで、必要十分な虎竹の葉が集まったように思います。冬の山に一日中いるということは実際にいたことのない人には分からないしんどさがあります。


今回自分は竹の伐採にほんの少し関わっただけで、竹の葉集めにはほとんど行けていません。毎日山から集めてきた虎竹の葉が少しずつ工場に集められ、増えていくのを見ながら、改めて助けてもらっている有り難さや、心強さを感じ、山に入った社員が作ってくれた虎竹茶を早く飲みたいと感じた竹の葉集めとなりました。