濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

ふくらはぎが軽々♪足半草履

足半草履


体の中でも足...特にふくらはぎは一番むくみやすい場所らしいです。心臓から最も遠い場所にいる足は、重力に逆らって血液を心臓まで運ぼうとするため、腕や顔よりも筋肉とリンパ腺が倍働くことになり、疲れ・むくみに繋がっていくそうな...。私自身、座り仕事のためか前々から悩まされているのが、足のむくみです。2~3時間じっとしているだけで、足がズンと重たくなってきます。


むくみ解消の秘訣は正しく歩くこと!私の歩き方は、膝から下で歩く「膝歩行」。猫背になりがちな膝歩行は、体の歪みと一緒に血液の循環まで悪くしてしまい、足がどんどんむくんでしまいます。反対にむくみ知らずのモデルさんは皆様「股関節歩行」です。膝をピンと伸ばして股関節から歩くことで、姿勢がのびる。更に膝歩行では使わないお尻や太ももの筋肉や関節が鍛えられて、代謝まで良くなるようです!


でも、何十年と続けた歩き方は簡単に治らん~!!


という訳で、モデルさん一押しと噂の足半草履を購入です。足半草履はもともと昔の飛脚や足軽が履いていたんだそう。鼻緒を掴んでつま先歩行、踵が地面につかないよう膝を曲げずに大股歩き...大忙しの飛脚も足軽も、自然と正しい歩行が出来、疲れにくい足半草履の愛用者だったのです。いざ私も試してみると...


おぉ、これは凄い!草履の編み終わりがちょうど土踏まずにくるので、その痛気持ち良さにまずビックリです。そしてその刺激に押さえ上げられるように、ふくらはぎの筋も思わずスっと伸ばしてしまいます。歩いても膝を曲げてしまうことがありません!足裏にグイグイ来る刺激に慣れるまでは、刺激を分散させようといつもより早歩きになってしまいますが(笑)、何よりふくらはぎが軽いのは、とっても楽~!!歩き方ひとつ変えるだけで、むくみ方が全然違うなんて...。むくみ太りにサヨナラを言うべく、今年の私は素足の季節を足半草履で過ごします~!

蒸篭で蒸し寿司

蒸篭で蒸し寿司


きっかけはお客様からの一通のお問い合わせでした。


「蒸し寿司が作りたいのでせいろがほしい」


せいろで蒸し寿司...それは間違いなく美味しそう!ということで私も作ってみました!作り方は簡単、杉蒸篭に酢飯を詰めて(キッチンペーパーを敷いてから詰めると食べたあとのお手入れが簡単になります)お好みの具を乗せます。今回は卵、カニかま、ベビーホタテ、春菊を乗せてみました。あとは蒸すだけ。


出来上がりは写真のとおりです!せいろのまま食卓に出していいですし、見栄えもとってもいいかんじではないですか?もちろん味も♪酢飯には馬路村のゆずが入ったすし酢を使ったので、せいろの中全体に柚子のいい香りが広がってさらに美味しさが倍増していました。杉蒸篭のサイズは大きめの直径18センチと小振りな15センチがありますが使った杉蒸篭は小振りな15センチの方、私にはちょうどおなかいっぱいになるサイズでした。


今回せいろで蒸し寿司を作っていておもったのですが、せいろってお弁当箱代わりになりそうな気が...。ちょっと通気性が良すぎるかんじはしますが、キッチンペーパーを敷けばこぼれる心配もありませんし。問題は普通のお弁当箱より大きいことですが、職場にコンロとお鍋さえあればお昼にあったかいごはんが楽しめそうな気がします。まだまだセイロの使い道は広がりそうです。

たかがお箸ではないですよ!家族が使う虎竹箸

虎竹箸


皆さんのご自宅でも、きっとお箸は自分だけの専用のお箸があると思います。もちろん、私にも専用のお箸があります。しかし、他のお箸と違うのは、なんと!!自分の名前を刻印しています!!私がお箸をもつきっかけになったのは、社長より虎竹女箸に名前を入れたお箸を頂きました。そのお箸を見た子供が


