インターンシップ

インターンシップの学生さん


竹虎では毎年、お盆明けに大学生や専門学校生を対象に職場体験のインターンシップを行っています。今年も8人の学生が本社工場や店舗配送の現場で1週間、職場体験をしてもらい、その現場作業のホームページを次の1週間で製作するというプログラムで行っています。


自分が担当するのは本社での1週間です。まずは朝礼に参加してもらい、大きな声を出してのあいさつの練習や、毎日読む職場の教養という本の感想を自分の言葉で人前でしゃべってもらうという体験から始めます。


自分の意見や考えを人前でしゃべるということはなかなか難しいことではありますが、お客様の前で自分で考え、判断し、わかりやすくしゃべるということは社会に出ると当然必要になってくることですので、毎朝の朝礼では全員でその練習をして、少しでも成長できるようにと考えています。


学生さんもうまくしゃべれる人とそうでない人がいますが、誰にでも今日からやろうと思えばできることが、大きな声を出してのあいさつです。竹虎に来られる学生さんは皆さん意識が高く、進んでできる人が多いのですが、中にはできない人もいて、その学生さんに少しでも声を出してもらおうと毎朝声掛けをさせてもらっていました。


インターンシップという職場体験に参加しようとしてくれたことがすでに素晴らしいことではあると思うのですが、ほんの2週間の竹虎での職場体験で少しでも成長した姿を見られるのは本当に嬉しい事でもあるからです。本社研修の最終日にはまだまだではありますが、初日よりも大きな声であいさつもでき、感想も言えたのが嬉しかったです。


毎日のいろいろな体験の中で、少しずつではありますが、気づきや発見があったようで、学生さん達の毎日の日報を読むのが楽しみな1週間でしたし、またその声や姿勢に気づかされたことも多い1週間となりました。


若い職人とインターンシップ生


何より嬉しかったのは、最終日に最後の日報を書いてもらっている時に、工場での作業で担当していた職人2人がやってきて、最後のあいさつをしてくれたことでした。日頃お客様などに接する機会も少なく、誰かに教えたり説明したりすることもほとんどない2人も一緒に勉強してもらおうと思って担当してもらっていました。


自分たちで進んでやってきて、学生さんを前にうまく教えられなかったかもしれなかったけれど、ありがとうございましたと話してくれた時には本当に嬉しかった。自分が言うのは偉そうではありますが、一番成長できたのはこの職人2人かもしれないなと、感じたインターンシップの本社研修となったのです。