濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

虎竹の山出し

山出し
山の新緑が美しくすっかり春です。虎竹の里では今年の冬も山出しの作業が行われたぞね。寅子はこの冬、山のお仕事の撮影をさせていただきました。今日はその時の様子をご紹介させてください♪


寅子は虎竹の竹林に行ったことはありました。しかしその日の虎竹の山出しの現場は寅子が行ったことのある場所からさらに上に登ったところ。


「ふう~、、、まだ登るがですか~?(^^;)」


息を切らしてそんな会話をしながら、急な山道を登っていくと山の職人さんがたった一人で作業していました。動きのひとつひとつが確実な、そして慣れた貫録をにじませながら山の職人さんは竹を束ね、運搬機にのせ「ガタゴトガタゴト~」と竹のこすれあう音を響かせながら虎竹を山の中から運び出していきます。


山出し


この竹の束を寅子も試しに持たせてもらいましたが、ひえ~(;'∀')こじゃんと驚きました。。。重すぎて肩がつぶれてしまうー?!?!体力には自信のある寅子でしたが、とても一人では持てる重さではありません。


一歩道を外れると両脇は過酷な斜面です。竹が大量に積まれた運搬機を、後ろ向きで動かしながら山を下る職人さん。そして軽々と竹を担ぎ、運搬機から竹を降ろしていきます。運搬機に乗る竹の束は限られています。虎竹を切り、枝を払い、運搬機で山から運び出すというとても大変な作業を何回も何回も繰り返して虎竹は山から運び出されるのです。


すごい、、、そんな言葉では片づけられないほど本当に骨の折れるお仕事です。そんな山の職人さんのお仕事があってこその虎竹製品。これからも大切に、そしてもっと多くの人にも竹の仕事や竹製品に興味をもってほしいと思った寅子でした。