濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

季節の特集をみてみとうせ~♪

季節の特集


竹虎のホームページの季節の特集のコーナーをのぞいたことはありますか?このページでは季節や行事に合わせて竹虎のおすすめ商品や使い方を紹介しています(^^)/今、ページどんどんをリニューアルしているぞね♪


最近新しくできたページは家飲み特集のページ!お外でお酒を楽しむ機会が少なくなった代わりにお家でお酒を楽しむ人も増えたのでは・・・?人目を気にせずリラックスして楽しめるのは宅飲みならではですよね♪家のみ特集のページでは竹虎だから紹介できる、こだわりの竹アイテムを紹介してるぞね


山出し


寅子のおすすめは竹のグラス♪焼酎が好きな寅子のお父さんが「竹のいいにおいがするぜよ~」といってお酒を楽しんでいるぞね!竹の繊維の模様がきれいで、しかも刻印もできるので、お友達や家族へのプレゼントにも最適です!


そうそう、家飲みのいいところは・・・眠たくなったらベッドにダイブできるところ!竹虎では快眠グッズもご紹介しているのでチェックしてみとうせ~(*^^*)枕の選び方の動画もあるがよ♪




季節の特集のコーナーをのぞいてみて、みなさまの竹ライフにお役立てくださいね♪

ウクレレに虎竹の模様!?美しい楽器と音色に感動!

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高知県在住のミュージシャン、西口龍さんは日本唯一の虎斑竹を使ったウクレレをお持ちで、先日「今近くにいる」と竹虎四代目に連絡があったようながです。「虎竹のウクレレを見にいくぜよ!」ということで、寅子は写真係りを名目に、ここぞとばかりに付いて行きましたぞね。竹虎にはいろんな商品があるけんど、楽器は無かったような。虎竹のウクレレってどんなやろう。


西口さんは笑顔が素敵で話方がまっこと優しい。人柄だけでファンになりますぞね。さっそく虎竹ウクレレも見せくれました。あっ!真ん中のサウンドホールの周りに見えるのは虎竹。ああっ!先端の弦を止めるヘッドのころにも虎竹が!!なるほど、虎竹を装飾に使っちゅうがやね。虎竹ってこう見ると宝石みたいに綺麗ちや~。籠やザルの実用品の時とはまた違って見えます。


後で調べるとサウンドホールの装飾はセンスが光るポイントなのだそう。「虎竹があるのとないのとでは全然違います」と西口さんも言ってくれていました。やっぱりお気に入りの一台やと気分も変わるがかな♪虎竹が絶妙に配置された虎竹ウクレレは、何だかオリエンタルでエキゾチックちや(^^)


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特別に生演奏で一曲弾いてくれました。ハワイアンなゆったり~とした曲かと思ったら、ラテンの音楽ルンバ!かわいらしい大きさのウクレレからこんなに力強い音が奏でられるとは、写真を撮るのも忘れそうでした。演奏は勢いを失わないままフィニッシュ!思わずカメラをおいて「ブラボー!」ちや。虎竹の細工が施されたウクレレがあるなんて感動、素晴らしい演奏に感動。TUTAYAでウクレレのCDを借りるくらい感動しましたぞね!

淡竹(はちく)と出会った伊野町紙の博物館

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突然ですが!!高知と言えば?


カツオ、坂本龍馬、ゆず...虎斑竹!ふむふむ、これはみんな思い浮かびますぞね(^^)けんど高知にはまだまだ特産がありますき!!その一つが土佐和紙。清らかな水が豊富で手漉き和紙が盛んやったがです。竹虎の虎竹和紙渋引団扇一閑張買い物かごにも土佐和紙や和紙職人さんの技術が使われちゅうがですよ。


「水質が最も良好な河川」(国土交通省 平成27年の水質調査結果より)に選ばれた仁淀川流域のいの町は紙どころで、紙の博物館があるがです。紙の歴史を紹介したり和紙づくりに使う道具が展示されちょります。


寅子も大好きでこの間も行ってきました。じっくり見学しよると職員の方が「紙を漉く簀(す)には淡竹が使われるんですよ」って教えてくれたがです。ええ!淡竹!?何を隠そう虎竹も淡竹。淡竹という響きには敏感になっちょります。けんど、よく耳にするのは孟宗竹や真竹やき「淡竹じゃなくちゃダメ!」なんて言われると何だか嬉しいちや~。


後日この話を竹虎四代目にすると、淡竹はしなりと粘りがあって、細く裂くのに適した竹ながやって。お抹茶をたてる茶せんも淡竹でつくると話してくれました。確かに簀も直径2mmくらいのこじゃんと細い竹ひごやったちや。まっこと勉強になりました!