「それいいな~。欲しい。」


というので、子供の誕生日も近いということもあり、虎竹削り箸(子供用)にそれそれ名前を刻印してもらいました。そうすると、主人の分だけ無いことに気が付き、どうせなら家族みんなで虎竹箸を使おうと思い、虎竹男箸にも刻印して頂きました。その夜、早速みんなに渡したところ、子供は大喜び。自分だけの、そして一つだけのお箸。毎晩、名前を見ながら


「これが自分の。」


という風にパズルを組み合わせるかのようにお箸を並べています。職人さんが一本一本手で丁寧に細く削ってくれているお陰で、小さい物までよく掴めて本当に使いやすいお箸です。実は、お恥ずかしい話ですが、このお箸に出会うまでは我が家ではお手軽な100円均一ショップのお箸を使用していました。自分の中で正直


「ダメになればすぐ買い換えれるし、どうせ100円ショップだし。」


と、言う思いでしたが虎竹箸は違いました。使いやすさ、手に馴染む感じがよく、しかも、同じ模様がなく、刻印すると世界でたった一膳しかないお箸になるからです。子供にとっては自慢のお箸なのかもしれません。


虎竹削り箸と虎竹男箸、虎竹女箸の違いは、材料は同じ虎竹ですが、塗装が違います、虎竹削り箸はウレタン塗装、虎竹男箸、虎竹女箸は拭き漆仕上げです。私はどちらかと言うとお値段的に高価な物になりますが拭き漆仕上げが好きです。それは、長い間使っているとウレタン塗装が剥がれてしまい、まだらになってしまいます、せっかくのお箸が残念な事になってしまいます。その反対に拭き漆仕上げは漆が染み込んでいるからなのかまだらになることはありません。


たくさん物が溢れている世の中だからこそ「物を大切にする」という気持ちを私自身このお箸を通じて実感しました。たかがお箸ではないですよ!!大切に長く使えば何年でも使えます。そして、愛着がわいてきます。

桜の開花より早く

ピクニックバスケット


3月といえばコレ!と思い浮かぶものは何ですか?雛祭り、ホワイトデー、卒業でしょうか?


今のところ高知県は桜の開花予想が全国で一番早いようです。そんなわけで土佐の高知の3月いいましたらお花見をはじめ「おきゃく」と言われている宴会をすぐイメージしてしまうのが流石というか悲しいというか(笑)。


そんな楽しいイベントに先駆け、竹製品大好きな私はとうとう素敵アイテムを手に入れたのです!それは職人さんが一つ一つ手作りしたピクニックバスケット。サイズも4種類あってどれが最適か迷いますが昔から大は小を兼ねるといいますので一番大きな「大サイズ」を選びました。定番のおにぎりは竹皮で包みます。白い竹に茶色い皮が映えて素敵だろうな~と思ったのも束の間、意外に場所を取り用意したおかずが入りません。仕方なく今回はおにぎりとおかずを分ける事にしました。


ピクニックバスケット


さあ、野菜や揚げ物、厚焼き玉子等、どんどん詰めていきますよ~。でもちょっと待った。自然素材の製品てお手入れ方法が気になりませんか?そこで出来るだけ素早く片付けられる裏技をご紹介します。それは食材を詰める前にサランラップやクッキングペーパーを敷く。たったこれだけなんです。裏技を使うと少しくらいの汁気は平気なところが嬉しいです。仕切りのないバスケットなので野菜やハランで区切りをつけていくと見た目も綺麗ですし野菜も沢山頂けます。


ただ一つ、問題点が。自然素材ゆえ通気性が抜群。...という事は食材の香りが嫌でも漂ってしまい早く食べたくて待ちきれなくなってしまう所が中々の困りもの。今度はサンドイッチを詰めた洋風弁当にしようかなと行楽シーズンが待ち遠しくてたまりません(^_^)