ベルトサンダー

若い竹職人


ベルトサンダーはキャタピラーのようにつながれたサンドペーパーを回すことで研磨を行う機械ですが、竹虎では主に竹皮スリッパの底部分のEVAスポンジの研磨やの研磨、また縁台や黒竹すのこに使う黒竹のカット部分の面取りなどに使用しています。


その他にもいろんなものの切断面や割り面を綺麗に研磨したり、角い角を丸く整えたりと竹虎工場内にある機械の中では無くては困る非常に大事な役割をしてくれている機械です。


でも機械と言っても、電動のこぎりのようにそれを使えば綺麗に早く切れるというような簡単なものではなく、ベルトサンダーは結局それを使う人の技量が重要です。ベルトに竹を押し付けて削っても、少しの力の入れようで削りすぎたり、歪んでしまったりしてしまいます。


少し前から若い職人に箸を削ってもらっています。荒めのサンドペ―パーと細かいサンドペーパーを使い分けながら、100膳なら100膳を同じ規格で、できるだけ綺麗に、出来るだけ早く作るためにどうすればいいのか、試行錯誤の毎日です。