そうそう、紙の博物館では紙漉き体験もできるがです。夏休みに来たらお子さんも喜ぶこと間違いなし♪そ・れ・と、製造工程の展示で、原料の楮(こうぞ)を乾燥させる竹組みに虎竹が使われちょります!紙の博物館に遊びに来た際には紙の事をたっぷり学びながら、虎竹も見つけてみとうせ~(^0^)/

竹と笹の違いは何だろう?

竹と笹の違いは何だろう?


少し遠くにお出かけしていた時でした。通り道にあった道の駅へ寄り道したんです。この道の駅では、生姜やフキ、イタドリの天ぷらなど高知の特産品や加工品が色々♪置いてありました。


「芋けんぴもある♪」


サツマイモを短冊状に切って揚げた甘いお菓子の芋けんぴも発見!寅子は高知の人間ですが、道の駅やお土産屋さんに行くといつもワクワク♪してしまいます。試食できるものをちょこちょこっといただくのは楽しみの一つ!


丁度、地元のお茶を販売しているコーナーへ行くと、シソ茶やハブ茶など色んなお茶があったのですが...


「あ、笹の葉や!」


なんと!熊笹茶を発見したんです。透明の袋に、乾燥させた笹の葉がそのまま入っていました。虎竹茶は普段から飲んでいるのですが、笹茶!というのは初めてみたので気になって買ってみることにしました。


お家に帰ると、笹茶をさっそくお湯と一緒に急須へ入れていきます。竹茶に近い、緑茶のような色が出て来たので飲みました!ズズズ...


「竹茶とは違う味わい!」


香りも、味もほんのり甘い感じがしました。笹茶もまた、美味しい♪普段から竹茶を良く飲んでいる寅子ですが、竹茶の方がさっぱりしているな!と思ったのです。もちろん!笹茶の後に虎竹茶も飲みたくなって入れたのですが...。


「そういえば、竹と笹ってどう違うんだろう?」


お茶を飲み終えると寅子の頭の中でふと疑問が浮かびました。以前、竹虎四代目ブログにも色々と紹介されていたな!竹茶を何度かお代わりしながら、調べて見ますと...


一つ目の特徴は、竹は背が高く、笹は背が低いそうです。二つ目の特徴として、竹は成長していく中で竹皮が全て無くなり、笹は一生竹皮が付いたままだそうです。でも実際には、背が低い竹もあれば背の高い笹もあり、竹皮の付いた竹もあれば竹皮が全て落ちてしまう笹もあるそう...。違いを定義することは案外難しい!ようでした!


竹と笹って似ているようで少し違う!?竹について、まだまだ知らないことだらけ!お茶を通して気になったことを学んだ一日だったのです。




『小豆島の光』へ行ってきました!

小豆島の光


待ちに待ったゴールデンウィークです。「せっかく頂いたお休みを有意義に過ごさねば!」と言うことで、竹虎web担当組で香川県小豆島町へ行ってきました。小豆島は映画「八日目の蝉」や「魔女の宅急便」のロケ地でもあり、今話題の観光スポットです。そんな中で私たちが向かったのは、日本の棚田百選のひとつ、中山千枚田でも有名な小豆島町中山地区。そこには竹虎スタッフとして、一度見ておきたい竹のアート作品があります。今旅行の目的は巨大な竹ドーム...昨年の瀬戸内国際芸術祭をにぎわせた、ワン・ウェンチー(王文志)氏制作「小豆島の光」です!


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地元産の竹、約5000本で編み上げたという大きな竹の家、小豆島の光。残念ながら老朽化が懸念されるということで、今回はドーム内へ入ることが出来ませんでしたが、その迫力は外から見るだけでも圧巻もの!棚田の緑と青空の下、ゆるやかに伸びる竹ドーム...景色丸ごとが、居るだけで胸が清々しくなる空間です。「凄い!永住したい!」なんて言葉が、思わず口をついてでます。暑い日差しも、すべっとした竹表皮や竹編みの陰を見ているだけで涼しげな気分に。まさに竹林効果です。


そうそう!不思議だったのは、この独特のデザイン。皆様一体なんの形に見えますか?私にはマルッとした屋根や伸びた通路が、ゾウの顔にも見えますし、アジアや中東(?)にある宮殿にも見えました。


ああ、でもドーム内に入れなかったのが本当に残念で仕方ありません...。小豆島の光は壁も屋根も、もちろん床も竹製。つまり中に入るだけで、いつでも青竹踏み状態なんです(笑)旅行で歩き疲れの足に、この竹床は絶対エイなぁ~!!なんて。ホームシックならぬ青竹踏みシックになりながらの、楽しい小豆島旅行を仲間と過ごしました(^^)

実は身近にあった竹製品

竹ざる


竹虎に入社して一番変わったこと、それは竹製品に反応するようになったことだと思います。


入社する前、私が思いつく竹製品はほとんどありませんでした。「これ竹でできている!」なんて考えたこともありませんでしたし、竹虎四代目に思いつく竹製品を聞かれても「小学校でマスト登りしたなぁ」ぐらいしか思い浮かばず、私の周りに竹製品自体が無かったのだと思っていました。


しかし、よく見てみると竹製品っていろんなところにあふれているんですよね。飲食店の装飾にもよく使われていますし、箸立てや箸置きがそのままの竹だったり、割り箸も最近は竹割り箸が増えているように思います。


あとテレビの中にも。朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の中では竹ざる竹かご、竹かごバッグが溢れていますし、お肉は竹皮に包まれています。鉄の代わりに竹を使う「鉄筋コンクリート」ならぬ、「竹筋コンクリート」が出ていたことも。


大河ドラマ「軍師官兵衛」の中にも竹の魚籠が出ていましたし、竹虎に入っていなかったらこんな風にドラマの内容よりも竹製品に注目してしまうなんてこと無かったと思います。


4年前の春、祖母や両親と山菜採りに行ったときのことですが、とったばかりの山菜を茹でる祖母が使っていたものは、年季の入った大きな竹ざるでした。自分の周りに竹製品が無かったのではなくて、気づかなかっただけなんだなぁとその時初めて気づきました。それから竹製品を見つけるのがさらに楽しくなっています。みなさんもぜひ、実は身近にある竹製品を探してみて下さい♪

ミリオンバンブーの秘密

皆様はミリオンバンブーをご存知でしょうか? ミラクルバンブーと言えば我らが虎斑竹ですが、ミリオンバンブーは観葉植物の一種。お家で手軽に育てられ、竹と名がつくだけあって一年中青々してくて縁起も良いことから贈り物にも喜ばれるそうです。


日頃パソコンにかじりついている私は、目薬が手放せないドライアイ...そのため目に優しい緑を机に飾ろうと花屋さんに出かけ、偶然出会ったのがミリオンバンブーでした。鉢のプレートには


「ミリオンバンブー(富貴竹・万年竹)。生命力が強く幸運の竹と呼ばれています。寒さには弱いので温度は10度以上を保ってあげて下さい。」


との表記が。竹は南方系の植物だと聞いた事がありますが、やっぱり竹は寒いのは苦手なんだなぁ~、と親近感を覚えながらしげしげと眺めていると、奥から店員さんがやってきます。水やりや肥料の与え方など色んな話をきいていると、店員さんの口から意外な一言が!


「竹そっくりですが、実のところミリオンバンブーは本当の竹じゃないんですよ(^^)」


...え、竹じゃない?だって名前にも説明にも竹って書いてあるのに??ぽかーんと呆気にとられつつも、慌ててネットでミリオンバンブーを検索。なんとミリオンバンブーはドラセナ・サンデリアーナという竹とはまったく無縁の植物だそうです。節があり姿形が似てること、縁起の良さをあやかろうとしたことで今の名前がついたんだそう。ミリオンバンブーのことをずっと竹だと信じきっていただけに、竹虎スタッフの私としてはちょっぴり恥ずかしい勘違いでした。実はつい先日も真竹(まだけ)と孟宗竹(もうそうだけ)の見分けがつかなくて、竹虎四代目に教えて頂いたばかり...。


「ミリオンバンブーは竹ではないこと。」
「竹の節部分が2重になっているのが真竹で、1重なのは孟宗竹。」
「筍から成長した後、皮が自然に剥がれ落ちるものが竹で、反対にいつもまでも皮が残ってるのが笹。」


などなど身近なようで、奥がとても深い竹の世界。竹虎で働きだしてからは、そんな竹の世界に毎日驚かされっぱなしなのです。